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アート要素の入った漫画創作を志向する表現者・マンガアート芸術家。
そんなマンガアート芸術家のフリーランスな日常を、絵日記漫画にして切り取るシリーズです。
マンガアート表現者が普段どんなことを考えているのか?
頭の中がのぞけるかもしれません。
クリエーターが作る作品もすべてが既にある
クリエーターが作る創作作品もすべてが既にあることについてマンガアート芸術家が語る!
画家や音楽家など、クリエーターがその生涯で作るすべての作品も、今ここにすべてがあると僕は思います。
これから作る作品群は目には見えないですが、エネルギーとして既にあるのです。
万物は波動でできている。
人間が発する思考も、物体も音も匂いも、すべてが振動している。
つまり波動。
クリエーターがこれから作る作品群も、そのすべてが今この空間に、エネルギー体として、振動として、確かに実在する。
クリエーターはすでに存在する作品のエネルギーと同調することによって、その発想を得て、形にするのだと思うのです。
モーツァルトが生み出したあの素晴らしい音楽群も、はじめから宇宙に存在していたと僕は思う。
モーツァルトはすでに存在していたあの音楽群のエネルギーを捉え、この物理次元で形にしたのだと思うのです。
僕はヴァン・ゴッホが生み出した絵画群を見る時、心が震える。
あまりの素晴らしさに感動して、心が震えるのです。
ヴァン・ゴッホが描いたあの絵画も、初めから宇宙にあったのだと僕は思う。
19世紀オランダに生まれた、不器用な男ヴァン・ゴッホの情熱が、あの絵画群のエネルギーと同調し、この世に作品を誕生せしめたのだと思う。
イギリスのロックバンド「ザ・ビートルズ」が活動期間およそ10年の間に生み出したあの燦然たる傑作群も、宇宙には初めからあったと思うのです。
人は目の前の空間を見る時、そこには何もないと感じる人が多いでしょう。
しかし空間には、エネルギーが満ちあふれているのです。
あらゆる種類のエネルギーが、今この空間に、満ち満ちあふれているのです。
人間は空間に満ちるエネルギーを受信する装置です。
クリエーターは空間に満ちるエネルギーを感知し、それを自らの想像力によって補完し、作品を作るのです。
クリエーターには、突然おとずれる創作の直感というものがあります。
それを作らずにはいられない、どうしようもない衝動が訪れる時があるのです。
僕にもあります。
世間ではこれをインスピレーションというのでしょう。
ビートルズのベーシストであるポール・マッカートニーは、ある朝目覚めると、頭の中に名曲「Yesterday」が浮かんでいたと語っています。
ピカソもそうでした。
1937年、ヒトラー率いるドイツ空軍はスペインの都市ゲルニカを無差別爆撃しました。
この行為に怒りを感じたスペインの画家パブロ・ピカソは、短期間のうちに巨大な絵画「ゲルニカ」を描いたのです。
ピカソはまるで憑かれたかのようにゲルニカを描き、わずか1カ月ほどで絵を完成させたといわれています。
このエピソードは既にある作品のエネルギーを表現者がキャッチし、物理次元で形にした好例だと僕は思います。
人間と空間は別々ではないのです。
空間も人間も、すべてが一つ。
空間にエネルギーとして既にある作品群は、表現者がそのエネルギーと同調することによって、アイデアとして頭に浮かぶのでしょう。
表現者が目を閉じて、自らが人生で生みだすであろう作品群に想いをはせる時、その表現者は自身の全作品群と同時に存在しているのだと思います。
作品と表現者は一体である。
表現者と空間も一体である。
すべてが一つに混ざり合い、意識のエネルギーが作品のエネルギーと一致した時、表現者の頭にインスピレーションとして作品が降りてくる。
表現者は、後はもう肉体と頭を使い、既にエネルギーとして存在する作品を、この世に形として生み出すのです。
この宇宙の神秘に思いをはせる時、ぼくはもう表現せずにはいられない。
大いなる意識の神秘を。
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