アート要素の入った漫画創作を志向する表現者・マンガアート芸術家。
そんなマンガアート芸術家のフリーランスな日常を、絵日記漫画にして切り取るシリーズです。
マンガアート表現者が普段どんなことを考えているのか?
頭の中がのぞけるかもしれません。
外を歩いてる時に感じた不思議。本当にいるのか?
生まれた時からずっと持ち続けてきた常識。
「自分がいて、他人がいる」というこの常識。
これは本当なのだろうか?
テレビにもネット上にも、外にも、無限に人がいる。
彼らは本当に存在しているのか?
わからない。
他人が存在する証拠がどこにもないのだから。
人に話しかければ、彼らは反応してくれる。
反応はしてくれるが、彼らが実在するかどうかはわからない。
他人がいる風に意識が錯覚しているだけかもしれない。
自分が意識を向けたから、他人は自分の世界に現れることができたのではないか?
他人だけでなく世界、宇宙そのものが、自分の意識なくしては存在できないのではないか?
他人が今この瞬間、いるかどうかは確認のしようがない。
自分が認識する世界は思考が作り上げたもので、実際のありさまはまったく違うものなのかもしれない。
意識を向けた時、その対象は初めて存在できるのかもしれない。
意識を向けない時、自分以外の全てが存在するかどうかは誰にもわからない。
意識が、すべてを作っていたのだ。