大草原の小さな家の魅力とは何か?
ドラマ「大草原の小さな家」はアメリカの西部開拓時代を舞台にした、貧しくも心豊かに生きる家族の物語です。
心癒されるような自然の美しさ、人間愛、隣人愛をテーマにした物語など魅力的な要素には事欠きません
筆者は2002年ころ再放送されていた大草原の小さな家と出会って、漫画アート創作の方向性が変わるくらい大きな感動を受けました!
そんな筆者が大草原の小さな家の魅力を7つに絞ってドーンっと書いていきます!
大草原の小さな家の魅力が知りたい方は是非最後までご覧ください!
Contents
大草原の小さな家の魅力1:ローラの原作
「大草原の小さな家」は19世紀アメリカを生きた女性作家ローラ・インガルス・ワイルダー(1867年2月7日~1957年2月10日)が書いた家族史の小説シリーズです。
ローラが幼少期に体験した家族との物語を子供向けの小説シリーズとして、全9作を発表しました。
ドラマ「大草原の小さな家」の魅力はなんといっても、ローラの書いた原作小説の魅力にあります!
アメリカ西部開拓時代に生きた貧しくも愛に満ちた家族の物語の魅力は、原作もドラマ版も変わりません。
僕はこれまで色々映画やドラマを観てきましたが、「家族愛」に焦点を絞り、感動的にエピソードをまとめる「大草原の小さな家」の面白さはずば抜けていると思います!
家族愛、隣人愛など普遍的に大切なことをテーマにしているので、時代や国が違っても人々に強烈にアピールする魅力が「大草原の小さな家」にはあるのです!
ドラマ版大草原の小さな家は、原作の3作目「大草原の小さな家」以降の内容を基に作られています。
ただし、「大草原の小さな家」の原作とドラマ版は内容が異なります。
ドラマ版大草原の小さな家は原作を大きくアレンジしており、展開がだいぶ違うのです。
原作小説は全部で9冊だけど、ドラマ版は全200話以上あります。
大草原の小さな家ドラマ版は独自の話を用意しなければ、続けられなかったのです。
例えば実際のインガルス一家とドラマ版では以下のような違いがあります。
●インディアンや黒人に対する扱いの違い
●原作では養子をとってないけど、ドラマ版では3人の養子(男2人女1人)をとってる。
●ドラマでは第5シーズンでウイノカという街にインガルス一家が引越し、後にウォルナットグローブに戻ってくる。
これは原作にはない設定。
●現実のインガルス一家はウォルナットグローブで農業の仕事に行きづまり、街に引越してホテル経営をしていた時期がある。
現実のインガルス一家は都会の生活になじめず、旅の途中で生まれた男の子を生後3カ月にして亡くしている。
この話は「大草原の小さな家」の原作とドラマでも書かれていない
とくに第5シーズンあたりから、ドラマ版独自の内容がたくさん出るようになったそうです。
原作版とドラマ版で内容は異なりますが、作品の核にあるものは共通しています。
それは家族愛、人間愛、隣人愛を描いた人間ドラマの部分です。
大草原の小さな家はこのような普遍的なテーマがあるので、時代を超えて愛される魅力を備えているのです!
以下の記事では生命の誕生と終焉を扱った感動的な「メアリーの赤ちゃん」をネタバレで解説しているので、あわせてご覧ください♪
大草原の小さな家の魅力2:豊かな自然
大草原の小さな家の魅力に、広がる大草原の美しさがあります!
大草原の小さな家で登場する緑豊かな自然の映像は、観てるだけで癒されるものがあります。
実際ぼくは初めて大草原の小さな家を観たとき、自然の豊かさに魅了されました!
青い空にせせらぐ河、樹木や動物たち…
田舎生活が好きな人、自然を愛する人にとっては、観てるだけで幸せになれるような世界があるのです。
大草原の小さな家のOPで草原からローラ達が走ってくる映像が流れますが、あのシーンなんて自然の美しさを象徴してますよ!
大草原の小さな家には自然の映像があふれているので、これらが好きな人にとって魅力的な作品だといえます。
緑豊かな大草原の小さな家の撮影場所については以下の記事で解説しています♪
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大草原の小さな家の魅力3:濃厚な人間ドラマ
大草原の小さな家の魅力はなんといっても濃厚な人間ドラマです!
大草原の小さな家は人間関係を丁寧に描きます。
ときには面白く、ときには辛く、豊かな喜怒哀楽が物語のなかで展開されるのです。
「大草原の小さな家」は現代のように車もインターネットもスマホもありません。
貧しい家族が大草原に家を建てて、街の人たちとの出来事や、家族の成長が描かれる。
素朴な人間たちが自然のなかで生きていく姿が魅力です。
現代と比べて何もない自然の生活だからこそ、より「人間の生きる姿」に焦点が当たります。
確かに時代背景は現代とは違うでしょう。
人間と自然とのかかわり、人の在り方みたいなものを表現している「大草原の小さな家」は、素晴らしい作品です!
大草原の小さな家はアメリカ西部開拓時代の物語であり、庶民の生活に信仰がなじんでいます。
大草原の小さな家にも信仰深い家族の様子が描かれており、一家は教会にも定期的に通います。
宗教との接点が少ない日本人から見たら、違和感に思う状況もあるでしょう。
しかし「大草原の小さな家」で描かれるテーマは人間に共通する不普遍的なもの。
愛、家族、思いやり、辛いことも楽しい事も含めた生きることの真実を真っ向から描くのが「大草原の小さな家」。
ときには生まれてすぐの赤ちゃんが死んでしまうなどの厳しい現実も描かれます。
これらは作者ローラが生きていた時代の自然災害や動物の脅威、インディアンとの葛藤など「生きていく上での厳しさ」を象徴しているようにも見えます。
僕はこの「あるがまま」を感動的に描く「大草原の小さな家」にとても感銘を受けます!
悪く言えば「世界名作劇場的な良い子の物語」といえるでしょう。
しかし親と子の愛情、自然と人間のかかわり、貧しいなかで生きる純粋な人間たちの心を打つ物語として、永遠の魅力を持つ名作だとぼくは断言できます!
人間関係を描いた名作「ウォルナットグローブ電話局」をネタバレで解説している記事は以下のリンクからあわせてどうぞ♪
まだまだ大草原の小さな家の魅力はありますよ!
大草原の小さな家の魅力4:物語の面白さ
大草原の小さな家の魅力は、物語の面白さにもあります。
ぼくが大草原の小さな家を観る理由の一つに、物語構成がしっかりしていて、漫画創作の勉強になるという点があります。
物語構成がうまいだけでなく、エンターテインメントとしても面白いのです!
大草原の小さな家の特徴に「親と子が物語のなかでリンクしている」点があります。
親と子供が一緒に観られるように、子供と親が似たような問題をかかえ、それを解決する形式の物語がよく見られます。
親と子でなくとも、大人と子供、先生と生徒のように、親子で楽しめる物語構成になっているのです。
例えばシーズン1の「母さんの教室」で、学校の先生になったキャロラインと文字が読めない文盲の青年は物語のなかで似た境遇にあります。
生徒たちから不評のキャロラインと、仲間外れにされてる青年が、物語のなかでお互い協力しあいながら問題を解決していくという展開ですね。
派手なアクション映画に比べたら、大草原の小さな家で描かれる物語は地味に見えます。
しかし視聴者をハラハラさせる物語的面白さは確実にあって、それが人間愛のようなテーマと絡んで感動的にアピールしてくるのです!
よくできた物語としての魅力が大草原の小さな家にはあるのです!
2019年4月3日(水)からBS4Kで大草原の小さな家が、新しくなって放送されます!
BS4Kで新しくなった3つの秘密については以下の記事に書いてあります♪
大草原の小さな家の魅力5:キャラクターの個性
大草原の小さな家の魅力に、個性的なキャラクターがあります。
ローラの勝気な性格と、落ち着いたメアリーの性格は対照的です。
チャールズインガルスやキャロラインはまるで父と母の理想像のよう。
エドワーズおじさんもコミカルで、過去には闇を抱えているところが個性的。
とくにオルソン夫人やネリーの性格は強烈ですよね!
この2人は大草原の小さな家のなかで敵のような扱われ方をしてますが、この二人のおかげで物語はだいぶ面白くなってます。
オルソン夫人くらい強烈な性格の人がいると、物語にはりがでるのです。
大草原の小さな家は個性的キャラクターたちによってその面白さが支えられていたのです!
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大草原の小さな家の魅力6:西部開拓時代の世界観
大草原の小さな家の魅力は、西部開拓時代の世界観にもあります。
西部劇時代の建物や、人々の生活、家具や衣装、小物類までレトロな魅力にあふれてます。
大草原の小さな家でローラ達が着ている服もかわいいし、家にある小物類や家具も見てるだけで良いなぁって思えるのがよくありますよ。
大草原の小さな家に出てくる食べ物もおいしそうですね!
母さんの作るアップルパイとか食べてみたいもの!
本国アメリカにおいても自国の歴史を舞台に描いているので、「大草原の小さな家」を愛する人がたくさんいます。
日本人でいう「時代劇」がアメリカにおける「大草原の小さな家」なのかもしれません。
「大草原の小さな家」で描かれたような質素な生活やクラシックな家具、衣類、カントリー系の小物などがとにかく魅力で、こういったもののファンも数多くいるようです。
物語だけでなく西部開拓時代の生活様式や小道具にも、懐かしさと憧れが感じられるのでしょう。
このように大草原の小さな家の世界を構成する要素の一つ一つが、心をくすぐるような魅力があるのです。
大草原の小さな家の魅力7:テーマ曲が素晴らしい!
大草原の小さな家はテーマ曲も魅力があります!
大草原の小さな家のopとedはシンプルな曲調ですが、この作品を象徴するような魅力を感じます。
ちなみに大草原の小さな家のopはシーズンごとにテンポや曲調が微妙に異なるのをご存知ですか?
今度大草原の小さな家のopをシーズンごとに聞き比べてみてください。
微妙な違いが分かると思います。
また大草原の小さな家のopには日本語の歌詞がついたものもあって、そちらもすごく良いです!
大草原の小さな家のopの素晴らしさは以下の記事でも書いているので、興味のある方はご覧ください♪
大草原の小さな家の魅力の最後に
大草原の小さな家にはたくさんの魅力がありました。
1.ローラの原作の魅力
2.緑豊かな自然の魅力
3.濃厚な人間ドラマの魅力
4.物語の面白さの魅力
5.個性的なキャラクターの魅力
6.西部劇の世界観の魅力
7.テーマ曲の魅力
大草原の小さな家にどんな魅力を感じるかは人それぞれです。
ぼくは大草原の小さな家を全エピソード観てきて感じた魅力は、時代を超えて愛される面白い作品だなということです。
大草原の小さな家は普遍的テーマが根幹にあるので、時代に廃れない魅力を備えています。
ここが大草原の小さな家のすごいところですね!
大草原の小さな家を観て、あなたなりの魅力を探して楽しんでいきましょう!
ドラマ「大草原の小さな家」に関する世間の口コミは以下の記事で書いています♪
傑作海外ドラマ「大草原の小さな家」を無料視聴する方法は以下の記事で紹介していますので、あわせてどうぞ♪
大草原の小さな家のドラマ版の内容や、DVDの感想に関する口コミは以下の記事で書いています♪
最後までお読みくださりありがとうございました♪