海外ドラマ「大草原の小さな家」の最終回はどんな内容なの?
こんな疑問をお持ちの方はいませんか?
1974年に放送開始以来9つのシーズンを重ね、1984年に最終回が放送された大草原の小さな家。
なんと大草原の小さな家の最終回では、これまで幾多の胸を打つ物語が作られたウォールナットグローブの街がダイナマイトで爆破されてしまいます!
心温まる人間ドラマを描いてきた大草原の小さな家が、最終回でまさかの町爆破!
なぜ大草原の小さな家は最終回で町を爆破してしまったのか?
そこには、ある大人の事情が隠されていました。
この記事では大草原の小さな家の最終回について、なぜ最終回で町が爆破されてしまったのか?その裏理由を、ネタバレをふくめて解説していきます!
Contents
大草原の小さな家の最終回はどれ?
大草原の小さな家の最終回は、アメリカで1984年に放送された「最後の別れ(The Last Farewell)」です。
しかし、このエピソードはシーズン9の最終回ではないんですよ。
大草原の小さな家はシーズン9の後に2時間スペシャルの3本組エピソードが作られており、その一つが最終回だったのです!
海外ドラマ「大草原の小さな家」はアメリカで1974年9月11日~1982年5月10日にかけて、8シーズンが放送されました。
大草原の小さな家の制作にかかわるNBCは、はじめシーズン8で最終回にする予定でした。
しかしファンからの人気があったので、続編が制作されることになります。
こうして作られたのが「新・大草原の小さな家(Little house: A New Beginning)」(シーズン9)です。
新・大草原の小さな家では、主人公がローラとアルマンゾ一家にうつりました。
しかしシーズン9では、前作で重要キャラクターだった父さん母さんがほとんど登場せず、大人になったローラにかつてほどの人気が出ないことから、視聴率が低下します。
そして新・大草原の小さな家は、たった1シーズンで打ち切りになってしまうのです。
大草原の小さな家の本当の最終回
シーズン9の最終回「見知らぬ父」は、大草原の小さな家の最後を飾るには、あまりにも平凡な内容でした。
このためNBCは3本組の2時間スペシャルエピソードを制作します。
9シーズン続いてきた大草原の小さな家の最終回お別れエピソードが以下です。
1.「きのうの日々(Little House: Look Back To Yesterday))」⇒1983年秋に放送
2.「最後の別れ(The Last Farewell)」最終回⇒1984年の復活祭(イースター)の時期に放送
3.「この愛すべき子ら(Bless All The Dear Children)」⇒1984年のクリスマス特番として冬に放送
これら最終回を含む2時間スペシャル版が撮影された順番は以下です。
アメリカでは大草原の小さな家最終回は、2時間スペシャル3本組の、2番目に放送されていたのです。
ちなみに日本で上の3作が初めて放送されたのは、1991年でした。
1991年年末の特番として、夜に3日連続で放送されています。
日本では撮影された通りの順番で、最終回「最後の別れ」が、一番最後に放送されました。
最終回2時間スペシャル3話DVDの意外な販売戦略とは?
大草原の小さな家2時間スペシャル3エピソード(最終回)は、当時異例のDVD販売戦略がとられました。
3エピソードのDVDを購入する条件として、本編DVDも一緒に買わないといけない状況にあったのです。
ファンとしては貴重な最終回含む3エピソードを手に入れたい心理が働きますよね。
でも3エピソードを買うためには本編DVDもセットで購入してねという戦略です。
しかし現在は大草原の小さな家 特別版 バリューパック [DVD]にて3エピソード+1話目の「旅立ち」が収録されたDVDが発売されています。
大草原の小さな家特別版バリューパックの内容
・旅立ち⇒1話目
・きのうの日々
・この愛すべき子ら
・最後の別れ⇒最終回
大草原の小さな家最終回含めたスペシャル版と1話が、セットで入ったDVDが単品発売されていたのです!
こちらの記事では大草原の小さな家第1話旅立ちのネタバレや、感想を書いています♪
大草原の小さな家の旅立ち(パイロット版)のネタバレと感想を紹介!
大草原の小さな家最終回は町がダイナマイトで爆破される?
大草原の小さな家の最終回「最後の別れ」の脚本と監督は、マイケル・ランドンが担当しました。
そして大草原の小さな家最終回でローラたちは長年住んできた愛する町を、ダイナマイトで爆破してしまいます!
これまで数々の感動が描かれたウォールナットグローブの町が、木っ端みじんに破壊されてしまうのです!
なんという驚きの最終回でしょうか!
まずは大草原の小さな家最終回のあらすじ概要をネタバレで見ていきます!
大草原の小さな家の最終回のネタバレ
チャールズとキャロラインは有休休暇をとって、ローラ達がいるウォールナットグローブにやってきました。
ここで最終回の重要人物たるラシターが登場します。
不動産会社の社長をしているラシターは、日曜礼拝の場で町の人々に驚くべきことをいいます。
ウォールナットグローブの土地は、すべて自分の会社のものだと断言したのです。
ローラたちが住んできた愛する町の所有権がラシターのものだと、権利書を持ち出して主張しているのです。
町の人々は驚き、ラシターに対して反発します。
ラシターが持ち出した権利書が本物かどうかを調べるため、弁護士に調べてもらいますが、出てきた答えは…合法な権利書だと判明しました。
ラシターは騎兵隊まで呼び出し、町の人々に去るよう要求してきます。
もはやローラ達は町からの立ち退き命令を受けざるを得ない状況にありました。
ここでローラはまさかの決断を下します。
ウォールナットグローブの町を自分たちの手で爆破しようと言いだしたのです!
たとえ町の所有権がラシターにあっても、土地に家を建てたのはローラたち。
ローラたちからしたら、ラシターのようなよそ者に自分たちの町を渡したくありません。
それなら町を破壊して、土地だけラシターに返還しようと考えたのです。
エドワーズおじさんもラシターに荒らされる前に、自分たちで町を葬ろうと言っています。
こうしてローラ達はウォールナットグローブの町に、ダイナマイトを仕込みます。
そして次々に町の建物が爆発していきます。
思い出がつまった大切な町々が、容赦なく破壊されていったのです。
ラシターは自分のものになると思っていた町がきれいに爆破されて、悔しそうにしていました。
あまりにショックを受けたラシターは、同じ手口で別の町を侵略しようとした計画を取りやめにします。
教会だけを残して、町は崩壊していました。
その様子を哀しそうに見たオルデン牧師はみんなの先頭に立って、「我らは主の戦士」という讃美歌を歌います。
町の人々はオルデン牧師に続いて、ウォールナットグローブの町を去っていきました。
こうして大草原の小さな家の最終回は幕を閉じます。
大草原の小さな家の「ローラの祈り」前後編をネタバレ徹底解説!
なぜ最終回に町をダイナマイトで爆破したのか?
大草の小さな家の最終回で、街が爆破された裏にはいくつかの理由がありました。
以下より大草原の小さな家最終回で、町がダイナマイトで爆破された裏事情に迫ります。
1:最終回の町爆破計画はマイケル・ランドンの発案?
海外ドラマ「大草原の小さな家」の撮影セットは、カリフォルニア州にある牧場に設置されていました。
撮影セットのあった場所は企業が所有する土地だったので、最終回の後は場所を返す契約がされていました。
NBC側としては、これまで通りセットを解体するつもりでした。
しかし父さん役のマイケル・ランドンはある提案を出します。
撮影セットを解体する費用を使って、建物を爆破する脚本を書くと、マイケル・ランドンが発案したのです!
NBCはマイケルの案にOKを出します。
こうして大草原の小さな家最終回で、ウォールナットグローブの町が爆破されることになりました。
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2:最終回で街を爆破したかった本当の理由
マイケル・ランドンといえば大草原の小さな家で俳優、脚本、監督、プロデューサーなどをつとめた、まさに本作品の核を握ってた重要人物です。
マイケル・ランドンには、大草原の小さな家最終回で、街を爆破したかった理由があったようです。
マイケル・ランドンは大草原の小さな家最終回後に、思い出のつまった町を別のドラマやCMなどで使ってほしくなかったとされています。
長年愛用し、かつ思い出いっぱいの大切な場所を、別の人たちに使われたくないという思い…なにか分かるような気がします。
マイケル・ランドンは大草原の小さな家の続編を他人に作らせたくなかったという説もでています。
また最終回の時点でマイケル・ランドンはガンにかかっており、自分の死後に作品を改変されるのを嫌って町を爆破させた、という説もあります。
真相は分かりませんが、思い出深い町を爆破させた裏には、相当の葛藤があったことでしょう。
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3:大草原の小さな家を打ち切りにしたNBCに対する報復
マイケル・ランドンが大草原の小さな家最終回で街を爆破させたのは、番組を打ち切りにしたNBCへの仕返しだったともいわれています。
マイケル・ランドンは1959年からNBCの社長と関わりがあり、大草原の小さな家では監督から脚本、役者までつとめました。
そんな縁の深いマイケルに何も告げずに、NBCは番組打ち切りの話を進めていました。
大草原の小さな家が打ち切り最終回になったのは、視聴率低迷が原因でした。
しかし同じ時期に放送されていたNBCの全ドラマ作品で、大草原の小さな家は視聴率3位につけていたのです。
これは決して低い視聴率ではありません。
NBC側には大草原の小さな家を最終回にさせたい、何らかの理由があったのかもしれません。
マイケルはそんなNBCの仕打ちに報復するために、最終回で町を爆破させたという説があります。
マイケルと仲の良かったエドワーズ役のヴィクター・フレンチは、番組の視聴者がNBCに手紙で抗ってくれるよう声明をだしたこともあったようです。
4:大草原の小さな家最終回の撮影現場で関係者が涙…
大草原の小さな家最終回の撮影も最後の日、200名ほどの関係者が集まりました。
こうして町の爆破シーンが撮影されます。
思い出の町が破壊される様子をみた関係者は、みんな泣いていたと伝えられています。
とくにローラ役のメリッサ・ギルバートはひどく悲しみました
メリッサは子供のころからローラ役として活躍していたので、町は彼女にとって人生のすべてといえるものだったようです。
メリッサの悲しみを聞いたマイケル・ランドンは、以下のような言葉で彼女をなぐさめました。
「怖がることはない、メリッサにとってこれは終わりではなく、始まりにすぎないんだから」と。
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大草原の小さな家最終回の感想
長年続いてきた大草原の小さな家が、最後の最後で町を爆発して終了するという展開は、はじめて見たとき驚きました。
家族愛や隣人愛など人間ドラマを描いてきた大草原の小さな家なので、最終回は思いっきり心が温まるような展開になるかなと思いますよね。
でもまさかの町、大爆破です!
町が崩壊する破天荒な最終回が、逆にいさぎよいとも思いました。
視聴者の予想を良い意味で裏切り、予想以上のものを見せてくれた点で、素晴らしい最終回なのかなと思います。
ただ心温まる最終回を期待していた人からすると、痛い内容だったかもしれません。
大草原の小さな家のウォールナット・グローブの町では、幾多の感動が描かれたのです!
ローラが、メアリーが、ネリーたちが育った場所だったのです!
しかし、そういった思い出を最終回と一緒に見事ふっ飛ばす、その発想力がすごいです!
筆者は、町を爆破し、去っていた人々がその後どうなったのかがとても気になりますね。
良くも悪くも、予想を超える最終回を見せてくれたこの話は、大草原の小さな家のすごさを象徴しているように感じました!
大草原の小さな家の感動的傑作エピソードに、メアリーの赤ちゃんがあります!
以下の記事ではメアリーの赤ちゃんの素晴らしさをネタバレで書きました♪
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大草原の小さな家最終回の関連商品
大草原の小さな家の最終回をふくむ、2時間スペシャル3エピソード+第1話が収録されたDVDが発売されています。
これは大草原の小さな家バリューパックDVDシーズン1~9には収録されていないエピソードとなっております。
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