僕は2007年、人生最大のショック?と呼べるような事件を体験しました。
なんと自分が描きためていた作品群をゴミと間違えて捨ててしまったのです!
作品といってもほとんどはコピー用紙や画用紙に描いたスケッチ、デッサン、簡単な水彩画などです。
しかし僕にとって練習台のような絵も、作品の一つなのです。
まずは作品をゴミと間違えて捨ててしまった件をネタに描いた(2011年制作)四コマ漫画をどうぞ。
漫画の後に、ゴミと間違えて捨ててしまったエピソードについて書いています♪
自分の作品をゴミと間違えて捨てたネタで描いた4コマ漫画
作品は自分の一部ともいえるので、ゴミと間違えて捨てた直後、体の一部がなくなったような感覚があったのです。
作品をゴミと間違えて捨ててしまったエピソードと感じたこと
当時のぼくはスケッチやデッサン、水彩画などを描いたら、大きなゴミ袋にまとめて入れていました。
作品の入ったゴミ袋は押し入れの中にしまっておいたのです。
ぼくが2007年に捨てた作品群は、ゴミ袋一杯に入っていました。
2007年の11月、大掃除もかねていらないものの整理をしていました。
その時、ゴミ捨て場に捨てるためのゴミ袋が5~6個くらいありました。
これらゴミと一緒に、作品の入ったゴミ袋もゴミ捨て場に捨ててしまったのです。
捨てた後数時間後、自分の作品を捨ててしまったことに気が付き、ゴミ捨て場まで行って取り戻すことにしました。
しかし年末が近かったこともあり、僕が行った時には大量のゴミ袋がたまっていました。
しかもすでに夜遅く、あたりは暗闇。
僕はどうしても作品を取り戻したかったので、ゴミ袋を一つ一つ取り出し、中を確認する作業を始めました。
1時間半くらいこの作業をしたのですが、僕の作品群は見つかりませんでした。
これはもう仕方ないと思い、捨てた作品群のことはあきらめることにしたのです。
捨てたことが分かった直後は、深い悲しみや残念さに襲われました。
表現者にとって作品は自分の一部ともいえるのです。
「人生最大のショック」とは、今思い出すと少し大げさです。
しかし2007年当時は、人生最大のショックといえるくらい残念な体験だったのです。
実はぼくが小学生の頃から描いていた漫画や絵、ゲーム自由帳も、たくさん捨てています。
引っ越しなどの際にいらないものを整理する目的で、自作の絵や漫画などを捨てていたのです。
当時は自分が絵や漫画を描く人になるとは思ってなかったので、自作を残しておこうという意識がありませんでした。
ぼくが7歳の時初めて描いた漫画「ハイパーZ」も、このような理由ですでに存在しません。
ぼくは心から思うことがあるのです。
作品は作者の一部であり、その人の歩んできた軌跡として、どのような作品でも価値があります。
たとえ落書きやスケッチのたぐいでも、作者の痕跡として重要なのです。
例えばファン・ゴッホが子供の頃描いたスケッチがもし発見されたら、それはすごい価値がつくでしょう。
有名な作家でなくても、その人が作ったものであれば、表現者の歩んだ道として残しておいたほうが良いのです。
だから自分が関わった作品は、絶対に捨ててはいけません。
全てを残しておき、後ほど創作や練習した証として、提示しましょう。
自分の作品をゴミと間違えて捨てたのは、このことを学んだ、重要な体験でした。
今日もブログへのご訪問、ありがとうございました♪