今回はザローリングストーンズが1968年に発表したアルバム「べガースバンケット」を聴いた感想をマンガアートで描きました。
2003年ころにベガースバンケットを購入して聴いて以来、今も繰り返し聴き続けている大好きなアルバムです!
「ベガースバンケット」を聴いた感想をマンガアートで描く!
ベガースバンケットはザローリングストーンズが、彼らの独特な音楽スタイルを確立した記念すべきアルバムです。
これ以降のストーンズはベガースバンケットで築いた世界観を洗練&発展させていった感じがするくらい、彼らの根幹を強烈に表明したアルバムなんですね。
ローリングストーンズは1962年の結成当時から、ブルースなど敬愛する黒人音楽のカバーをやってきたバンド。
その後ビートルズの影響を受けて自作自演の曲を作りだし、ヒットしていきました。
しかし1968年「べガースバンケット」以前のローリングストーンズは、どことなくビートルズの影響を受けたフォロワーみたいな存在だったんです。
立場上はビートルズのライバルではあったけど、ビートルズの色合いがどこか垣間見えました。
それくらい当時のビートルズは、いろんなバンドに対して影響力があったんですね。
ローリングストーンズは1967年にビートルズの傑作「サージェントペパーズロンリーハーツクラブバンド」の物まねをしたようなアルバム「サタニックマジェスティーズ」を出します。
ローリングストーンズが大好きな僕でも、さすがに彼ららしくないと思う、すべってる感のあるアルバムです。
「シーズアレインボー」みたいな良い曲はあるんですよ。
でも初期のようなブルースやカントリーなど、ルーツ音楽を忘れてしまった印象があったんです。
このころのローリングストーンズはファンからも不評をくらい、音楽面で迷走していた時期でした。
そこでローリングストーンズは再度、自分たちの原点であるブルース音楽に立ち返ったんですね。
こうして繰り出されたのが、あの伝説的名曲「ジャンピンジャックフラッシュ」です!
「ジャンピンジャックフラッシュ」で自分たちのスタイルを思い出したローリングストーンズが発表したアルバム、それが「ベガースバンケット」でした。
ビートルズの影響を受け、音楽的にも迷走をした後、自分たちのルーツに立ち返り生み出したアルバムが「ベガースバンケット」だったんです。
ギターのキースリチャーズはこの時期に古いブルース曲をたくさん聴き、オープンチューニングのギタースタイルを確立し、より個性を発揮していきました。
「ベガースバンケット」で勢いを取り戻し、よりキャッチ―に洗練させて繰り出したアルバムが次作「レットイットブリード」です。
僕は数あるストーンズのアルバムのなかで「ベガースバンケット」は3番目に好きですね。
「レットイットブリード」もいいけど、僕的には「ベガースバンケット」の方が上。
再度これだけは書いておきます。
僕が「べガースバンケット」で最も好きな曲が、7曲目の「放蕩息子(Prodigal Son)」なんです!
ブルース歌手ロバート・ウィルキンスの曲をカバーした、カントリーソング。
はじめて 「放蕩息子(Prodigal Son)」 を聴いた時、本当にかっこいいと思った!
ミックジャガーがとぼけた少年のように歌うシンプルな曲なんです。
思わずアメリカの西部開拓地が浮かんできそうな曲で、聴くたび病みつきになります!
「ベガースバンケット」はブルージーなテーマの一貫性があり、完成度の高いアルバムです。
僕は今でも自転車や車に乗るとき、部屋にいる時も、よく「ベガースバンケット」を流します。
ものすごくクセになるアルバムなんです!
何度も聴きたくなる。
渋くて深い味わいのウィスキーって感じ。
今この瞬間も「ベガースバンケット」が流れてます。
ベガースバンケット、ホントに良いなぁ~!