インターネット上で都市伝説とされている怪奇体験談の「きさらぎ駅」。
筆者は2019年2月末、「きさらぎ駅」のユーチューブ用漫画動画のご依頼をいただき、制作に入りました。
現在ユーチューブでは漫画動画作品が増えており、その一環で「きさらぎ駅」をネタに漫画を制作する流れになったのです。
ここで掲載している「きさらぎ駅」はユーチューブで見る漫画なので、紙芝居のように一枚物の漫画の流れで制作しています。
2ちゃんねるで書き込まれた本家本元の「きさらぎ駅」って、すごく怖い話ですよ~。
ここではきさらぎ駅のユーチューブ漫画動画用に制作した漫画を掲載しています。
漫画の後には、きさらぎ駅の内容や漫画制作裏話なども描いているので、ぜひ最後までご覧ください♪
ユーチューブ用漫画「きさらぎ駅」
きさらぎ駅とは?
きさらぎ駅はインターネット上で都市伝説と化している怪奇体験談です。
きさらぎ駅の話は2004年、2ちゃんねるのオカルト板という掲示板に、リアルタイムの書き込みとして登場しました。
書き込みをしたのははすみ(葉純)という女性。
はすみはひょんなことから不気味な電車に乗りこんで、きさらぎ駅という架空の駅にたどり着いてしまうのです。
新浜松駅からいつも乗っている遠州鉄道の電車に乗ったはすみ。
しかし電車はまったく停車する気配がありません。
不審に思ったはすみは実況形式で書き込めるスレッドに、自分の状況を書き込んでいきました。
書き込みは翌日未明までつづき、はすみとスレッド書き込み者とのやりとりが「きさらぎ駅」の内容となっています。
やがてはすみの乗った電車は、きさらぎ駅という謎の駅に停車しました。
外に出てみると、そこは見たこともない世界。
電車ははすみを置いて走り去ってしまいます。
はすみは謎の場所に取り残されて、周囲からは奇妙な音が聞こえてきます。
突然片足のない男が現れてきたりして、はすみは恐怖に襲われます。
携帯電話は繋がらず、仕方なく線路に沿って帰っていくことになりました。
はすみが「伊佐貫」というトンネルを抜けると、そこには親切そうな男がいました。
男ははすみを車に乗せて、近くのビジネスホテルまで送ってくれると言ってきます。
こうして真夜中、男と車に乗ったはすみ。
男は初め親切そうだったけどだんだん無口になり、やがて奇妙な独り言を言いだしたといいます。
この車の中で、はすみが書くスレッドへの投稿は止まりました。
その後のはすみの行方は誰も知りません。
~とまあ、ざっくりこのような物語が「きさらぎ駅」なのです。
きさらぎ駅は作り話?
筆者は「きさらぎ駅」の存在を、この漫画を描くまで知らなったのです。
でもきさらぎ駅を漫画にするために物語の流れを読んでいて、ゾッとする怖さを感じました。
きさらぎ駅の話は実話形式の創作だといわれています。
後日都市伝説系まとめサイトのコメント欄で、はすみと名乗る人物がコメントを残しています。
実ははすみは生きていて、無事生還していたという内容の投稿でした。
これ以降SNSやユーチューブなどで、きさらぎ駅に関する情報がひんぱんに現れるようになりました。
きさらぎ駅に関するこれら多くの投稿は作り話であることが判明しています。
きさらぎ駅と称する写真がツイッターで流されたこともありました。
しかし調べてみると、それはJR赤穗線西相生駅だったことが分かっています。
このようにネット上で登場した、作り話と思われるきさらぎ駅。
しかし創作であれ現実であれきさらぎ駅の怖さは変わらないと、筆者は強く感じたのです!
きさらぎ駅の話をもとに漫画を作る
ご依頼をいただいたユーチューブ用漫画「きさらぎ駅」は、元の話を基本にしつつ、部分的に創作を交えて漫画にしています。
きさらぎ駅の漫画の内容は、ご依頼いただいた編集の方と打ち合わせをしながら進めていきました。
きさらぎ駅の話は、はすみが謎の男の車に乗って山の中に入っていった所で途切れています。
なので車のなか以降の話は創作になります。
筆者はユーチューブ上で見れる漫画や、漫画を描いてる動画などを配信しているので、興味のあるかたはこちらのリンクから筆者のユーチューブページへどうぞ♪