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特撮ヒーロー

キカイダー01の傑作ゆえの残念さ!最終回まで観たビジンダーの魅力

投稿日:2017年11月3日 更新日:

キカイダー01

僕はついにDVDで「キカイダー01」を最終回まで全エピソードを観てしまった!

キカイダー01を全部観て感じた感想を告白させてもらおう!

 

キカイダー01はあまりにも…あまりにも…

 

残念だったーーーーーーー!

 

いや、キカイダー01は面白かったし、特撮作品として間違いなく傑作に入る!

 

しかし前作「人造人間キカイダー」があまりの名作だった分、前作と比べた時に見劣るというか、ものすごく残念な印象があるのだ!

というのもキカイダー01はスタート当初は最高に面白かった!

前作に匹敵するか、もしくは前作を超えるのではないかと思ったほどだ。

 

しかし…

しかしキカイダー01はある時期を境にガタガターっと面白さが崩れてしまった!

迷走をし始めたキカイダー01は人気キャラクター・ビジンダーを得る事で勢いを取り戻す!

 

本日は絵画と漫画を組み合わせて創作活動を行う粕川がキカイダー01を最終回まで観た感想、ビジンダーの魅力!残念だった部分、物語や設定などもっとこうすれば良くなったのでは?という所を独断と偏見で書かせて頂こう。

 

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キカイダー01を全エピソード観た感想

 

冒頭に書いたようにキカイダー01は序盤がすごく面白かったけどある時点を境にガタガターっと世界観が崩れた印象があり、それ以降はどうしても残念な印象が残ってしまう展開だった。

これは粕川の視点から見た時に残念な印象と映るけど世間的にはキカイダー01は最後まで人気があり成功した作品だった。

 

キカイダー01の特徴を一言でいうと良くも悪くも「物語展開が行き当たりばったり」という点だ。

 

これは子供の視点から見た時、次々展開に変化が生じてくるので飽きの来ない作品に映るし、後半になれば敵組織もどんどん変わり、ビジンダーやワルダーなどの有名キャラクターが登場するので子供心を魅了するだろう。

 

僕の感覚で言うとキカイダー01のdvdvol.4あたりまではすごく面白かった!

具体的にどこら辺から面白さが崩れたのかというとキカイダー兄弟がジャイアントデビルを倒したあたり、ジロー役の伴大介氏がイナズマンの主役に抜擢されてキカイダー01の撮影に出なくなった頃(過去映像を使っているのでジローが登場したように見えるけど撮影には出ていない)だ。

 

特撮作品の制作には予算の制限、俳優の入れ替え等、制作状況に左右されて展開に変更が加わるところがあるけど、キカイダー01はそれが顕著だった!

 

もともとキカイダー01は低予算での制作から始まっており、敵ロボットの着ぐるみにしても前作で使われたものを改造するなどして間に合わせていたという。

そのため序盤のキカイダー01は前作の人気キャラクターのハカイダーを4人部隊にして敵キャラとして使用、前作の映像をところどころ使う事によって予算問題をカバーしていた。

エピソードも後半の方になると敵ロボットのデザインがどんどんシンプルになっていき、着ぐるみを着ない、人が衣装をつけてゼロワンと戦う敵ロボットが現れるという事態にまでなる。

しかし僕は敵ロボットのデザインが簡素化されたことや、予算的に作りがチャチな所なんて仮面ライダーとの差別化につながりむしろ良い点だと思う!

 

粕川が感じたキカイダー01の残念だったと思う点はそこではないのだ!

以下にキカイダー01の唐突な展開の変化について書いていこう。

 

アキラのキャラクターが死んだ!

僕はキカイダー01序盤の面白さは、謎を秘めたアキラというキャラクターにあると思う。

 

アキラは第1話でハカイダー部隊になぜか命を狙われており、リエコという謎の女性と共にミステリーの要素を持って視聴者を引きつける。

 

アキラの背中には重大な謎が秘められているらしく、少年の命を巡ってイチローとハカイダー部隊が戦うという展開は、ジョン・コナーを巡って二体のサイボーグが戦う「ターミネーター2」を思わせる面白さがあった!

しかも途中からジローキカイダーまで登場し、兄弟キカイダー編を思わせる豪華さで僕は非常に好きだった!

またサイドカーにアキラを載せて走るイチローの姿が「子ずれ狼」を思わせ、少年の命をかけた正義と悪との戦いというサスペンス仕立ての展開は素晴らしいと思った!

 

つまりキカイダー01序盤の面白さの核には「アキラ少年の神秘性」が存在していたのだ!

 

アキラ少年の神秘性とは何かというと、前作の敵役プロフェッサー・ギルの実の息子であり、ギルが設計した最強最悪の人造人間「ジャイアントデビル」の設計図がアキラの背中に彫り込まれているという事だ。

リエコはアキラの教育係を務めていた女性で、ハカイダー達の手からアキラを守るために助けていた。

 

ギルに子供がいるということ自体が驚きだし、アキラがギルの子供と知って僕はどんな物語になるんだろう?という強い興味が湧いた。

 

しかし…しかしである…

 

「ギルの息子のアキラ」なんていう驚きの展開を持ちながら、アキラというキャラクターを生かすどころかほとんど死に絶えさせた物語展開が残念だ!!

 

僕はアキラのキャラクターを生かしきれなかった発端はヒロシとミサオの登場だと感じている。

第15話で登場するヒロシはギルの息子であり、アキラの兄という設定で背中にジャイアントデビルの設計図を持っている。ミサオはヒロシの教育係として働いていたヒッピーっぽい女性だ。

 

ギルに2人の息子がいてアキラとヒロシだった!という発想は面白い!

しかしヒロシとミサオの登場によってアキラとリエコの存在感が明らかに薄くなったと僕は感じた。

アキラとリエコはキカイダー01序盤の面白さを支えた神秘的な存在だったのに、ヒロシとミサオが出てきたことでキャラクター性が薄くなるどころか、キャラがかぶっているのだ!

 

前作の「ミツ子とマサル」に当たるのが「リエコとアキラ」なら、そこに似たタイプの「ミサオとヒロシ」が加わったという事。

 

しかもである!

 

わざわざヒロシとミサオというキャラクターを出しながら、じゃあどんな面白い展開になるのかと思ったら、なんてことはないミサオとヒロシとアキラは3人でグルになって脇役の位置にすっぽり収まってしまう。

神秘性を帯び、ギルの息子だという驚きの設定を持つアキラのキャラクター性も台無しである!

 

僕は以前何かの本で読んだんだけど、漫画で失敗するパターンに「いたずらにキャラクターを増やすこと」が挙げられるという。

 

増えたキャラクターがキチンと立っていて、かつ必要な役割を果たしているならいいけど、ただインパクトを与えるためにのみキャラクターを増やすというのは失敗する漫画のパターンだという事を知って確かにその通りだと感じた。

このキカイダー01に登場したミサオとヒロシは明らかに上に該当するキャラクターだと思った。

 

ヒロシとミサオが出てきたことで、さらに物語に深みや興味が増すならともかく、実際には新しくキャラクターが追加されました!っていう部分で止まっていて、アキラのキャラを薄めるどころかその後は3人一緒に物語の主軸には関わらず、脇役に回ってしまう。

 

僕はキカイダー序盤のアキラの神秘性とそれを守るイチローの子ずれ狼的な関係性がとても面白いと思ったので、全編を通してアキラを物語の軸に置き、キカイダー兄弟とシャドウの戦い、さらにはワルダーやビジンダーなどを投入するとすごく面白くなったのでは?と感じた!

前作では光明寺博士を軸に物語が動いていたが、ゼロワンではアキラを主軸にするということだ。

 

つまり僕がキカイダー01を作るんだとしたらミサオとヒロシは出さずに、リエコとアキラに絞ってこの二人のキャラクターを掘っていくだろう。

仮にアキラの兄としてヒロシやミサオを出したとしても、アキラより前面には出さない。

アキラをめぐってキカイダー兄弟やシャドウ組織の戦いという構図を取るだろう。

 

キカイダー01序盤でアキラの神秘性がとても目立っていたので、途中からヒロシとミサオの登場により3人一緒に何でもないキャラクターになってしまったことは残念な展開だった。

 

リエコの突然過ぎる告白!

アキラ並みに唐突な展開と言えばリエコのあの告白だ!

 

「実は私人造人間なの」

 

ええーーーーーー!

と思うでしょう普通。

 

それまでか弱いヒロインとしてイチローやキカイダーに守られていたのに、突然敵ロボットと戦いだしてバイクにも乗るリエコ。

 

何なんだその変貌は!!!

 

挙句の果てに第24話でリエコは敵の基地内で自分がキカイダーと同じ人造人間だということを告白して爆死してしまう!

 

僕は第24話を観ていた時点ではリエコが爆死したという事に気づかず、この後も出てくるんだろうな~って思っていたら、全然出てこない。

その後のエピソードでアキラとヒロシがリエコ姉ちゃんは死んじゃったんだって言ったから気づいたものの、リエコの突然すぎるキャラの変貌と消滅にはあぜんとしてしまった。

 

これはリエコ役の方が別の番組に映るという出来事があり、そのためのミサオとヒロシ登場なのかと思うけど、キカイダー01の行き当たりばったりを感じさせるエピソードである。

伴大介氏の退場とハカイダーらしくないギルハカイダー

前半のキカイダー01はキカイダー兄弟編?と思わせるくらい前作の主人公ジローも頻繁に登場するけど、エピソードも中盤からゼロワンにジローが登場しなくなってくる。

 

その理由はジロー役の伴大介氏がイナズマンの主役に抜擢されてキカイダー01に登場するのが難しくなってきたからだ。

キカイダー01の中盤以降番組内ではジローが登場するシーンはあるけど、過去の映像を使って出てくるように見せているだけ。

ただ最終回ではしっかりジローこと伴大介氏が登場して、変身シーンを披露してくれた!

 

 

僕はこのジローが登場しなくなるころからキカイダー01の面白さが下降してきたように感じている。

 

ジローキカイダーと言えば前作「人造人間キカイダー」の後半部に登場して人気の出たハカイダーがいる。

しかし前作のハカイダーとキカイダー01のハカイダーを同じに捉えてはいけない。

 

前作のハカイダーはキカイダーを倒すことにのみ執念を燃やす、自分の意思を持った宿命のライバルとしてカッコいいキャラだったけど、01に登場するハカイダーは魅力が薄まっている。

前作のハカイダーの脳は光明寺博士の脳、01はプロフェッサー・ギルの脳が使われているため、基本的なキャラクター性は変わらないけど卑怯なことはするし、ビッグシャドウの手下にはなるし、そんなに強くないしで、前作ほどのオーラは感じられない。

 

ちなみにキカイダー01に出てくるハカイダーはギルの脳を持っているから「ギルハカイダー」と呼ばれているようだ。

 

ハカイダーが一番輝いていたのは「人造人間キカイダー」の後半部に出てきた数エピソードだったのだ!

僕はジローが好きだから、出来ればジローキカイダーが01の最後まで登場してほしかった。

しかしジロー退場がきっかけで01の相棒としてビジンダーが登場したのは作品的に良かったのかもしれない。

主人公イチローの弱点!

サイボーグ

 

僕はキカイダー01の主人公イチローにいまいち魅力を感じなかった。

帰ってきたウルトラマンの南隊員を演じた池田駿介氏は素晴らしい!しかしイチローのキャラクター性が完璧なヒーロー過ぎて共感がもてない。

 

イチローは前作の主人公ジローの苦悩する主人公像の反応が良くなかったとして、勇猛果敢で正義感にあふれたというキャラクターとして描かれている。

完全な良心回路が与えられているせいもあるのか、イチローは何でもできる強いスーパーマンという感じで、どこか面白みに欠ける。

 

イチローは物語上の主人公という役割をしっかり果たしているけど、それ以上の関心が湧かないのだ!

まだ善と悪の意識の中で心が揺れていたジローの方が共感できる。

 

そんなイチローはやがて新しく出現したビジンダーやワルダーの存在感に飲まれてしまい、特にエピソードも後半の方では物語上の主人公という位置づけだけで、実質的に主人公の視点はビジンダーに移っていると僕は感じた。

キカイダー01においてビジンダーの存在は大きく、ビジンダーがキカイダー01後半部の面白さを救っている。

 

しかし僕としてはやはり主人公であるイチローにもっと視点を当ててキャラクターを深堀りしてほしかったし、イチローの魅力を引き立てるべきだったのでは?と思う!

 

それにしても「キカイダー01は太陽光線がないとチェンジ出来ず、力も10分の1になる」という当初の設定も後半になると忘れられたかのように夜でも普通にチェンジして戦っていたけど、あの設定は子供だましだったのだろうか…

マリ・ビジンダーの魅力!

サイボーグ

 

ビジンダーとはイチローが女子供に弱いという弱点を握ったシャドウが作り出した女型のアンドロイドだが、後にイチローにより不完全な良心回路を取り付けられて共にシャドウと戦う味方となった。

キカイダー01においてビジンダーは重要な存在であり、物語後半部の最大の見どころとなるキャラクターだ!

 

どうしてビジンダーが魅力的なのかというと~

・ビジンダーの人間態・マリの可愛らしさ
・正義でも悪でもない中途半端な自分に対して悩むキャラクター像に物語の視点が集まる
・超ミニスカートで派手なアクションをこなすのでパンチラ必須のちょっぴりエッチな展開

以上の3点が大きいだろう。

 

まずマリを演じた志穂美悦子氏は当時高校2年生。

そのわりには体格が良く、アクションもこなすごつい女性だなと思っていたけど、話が進むにつれて持ち前の可愛らしさが出てきてすごく魅力的なヒロインとなった。

そして制作側の視点がイチローではなくビジンダーに向いてきたのが明らかに分かるような、ビジンダーやワルダーを中心に置いた物語が増えてくる。

 

またキカイダー01は放映当時毎週土曜日の夜8時から放送されており、後番組が「キューティーハニー」だったため、お色気の影響を受けたのか少しずつエロチックな要素が見えてくる。

超ミニスカートのマリが派手に行うアクションシーンではあからさまにパンチラするのは当たり前。

さらにマリはシャドウによって体内に水素爆弾が取り付けられており、ブラウスの第3ボタンを外すと爆弾のスイッチが入るという仕掛けでキカイダーを殺そうとする作戦だ。

マリ自身は水素爆弾の存在を知らないので、シャドウの遠隔操作で胸に激痛を覚えると「お願い、胸のボタンを外して!」と懇願する(笑)

 

このシチュエーションは子供からすると刺激的だろう。

 

そして粕川が何よりうれしかったのは、ビジンダーに変身すると声が「アタック№1」の鮎原こずえになることだ!

 

 

微妙なキャラクターのワルダー

ビジンダーに続き、第37話からワルダーというキャラクターも登場する。

ワルダーとはビッグシャドウがキカイダー01を倒すために雇った殺し屋だ。

 

ワルダーが登場する前、相当強い殺し屋がやってくるとビッグシャドウが前フリを入れていたので、どんなに強いが現れるんだろうと僕は楽しみにしていた!

そして出てきたのは頭にラーメンのどんぶりみたいなものを付けた、犬が苦手という白い侍ロボットだった。

初めこそワルダーは強そうなのだが、エピソードを重ねるごとにすごく微妙なキャラなのが判明する。

 

ワルダーが微妙な一番の理由は「キャラクターがビジンダーとかぶっている」という点にある。

 

ビジンダーの様に善と悪の区別がつかず苦悩するタイプのキャラで、名の知れた殺し屋の割には情にもろい。

殺し屋ならばもっと冷徹で感情をなくしたようなキャラクターにしてビジンダーと対比させると良かったのではと思うのだが、些細な事にうだうだ悩む姿はとても強さを連想させなかった。

 

ワルダーはビジンダーに恋をして恋文を書いたり、ビジンダーの事が好きな青年に嫉妬したりと人間臭い要素を多々もっている。

 

最終的にワルダーはビジンダーの体内にある水素爆弾を取り除き、ビジンダーを助けるために危険地帯にある「初恋の花」をもって帰るが、初恋の花は宿敵キカイダー01を救うために使われてショックを受ける。

そして01との最後の勝負でワルダーは自分の剣が背中に突き刺さり爆死するという何ともいえない微妙なキャラクターだった!

悪の大犯罪組織シャドウの面白さ!

キカイダー01の序盤はハカイダー4人部隊が敵役だけど、第8話あたりからシャドウという大犯罪組織が現れる。

レッド、ブルー、シルバーハカイダーが01に敗れるとハカイダーはシャドウ組織と共に活動し始め、やがてビッグシャドウの手下になってしまう。

 

キカイダーシリーズの特徴に敵幹部が弱いという点がある。

例えば仮面ライダーならゾル大佐も死神博士も地獄大使もブラック将軍も、敵怪人に変身して仮面ライダーを苦しめた。

 

しかしキカイダーの幹部は見た目は派手で強そうだけど、戦ってみると弱いのだ!

シャドウ幹部の一人シャドウナイトは一つ目でひげを生やした強そうなナイトの姿をしているが、あまりにもあっさり01にやられてしまうので幹部としての威厳はどこにあったのかな?と思ってしまう。

 

シャドウ幹部の弱さを語る時最高に面白いのがザダムである!

 

ザダムは二人のロボットがつながった見た目強そうな幹部で、毎回01を殺すと威勢をはるのだが最終回でその戦いを観た時、弱いどころか瞬殺されているのには笑った!!

最終回でザダムはほとんど戦いもせず2体のロボットに分かれると01、ビジンダー、キカイダーの必殺技でまさに瞬殺されるのだ!

 

ザダムは月面基地から呼び出された最高幹部という肩書と、見た目が強そうだという魅力のみを残してあっけなく消えて行った…ザダムとは一体何だったのか…ギャグだったという事にしておこう…

 

ちなみに悪の組織シャドウの首領ビッグシャドウは、バットマンみたいな頭をしており、怪しい宗教の開祖みたいな空気感を出していた(笑)

 

このビッグシャドウにしても01と戦う事はなく最終回で基地の爆破と共に消滅する。

 

ビッグシャドウがどうしてあんなに権力を持っていたのか、その理由が僕は気になる!

ともかくいろんな点でシャドウ組織は怖いというより面白いという印象が残った。

 

後半はゲストキャラが目白押し!

キカイダー01は後半になると素晴らしいゲストキャラクターが登場する!

 

その一人目が前作でギャグキャラを担当していた探偵のハンペンだ。

キカイダー01では百地頑太という伊賀忍者「百地三太夫」の子孫と称するカメラマンで、ハンペンの二番煎じのようなキャラクターがいた。

僕はこの百地頑太の演出がわざとらしくて好きになれなかったのだが、途中から登場しなくなってしまう。

するとエピソードも後半になるとゲストキャラとして2話ほどハンペンが登場してくれる。

しかも01や仲間たちが江戸時代にタイムスリップするというSFチックな話でとても面白かった。

 

さらにはビジンダーに恋するキャラクターとして仮面ライダーのあの滝和也!いや峠英介(千葉次郎氏)が登場する!!

滝のあの顔を見ると本郷や一文字の声で「滝!」と呼ばれる姿を思い出してしまう!

 

峠英介は父親をハカイダーに殺されて復讐を誓う青年であり、ロボット全体を憎んでいるという設定がある。

英介が好きになった相手は彼が憎むロボット(ビジンダー)であり、二人の間に存在する越えがたい壁のために別れてゆくという物語は面白かった!

 

最終回では光明寺博士も登場する!

光明寺博士は壊れたロボットを回収して再生させるという秘密兵器を完成させたが、シャドウに悪用され、断頭台に立たされてしまう。

 

01達に次々と敗れていくシャドウロボットやハカイダーは光明寺博士の作った機械で生き返ってくるのだが、再生されたハカイダーに対してビッグシャドウが「またお前か!」の一言は面白かった!

 

最終回では光明寺博士の命を巡って01、ジローキカイダー、ビジンダーはシャドウ組織と戦うのだ!

キカイダー01の最終回は前作と比べてあまりにも淡白であっけらかんとしているので、僕は正直物足りない感じがしたのだが…

 

最後に

僕はキカイダー01を最終回まで観た感想として色々書いたけど、一つ確実に言える事がある。

 

それは特撮ヒーロー作品としてキカイダー01はまぎれもない傑作であるという事!

 

ただ前作「人造人間キカイダー」があまりの名作だったために、どうしても比較の目線で見てしまう事、序盤の面白さが際立っていたため途中からの展開の唐突さが目立ち、「もったいない/残念」という印象を受けた。

 

しかしキカイダー01は後半にてビジンダーやワルダーの魅力を借りて復活し、その勢いで最終回まで突っ走ったという印象だ。

 

確かにキカイダー01には行き当たりばったりな展開がある。

 

アキラの神秘性がミサオとヒロシの登場で消え去ったり、リエコの突然の告白と退場、ハカイダー部隊からシャドウ組織への移転、伴大介氏の退場、ビジンダーやワルダーの登場により主人公が薄くなるというような展開の変化の末に最終回を迎えたキカイダー01。

 

しかしこのようなめまぐるしい変化は子供にとっては飽きの来ない、スリリングな展開に映ったことだろう。

その証拠に「人造人間キカイダー」と「キカイダー01」はその後続編が作られることはないのに(アニメや映画は別)、いまだに名作として大きな影響力を持っている!

 

二つのシリーズを全話観た粕川の正直な意見を言わせて頂くと、作品として優れているのは圧倒的に「人造人間キカイダー」だ!

しかし「キカイダー01」は「人造人間キカイダー」とは少し違う種類の作品として、より子供を楽しませる事に特化した内容の傑作という感じがする。

 

キカイダーの続編という先入観があるから辛口な評価になったけど、単純に「キカイダー01」だけを考えた時、特撮史上に残る名作だと思っている。

 

それにしてもビジンダーがキャラクターとしてあそこまで化けるとは思わなかった!

キカイダー01後半部の見どころは間違いなくビジンダーだ!

そしてイチローやビジンダーのカッコいい変身シーンは永遠に脳裏に刻み込まれた。

 

 

もっと続きを観たいと思わせる…そんな後味を残す「キカイダー01」の最終回だった!

 

⇒キカイダー01のdvdをvol.1~2を観て感じた面白さについて書いた記事はこちら

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粕川裕康/漫画アート芸術家。漫画描きと油絵描きをしており、二つ合わせて漫画アート芸術家!/漫画とアートを組み合わせた創作活動をしています。

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