小説を読むと漫画創作のために必要な想像力が磨かれます。
僕は漫画創作をしていますが、小説を読むときに使う想像力が漫画創作の役にたつことが多々あります。
例えば以下に添付する四コマ漫画は、「お肌ツルツル」というネタに僕の想像力を働かせて作りました。
この記事では小説を読むときに使う想像力が漫画創作の役に立つということを、漫画アートを作る筆者が書いていきます!
小説は漫画創作に必要な想像力を磨いてくれる
どうして文字だけで構成される小説が、想像力を磨いてくれるのか?
小説を読んでいると読者は物語の情景を空想でイメージすることになるので、想像力を養えるのです。
僕は18歳ころに読書の面白さを知って以来古今東西の小説を読み、色んな物語世界を吸収してきました。
小説は文字だけで表現するので、読者は想像力を使って物語をイメージすることになります。
この想像力が、漫画を生み出すうえで大切だと感じています。
例えばこれから新しい漫画を生み出そうとするとき、アイデアや作品の世界観を想像力を使ってイメージします。
想像力を駆使すれば、どんな漫画のアイデアも頭の中で図像化することができますね。
頭の中に想像力を使って描くべき世界が見えたなら、それを漫画の形にすればよくなります。
どんな漫画もはじめは頭の中でイメージすることから始まるので、自由自在に想像力を駆使できる能力は大切です。
で、肝心な想像力はどう訓練していったらいいのか?
ここで役に立つのが小説だと思うのです。
小説は漫画やゲーム、映画などと違い文字だけで物語が構成されています。
読者は文字をたよりに物語世界をイメージしなければなりません。
文字という少ない情報から想像力を広げていくには、自分のイメージ能力を駆使することになるでしょう。
想像力を用いて物語をイメージする小説は、想像力を訓練しやすい媒体だといえます。
例えば漫画や、映画、ゲームなどはすでに視覚情報が提示されています。
ドラえもんというキャラクターは、漫画の絵を見ればどんな外見なのかがすぐわかりますよね。
映画だってそうです。
映像で物語が語られるので、ただ観ていれば世界観が把握できます。
しかし小説では文字という少ない情報から、自分の頭で世界観をイメージしなければなりません。
しかもイメージの世界は自分で自由に作り出すことが出来ます。
小説を読むと自由に作品世界をイメージできる、想像力のクリエイティビティが使えるのです!
例えば「青い空の下に広大な草原がありました」、という小説の文章から何を想像するかは十人十色です。
上に挙げた文章から青い空の下にヒツジと羊飼いがいる画像を想像する人もいれば、スイスのアルプスの大草原を思い浮かべる人もいるでしょう。
このように一つの文字情報からでも、人によって異なる情景を想像できるのです。
小説はイメージするための創造性が高いといえるでしょう。
ある文字情報から何を想像するかは、その人の感性にゆだねられるのだから。
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漫画創作は小説を読むときに使う想像力が生きる世界
小説を読んで想像力を鍛えていると、いざ漫画創作をしようとする時に役に立ちます。
漫画創作もやはり想像力が大事です。
どんな面白いキャラクターも必殺技も、物語も、初めは作者の想像力から始まるじゃないですか。
想像力を自由にはばたかせられるようになると、漫画創作がより面白くなってきます。
なぜなら想像力の中でなら、どんな漫画も作り出せるから。
想像の中にある漫画の世界を、漫画描きは形にしていくのです。
漫画創作は想像力から始まります。
そして漫画創作で欠かせない想像力は、小説を読むことで鍛えることができるのです。
小説を読んでるときに生まれた発想が飛躍して漫画の案につながることが、僕にはよくありました。
以下の漫画は敬愛するH.Pラブクラフトの「アウトサイダー」を読んだ時に浮かんだイメージから生まれた漫画です。
小説を読み想像力を磨いて漫画を描こう
小説は視覚情報によってイメージを縛られないので、アイデアを飛躍させるチャンスが生まれるんですね。
このことから、漫画描きは習慣的に小説作品に触れることをおすすめします。
もちろん漫画、映画など様々なメディアに幅広く触れておくことも大切。
色々なメディアにふれておくことで、それらのイメージが頭の中で混合されて意外なアイデアが生まれることがあるのです。
小説は想像力を刺激します。
是非とも色々なジャンルの小説を読んで、想像力の羽を磨いていきましょう。
そして自在に駆使できるようになった想像力で、漫画創作を行っていきましょう!
以下の記事では筆者が図書館に通い詰めて色んな本を読んでいた時代の事が書かれています。
想像力を使って小説を読み、空想の羽を羽ばたかせよう!