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特撮ヒーロー

キカイダー01の最終回感想とビジンダーの魅力!傑作ゆえの残念さ

投稿日:2017年11月3日 更新日:

キカイダー01

 

僕はついにDVDで「キカイダー01」を最終回まで、全エピソードを観てしまった!

キカイダー01は1973年5月12日から1974年3月30日にかけて放送された、特撮テレビ番組だ。

 

キカイダー01を最終回まで観た感想を、告白させてもらおう!

 

キカイダー01はあまりにも…あまりにも…

 

残念だったーーーーーーー!

 

キカイダー01は面白かったし、特撮ヒーロー作品として間違いなく傑作だ!

キカイダー01は、不滅である!

それは僕が保証する。

 

しかし前作「人造人間キカイダー」があまりの名作だった分、前作と比べたときに見劣るというか、すごく残念な印象があるのだ!

というのもキカイダー01は、スタート当初は最高に面白かった!

 

前作に匹敵するか、もしくは前作を超えるのではないかと思ったほどだ。

 

しかし…

しかしキカイダー01はある時期を境に、ガタガターっと面白さが崩れてしまった!

迷走をし始めたキカイダー01は人気キャラクター・ビジンダーを登場させることで、勢いを取り戻す!

 

本日は漫画アート芸術家の粕川が、キカイダー01を最終回まで観た感想やビジンダーの魅力、残念だった部分やもっとこうすれば面白くなったのでは?という所を、独断と偏見で書かせていただこう!

 

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キカイダー01を最終回まで全エピソード観た感想

キカイダー01の画像

(c)石ノ森章太郎/NET・東映

 

キカイダー01は序盤がすごく面白かったけど、ある時点を境にガタガターっと世界観が崩れた印象がある。

キカイダー01は初めが良かっただけに、それ以降がどうしても残念な印象が残る展開だった。

 

これは粕川の視点から見た時に残念な印象と映っただけだ。

世間的にキカイダー01は、最後まで人気があり、成功した作品だった。

 

キカイダー01の特徴を一言でいうと、良くも悪くも「物語展開が行き当たりばったり」という点だ。

 

これは子供の視点から見た時、展開に変化が生じるので、飽きの来ない作品に映るだろう。

キカイダー01は後半になると敵組織も変わり、ビジンダーやワルダーなどが登場するので、子供心を魅了する。

 

僕の感覚で言うとキカイダー01は、DVDvol.4まですごく面白かった!

 

では、どこからキカイダー01の面白さが崩れたのか?

●キカイダー兄弟が、ジャイアントデビルを倒したあたりだ!

●ジロー役の伴大介氏がイナズマンの主役に抜擢されて、キカイダー01の撮影に出なくなったあたりだ(過去映像を使っているのでジローが登場したように見えるけど撮影には出ていない)!

 

伴大介氏はキカイダー01の2クール後半になると、イナズマンの撮影のため、本作に出演するのが難しくなっていた。

 

特撮作品の制作には予算の制限、俳優の入れかえ等、制作状況によって展開が左右されることがある。

キカイダー01は、それが顕著だった!

 

もともとキカイダー01は、低予算での制作からスタートした。

敵ロボットの着ぐるみにしても、前作で使われたものを改造するなどして間に合わせていた。

そのため序盤のキカイダー01は、前作の人気キャラクターであるハカイダーを4人部隊にして敵にした。

キカイダー01は前作の映像を部分的に使うことで、予算問題をカバーしていた。

 

キカイダー01はエピソード後半になると、敵ロボットのデザインがどんどんシンプルになる。

ときには着ぐるみなしの敵が現れることもあった。

キカイダー01の11話「怪談 地下秘密基地の幽霊女」では、着ぐるみなしの幽霊女が敵として登場したことがある。

 

僕は敵ロボットのデザインが簡素化されたことや、予算的に作りがチャチなことなんて、気にならなかった。

仮面ライダーとの差別化につながり、良い点だったと思う!

 

粕川が感じたキカイダー01の残念な点は、そこではないのだ!

以下にキカイダー01の、残念だった展開について書いていこう。

 

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アキラのキャラクターが死んだ?

少年アキラの画像

(c)石ノ森章太郎/NET・東映

 

 

僕はキカイダー01序盤の面白さは、謎を秘めたアキラのキャラクターにあると思う!

 

アキラは第1話で、ハカイダー部隊に命を狙われていた。

アキラはリエコという謎の女性と共に、ミステリーの要素で視聴者を引きつける。

アキラの背中には、重大な謎が秘められていたのだ。

 

少年の命をめぐってイチローとハカイダー部隊が戦う展開は、ジョン・コナーを巡って二体のサイボーグが戦う「ターミネーター2」を思わせる面白さがあった!

しかも途中からジローキカイダーまで登場し、兄弟キカイダー編を思わせる豪華さで、僕は非常に好きだった!

 

サイドカーにアキラを乗せて走るイチローの姿が、「子ずれ狼」を思わせてかっこよかった!

アキラの命をかけた、正義と悪が戦うサスペンスな展開は、素晴らしいと思った!

 

キカイダー01序盤の面白さは「アキラ少年の神秘性」にあったのだ!

 

アキラ少年が持つ謎とは何だったのか?

アキラ少年の謎は人造人間キカイダー01の14話で明らかになる。

 

アキラ少年は、前作の敵役プロフェッサー・ギルの実の息子だった。

ここでアキラに2歳上の兄・ヒロシがいることが判明する。

ギルが設計した最強最悪の人造人間「ジャイアントデビル」の設計図が、アキラの背中に彫りこまれていたのだ。

 

ギルは人造人間キカイダーの時からジャイアントデビルの製造に着手していた。

そしてジャイアントデビルの設計図を、特殊なインクでアキラとヒロシの背中に描きこんでいた。

このような伏線があったからハカイダーは、アキラをつかまえようと必死になっていたのだ。

 

リエコはアキラの教育係を務めていた女性で、ハカイダー達の手からアキラを守るために助けていた。

これがキカイダー01序盤で展開した、ミステリーの答えである!

 

ぼくは、ギルに子供がいることに驚いた。

アキラがギルの子供と知って、どんな物語になるんだろう?と興味が湧いた。

 

しかし…しかし、である…

 

「ギルの息子のアキラ」という驚きの展開を出しながら、アキラのキャラクターを活かすどころか、ほとんど死に絶えさせた物語が残念だ!

 

ギルの息子というだけで、物語を大きく広げられる要素がある。

しかし、ギルの息子という立場があまり活かされず、アキラは1人の少年の立場におさまってしまうのだ!

 

僕はアキラのキャラクターを活かしきれなかった原因は、ヒロシとミサオの登場だと感じている。

 

キカイダー01の第15話で登場するヒロシは、ギルの息子だ。

ヒロシはアキラの兄の設定で、背中にジャイアントデビルの設計図を持っている。

ミサオは、ヒロシの教育係として働いていたヒッピーみたいな女性だ。

 

「ギルの2人の息子がアキラとヒロシだった!」という発想は面白い!

しかしヒロシとミサオの登場によって、アキラとリエコの存在感が明らかに薄くなったと僕は感じた。

 

アキラとリエコは、キカイダー01序盤の面白さを支えた神秘的な存在だった。

しかしヒロシとミサオが出てきたことで、アキラとリエコのキャラクター性が薄くなるどころか、キャラがかぶっているのだ!

 

前作の「ミツ子とマサル」に当たるのが「リエコとアキラ」なら、そこに似たタイプの「ミサオとヒロシ」が加わったということ。

 

しかも、である!

 

ヒロシとミサオを出したのなら、じゃあどんな面白い展開になるかと僕は期待していた。

なんてことはない、ミサオとヒロシとアキラは、3人でグルになって脇役の位置にすっぽりおさまってしまう。

 

ギルの息子で神秘性があるアキラのキャラクターも、台無しである!

 

僕は以前何かの本で読んだけど、漫画で失敗するパターンに「キャラクターを増やしすぎること」が挙げられる。

 

増えたキャラクターがキチンと立っていて、必要な役割を果たしてるならいいのだ。

しかしインパクトを与えるためにのみキャラクターを増やすのは、失敗する漫画のパターンだと知って、確かにその通りだと感じた。

キカイダー01に登場したミサオとヒロシは、明らかに上に該当するキャラクターだと思う。

 

ヒロシとミサオが出てきたことで、さらに物語に深みや興味が増すならともかく、実際には「新しくキャラクターが追加されました!」っていう部分で止まっている。

アキラのキャラを薄めるどころか、その後は3人一緒に物語の主軸には関わらず、脇役に回ってしまう。

 

僕はキカイダー序盤のアキラの神秘性と、それを守るイチローの「子ずれ狼」的な関係がとても面白いと思ったのだ。

キカイダー01全編を通してアキラを物語の軸に置き、キカイダー兄弟とシャドウの戦い、さらにはワルダーやビジンダーなどを投入すると、すごく面白くなったのでは?と感じた!

前作では光明寺博士を軸に物語が動いていたが、キカイダー01ではアキラを主軸にするということだ。

 

僕がキカイダー01を作るんだとしたら、ミサオとヒロシは出さない。

リエコとアキラに絞って、この二人のキャラクターを掘っていくだろう。

 

仮にアキラの兄としてヒロシやミサオを出したとしても、アキラより前面には出さない。

アキラをめぐって、キカイダー兄弟やシャドウ組織の戦いという構図を取るだろう。

 

キカイダー01序盤でアキラの神秘性が目立っていたので、途中からヒロシとミサオの登場により3人一緒に何でもないキャラクターになってしまったことは、残念な展開だった。

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リエコの突然過ぎる告白!

リエコの画像

(c)石ノ森章太郎/NET・東映

 

アキラ並みに唐突な展開と言えば、リエコのあの告白だ!

 

リエコ「実は私、人造人間なの」

 

ええーーーーーー!

と思うでしょう、普通。

 

それまでか弱いヒロインとしてイチローやキカイダーに守られていたのに、とつぜん敵ロボットと戦いだして、バイクにも乗るリエコ。

 

何なんだ、その変貌は!!!

 

挙句の果てに第24話で、リエコは敵の基地内で自分がキカイダーと同じ人造人間だと告白して、爆死してしまう!

 

僕は第24話を観ていた時点では、リエコが爆死したということに気づかなかった。

この後も出てくるんだろうな~って思っていたら、全然出てこない。

 

その後のエピソードでアキラとヒロシがリエコ姉ちゃんは死んじゃったんだって言ったから気づいたものの、リエコの突然すぎるキャラの変貌と消滅には、あぜんとしてしまった。

 

これはリエコ役の方が別の番組に移ることになり、起こったことだ。

おそらくリエコがいなくなるから、ミサオとヒロシが登場したのだろう。

キカイダー01の、行き当たりばったりな展開を感じさせるエピソードである。

 

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キカイダー01で伴大介氏が退場?

ジローの画像

(c)石ノ森章太郎/NET・東映

 

前半のキカイダー01はキカイダー兄弟編?と思わせるくらい、前作の主人公ジローも登場した。

しかしエピソードも中盤から、キカイダー01にジローが登場しなくなる。

 

その理由はジロー役の伴大介氏がイナズマンの主役に抜擢されて、キカイダー01に出るのが難しくなったからだ。

 

キカイダー01の中盤以降、番組内でジローが登場するシーンはある。

しかしこれは、過去の映像を使ってジローが出てくるように見せているだけだ。

 

ただキカイダー01の最終回では、ジローこと伴大介氏が登場して、変身シーンを披露してくれた!

 

ジローが登場しなくなるころから、キカイダー01の面白さが下降したように思う。

 

よくキカイダー01の映像を観てると、ジローのシーンだけ古い映像に感じられる場所がある。

例えばギターを弾いて登場するシーンは、過去映像の使いまわしのことが多い。

そのようなジローの場面が続いたら、伴大介氏は出演していないころなのだ。

この伴大介氏が撮影に出なくなるあたりから、キカイダー01の流れが変わったと感じる。

 

筆者はジローが好きだから、出来れば伴大介氏がキカイダー01の最後まで出演してほしかった。

しかしジロー退場がきっかけでビジンダーが登場したのは、キカイダー01にとって良かったのかもしれない。

 

キカイダー01のハカイダーはパチもの?

ハカイダーの画像

(c)石ノ森章太郎/NET・東映

 

前作「人造人間キカイダー」の後半で登場して、人気の出たハカイダー。

前作のハカイダーとキカイダー01のハカイダーを、同じに捉えてはいけない。

 

前作のハカイダーはキカイダーを倒すことに執念を燃やす、自分の意思を持った宿命のライバルとして、かっこいいキャラクターだった。

しかしキカイダー01に登場するハカイダーは、魅力が薄まっている。

 

ハカイダーの基本的な性格は変わってないのだが、どこか違うのだ。

 

前作のハカイダーは、光明寺博士の脳を持っていた。

キカイダー01のハカイダーには、プロフェッサー・ギルの脳が使われている。

 

そのため卑怯なことはするし、ビッグシャドウの手下にはなるし、そんなに強くないしで、ハカイダーに前作ほどのオーラは感じられない。

 

ちなみにキカイダー01に出てくるハカイダーは、ギルの脳を持ってるから「ギルハカイダー」と呼ばれているようだ。

 

ハカイダーが一番輝いていたのは「人造人間キカイダー」の後半部に出てきた、数エピソードだったと僕は思う!

 

主人公イチローはいまいち?

アキラとイチローの画像

(c)石ノ森章太郎/NET・東映

 

僕はキカイダー01の主人公イチロー(池田駿介)に、いまいち魅力を感じなかった。

イチローは、キャラクターとしてはめちゃめちゃかっこいい!

例えばキカイダー01に変身する時や戦うときなど、しびれるくらいにかっこいい!

池田駿介氏でなければ、イチローの魅力はあり得ないだろう。

 

しかしビジンダーに比べると、キャラクターとしての深みが浅いのが残念だった。

帰ってきたウルトラマンの南隊員を演じた池田駿介氏は、素晴らしい!

しかしイチローのキャラクター性が、完璧なヒーローすぎて共感がもてなかった。

 

前作の主人公ジローは苦悩する主人公として描かれたから、子供からのウケが良くなかったらしい。

そのためキカイダー01のイチローは、勇猛果敢で正義感にあふれるキャラクターとして描かれている。

 

イチローは完全な良心回路があるためか、何でもできるスーパーマンという感じで、どこか面白みに欠ける。

 

イチローは物語で主人公の役割を果たしてるけど、それ以上の関心が湧かないのだ。

まだ善と悪の意識のなかで、心が揺れていたジローの方が共感できる。

 

そんなイチローは、新しく出現したビジンダーやワルダーの存在感に飲まれていく。

ビジンダーやワルダーの存在が強くなり、イチローよりも目立って見えるのだ。

 

エピソードも後半では、主人公という位置づけだけで、実質的に主役の視点はビジンダーに移っていると僕は感じた。

キカイダー01で、ビジンダーの存在は大きい。

ビジンダーが、キカイダー01後半部の面白さを救っているのだ。

 

僕としては主人公であるイチローに、もっと視点を当てて深堀りしてほしかった。

キカイダー01で、イチローの魅力を引き立てるべきだったのでは?と思う。

 

キカイダー01のプロデューサー吉川進氏とメイン脚本家の長坂秀佳氏は、イチローがヒーローすぎることに疑問を感じていたらしい。

しかしハカイダーやビジンダー、ワルダーには、人間臭い要素があった。

このためキカイダー01の後半はハカイダー、ビジンダー、ワルダーを核にした物語を作るようになったという。

 

とりわけ吉川氏は、ビジンダーを全面に出したかったようだ。

たしかにキカイダー01におけるビジンダーの立ち位置は、主人公といえるくらい存在感があった。

 

それにしても「キカイダー01は太陽光線がないとチェンジ出来ず、力も10分の1になる」という当初の設定は、後半になると忘れられたようになる。

キカイダー01は夜でも普通にチェンジして戦っていたけど、あの設定は子供だましだったのだろうか…

 

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キカイダー01のビジンダーの魅力とは?

サイボーグの顔画像

 

ビジンダーとは、イチローを倒すためにシャドウが作った女形のアンドロイド。

ビジンダーが人間の時の姿が、女性のマリだ。

 

イチローは女子供に弱いので、シャドウはビジンダーを作り、差し向けた。

後にビジンダーはイチローに不完全な良心回路を取り付けられて、共にシャドウと戦う味方になる。

 

ビジンダーは、キカイダー01の面白さを握る重要な存在だ。

ビジンダーは、キカイダー01後半で最大の見どころとなるキャラクターだ!

 

どうしてビジンダーが魅力的なのかというと~

 

●ビジンダーの人間態・マリの可愛らしさ

●正義でも悪でもない、中途半端な自分に対して、悩むキャラクター性

●超ミニスカートで派手なアクションをこなすので、パンチラ必須のセクシーな展開

 

以上3点が大きいだろう。

 

マリを演じた志穂美悦子氏は、当時高校2年生だった。

そのわりに体格がよく、アクションもこなすゴツい女性だなと思った。

話が進むにつれて持ち前の可愛らしさが出て、魅力的なヒロインになる。

 

制作側の視点がイチローからビジンダーに向いてきたのだろう、ビジンダーやワルダーを中心にした物語が増える。

 

キカイダー01は毎週土曜日の夜8時から放送されており、後番組が「キューティーハニー」だった。

キューティーハニーのお色気の影響を受けたのか、キカイダー01に少しずつセクシーな要素がでてくる。

超ミニスカートのマリが派手に行うアクションシーンでは、パンチラするのは当たり前。

 

マリはシャドウによって体内に水素爆弾が取り付けられていた。

ブラウスの第3ボタンを外すと、爆弾のスイッチが入るという仕掛けで、キカイダー01を殺そうとする作戦があった。

マリ自身は水素爆弾の存在を知らない。

シャドウの遠隔操作でマリが胸に激痛をうけると、「お願い、胸のボタンを外して!」と懇願する 笑

 

このシチュエーションは、子供からすると刺激的だろう。

 

ぼくはビジンダーに変身した後の声が好きだった!

 

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微妙なキャラクターのワルダー

キカイダー01の第37話から、ワルダーというキャラクターが登場する。

ワルダーとは、ビッグシャドウがキカイダー01を倒すために雇った殺し屋だ。

 

ワルダーが登場する前、相当強い殺し屋がやってくるとビッグシャドウが前フリを入れていたので、どんな強い奴が出るんだろうと僕は楽しみにしてた!

出てきたのは頭にラーメンのどんぶりみたいなものを付けた、犬が苦手という白い侍ロボットだった 笑

初めこそワルダーは強そうなのだが、エピソードを重ねるごとに、微妙なキャラクターなことが判明する。

 

ワルダーが微妙な一番の理由は「キャラクターがビジンダーとかぶっている」点にある。

 

ワルダーはビジンダーのように、善と悪の区別がつかずに苦悩するタイプのキャラクターだ。

ワルダーは名の知れた殺し屋の割には、情にもろい。

 

殺し屋なら、もっと冷徹で感情をなくしたようなキャラクターにしてもいいはずである。

冷酷なワルダーとセンチメンタルなビジンダーとして、対比させると良かったのではと、ぼくは思う。

ワルダーが些細なことにうだうだ悩む姿は、とても殺し屋を連想させなかった。

 

ワルダーはビジンダーが好きになり、ラブレターを書いたこともある。

ワルダーはビジンダーのことが好きな青年に嫉妬したりと、人間臭い要素が多々ある。

 

最終的にワルダーは、ビジンダーの体内にある水素爆弾を取り除く。

ワルダーは、ビジンダーを助けるために危険地帯にある「初恋の花」をとってきてくれた。

しかし初恋の花は宿敵キカイダー01を救うために使われて、ワルダーはショックを受ける。

 

キカイダー01と最後の勝負で、ワルダーは自分の剣が背中に刺さり爆死するという、何ともいえない微妙なキャラクターだった!

 

悪の大犯罪組織シャドウの面白さ!

キカイダー01の序盤はハカイダー4人部隊が敵役だった。

しかし第8話あたりから、シャドウという大犯罪組織が現れる。

 

レッド、ブルー、シルバーハカイダーが01に敗れると、ハカイダーはシャドウ組織と共に活動し始め、やがてビッグシャドウの手下になってしまう。

 

キカイダーシリーズの特徴に、敵幹部が弱い点がある。

例えば仮面ライダーならゾル大佐も死神博士も地獄大使もブラック将軍も、敵怪人に変身して仮面ライダーを苦しめた。

 

しかしキカイダーの幹部は、見た目は派手で強そうだけど、戦ってみると弱いのだ!

 

シャドウ幹部の一人シャドウナイトは、一つ目でひげを生やしたナイトの外見をしてる。

強そうなシャドウナイトだが、あっさりキカイダー01にやられてしまうので、幹部としての威厳はどこにあったのかな?と思ってしまう。

 

シャドウ幹部の弱さを語るとき、最高に面白いのがザダムである!

 

ザダムは2体のロボットがつながっており、見た目は非常に強そうな幹部だ。

ザダムは毎回キカイダー01を殺すと威勢をはるのだが、最終回でその戦いを観たとき、弱いどころか瞬殺されているのには笑った!!

 

最終回でザダムはほとんど戦いもせず2体のロボットに分かれると、01、ビジンダー、キカイダーの必殺技でまさに瞬殺されるのだ 笑

 

ザダムは月面基地から呼び出された最高幹部という肩書と、見た目が強そうという魅力を残し、あっけなく消え去った…

ザダムとは一体何だったのか…ギャグだったということにしておこう…笑

 

ちなみに悪の組織シャドウの首領ビッグシャドウは、バットマンみたいな頭をしており、怪しい宗教の開祖みたいな雰囲気を出していた 笑

 

このビッグシャドウにしても、キカイダー01と戦うことはなく、最終回で基地の爆破と共に消滅する。

 

ビッグシャドウがどうしてあんなに権力を持っていたのか、その理由が僕は気になる!

ともかくいろんな点でシャドウ組織は怖いというより、面白い印象が残った 笑

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キカイダー01の後半はゲストキャラが目白押し!

キカイダー01は後半になると、素晴らしいゲストキャラクターが登場する!

 

その一人目が、前作でギャグキャラを担当していた探偵のハンペンだ。

キカイダー01には、百地頑太という面白いキャラクターがいた。

百地頑太は、伊賀忍者「百地三太夫」の子孫と称するカメラマンで、ハンペンの二番煎じのような存在だった。

 

僕は百地頑太の演出がわざとらしくて好きになれなかったのだが、途中から登場しなくなった。

そのかわりキカイダー01のエピソード後半で、ゲストキャラとして2話分ハンペンが登場してくれる。

しかもキカイダー01や仲間たちが、江戸時代にタイムスリップするというSFチックな話でとても面白かった!

 

さらにはビジンダーに恋するキャラクターとして仮面ライダーの滝和也!いや峠英介(千葉次郎氏)が登場する!!

滝のあの顔を見ると、本郷や一文字の声で「滝!」と呼ばれる姿を思い出してしまう 笑

 

峠英介は父親をハカイダーに殺されて復讐を誓う青年であり、ロボット全体を憎んでいる人物だ。

そんな英介が好きになった相手が、ロボットだったという展開が面白い。

2人の間には越えられない壁があるという点は、ロミオとジュリエットを思わせる。

 

英介がビジンダーとの間に存在する越えがたい壁のために、別れてしまう切ない物語だ。

 

キカイダー01の最終回では、光明寺博士も登場する!

光明博士は、前作「人造人間キカイダー」に登場した重要キャラクターだ。

 

光明寺博士は壊れたロボットを回収して、再生させる秘密兵器を完成させた。

しかしシャドウに悪用され、光明寺博士は断頭台に立たされてしまう。

 

キカイダー01たちに敗れるシャドウロボットやハカイダーは、光明寺博士の作った機械で生き返り、戦場に戻る。

何度も破壊されて戻ってくるハカイダーに対して、ビッグシャドウが「またお前か!」と言い放ち、とても面白かった。

 

最終回では光明寺博士の命をめぐってキカイダー01、ジローキカイダー、ビジンダーが、シャドウ組織と戦う!

 

キカイダー01の最終回は、前作と比べてあまりに淡白であっけらかんとしているので、僕は正直物足りない感じがしたのだが…

 

キカイダー01の感想の最後に

僕はキカイダー01を最終回まで観た感想として、いろいろ書いてきた。

でも、一つ確実に言えることがある。

 

特撮ヒーロー作品として、キカイダー01はまぎれもない傑作である!

なぜ傑作であるキカイダー01が、残念だったのか?

 

●前作「人造人間キカイダー」があまりの名作だったために、どうしても比較の目線で見てしまうのだ!

●キカイダー01序盤の面白さがすばらしかったために、ヒロシ登場以降の展開がもったいなく残念な印象を受けたのだ!

 

 

しかしキカイダー01は後半、ビジンダーやワルダーの魅力をかりて復活した。

その勢いで最終回まで面白く突っ走ったのが、キカイダー01なのだ!

 

確かにキカイダー01には、行き当たりばったりな展開がある。

 

●アキラの神秘性が、ミサオとヒロシの登場で消え去った

●リエコの突然の告白と退場は、唐突すぎた

●ハカイダー部隊からシャドウ組織への変化

●伴大介氏の退場

●ビジンダーやワルダーの登場により、主人公イチローの存在感が薄くなる

 

これら展開の末に、最終回を迎えたキカイダー01。

 

このようなめまぐるしい変化は、子供にとっては飽きの来ない、スリリングな展開に映っただろう。

その証拠に「人造人間キカイダー」と「キカイダー01」は、その後続編が作られてないのに(アニメや映画は別)、いまだに名作として影響力を持っている!

 

2つのシリーズを全話観た粕川が、正直な感想を書こう。

作品として優れているのは、圧倒的に「人造人間キカイダー」だ!

「キカイダー01」は前作とはやや違う種類の作品として、子供を楽しませることに特化した内容の傑作という感じがする。

 

「人造人間キカイダー」の続編という先入観があるから、辛口な評価になった。

しかし「キカイダー01」だけを考えたとき、特撮ヒーロー史上に残る名作だと思っている!

 

それにしても、ビジンダーがキャラクターとしてあそこまで化けるとは思わなかった!

キカイダー01後半部の見どころは、間違いなくビジンダーだ!

そしてイチローやビジンダーのカッコいい変身シーンは、永遠に脳裏に刻み込まれた。

 

もっと続きを観たいと思わせる…そんな後味を残す「キカイダー01」の最終回だった!

 

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天才漫画アート芸術家の粕川裕康/漫画描き、絵描き、ブロガー、Webライター、漫画アートYouTuber

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漫画とアートが融合した「漫画アート」の創作をする、自称「天才漫画アート芸術家」!物心ついた頃には絵を描いており、7歳のときに漫画を描き始め、18歳のときに絵画と出会う。その後、漫画とアートは自分の中で一つとなり「漫画アート」となりました。2009年~2013年ころにFC2やSeesaa(無料ブログ)でブログを書いていました。2016年9月にワードプレスにてブログ「天才漫画アート芸術家」を立ち上げ、今に至る。漫画描き、絵描き、ブロガー、漫画アートYouTuber、Webライターなどをしています。僕にとって漫画も絵も文章も映像制作も、生きること全体が「漫画アート」なのです!漫画アートは僕にとって表現をこえた宇宙であり、生きることそのもの。漫画アートで世界を変える(change the world with manga art)!これが筆者が向かうところです。1000年に一人の天才クリエーターと確信する漫画アート芸術家は、「漫画アートで人類史上の最高傑作を生みだす!」という目的へ向けて、今日も容赦なく爆進していきます!
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