こちらは漫画アート芸術家が2012年頃に描いた「宇宙からの落とし物」という漫画に登場する宇宙人キャラクターの「パム」。
世の中に宇宙人のキャラクターは数あれど、パムは独特の性癖を持っています。
宇宙人キャラクターのパムは映画が、とりわけホラー映画が好きなのです!
わざわざ地球のレンタルDVDショップからホラー映画を借りるような宇宙人キャラクターは中々いないでしょう。
ここでは地球の映画好きな宇宙人キャラクター「パム」が登場する漫画「宇宙からの落とし物」の制作背景を書いていきます。
また漫画創作につながる僕独特な映画の見方、ゲームの仕方についても書いています!
宇宙からの落とし物?一体何を落としたんだ?
Contents
映画好きな宇宙人キャラクターが登場する漫画を描いた理由
漫画「宇宙からの落とし物」は2012年当時の僕の実体験をもとに描いた漫画です。
この当時僕は漫画制作などをしながら、毎晩のように映画を観ていました。
昔から洋画が好きで、中でも「西部劇」「SF」「ホラー」系映画は最も好きなジャンルです!
「宇宙からの落とし物」を描いていたころ特にSFやホラー映画ばかり見ていたことから、「ホラー映画好きな宇宙人」という発想が生まれました。
「ホラー映画が好きな宇宙人」というのはまさに2012年当時の僕を象徴したキャラクターなのです。
宇宙からの落とし物」の主人公は漫画家になることが夢の少年ケンイチ。
この時期にみていたSF映画で特に印象深いものがあります。
それがマイケル・アンダーソン監督の「2300年未来への旅」(1976年)!
「2300年未来への旅」は世間でB級映画として認知されてるようだけど、素晴らしい作品ですよ!
他にも「2001年宇宙への旅」や「E.T」「猿の惑星」など名作SF映画はほとんど観てますね。
そんなことから次に漫画を描くときはSF系が行きたいなと思っていたのです。
また僕は昔から宇宙人やUFOにとても興味があります。
ミステリーサークルやロズウェル事件、世界のトップ支配層のなかには宇宙人の血筋のものが含まれてるなんて都市伝説がありますね。
本当かどうかはさておい、漫画描きとしての目線で上のことを見たとき、ものすごく面白いんですよ!
夢を感じるんです!
僕たちが見たこともない、教えられたこともない、人間とは全く違う生命体がこの世に存在してるって凄いことだと思います!
もし本当に宇宙人がいるなら、一度でいいからお目にかかりたい。
宇宙人を見てみたい、話してみたい、触ってみたい、彼らの生まれた文化のことを教えてほしい。
どのように子孫を残して、何を食べてるのか?
どんな思想を持ち、毎日何をしているのか?
もう宇宙人のことを考えていると好奇心が爆発するのです!
僕みたいな漫画描きは好奇心旺盛なので、宇宙人のことを考えると異常に妄想が働きます。
宇宙人がいるかどうかって、調べようがないですよね?
でも宇宙人のことをどうしても知りたい。
そうなったら仕方ない…
漫画で宇宙人を創造しよう!
これなんですよ!漫画を作るときの発想というのは!
宇宙人の妄想がはたらきすぎてしょうがないから、自分で漫画を描こうということになる。
好奇心が大切なんです!
野次馬根性が漫画創作につながっていくのです!
宇宙人の詳しいことが分からないなら、自分で考えて作ればいい。
僕は好きなSFやホラージャンルを組み合わせて、漫画の物語を作りました。
こうして出来たのが宇宙人キャラクターのパムだったのです!
キャラクターは作ったら漫画で使いたいですよね。
それなら宇宙人キャラクターパムが活躍する漫画を描こうと思い、「宇宙からの落とし物」を制作しました。
この場合、漫画を描こうと思ったきっかけは「宇宙人に対する好奇心」。
何かに好奇心を感じたら、それを深堀りしていくのです!
本でも映画でもインターネットでも使って好奇心の対象を調べていく!
好奇心の対象を調べるなかでどうしても分からないことが出てきたらどうするのか?
そのときは自分のアイデアで補完するのです!
分からない部分は自分で設定を作ってしまえばいい!
こうして漫画は作られていきます!
僕の場合宇宙人がどんな生物かが分からなかったので、ユカタン星人のパムという宇宙人キャラを考えました。
パムは地球の映画が好きで、ファミリーバットというレンタルDVDショップでホラー映画を借りるほどのマニア。
パムが借りたレンタルホラーDVDのために一騒動起こるのが「宇宙からの落とし物」なんです。
漫画描きは好奇心のアンテナを強く張っておき、気になったものは触れて調べて感じてみる!
この体験が次の漫画創作につながっていくかもしれないのです。
漫画描きは、好奇心旺盛でいましょう!
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宇宙人キャラクターを創造した人の映画の見方
ここでは宇宙人キャラクターパムを生み出した漫画アート芸術家の独特な映画の見方をご紹介します。
僕が映画を観るときというのは、その日の仕事を終えた夜の一番リラックスしたときに観ることが多いですね。
つまみや酒などを用意して、まるで一人映画館のような感じでガッツリ観ます。
優れた映画を観ることが漫画アートの創作のヒントになるのです。
だから映画を観るにしても、テキトーな見方はしない。
例えば食事をしながらテレビで吹き替え映画を観るというのは、まずないですね。
テレビのように映画の途中でCMが入るとかもあり得ない。
映画はその世界観に入りこんで観ることが大切なんですよ!
本当に好きな映画はまるで映画館で観ているように、その世界観に没入して観たいのです。
こうすることで、心に映画の体験が深く刻まれる。
心に刻まれた映画体験はその後熟成していき、やがて漫画アートの創作につながっていく。
その映画に対する感動が時を経て、漫画やアートの形でよみがえるわけです。
ターミネーター2、続・夕日のガンマン、シェーン、荒野の決闘、第三の男、フェリーニの道…
心から愛する映画は皆そうやって観てきました。
漫画描きの僕からすると映画鑑賞は単なる娯楽ではなく、次の創作につながる貴重な体験なのです!
映画を観てその世界観を自分のなかに取りこみ、消化吸収する大切な儀式なのです!
だから食事しながらテレビの映画とか、友達と遊びついでに映画を観るとかっていうのは基本的にありえない。
どうでもいい映画ならそういう見方でいいけど、これぞ!って映画は儀式のように集中して観ます。
例えば映画の中で主人公がピンチに陥ったとき、自分ならこの状況をどうやって乗り越えるのか?と考えてみる。
もしくは見ている映画の主人公が自分のキャラクターだったらどんな行動をとるかを考えてみる。
映画を観ながら、自分が映画の世界に入りこんで事件を体験しているように楽しむのです!
こうすることで映画の感動もより強く入ってくる。
また空想力を働かせながら映画を観ることで、漫画創作のヒントにつながるわけです。
そんな映画体験が時間と共に熟成して、漫画アートの創作に生きてくるのです。
宇宙人キャラクターを創造した人の映画の見方:洋画は字幕で観る
僕は洋画を観るとき、日本語吹き替えではなく字幕で観ます。
出来る限り映画を生の状態で吸収したいというのが理由です。
日本語吹き替えだと日本の声優が声を出しているので、出演俳優の生声とは若干雰囲気が異なります。
音楽でも小説でも出来る限り原作のまま吸収したほうが、その作品の本質に触れられると思っています。
例えば~
・海外の小説なら日本語訳よりは原文で読んだ方が作家の意図は正確に分かる。
・ロックなら誰かがカバーしたローリングストーンズよりも、ローリングストーンズ自体の演奏が聴きたい。
・テレビで放映される映画は時間の都合上カットがされてる部分もあるので、本当に好きな映画はテレビ放映では観ない
~といったように出来る限りその作品の本質に触れる接しかたを心がけています。
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宇宙人キャラクターを創造した人の変わったゲームのプレイ法
宇宙人キャラクターを創作した僕は、ゲームのプレイの仕方も一風変わったところがあります。
僕は小学校から高校にかけて異常なほどゲームにハマっていました。
小学校のころはファミコン世代であり、スーパーファミコンやゲームボーイ、ニンテンドー64やネオジオ、プレイステーションなどを購入しては飽きるほどプレイしました。
とりわけ好きだったのがドラゴンクエストシリーズ!
ドラゴンクエスト5は僕の中で神がかった名作です!
ドラゴンクエストをプレイするとき僕は主人公になりきって、その世界を心の目で感じ体感しながら楽しんでいました。
ドラクエをやりながら、頭の中でいまプレイしている物語を空想するのです。
例えばドラゴンクエスト5で主人公の父パパスがジャミやゴンズから息子を守るため犠牲になってしまうシーンがあります。
このとき僕は頭の中でパパスが敵から攻撃を受けているシーンをイメージし、主人公やベビーパンサーがどうしているかなどを詳細に思い浮かべました。
パパスがやられそうなとき、主人公の息子はどんなことを考えているのか?
どんな言葉を発し、何を感じているのか?
ゲームの状況をまるで映画を観ているように思いうかべるのです。
他にもドラゴンクエスト5では主人公が女性と結婚することになり、だれを選ぶか決断を迫られるときがあります。
僕はこのとき本当に自分がゲームのなかの女性キャラと結婚するんだと考え、その後の人生遍歴まで細かく空想していたことがあります。
(ちなみにフローラが好きなのでフローラを選びました)
ゲームをただプレイするのではなく主人公になったつもりで、ゲーム世界を今自分が体験しているように楽しむ。
これにより、漫画を作るために必要な想像力が養われます。
ゲームや映画を観るときにイメージを働かせることで、作品を楽しむ以上に物語を空想する力がついてくるのです。
ゲームや映画などで養ったイメージ力を使って自分なりのキャラクターを空想していく。
こうして宇宙人キャラクターのパムが生まれました。
空想力、イマジネーションの豊かさは漫画創作能力につながります。
映画を観たりゲームをプレイするときはただ楽しむだけでなく、作品の世界観に入り込んで自分が主人公になったつもりで物語を空想してみましょう!
宇宙人のキャラクターが登場する漫画
僕は映画やゲームを楽しむとき空想力を使って、物語を明瞭にイメージしてきました。
ときには映画やゲームにオリジナルの物語をつけたして、頭の中で展開していくこともありました。
映画やゲームの内容がキッカケとなり、物語やキャラクターを創造する練習になっていたのです。
だから何かの作品に触れるときは、余計な外部の情報を排除して集中して楽しむようにしています。
大切な作品を観るときはスマホを切っておくとか、一人で集中出来るときに観るとかいうことです。
映画を観るときは、その世界観を自分がいま体験しているようにイメージしながら楽しむ。
こうすることで空想力が磨かれて、漫画やアートを創作するときに生きてくるのです。
今回ご紹介した宇宙人のキャラクターパムも大好きなSFやホラー映画を観ている自分の体験をもとに誕生しています。
僕は「宇宙からの落とし物」の主人公ケンイチに自分自身を重ねて描きました。
ケンイチ少年は宇宙人キャラクターパムと何をしでかすのか?
「宇宙からの落とし物」とは何のことなのか?
実体験をもとに描いた宇宙人の漫画「宇宙からの落とし物」を読みたい人は以下の画像をクリックしてください!
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