私、ホラー映画が好きなんだけど、どうしてだろう?
ホラー映画が好きな人の心理って何かな?
世の中には、ホラー映画が好きな人がたくさんいます。
漫画アートを作る筆者も、ホラー系作品が大好き!
映像を観てるだけで、かんたんに恐怖を体験できるホラー映画。
ホラー映画は好きな人と苦手な人が分かれるジャンルですが、ホラーを好きな人はどうして怖い映画を観てしまうのでしょうか?
ホラーと言っても、様々な種類があります。
血しぶきが飛び散るスプラッター、人肉破壊を見せるゴア系ホラー、オーメンなどの悪魔系、心霊系、サイコスリラー系、ゾンビ系…
これら人の恐怖をあおるホラー映画が好きな人の心理には、どんな特徴があるのか?
ここでは怪奇&ホラー漫画も描く筆者が、ホラー映画好きな人の特徴や心理を10項目に絞って解説していきます!
ホラー映画が好きで、「なんで私ってホラーを愛してしまうのかしら?」なんて方は、この記事を読んで自分の特性に合致するか調べてみてください!
追記2021年9月8日
まずは「ホラー映画が好きな人の心理」というネタで漫画を描きましたので、そちらをご覧ください♪
Contents
- 1 【ホラー映画が好きな人の心理:1】刺激的なことに飢えている
- 2 【ホラー映画が好きな人の心理:2】ストレス過多の生活を送っている
- 3 【ホラー映画が好きな人の心理:3】上手く恋ができない人
- 4 【ホラー映画が好きな人の心理:4】安心していたい人
- 5 【ホラー映画が好きな人の心理:5】現実の状況と向き合いたくない人
- 6 【ホラー映画が好きな人の心理:6】好奇心にあふれた人
- 7 【ホラー映画が好きな人の心理:7】作品に対して感情移入をしない人
- 8 【ホラー映画が好きな人の心理:8】サドな要素を持つ人
- 9 【ホラー映画が好きな人の心理:9】マゾな要素を持つ人
- 10 【ホラー映画が好きな人の心理:10】幻想的なものが好きな人
- 11 ホラー映画が好きな人の心理の最後に
【ホラー映画が好きな人の心理:1】刺激的なことに飢えている
ホラー映画が好きな人の心理その1は、「刺激的なことに飢えている」です。
ホラー映画は怖くて非日常的な体験ができることから、刺激を感じる種類の映画です。
そんなホラー映画を観ることによって、日常に新鮮さを与えているのかもしれません。
時には日常生活が退屈に感じられることがあるでしょう。
日常を退屈と思い、もっと刺激が欲しいと感じる人には、ホラー映画が好きな人が多いようです。
刺激が欲しいと言っても、自分の身に危険をともなう刺激は避けたいですよね。
そんな時に、ホラー映画が登場するのです。
ホラー映画の中では主人公が恐怖に遭遇しますが、ホラー映画を観ている人には何の危害もありません。
ホラー映画を通して、恐怖を疑似体験することにより、刺激を得ることが出来るのです。
ホラー映画を観て恐怖や幻想的な体験を取り入れることで、刺激的な毎日になるでしょう。
刺激のあるホラー映画といえば、13日の金曜日!
以下の記事では13日の金曜日が死ぬほど好きな筆者が、おすすめ13日の金曜日シリーズをランキング形式で紹介しています!
【ホラー映画が好きな人の心理:2】ストレス過多の生活を送っている
ホラー映画が好きな人には会社や学校、家庭など日常の中でストレス過多な生活を送っている人が多いことが挙げられます。
ホラー映画を観て驚いたり絶叫することで、ストレスを発散させているんですね。
現代はストレスの原因となるものが、いろいろあります。
会社での仕事、人間関係、欲しいものが買えないことなど、何らかのストレスがたまったとき、ホラー映画を観たい心理が出てくるのでしょう。
ホラー映画を観ている間、ドキドキした緊張状態に体が包まれます。
映画を観終わることで体の緊張状態は解放されて、一緒にストレスも抜けていくと言われているのです。
ホラー映画が好きな人は本能的にストレスを抱えており、心に癒しや浄化を求めてホラー作品を楽しむことがあるのです。
【ホラー映画が好きな人の心理:3】上手く恋ができない人
本当は恋愛をしたいんだけど恋愛が苦手な人に、ホラー映画が好きな人が多いようです。
「恋がしたいんなら、ホラーより恋愛映画でしょ!」と思うかもしれません。
しかし僕も経験があるのですが、絵画制作がうまくいっていない時に画家が成功する物語の映画を観ることには、抵抗を感じます。
これと同じく恋愛がうまくいっていない人が、恋をしてハッピーになる映画を観るのは心理的に抵抗を感じる方もいるでしょう。
恋が苦手な人は本当は恋をしたいのに、「恋なんて興味ないから」と自分に言い聞かせることで、望みから目をそらしていることも考えられます。
このように恋愛ベタな人は、ホラー映画が好きない人の心理になりやすいようです。
男女が吊り橋を渡るときのドキドキ感を、恋愛の感情と錯覚するという話がありますね。
これはホラー映画にも当てはまり、恐怖から来るドキドキを、疑似的な恋愛に変換しているのです。
恋に興味を示さない人ほど、本心に眠る恋に対する願望を、ホラー映画を観ることで満足させている可能性があるのです。
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【ホラー映画が好きな人の心理:4】安心していたい人
ホラー映画が好きな人には「安心していたい」心理があるようです。
ホラー映画を観ると、安心感が得られる効用があると言われています。
「え、ホラー映画なのに安心感?」と思われるでしょう。
ホラー映画を通して恐怖を体感すると、体から危険を回避するための信号が発信され、人体機能を向上させるよう働きます。
ホラー映画で疑似恐怖体験をすると、脳からはアドレナリンや幸福を感じさせてくれるエンドルフィン、ドーパミンが放出されます。
これらの脳内物質が発生することで、ホラー映画を観ると安心感が生じ、やみつきになっていくのです。
ホラー映画を観ることで、幸福感を感じる脳内物質が流れて、安心できる心境になるのね
【ホラー映画が好きな人の心理:5】現実の状況と向き合いたくない人
「現在直面している状況と向き合うのが苦しい人」、「現実から逃げ出したい人」も、ホラー映画が好きな人に多い心理です。
僕も経済的に厳しい生活をしていたころ、無性にホラー映画が観たくなったことがあります。
ホラー映画は不可思議な現象が起こるから、ファンタジーとしても楽しめる。
だから、ホラー映画を観ることで現実から目をそらして楽しんでいた経験があるのです。
ホラー映画は日常では体験しづらい恐怖、非現実を体感できる世界です。
ホラー映画の世界にのめり込むことで、日常の苦しい状況をフッと忘れることができます。
ホラー映画を観たからといって、現実の問題は改善されないので、問題に対しては対策を打つ必要はあります。
しかしつらい状況を一時でも忘れて、恐怖体験を得られるホラー映画の魅力は、大きいでしょう。
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【ホラー映画が好きな人の心理:6】好奇心にあふれた人
自分がまだ知らない世界を知りたい、体験したことのない世界を知りたいという好奇心にあふれた人は、ホラー映画を好む傾向にあります。
好奇心のある人は、興味深く新しい体験があれば、思わずのぞいてみたくなるのでしょう。
ホラー映画で描かれる恐怖世界は、日常でなかなか体験できないものです。
怖いものみたさで、おもわずホラー映画が好きな人の心理になってしまうのかもしれません。
仮にホラー映画が苦手でも、苦手だからこそ観てみたい心理があるでしょう。
ジェットコースターは怖いけど、なぜか乗りたくなるみたいな心理です。
このような心理が好奇心旺盛な人に働き、ホラー映画が好きになるといえます。
ホラー映画は怖いだけでなく、未知な存在が登場することもあるので、好奇心をそそります。
未知な体験を得られるホラー映画は、好奇心にあふれた人にとって魅力に感じられるでしょう。
【ホラー映画が好きな人の心理:7】作品に対して感情移入をしない人
ホラー映画が好きな人の心理に、「作品に感情移入しない」ことが挙げられます。
ホラー映画は作品内でキャラクターが恐怖体験をしたり、苦痛にさらされるシーンもあります。
このようなホラー映画に対していちいち感情移入をしていたら、ホラー映画を観るのが苦痛になってしまうかもしれません。
でもホラー映画が好きな人は感情移入しないので、恐怖映像を楽しめるんですね。
ホラー映画では憎しみや恐怖、不安や緊張といった感情が描かれます。
このようなマイナスな感情に反応していると、気持ちが暗くなってしまいますよね。
だからホラー映画を好まない人がいるのでしょう。
しかしホラー映画好きな人の心理には、感情移入しないのでホラーをエンターテインメントとして観ることができます。
ホラー映画を好きな人は、映画は作りごとの話と割り切って楽しめる感性を持つ人が多いのです。
いかにホラー映画で残虐なシーンが現れようと「作られた作品」という意識があれば、感情移入して落ち込むことはありません。
だからホラー映画を楽しく観られるのです。
ホラー映画を第3者の視点で客観的に楽しめる心理が、ホラー映画好きな人にはあります。
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【ホラー映画が好きな人の心理:8】サドな要素を持つ人
ホラー映画が好きな人の心理として、サディズムの要素を持つ人が多いです。
サディズムとは、相手に苦痛をくわえることを喜ぶ性質のことです。
ホラー映画ではキャラクターが苦痛や恐怖を強いられて、絶望するようなシーンも出てきます。
ひたすら人間をいたぶり、その苦しみを描くようなホラー映画がありますね。
これはサド的傾向のある人が好みそうな展開です。
スプラッター系ホラー映画は、人間を殺すシーンに注目を集める演出をするジャンルです。
サド的な心理を持つ人からすればスプラッターホラー映画は、人間を痛めつけるシーンが出るので快感なのかもしれません。
このようなサディスティックな要素を含むホラー映画を観ることで、内心のサド的傾向を満足して楽しむ人もいるのです。
【ホラー映画が好きな人の心理:9】マゾな要素を持つ人
ホラー映画が好きな人には、マゾヒズムの心理を持つ人も多いです。
マゾヒズムとは、心身ともに苦痛を受けることを楽しんでしまう人のことです。
例えば13日の金曜日では、ジェイソンに追跡され、刃物で攻撃を受けて絶命するキャラクターもいます。
このような残酷シーンでも、マゾヒズムの人は自分が体験したような気分になり、快感を得てしまうでしょう。
サディズムの項で書いたように、ホラー映画では人間をいたぶるシーンが登場します。
マゾヒズムの人は、苦痛を受ける人間の心理を感じることで、内面的な満足を感じているといえます。
ホラー映画では、女性が絶叫するシーンがよくでてきます。
映画のなかで女性は、恐怖と驚きのために叫ぶのです。
この女性の恐怖をマゾヒズムな人は疑似体験し、そこに喜びを見出すのでしょう。
ホラー映画で苦痛を受けるキャラクターに自分を重ね合わせて、マゾヒズム的快感を楽しむホラー映画の観かたがあるのです。
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【ホラー映画が好きな人の心理:10】幻想的なものが好きな人
最後に紹介するトピックは、まさに僕に当てはまるので強調して書きたい部分です。
ホラー映画が好きな人は、ファンタジーや幻想的なこと、夢見がちな人が多いことが挙げられます。
僕自身ホラー映画を観る一番の楽しみは「幻想性」にあると感じています。
ホラー映画で描かれる出来事は日常生活で体験することは難しい。
だからホラー映画の世界は、非日常の幻想体験になりえるのです。
ホラー作品の古典にフランケンシュタインやオオカミ男、吸血鬼ドラキュラなどがありますが、どれも幻想的なホラーキャラクターだと思います。
例えば13日の金曜日の面白さは、クリスタルレイクのキャンプ場に閉じ込められた若者が、ジェイソンに襲われる状況にあります。
うす暗い森の中、若者たちは次々に奇妙な出来事を体験し、恐怖の存在に追い詰められていく…
僕からするとこの状況は、幻想以外の何物でもありません。
日常生活では味わえない、非日常を恐怖と共に体験することが出来る。
この幻想性こそ、ホラー映画最大の魅力だと感じています!
ホラーの幻想性を感じさせてくれるものに、人形ものホラー映画があります。
動く人形が人間を襲うって、怖いと同時に幻想性があるじゃないですか。
ぼくがこれまで観てきた中で、最大の幻想性を感じたホラー映画は、「DOLLS」です。
子供の童心の大切さが描かれる人形ものホラー映画の傑作「DOLLS」のすばらしさは、以下の記事に書きました。
ホラー映画が好きな人の心理の最後に
ホラー映画が好きな人の心理、特徴についてのまとめは以下となります。
1:刺激的なことに飢えている人
2:ストレス過多の生活を送っている人
3:上手く恋ができない人
4:安心していたい人
5:現実の状況と向き合いたくない、逃げ出したい人
6:好奇心にあふれた人
7:作品に対して感情移入をしない人
8:サドな要素を持つ人
9:マゾな要素を持つ人
10:ファンタジーや幻想的なものが好きな人
ホラー映画といえば怖いもの。
怖いけどなぜか観たくなっちゃうホラー映画。
その裏には、このような隠された心理があったのです。
ホラー映画はお手軽に、非現実世界や恐怖体験を楽しめる素晴らしいコンテンツです!
僕は怪奇やホラーをテーマにした漫画も描いているので、これからも名作ホラーをたくさん観て創作に活かしていきたいと思います。
今後とも楽しくホラー映画を体験していきましょう!
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