2024年、ユーチューブの東映特撮チャンネルにてバトルフィーバーJの全話配信がありました。
今回はバトルフィーバーJを全話観た感想と全話ツイートを公開します!
バトルフィーバーJを全話観た感想
前後のエッセイ漫画はこちら~
バトルフィーバーJとは?
バトルフィーバーJは1979年2月3日~1980年1月26日にかけて、毎週土曜日18時~18時30分にテレビ朝日系列で放送されました。
全52話。
バトルフィーバーJは「スーパー戦隊シリーズ」の3作目にあたりますが、昭和~平成初期のころはシリーズ1作目とされてました。
戦隊ものの元祖といえば秘密戦隊ゴレンジャー(1975年~1977年)。
「ゴレンジャー」と「ジャッカー電撃隊」は原作が石ノ森章太郎氏のスーパー戦隊ものです。
「バトルフィーバーJ」の原作者は八手三郎氏なので、ゴレンジャーとは区別されていたようです。
戦隊シリーズで有名な「毎回最後に巨大ロボが出て巨大怪人と戦う」のはバトルフィーバーJから始まりました。
ゴレンジャーのころは戦闘機みたいのには乗りましたが、ロボットは出てきません。
昭和~平成初期にかけてバトルフィーバーJがスーパー戦隊シリーズ第1作目とされていたのは、その後続く戦隊ものの基礎をなしていたからかもしれませんね。
バトルフィーバーJはマーベル・コミック社と東映が手を組んで制作した作品です。
1978年~1979年に両社の業務提携によって実現した特撮作品「スパイダーマン」が成功。
その流れを受けてバトルフィーバーJの企画が決まったそうです。
バトルフィーバーJの女キャラクターであるミスアメリカ以外は、東映のオリジナルキャラだとのこと。
バトルフィーバーJは5人それぞれが独立した子供心をくすぐるかっこいいデザインで、僕は大好きです!
1978年にアメリカ映画「サタデーナイトフィーバー」が大ヒットしたことから、翌年日本で「フィーバー」の言葉が流行語となりました。
この「フィーバー」が「バトルフィーバーJ」のタイトルに影響したそうです。
バトルフィーバーJは「ダンスのリズムで細胞変化を起こし、変身する超人」というコンセプトで作られたとのこと。
作中でもダンスやリズムをとる描写がありますね。
でも実際にはそこまで踊りの要素は強くなく「そういう設定で作りました的な」位置づけだったようです。
バトルフィーバーJは戦隊ものに共通する「色で区別された戦士」の要素が薄いですね。
色ではなく日本やアメリカ、フランスなど国の要素でキャラを分けてるのが独特。
5人それぞれが独立したデザインというのも、後の戦隊ものとは一線を画す要素です。
バトルフィーバーJはジャッカー電撃隊で一度止まった戦隊ものを、もう一度復活させた革新性のある作品だと思います。
その証拠にバトルフィーバーJ以降は、今にいたるまで(2024年現在)ずっと戦隊ものが続いてますからね。
そういう意味でバトルフィーバーJは、エポックメイキングな戦隊作品だといえそうです。
バトルフィーバーJの全話ツイートを一挙公開!
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バトルフィーバーJを全話観て何を感じたのか?
僕が子供のころ、レンタルビデオ店でみかけた作品がバトルフィーバーJでした。
5人それぞれが独立したデザインで他の戦隊ものとは一線を画しており、とてもかっこいいと思いました!
その後、東映の昭和特撮作品紹介ビデオのなかでもたびたびバトルフィーバーJを目にして、興味がひかれていきました。
僕が保育園末期のころに放送されていたターボレンジャーの1話では、歴代戦隊ヒーローが全員でてきます。
その中にはスーパー戦隊シリーズの第1作目としてバトルフィーバーJが紹介されていたのです。
僕はこの時点で、いつかバトルフィーバーJが観たいと願いました。
それ以降タイミングが合わず、バトルフィーバーJを観る機会はなかったのですが。
ついに2024年、バトルフィーバーJを全話観る機会に恵まれたのです!
こういう流れがあったので、僕はバトルフィーバーJの全話配信がとてもうれしかったです!
バトルフィーバーJを全話観た感想としては、予想以上にコミカルタッチな内容が意外でした。
ジャッカー電撃隊がやや深刻な内容だったので、その流れかなと思いきやです。
バトルフィーバーJは敵味方双方がどことなくコミカルな描かれ方をされていて、軽快な雰囲気で楽しかったです。
バトルフィーバーJはややお色気要素が強いですね。
例えば敵女幹部サロメの衣装が大胆だったりとかw
とある回のプールの場面では、マリアの水着の中身(上半身)がうっすら透けて見えたのは僕だけではないと思います。
1979年ころは子供向けテレビ番組でも大胆な表現が割と許容されていたので、今観ると正直驚きます。
僕的には特撮作品にお色気要素は求めてないので、なるべく出さないでほしいです。
バトルフィーバーJはOPがとにかくかっこいい!
僕はとりわけ良い特撮作品は OP やEDがかっこいい共通点があると思ってるんです。
中でもバトルフィーバーJのOPは頭一つ飛びぬけてかっこいいです!
バトルフィーバーJは変身後に5人がポーズを取って名乗るシーンがあるんですが、あれがすっごく好きw
名乗り中にバックでOPが流れるので、とにかくかっこいいんです。
特にバトルフランスの拍手しながらのポーズと、親指でリズムをとるミスアメリカのポーズが好きでした(笑)
僕は人造人間キカイダーの主役を演じた伴大介さんの大ファンなんですよ。
その伴大介さんがバトルフィーバーJで、5人の中に出るとのことで楽しみにしてました。
しかし意外や意外、伴大介さんが登場するのは話もかなり後になってから。
バトルコサック役の人と入れ替わりで伴大介さんが出演します。
それまでバトルコサックを担当したのは、ゴレンジャーでミドレンジャーを演じた方でした。
伴大介さんのウエスタンハットに茶の革ジャンにジーンズという、いかにもウエスタンスタイルの恰好がすごく良かったです!
バトルフィーバーJはバトルケニアを演じた大葉健二氏の存在感も大きいですね。
バトルケニアの曙四郎はお笑い担当みたいなキャラで、ゴレンジャーでいうキレンジャーみたいなポジションでした。
バトルフィーバーJでは戦闘の最後に巨大ロボが出て怪人を倒すお約束があります。
毎回怪人の弟(兄弟?)が巨大化して現れるのが、面白い設定だと思いました。
戦隊ものといえば最後に巨大ロボが出て敵を倒すのがお決まりですが、その定番を作ったのがバトルフィーバーJだったんですね。
バトルフィーバーJはコミカルで軽いタッチの内容がとにかく印象的でした。
秘密戦隊ゴレンジャーのコミカル&ギャグ要素をより強調して作ったような作品でしたね。
そのぶんバトルフィーバーJは明るく清らかな印象もあり、気軽に笑って楽しめる作品です。
イナズマンFのように社会問題をテーマにした重厚感はほとんどなく、純粋なエンタメを狙ったような作風といえます。
作品の軽快な雰囲気やコミカルさは、僕がバトルフィーバーJから最も強く感じた要素だったのです!
前後のエッセイ漫画はこちら~