漫画アート芸術家の粕川は、特撮番組「キカイダー01」をDVDで観だしている。
はっきり言おう、キカイダー01はものすごい傑作だ!
「人造人間キカイダー」がすごい傑作で、最終回を観た時「これで終わってしまうのか…」と残念な気持ちがあった。
だからキカイダー01には、それほど期待をしてなかった。
しかしキカイダー01は、冒頭からいきなり面白い!
現在筆者は、キカイダー01のDVDをVol.1~2まで見終えたところだ。
キカイダー01は幼いころビデオで観ており、とても好きな作品だった。
大人になってキカイダー01を観て、前作「人造人間キカイダー」に匹敵する魅力があると感じた。
キカイダー01のopや、イチローがトランペットを吹きながら登場する姿が、とにかくかっこいいのだ!
今回はそんなキカイダー01の感想や魅力、op&edのかっこよさ、トランペットを吹くイチローなどについて、dvdのvol.1~2まで観た粕川が書くぞ!
Contents
キカイダー01とは?
キカイダー01は1973年5月12日~1974年3月30日にかけて、毎週土曜日20:00~20:30に、NETテレビで放映されていた特撮テレビ番組(全46話)。
原作は石森章太郎氏で、「人造人間キカイダー」の続編となる。
漫画版「人造人間キカイダー」では01が登場するけど、テレビ版とはキャラ設定などが異なる。
漫画版とテレビ版は、別作品とみていいだろう。
2001年にOVA(オリジナルビデオアニメ)として「キカイダー01 THE ANIMATION」が制作された。
これは漫画版「人造人間キカイダー」の、エピソード後半部を描いたアニメ作品である。
テレビ版「キカイダー01」の舞台は、キカイダーがダークを全滅させてから3年後の設定だ。
今度の敵は前作「人造人間キカイダー」で人気キャラとなった、ハカイダー!
ブラック、レッド、ブルー、シルバー計4体のハカイダーが、ハカイダー部隊と名乗って世界征服に動き出したのだ!
悪の動きを感知したキカイダー01は深い眠りから目覚め、仁王像のなかから登場する。
op冒頭でキカイダー01が仁王像から爆発するように出てくる映像は、とてもかっこいい!
キカイダー01が人間の時の名前は、イチロー。
キカイダー01のdvd vol.1~2までの物語は、アキラという謎の少年をめぐって、ハカイダー部隊とキカイダー01が死闘を繰り広げる内容だ。
キカイダー01で物語序盤の面白さは、アキラやリエコに謎を持たせて、視聴者の関心を引きつける展開にある。
●アキラ少年の背中には謎の暗号が刻まれている。ハカイダー部隊がアキラを狙うのはなぜか?
●アキラをかばうリエコという女性は一体何者なのか?
2つの謎を解こうとする主人公イチローに視聴者の目線を合わせ、ミステリータッチの物語で進む。
キカイダー01は物語冒頭で上のような謎要素をからめるから、視聴者は続きが気になってしまう。
アキラ少年をめぐりキカイダーとハカイダーが戦う展開は、ジョンコナーの命をかけてターミネータ同士が戦った映画「ターミネーター2」を思わせる!
僕はキカイダー01の展開を見て、感じたことがある。
漫画の先を読者に読んでもらうためには、物語に謎な要素を残しておき、それを少しずつ明かしていく演出が良いと思ったのだ。
追記(2019年9月18日)
あのキカイダー01の全エピソードが、YouTubeの東映公式チャンネルで配信されている!
キカイダー01を愛する者は、観るしかない絶好の機会である!
キカイダー01の制作経緯とは?
前作「人造人間キカイダー」の裏番組には、「8時だョ!全員集合」という大人気番組がやっていた。
土曜日夜8時からの1時間、「8時だョ!全員集合」は圧倒的な視聴率を誇っていた。
「8時だョ!全員集合」に対抗するため「変身大会」という企画で作られた作品の一つが「人造人間キカイダー」だった。
「人造人間キカイダー」の後、20時30分から放送されたアニメが「デビルマン」。
キカイダー01放送当時も、裏番組には「8時だョ!全員集合」がやっていたのだ。
ちなみにキカイダー01の後、20時30分から放送されたアニメが「キューティーハニー」。
キカイダーが放送されていた当時、「8時だョ!全員集合」と視聴率を競いあっていたということだ。
人造人間キカイダーの主人公ジローには、悩み多い感傷的な性質があった。
これが子供には受けが悪かったらしく、キカイダー01では性格の方向転換がされる。
キカイダー01の主人公イチローの性格は、男らしい頼れるお兄さん的存在となった。
人造人間キカイダーの撮影が遅れていたことから、キカイダー01は忙しい合間をぬって作られていた。
またキカイダー01は、制作予算の厳しいなかで行われた。
キカイダー01の頃には、夜8時台のスポンサー料金が上がっており、なかなか番組のスポンサーがつかなかった。
キカイダー01開始当初、敵がハカイダーだけで怪人ロボットが出ないことに、僕は不思議を感じた。
これは制作予算が少ないため、前作のハカイダーを使って急場をしのいでいたらしい。
キカイダー01に登場する怪人ロボットも、前作の着ぐるみを改造して使っていたようだ。
たしかにキカイダー01に出てくる敵ロボットのデザインは、どこかで見たことあるような外見が多かった。
さらにキカイダー01に登場する怪人ロボットの外見は、シンプルな作りだったな
これは制作費をおさえるための、やむを得ない手段だった。
キカイダー01では前作の映像を部分的に使って、制作費をおさえている。
例えばロボットが空中で爆発するシーンや、ジローが登場するシーンなどで、1部前作の映像が使われている。
予算が少ないことや撮影時期が遅れたことなど問題はあったけど、キカイダー01の制作は順調に進んだ。
アキラの体に刻まれた最終兵器の伏線や、シャドウ組織の登場などは、キカイダー01前半部の見どころ部分である。
キカイダー01は後半になるとビジンダーなどが登場し、原作を感じさせる人間ドラマ要素が活かされる。
これが人気を呼び、キカイダー01は注目されながら最終回をむかえることができたのだ。
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キカイダー01の魅力やかっこよさの感想を語る!
キカイダー01の感想は、とにかく色んな点でかっこいい!
粕川が感じたキカイダー01の感想について、以下から書いていこう!
キカイダー01のop&edがかっこいい!
特撮テレビ番組はop&edがかっこいいと、それだけで観たくなってしまう。
opやedはその作品の一部なので、飛ばして観るなんてありえないのだ。
op&edがかっこいい作品には、名作が多いと僕は感じている。
例えば仮面ライダー、超人バロム1、イナズマンに秘密戦隊ゴレンジャーなどなど!
特にキカイダー01のopは粕川が知る限り、特撮ヒーロー史上トップクラスにかっこいい!
キカイダー01のop、edは子門真人氏が歌っており、子門氏の声以外ありえない!というくらい曲にマッチしている!
キカイダー01のop&edは、特撮ヒーロー番組黄金時代の勢いを感じるのだ!
以下の動画では、キカイダー01のかっこいいop音声が聴けるぞ。
子門真人氏は初代仮面ライダーのop&edや、その他有名アニメ、特撮番組の主題歌をたくさん歌っている人。
キカイダー01のopは子門真人氏でなければ出せない躍動感、勢いがあり、映像も含めて最高に素晴らしいと思う!
op冒頭でキカイダー01が仁王像の中から登場するシーンに始まり、テンポの良い音楽の中、ダブルマシンに乗る01が本当にかっこいい!
キカイダー01のedもテンポが良くて、疾走感のある曲調が印象的だ。
キカイダー01は同時期に仮面ライダーV3が放映されていた。
キカイダー01がやっていた1973年は、テレビで特撮ヒーローものが大流行していた時期。
「キカイダー01」は低予算での制作状況だったにも関わらず、生まれるべくして生まれた傑作という感じがする。
op&edの魅力のみでなく主人公・イチローや01のかっこよさ、作品全体から発されるエネルギーを観てるとそう感じる。
キカイダー01のopは、特撮ヒーロー史上に残るほどかっこいいとぼくは思う!
キカイダー01はBGMや次回予告に流れる音楽が、前作と同じものが使われることがある。
そのため「人造人間キカイダー」の延長線上にある作品という感想だ。
「人造人間キカイダー」が好きな人は、キカイダー01が同じ要素をたくさん持ってるので、安心して01を観ることが出来るだろう。
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イチローは南隊員!
キカイダー01に変身する主人公のイチローは、なんと…
「帰ってきたウルトラマン」で南隊員を演じていた人ではないか~!
その名も…
池田俊介氏。
帰ってきたウルトラマンを知っている人ならご存じであろう、南隊員である。
南隊員は情が厚く、郷秀樹が失態を犯したときも温かい心で見守ってくれる人だった。
郷がMAT隊員と意見が対立したときも仲裁役となったり、かぎっ子の少年と心を通じ合わせてくれた優しい南隊員。
その南隊員がなんと、キカイダー01で主役のイチローを演じているのだ!
僕は池田駿介氏は南隊員としての印象が強いから、どのようにアクションやキャラクターを演じるのか、楽しみにしていた。
そして予想通りキカイダー01でも南隊員を彷彿とさせる、心優しいお兄さんキャラクターが爆発してる!
帰ってきたウルトラマンを観慣れてる人からすると、アキラ少年をダブルマシーンに乗せて走る映像が南隊員に見えるかもしれない。
しかしやがて、イチローの姿に変わっていく。
池田俊介氏にとってイチローは、南隊員と並ぶ最強のハマリ役だったのだ!!
トランペットを吹きながら登場するイチロー!
前作人造人間キカイダーの主人公ジローは登場する時、ギターを弾きながら(決まって高い所から!)登場するのが面白かった!
キカイダー01のイチローも仲間がピンチの時、楽器を鳴らしながら登場する!
真っ白いトランペットを吹きながら!
なぜトランペットなのか?と疑問に思ったけど、僕の予想ではマイルス・デイヴィスを意識してのトランペットなのではないか?と思っている。
キカイダーシリーズの面白さは、味方がピンチになった時に、とつぜん楽器と共に現れる主人公の面白さにある!
ある時は神社の屋根のてっぺん、灯台の一番高い所、建物の看板の上、ロープウェーの縄の上に立って登場なんてこともあった!(笑)
まるで水戸黄門のようなお決まりパターンだ。
トランペットをふきながら登場するイチローの姿は、何度見てもかっこいい!
イチローがトランペットを吹くと、敵怪人たちが「どこだどこだ」と騒ぎ出す。
そしてイチローは、あの名セリフをいう。
悪のあるところ必ずあらわれる
悪の行われるところ必ず行く
おれは正義の戦士
キカイダー01!
このセリフを言う時のイチローの顔が、かっこいいのだ!
もう何度見ても飽きないくらいに、かっこいいのだ!
キカイダー01を鑑賞する人は、イチローがトランペットを吹きながら登場するあのシーンを、心してみてほしい!
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ジロー・キカイダーも登場!
キカイダー01では前作「人造人間キカイダー」の主人公ジロー(伴大介氏)・キカイダーが登場する!
僕は「人造人間キカイダー」の最終回を観た時、これでジローともお別れなのかと残念な気持だったので、01でもジローが登場してくれてとても嬉しかった!
「人造人間キカイダー」の最終回でジローはミツ子やマサル達とスイスへ行かず、日本全国を旅して修行をすると言っていた。
僕はジローが日本を旅しながら、どんな修行をするのか気になっていた。
しかしキカイダー01に登場してる所を見ると、最終回の言葉は01につながる伏線の意味があったのかもしれない。
キカイダー01はキカイダーの兄さんであり、キカイダーより前に光明寺博士に製作された設定になってる。
どうしてキカイダー01は仁王像の中で眠っていたの?
光明寺博士が日本をとりまく悪のエネルギーが増加したときに、眠りから覚めるようにセットしていたのだ!
本編ではイチローとジローが兄弟の眼差しで握手し、一緒にバイクを走らせ、アキラ君を守るために闘う姿が印象的!
キカイダー01でジローはあくまでサブキャラクターだから、物語の補佐的な出演だ。
仮面ライダーでいう「1号2号ダブルライダー編」を思わせる!
キカイダー01は製作費が少ない中で作られたから、ジローが登場するシーンは前作の映像を使ってるところも多い。
伴大介氏やジローが好きな人にとって、キカイダー01はその雄姿を見れる貴重な作品である!
ed映像でもキカイダー兄弟はコンビで登場するので、01はキカイダー兄弟の物語なのかな~と思いきや、違う。
ジローを演じる伴大介氏はキカイダー01の放映中、新番組「イナズマン」の主役に抜擢された。
そのため01に出演するのが困難になり、途中からほとんど登場しなくなる(過去映像の使いまわしで登場しているように見せている)。
ジローの後釜として登場したのが、01の相棒で女性の人造人間ビジンダーだ。
同時期に放送してた仮面ライダーV3の終盤でライダーマンが登場したことに、影響をうけてのビジンダーなのかもしれない。
ちなみに僕はイナズマンもdvdで観ている。
イナズマンで伴大介氏(イナズマンでの表記は「伴直弥」)は、渡五郎を演じている。
しかし僕の感想としては、渡五郎よりもジローの方が好きだ。
渡五郎はイナズマンの人間時の姿だけど、ジローとはまたキャラクター性が違う。
ジローから発される独特のナイーブさと優しさは、他のキャラにはない魅力がある!
ジロー(伴大介氏)が途中からいなくなってしまうのは寂しいが、キカイダー01のイチローはジローに匹敵する魅力的なキャラクターだ!
アンドロボットのデザインがかっこいい!
特撮ヒーロー番組のお決まりキャラクターに、主要怪人をサポートする弱い敵キャラクターがいる。
仮面ライダーのおけるショッカーの戦闘員だね
仮面ライダーに登場するショッカーの戦闘員が、戦闘員キャラクターの始まりだった。
このショッカー戦闘員の発想は、その後の特撮番組にも引き継がれ、キカイダー01にも登場する。
その名前が「アンドロボット」。
このアンドロボットのデザインが、かっこいいのだ!
前作「人造人間キカイダー」の戦闘員デザインも良かったけど、01のアンドロボットは特に印象深い!
アンドロボットの赤と黄色の派手なデザインは、仮面ライダーストロンガーの相棒タックルを感じさせる!
アンドロボットが空中回転ジャンプする姿が、粕川にはとりわけかっこよく見えた!
ちなみにアンドロボットは攻撃をする時に「ハイル」という言葉を発する。
キカイダー01の敵組織が片手を高く上げて敬礼するポーズを見てると、ある存在の影響が見えてくる…
それは
ナチスドイツ。
「ハイル、ヒットラー!」とは、ドイツの総統アドルフヒトラーへの忠誠を示す掛け声である。
ナチスドイツの総統アドルフ・ヒットラーがとっていたポーズと似たような事を、アンドロボットはしている。
さりげなくナチスドイツの要素を隠し持っているキカイダー01に、僕は好感を感じた!
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キカイダー01の変身がかっこいい!
「チェンジキカイダー~…ゼロッワン!」
この掛け声とともにポーズを取り、イチローはキカイダー01に変身する。
●「チェンジキカイダー~」で両手を弧を描くように頭上で交差させる
●「ゼロッワン!」の掛け声の後に、両手を左右に開放する
●頭の機械の映像になり、1のデザインが現れてカメラが引いていくと、キカイダー01になっている
ジローキカイダーの変身よりもアクションが大きくなり、仮面ライダーの変身ポーズに対抗しているような感じだ。
キカイダー01の変身はイチロー役・池田駿介氏の演技あっての魅力だと思うし、役者と変身ポーズが融合した「傑作変身ポーズ」だと僕は感じている。
初代ウルトラマンや仮面ライダー1号2号、バロム1に並ぶかっこいい変身ポーズだ。
キカイダー01の見どころは、変身ポーズにもあったのだ!
キカイダー01の弱点や必殺技
前作「人造人間キカイダー」の弱点はプロフェッサーギルが吹く笛の音だった。
キカイダー01はジロー・キカイダーの様に不完全な良心回路は持っていないので、ギル(01ではギルの脳を持つハカイダーが笛を吹く)の笛の音には反応しない。
しかしキカイダー01は太陽電池を動力源とするため、太陽の光が届かないと力が10分の1に減ってしまう。
つまり夜間や暗い所で敵に襲われると、ピンチなのだ。
劇中でもよく太陽光線の届かない所で敵と戦う事になるが、弟のキカイダーに助けられたりして窮地を脱することが多い。
キカイダー01では不思議なことに、夜の舞台だったのにいきなり昼間に変わるシーンがある。
キカイダー01の必殺技はゼロワンカット、ブラストエンドやゼロワンドライバーなどだ。
ゼロワンドライバーはキカイダー01が回転しながら敵にパンチを繰り出す攻撃。
ゼロワンドライバーはストリートファイター2のベガが使う必殺技「サイコクラッシャーアタック」のようにも見えるぞ!
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キカイダー01のハカイダー
前作で白骨ムササビによって倒されたハカイダーは、プロフェッサーギルとダークが誇る科学者の脳を移植されてよみがえっている。
キカイダー01に出てくるハカイダーは前作「人造人間キカイダー」に出てくるハカイダーとはちょっと違うと感じた。
キカイダー01の前半部では、敵組織がハカイダー4人部隊だ。
ハカイダーは、前作で登場したプロフェッサーギルみたいな悪の親玉的存在になっている。
仮面ライダーでいう地獄大使のような、悪組織の幹部みたいな存在なのだ。
前作「人造人間キカイダー」に出てきたハカイダーはダークに従わず、自らの意思でキカイダーを倒すことに執念を燃やしていた。
キカイダー01のハカイダーも、基本設定は同じ。
しかしキカイダー01のハカイダーには人間の姿はなく、前作で感じられたキカイダー宿命のライバルという雰囲気は薄い。
キカイダー01では、途中から悪の犯罪組織シャドウが出てくる。
この頃から「キカイダー01」「悪の組織シャドウ」「ハカイダー」という三角構図ができる。
これは人造人間キカイダーの「キカイダー」「ダーク」「ハカイダー」の構図と似てる。
しかしキカイダー01のハカイダーは、どこか前作と違う印象があるのだ。
キカイダー01ではハカイダーをレギュラー敵役にして、味を薄めたキャラクターになっているなと、DVDvol.2まで観た粕川は感じた。
ちなみにハカイダー部隊の一人シルバーハカイダーは、仮面ライダーXが行うような棒を使った大回転を見せてくれる!
シルバーハカイダーはジャンプしたときに、棒を使って回転するのだ。
仮面ライダーXも同じことをしている。
おそらく仮面ライダーXの棒を使った回転シーンの元祖は、シルバーハカイダーである。
粕川が感じたキカイダー01の感想!
キカイダー01は前作「人造人間キカイダー」より、子供向け特撮ヒーローの特徴を押し出した作風になっている。
キカイダー01は、物語が「人造人間キカイダー」とつながっているのがうれしいところだ。
キカイダー01は、弟のジローと兄弟キカイダー編という感じもする。
そしてとにかく、opとedがメチャメチャかっこいい!!
opとedのためだけでもキカイダー01を鑑賞したいと思える、そんな勢いある作品なのだ。
1971年~1974年末は「変身ブーム」をふくめて、特撮ヒーロー作品の黄金時代だった。
この時期はたくさんの特撮番組が作られており、中でも「キカイダー01」は後世に残る名作としての勢いを感じる作品だ!
主人公イチロー役の池田駿介氏が「この人以外ありえない!」ってくらいキャラがハマってて、かっこいい!
帰ってきたウルトラマン時代の南隊員の魅力を知っている人は、絶対に見逃してはいけない作品だ!
僕は伴大介氏(ジロー)も好きなので、ジローがよく出ることや、兄のキカイダー01と関わるシーンは、ワクワクしながら観ている。
人造人間キカイダーの最終回で「これでジローともお別れだな」と寂しい思いをした人にとっては、その先の物語を描いた続編として非常に興味深い作品だ。
物語的には僕が観たのはまだ序盤なので、アキラとリエコの謎で興味を引いている展開だ。
これから新しい敵組織が現れて、もっと物語が膨らんでいく予感十分!
仮面ライダーから仮面ライダーV3に変わり、さらなる人気が出た。
キカイダー01も前作からよりヒーロー路線がパワーアップして、成功してる。
キカイダー01で何より見てほしいのは、池田駿介氏が演じたトランペットを持つイチローのかっこよさだ。
キカイダー01の、弟ジロー・キカイダーとの絡みだ。
そして特撮ヒーロー番組黄金時代を支えたキカイダー01の、作品全体から発される勢いなのだ!