
僕は2004年ころに仮面ライダーアマゾンをDVDで全話観てます。
そして2024年、ユーチューブの東映特撮チャンネルにて仮面ライダーアマゾンの全話配信がありました。
今回は久々に仮面ライダーアマゾンを全話観た感想と全話ツイートを一挙公開していきます♪
久しぶりに仮面ライダーアマゾンを全話観た感想




前後のエッセイ漫画はこちら~
仮面ライダーアマゾンとは?
仮面ライダーアマゾンが放送されたのは1974年10月19日~1975年3月29日です。
毎週土曜日の19時30分から20時にかけて全24話が、NET系列で放送されました。
仮面ライダーシリーズの4作目。
仮面ライダーアマゾンは南米アマゾンの奥地で育った主人公が、悪の組織を倒す使命を受けて日本にやってくる話です。
動物に囲まれて育ったアマゾンは言葉もわからないまま、日本社会に投げ出されます。
アマゾンは周囲から誤解を受けて孤独を感じますが、友達のまさひこや立花藤兵衛たちの助けを受け、敵組織と戦っていく内容です。
「未開の地で遭難した野生児が日本へ行き、少年達と力を合わせ、周囲からの無理解を乗り越えながら敵と戦う」という、熱いドラマが描かれます。
これまでの仮面ライダー作品とは明らかに違う内容なのがわかります。
仮面ライダーアマゾンに出てくる獣人はリアルなヘビやワニを思わせるデザインで、強そうな感じがします。
敵であるゲドンの獣人は人間を捕まえて生き血を抜いて始末するんです。
死んだ人間の体を食用肉として保存するという、奇怪な要素もありました。
このような怪奇描写と主人公の葛藤や孤独を描いた物語が子供受けせず、視聴率は下がっていったようです。
危機打開のため、作品の方向転換がはかられます。
仮面ライダーアマゾンは6話でモグラ獣人が仲間になって以降、より子供向けの作風へ変化しました。
パンチやキックなど仮面ライダーらしい攻撃法を取り入れたり
モグラ獣人の面白味をだしてみたり
少年など仲間達の助けを得て戦うなどの変化です。
仮面ライダーアマゾンは全24話と短いですが、決して不人気で打ち切りになったわけではありません。
テレビの放送局が変わる都合から、やむなく24話で終了したようです。
大人の事情ですね。
仮面ライダーアマゾンは制作当初から全24話で完結ということが決まっていたわけです。
ちなみに仮面ライダーアマゾンは機械で作られた改造人間ではありません。
爬虫類の特徴を備えた生体改造人なのです。
仮面ライダーアマゾンの全話ツイート
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仮面ライダーアマゾンを全話観てなにを思ったか?
仮面ライダーアマゾンは特異な作品ですね。
初代ライダーから仮面ライダーXまでの流れとはちょっと違う、野心的作品という感じがしました。
「野生育ちの青年が日本に来て、文明社会との葛藤を抱えながらも、仲間達に支えられながら敵と戦う」という熱い展開です。
序盤は言葉も分からないアマゾンが人間から誤解され、迫害されるような展開もありました。
自分が守ろうとしている人間達におびやかされるアマゾンの葛藤が、ハードに描かれてましたね。
「子供番組にしては深いテーマに食いこんでるな」と思ったものです。
また仮面ライダーアマゾンは爪で切り裂いたり噛みついたりで荒々しい技が多い。
怪人は血しぶきをあげながら砕け散ったりするので、アマゾンらしい野性的な演出だと思いました。
序盤の仮面ライダーアマゾンは子供受けが良くなかったらしく、早々に方向転換をせまられます。
そうして出てきたのがギャグキャラ担当ともいえるモグラ獣人のようです。
またマサヒコやリツコ、立花藤兵衛などの協力者とともに敵と戦うようになります。
ヒーロー路線に戻ってからは、変身の仕方も単純な動きになり、子供が真似しやすくなりましたね。
物語も痛快明朗な、アクションの多い展開となり、いかにも仮面ライダーらしい流れとなりました。
僕は後半の、ヒーロー路線に戻ったころのアマゾンがとくに良いと思いましたね。
仮面ライダーアマゾンの敵幹部は、とりわけ残忍な印象がありました。
敵組織の雰囲気が前作より不気味になったというか、危険な組織の匂いがぷんぷん感じられます。
体にいろんな顔のついた十面鬼のデザインなんか秀逸ですねw
文明社会にやってきた未開人の葛藤を描きつつ、方向転換で子供受けするヒーロー路線に戻った仮面ライダーアマゾン。
決して不人気で打ち切られたわけではなく、むしろ視聴率的には好調の兆しがあったとのうわさも。
放送局の転換でやむなく24話の終了となりました。
短いながらシリーズ中でも屈指の個性を誇る仮面ライダーアマゾンは、忘れらない作品です。
1話めで言葉もわからない未開人の主人公が、子供と友情を築くあの場面はとても良いです!
両手を組んで友情の証を示すあの描写は、仮面ライダーアマゾンの温かさを象徴しているでしょう!