今回はマンガアート芸術家がこれまで明かさなかった、最も好きな漫画と漫画家について公表します!
ここで明かす1番好きな漫画と漫画家は2023年1月7日現在、他の記事では書いてなかったものです。
さらに「最も好きなアニメベスト3」と「最も敬愛する漫画家ベスト5」も明かしますので、どうぞ最後までご覧ください♪
マンガアート芸術家が最も好きな漫画と漫画家を初公開!
いままでブログに書いてませんでしたが、僕のなかで「ポパイ」は漫画史上1番に好きな作品です。
以前、以下記事に一番好きでおすすめな漫画として「天才バカボン」をあげましたが、ポパイは僕の中で「天才バカボン」を超えてダントツナンバー1となっているのです。
ポパイは1919年にアメリカの新聞「ニューヨークジャーナル」で連載されていたエルジー・クリスラー・シーガー3作目の漫画「シンブル・シアター(Thimble Theatre)」に登場するキャラクターです。
「シンブル・シアター 」の掲載10年目となる1929年1月17日に、脇役として登場したのがポパイでした。
その後ホウレンソウを食べて超人化するポパイに人気が出て、それまでの主人公をおしのけ、ポパイが主役になって漫画が描かれたそうです。
ポパイは恋人オリーブ達より10年も遅れて出てきたなんて、ちょっと驚きです。
ポパイの漫画はキャラクターも世界観も独特な絵柄の雰囲気で統一されていて、写実的な方向性で描くことの多い現代日本漫画の手法とは一線を画するものがあります。
そもそも僕は「漫画」といった時、日本の漫画ではなく、アメリカのコミックストリップ的な漫画が好きなのです。
僕は幻想を愛する表現者なので、単なる写実よりもウォルト・ディズニーやポパイのような「子供っぽく独特な雰囲気をもった、かわいらしい世界観」の作品が好きなのです!
マンガアート芸術家が 最も好きなアニメベスト3!
1位「トムとジェリー」(アメリカのアニメ)
ご存じネズミと猫が追いかけっこをする古典的アニメ「トムとジェリー」がダントツの1位!
このアニメのアイデアの豊かさはハンパじゃないですよ。
言葉や物語がほとんどないのに、見てるだけで面白い…この凄さ!この凄さなんです!!
フツウは物語やセリフなどが分からないと面白さが伝わらないように思いますが、動きと表情、絵のアート的センスなどで楽しませるこのアニメの手法は、ホントにスゴイのです!
きっとあのアイデアの豊かさは「遊び心」からくるのだと思います。
ネコとネズミの追いかけっこの中に、あふれんばかりの面白いアイデアがつまってて、観てて漫画創作におけるヒントがワサワサあります。
「トムとジェリー」は、僕が心から愛する「ナンセンス」を極めています。
よりクラシックな魅力のあるディズニー作品よりは、カジュアルな感じの強い「トムとジェリー」。
アニメ「トムとジェリー」 には、エンターテインメントの面白さの秘密が盛りこまれているのです!
そして絵の圧倒的なかわいらしさ!
ホントに素晴らしい!!
偉大な作品はいつもシンプルなものですが、この「トムとジェリー」がそれを象徴しているのです!
2位⇒ポパイ(アメリカのアニメ)
今回のマンガでも描きましたが、僕にとってポパイは漫画分野でダントツナンバー1の作品です!
だけでなくアニメのポパイも「トムとジェリー」に次ぐ、大好きな作品!
ポパイも 「トムとジェリー」 と一緒で、ナンセンスのかたまりみたいなアニメです。
この、なんでもありなナンセンスな空気感が良いのです!
ポパイに登場するキャラクターはみんな「ゴム人間」みたいなもので、骨格なんてあってないようなもの。
でもそのなんでもありなハチャメチャ世界観が、この作品の魅力!
このハチャメチャさは「落書き精神」なのです!
僕はポパイの作風に「マンガにおける落書き精神の大切さ」を感じるのです!
ポパイも漫画創作におけるヒントがめちゃめちゃつまっているのです!
僕は子供の頃ポパイのアニメを観てまして、後に大人になってこの作品を観た時、「間違いなく自分が最も好きな作品、世界観の一つ」なのだということに気づきました。
ホウレンソウを食べるとなんでもありな超人になってしまう設定なんて、今のウルトラマンや仮面ライダーの「変身」に通じるものを感じます。
変身アイテムがホウレンソウで、それを食べるとどんな危機も乗り越えてしまうキャラクターという点では、ポパイは「変身ヒーロー作品」の元祖にも感じられるのです!
僕は漫画を描く時はよくこの「ポパイ」のアニメを流しているのです。
ポパイのアニメは英語版で観てるので内容は全部わからないけど、絵の動きや表情を見ていればなにが起きてるかだいたいわかります。
むしろ英語版で意味が分からないくらいのほうが、想像力が働いて良いのです!
ポパイのテーマ曲「I'm Popeye The Sailor Man」も大好きな曲!
この曲の最後にポパイがパイプで「プップー」と鳴らすあの場面が本当にかわいい♪
3位⇒ピーターラビットとなかまたち(イギリスの絵本作家ビアトリクス・ポターの原作をイギリスBBCがアニメにした作品)
このブログでもよく書いておりますように僕の中で「ピーターラビット」は史上最高峰に好きな作品なのです。
ピーターラビットの醸し出す独特な雰囲気、自然あふれる世界観、かわいい絵柄など、これ以上ないくらい心から愛する絵本なのです。
そんなピーターラビットをアニメ化した本作が3位。
このアニメは物語を忠実に追うような作風で、上2作のようなナンセンスな要素は薄いですね。
でも動物たちの世界や生活を温かく描いた、ぬくもりのある絵や雰囲気がとても良いのです!
マンガアート芸術家がもっとも敬愛する漫画家ベスト5!
1位⇒エルジー・クリスラー・シーガー(漫画・ポパイの作者)
2位⇒チャールズ・M・シュルツ(漫画・ピーナッツの作者)
3位⇒トーベ・ヤンソン(漫画・ムーミンの作者)
4位⇒水木しげる(ゲゲゲの鬼太郎の作者)
5位⇒手塚治虫(鉄腕アトムの作者)
トーベ・ヤンソンはフィンランドの女流児童文学作家、画家、などの肩書を持つ芸術家で、かつて新聞に「ムーミン」を漫画連載していたこともあるそうです。
僕はトーベ・ヤンソンの「ムーミン」シリーズも、子供の頃から大好きな作品なのです。
ピーターラビットに通じる独特な世界観があり、絵のかわいらしさや物語の幻想性などを含め、僕の中で史上最高に魅了される作品です。
ああ、あのムーミン谷は永遠の理想郷に違いありません!
僕もムーミン谷へ行ってこようかな~♪
日本の漫画家では水木しげる氏は、僕のなかで別格の存在!
ぼくはこの水木さんの人生や生き様に、ものすごい共感を感じるのです!
水木さんに、かつてヴァン・ゴッホにも感じたことのある「兄弟感覚」を感じるのです!
水木さんの自伝「ねぼけ人生」は、擦り切れるくらい読みました。
どこかしら性質が似てるのかもしれません。
ちなみに宿曜占星術でいうと水木しげる氏と手塚治虫氏と僕は同じ「柳宿」です。
そんな点でも上2名の先生とは、なにか波長の通じるものがあるのです。
「ゲゲゲの鬼太郎」の漫画は、僕が子供のころ最も魅了された作品。
その独特な世界観と絵柄、朴訥(ぼくとつ)な、のほほんとした内容にホント感化されました。
僕の中で日本漫画史上最高峰の漫画&漫画家が水木さんの「ゲゲゲの鬼太郎」なのです!
前後のエッセイ漫画は以下リンクに~