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漫画家として人生を生きる覚悟
漫画家として人生を生きていくときに大切な覚悟について書いていきます。
四コマ漫画でも描きましたが、漫画家として生きていくために必要な覚悟とは「何が起ころうと漫画を描いて生きていく」という決意です。
漫画を描いて生きていく人生には様々なことが起こるでしょう。
ときにはピンチになることもあるかもしれない。
例えば
金欠になった、漫画が全然売れない、身内からの反対がある、恋人に去られた、仕事がなくなった…とか。
しかし本当に漫画を描くことが好きな人は、このような苦難を乗り越えることが出来るでしょう。
漫画を描くことがエネルギーに繋がるはずです。
どんな状況になろうとも漫画を描いて人生を生きるんだ!という決意が大切なのです。
以下に極端な例を出しましょう。
「漫画を描いて生きていくか、私を取るかどっちかにして!漫画を取るなら私はあなたと別れる!」
漫画も彼女も両方取るという選択を抜きにして、あなたならどちらを選びます(女性なら彼氏からの言葉ととらえて下さい)?
このような質問が来たときに、漫画を描く人生を選べるかということです。
人生には誘惑がたくさんあります。
漫画を描く以上に儲かる話もあるでしょう。
どんな状況でも最後まで漫画を描き続けていく覚悟があるかどうか?
これが漫画を描いて人生を生きて行けるかどうかの分かれ目です。
このテーマをもとに描いたのが、今回の四コマ漫画なのです。
覚悟をもった漫画家ってどんな人?
僕は漫画家というものをこうとらえます。
「継続的に漫画を生み出して、それを世の中に発信し続けている人」。
この際、漫画を描いて食えているかどうかは抜きにしましょう。
確かに漫画を描いて、その収入で生活が成り立つ人はプロです。
しかし漫画家をプロ漫画家だけに絞ってしまうのは幅が狭すぎます。
漫画家という言葉はもっと多くのものを含んでいるはずなのです。
漫画家とは漫画を描いて人を楽しませたり、何かを表現する人のことをいうのです。
というより「わたしは漫画家です」と名乗ってしまえば、その人は漫画家なのです!
漫画家としての資格がもしあるとすれば、尽きることない漫画の表現欲求があるかどうかです。
漫画を通して何かを伝えたい、人を楽しませたい、表現したいと思い、発信し続ける限りその人は漫画家なのです!
こういう前提の下で、漫画家として生きていく上での覚悟について考えてみましょう。
漫画家というのは夢にあふれクリエイティブで、とても面白い表現活動です。
しかし漫画家として十分なお金を稼ぎ、この社会を生きていくのは難しいと考える人もいるでしょう。
漫画家は売れれば稼ぎがデカいけど、売れない漫画家は経済的に厳しい状況になりやすい。
また漫画を描くのはものすごく労力がかかる。
その割には大儲けできるのは、一部の成功者たちという現実もあります。
漫画家はどこかで連載をしていればその間は収入が入ってくるものです。
しかし連載が終了したとたんに、無職になるというリスクを漫画家ははらんでいる。
漫画を描く能力を持っていればアシスタントや漫画制作関係の仕事に就くこともできるでしょう。
しかし漫画を描く以外他に何にも出来ないと、職業の幅が狭くなるのは確かです。
単純にお金儲けがしたいのなら、漫画家以外にも稼ぐ方法はたくさんあります。
にもかかわらず、どうして漫画を描き続けるのか?
それはもう純粋に漫画を描くことが好きで、漫画を通して何かを表現したいからなのです。
漫画を描くという行為が心の救いであり、それをやらずにいられないから漫画を描くのです。
僕は生涯漫画を描き続けるだろう。
漫画とアートを生み出し続ける。
もしかしたら以下のようなこともあるかもしれません。
●ひょっとしたら自分が描いてきた漫画が一銭の値打ちにもならないかもしれない。
●漫画が誰からも振り向かれず、多くの人にも知られず、一円も稼げないかもしれない。
それでも漫画を描き続けられますか?
実際にはやり方次第で漫画を収入につなげることは出来ます。
でも最悪人生をかけて描いてきた漫画が全く評価されずに人生が終わることだってありえる世界です。
金にもならず、評価も得られず、ほんの一握りの人だけに知られて終わる漫画かもしれない。
それでも人生をかけて漫画を描き続けることが出来ますか?
ここでYESと言える人が、漫画を描いて生きていける人だと思います。
なぜならこの人たちは、漫画を描くことが喜びだからです。
していて楽しいことは長く続く。
また作者が楽しんで描いているものは作品にも投影されて、それを楽しんでくれる人がきっと現れる。
あとは本人の勉強、努力次第です。
覚悟をもった漫画家に必要なものは、どんなことが起ころうと漫画を描き続けていく姿勢、決意なのです。
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覚悟をもった漫画家の性質
漫画を描いて人生を生きていこうと思うなら方法はいろいろあります。
●雑誌連載を目指す
●インターネットやリアルな活動を通して地道に作品を発表していく
●需要のある広告漫画の制作に切りかえる
●あなたの漫画を必要としてくれるお客さんを見つけて漫画で商売を始める
●漫画の描き方を教える側にまわる
考え方次第で漫画を仕事につなげる方法は無限にあるでしょう。
インターネットが発達したおかげで無名の漫画家でも活動しやすい状況が出来ているのはとてもありがたいこと。
どの方法で漫画描きの活動をするにせよ大切なマインドがあります。
それがどんなことが起ころうと、最後まで漫画を描き続けていく決意なのです!
漫画家として人生を生きていこうとするとき、そこには険しい道もあるでしょう。
ぼくもこれまでたくさん険しい道を体験してきました。
主に経済面でね(笑)
僕は楽観的な性格なので、経済的にピンチになっても何とかなるだろうと平気で生きてきました。
人生って、なんだかんだで最終的にはどうにかなるものです。
楽観主義は漫画描きのような不安定な仕事で生きていくとき、大切なマインドですね。
ただし楽観的すぎて何も考えていないと、マジで沈没するのでそこはご注意を!
ピンチになったら二度とそれを起こさないよう対策をとり、失敗から学ぶ精神があれば人生どうにかなっていきます!
本当に漫画を描いて生きていきたいなら、何が起ころうと絶対最後まで漫画を描き続ける精神が大切だと思う。
一つ一つの漫画作品を描き上げることもそうだし、人生の最後まで漫画を描き続けるということもそう。
覚悟をもった漫画家は漫画創作を優先する
漫画を描いて生きていく人っていうのは、漫画創作を最優先にする人といえるでしょう。
世の中って漫画以外にも面白いことがたくさんある。
友達からの誘い、デート、飲み会、遊びなどなど…
でも人間の時間は有限であり、あれもこれもと手を出していたら何もかもが中途半端になりかねない。
漫画を描いて生きていく人は、たくさんある選択肢の中で漫画創作が好きで最優先にできる人なのです。
そのくらい漫画を描くことが好きだから、人生をかけて漫画を描き続けることができるのです。
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覚悟を持つ漫画家は自分で仕事を切り開く
漫画を描いて生きていく人は、漫画の周辺にあるスキルを身につけておくと役に立ちます。
例えば
●人に漫画の描き方を教えるスキル
●自分でサイトを作って情報発信をするスキル
●パソコンを扱うスキル
●文章を書くスキル
●市場をリサーチするスキル
●商品を販売するスキル
●見込顧客を集めるための集客スキル
●動画を作るスキル
●収入を仕組化するスキル
●イラストなど売りやすい形で絵を描くスキル
などなど~
漫画を描く能力にプラスしてこれらスキルを身につけていると、企業に雇われなくても漫画家として生きていくことは十分に可能な時代になっています。
これからの漫画描きはただ漫画を描くだけでなく、自分の漫画を商売につなげるための全体を学んでいくことが大切なのです。
つまり「マーケティング」を身につける必要があるということ。
これまで出版社がやっていたようなことを、漫画家個人が行うんですよ。
もしくは誰かと組んで自ら作品を発信できる媒体を持つということ。
自らのメディアを持ってそこから自分の作品を発信していくのです。
できればフェイスブックやツイッターなどのSNS一本でいくより、情報や作品が資産化できるメディアの方が良いでしょう。
僕が断然おすすめするのはブログですよ!
ワードプレスを使ったブログ!
自分の作品を世に広めるために誰でも情報発信できる現代は本当に良い時代です。
と同時に学ぶべきことはたくさん出てくる。
自分に投資をして、知識を身につけていく必要がありますね。
道なき道を切り開いていく精神も大切でしょう。
でもとても面白いと思う!
もう有名出版社でヒット漫画を生み出すだけが漫画家になる道ではなくなったのだ!
この素晴らしい時代の恩恵を十分に活用しましょう!
漫画家として生きていく覚悟の最後に
漫画家として人生を生きていくとき、大切な覚悟。
それは何が起ころうと漫画を描いて生きていくという決意です!
売れてようと売れてまいと、作品に反応があろうとあるまいと、人生のどんな嵐のなかでも…黙々と漫画を描き続ける決意です。
そして漫画の周辺にあるスキルを学ぶこと。
これが大切です。
十分に漫画をやってみて、どうしても向かないなと思ったらそのときは潔くあきらめましょう。
人間、向き不向きがあります。
向かないものを頑張り続けても苦しいだけ。
あなたに本当に向いた仕事は必ずあるのです。
もしも運よく漫画を描くことが向いている人なら、最後の最後まで執念深く漫画を描き続けましょう。
漫画というのは夢にあふれた、とても面白い表現活動です。
覚悟を決めて漫画を描き続け、必要なスキルと知識を身につけて行動していれば、きっと光は見えてくるはず。
楽しんで漫画を描くのが一番です。
心から楽しんで漫画を描けるよう、取り組みましょう!
最後までブログをお読みいただきありがとうございました!