Wranglerの13MWZアメリカ製が僕にとっていかなる存在かについて
僕は数あるジーンズの中で、いや、あらゆるズボンのなかで、ラングラーの13MWZが一番好きです!
なので13MWZを僕のユニフォームにしようと思ったのです。
僕はあれもこれも持ちたくありません。
いろんな服を着てファッションを楽しみたいわけではないのです。
「本当に好きで、心から良いと思える服を厳選し、それだけを一生かけて味わい尽くす!」という関り方が好きです。
僕にとってズボンは13MWZ以外、ありえません。
リーバイスもその他どんなブランドのジーンズも入る余地がないくらい、圧倒的に13MWZです。
それもリジッド(生デニム)の、インディゴブルーの、アメリカで流通しているあの13MWZが好きなんです!
決して日本製の13MWZのことではありません。
ちなみにアメリカ流通ものの13MWZは、メキシコや中南米で作られているようです。
日本製はベトナムなどアジアで作られているので(2024年現在)、この辺で判別がつきます。
1964年頃に生まれて、それ以来ほとんど基本仕様を変えていないといわれる13MWZ。
13MWZは全米プロロデオカウボーイ協会が1974年に認定した、唯一のジーンズです。
カウボーイの世界では13MWZこそ最もスタンダードなジーンズといえるでしょう。
●馬上で鞍を傷つけないため、ひっかかりをなくしたノースクラッチリベット
●牛の角にひっかかる事故を回避するため、ボタンフライからジッパーフライに変更
●大きなベルトをしっかり支えるため、広いベルトループを7つつける
●革パッチは鞍にくっつくため塩化プラパッチに変更
●乗馬中に物を取りやすくするため、後ろのポケットの位置が高い
など、カウボーイが使うための機能性が徹底されています。
13MWZは誕生から50年以上基本仕様を変えていない、ラングラーを象徴する、名作中の名作といえるジーンズなのです。
13MWZのインディゴブルーは、明るく鮮やかで見ていて気持ちよくなります。
まるでファン・ゴッホが黄色と対比して塗りそうな、鮮やかな青がまぶしいです!
なにより13MWZは14.75オンスあります!
ずっしりしたデニムが本当に良いです!
僕はぺらぺらな服ではなく、ラングラーのように丈夫でタフな服が好きなんです。
リーバイスの501でさえ今は14オンスだったはずなので、ラングラーの重厚さが浮き立ちます。
僕はこのインディゴブルーの13MWZをユニフォームとして、いつも着続けようと思います。
インディゴブルーの13MWZをまず初めに置き、そこからコーデを考えるんです。
コーデの中心に13MWZがあるのです!
13MWZは、そのくらい僕の中で揺るぎないジーンズです!
そんな13MWZのリジッド(生デニム)をまた注文したので、糊落としの経過をお見せしましょう。
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Wranglerのリジッド(生デニム)13MWZを糊落としするため初洗いをしました!
このフラッシャーのイラスト、すごく良いですね♪
パッチが顔をのぞかせています。
これは塩化ビニールのパッチです。
革パッチだと乗馬中鞍に張りついたりするため、このパッチになったそうです。
みてください!
これがブロークンデニムの生地感です!
リーバイスやリーのデニムに比べて、表面ののっぺりした感じがラングラー独特であります。
見方によっては田舎臭い感じがあるかもしれません。
しかしその土臭さこそラングラーが持つ、ブルース音楽のような魅力なのです!
糊を落とす前、やや大きい状態の13MWZをはいてみました。
ラングラーの13MWZは股上が深いのでへその下あたりまでズボンが届き、おしりをすっぽり覆う、気持ちよい履き心地です。
またヒップからヒザまでにふくらみがあり、ヒザから裾までが直線ラインとなる「カウボーイカット」とよばれるストレートスタイルです。
上の写真を見てたら大好きな西部劇映画「SHANE」の主人公が、13MWZに似たズボンを履いていたのを思い出しました。
カウボーイ向けのジーンズだけあり、どことなく西部劇に出てきそうなシルエットがたまらないですね♪
さっそくぬるま湯につけて糊落としをします。
ジーンズのボタンやジッパーをしめて裏返しにし、ぬるま湯に入れたら軽くもみ洗いをします。
その後、1時間30分ほどぬるま湯につけたままにしました。
インディゴブルーのジーンズなのに、お湯が薄茶色になったのが印象的。
糊の色なんでしょう。
その後、洗濯機に入れて脱水をします。
僕はぬるま湯につけているので、洗濯機では洗いませんでした。
6分ほどで脱水が終わり、すぐに部屋の中で干します。
乾いた頃にはジーンズは生地の目がつまり、いくぶん縮んでました。
ラングラーは防縮加工がされているのであまり縮まないようですが、多少小さくなった感はあります。
どのくらい縮んだかは計ってないのでわかりません。
初洗いをした後に再度履いてみた写真はこちら。
リジッドデニムはこれからじっくり履きこんで、デニムを育てていく楽しみがあります。
履いていく中で生まれる色落ちやアタリなどが味となり、自分だけのデニムができていくわけです。
デニム好きの方は「いかに魅力的に色落ちをさせるか」にやっきになる人が多いもの。
でも、僕がジーンズを履く目的は「色落ちや経年変化を作りたい」からではありません。
単純にデニムが、ジーンズが好きだから履くのです。
むしろ色落ちやアタリなんてつかないくらい、宝石のように丁寧に扱って、一生着続ける覚悟で関わります。
だからどう色落ちしようが僕は関心がありません。
僕の関心は、色落ちやアタリではなく「ジーンズをいかに長く丁寧に履き続けるか」という所にあります。
だから僕は古い年代物のヴィンテージジーンズなどに傾倒することはないでしょう。
僕はデニムのコレクターになりたいわけではないのです。
むしろ逆で、できるだけ物を持ちたくありません。
必要最低限の、心から好きな物だけを厳選して身の回りに置きたいです。
生活をできるだけミニマルにしたいから、コレクター的な収集癖は向かう方向が逆なのです。
あくまでデニムが好きで着心地が良く、着た時の外観がお気に入りだから、自己表現の一環としてジーンズを履きます。
そうなると年代物のやたら高いヴィンテージものではなく、新しい現行品のデニムこそ、僕が求めるものなんです!
そして1964年に誕生して以来ほとんど仕様を変えていないと言われるラングラーの13MWZ!
この素晴らしい商品を前にして、僕は13MWZ以外のジーンズなどありえないと感じています。
僕はこのリジッドの、インディゴブルーの、アメリカ製の13MWZを、ユニフォームのようにいつも着続けたいと思います!!
今日もご来訪ありがとうございました!
ラングラーについて語った記事は以下リンクにも~
前後のエッセイ漫画は以下リンクに~