2023年4月に東映特撮チャンネルにて「キャプテンウルトラ」の全話配信がありました。
僕が幼いころ、東映特撮ヒーロー作品紹介ビデオで初めて観た時、異様な世界観で印象に残った「キャプテンウルトラ」。
そんなキャプテンウルトラを全話観た感想と全話物語ツイートを一挙公開します!
前後のエッセイ漫画は以下リンクに~
キャプテンウルトラとは?
キャプテンウルトラは1967年4月16日~1967年9月24日まで、TBS系列から毎週日曜日の19時~19時30分まで全24話が放送された特撮テレビドラマのこと。
制作はTBS・東映東京制作所。
TBSで「ウルトラQ」、「ウルトラマン」と続く大ヒットSF特撮作品の3本目となったのが「キャプテンウルトラ」です。
「ウルトラQ」と「ウルトラマン」は円谷が制作してますが、「キャプテンウルトラ」は東映が制作しました。
「キャプテンウルトラ」は東映が初めて作った「宇宙特撮シリーズ」であり、TBSに進出した記念すべき1作目となります。
国産初の「スペースオペラ」作品でもあります。
「スペースオペラ」とはSFのサブジャンルの一つで、宇宙を舞台に騎士道精神あふれる物語が展開される作品のこと。
東映側として画期的な試みだったので「キャプテンウルトラ」の制作陣ははりきって制作したそうです。
僕はSFを心底愛する者なので、「キャプテンウルトラ」はとても楽しかったです!
キャプテンウルトラの全話ツイート
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キャプテンウルトラを全話観た感想を書きます!
キャプテンウルトラは僕の中で「史上最高の特撮ヒーロー作品ベスト10」に、間違いなく入る傑作でした!
というのも僕はSFが大好きなのです。
キャプテンウルトラは深くSFドラマに切り込んでて、テーマも胸に響くものがありました。
子供を物語の中心におき、デフォルメされたSFながら、作品のメッセージ性が強く僕的に大感動でした!
キャプテンウルトラは主人公が人間のまま戦う斬新な作品。
見方によると地味ですが、その分SFドラマが深いので、補ってあまりある魅力がありました。
ロボットのハックが愉快だし、サザエみたいな帽子をかぶるキケロ星人ジョーも好きでした。
子供をドラマの中心に置く作り方がすごく良かった。
SF物語はとかく難しくなりがちなもの。
でもキャプテンウルトラは子供目線で作るので、物語がかわいくまとまり、わかりやすいです。
同じSF特撮ヒーローでもウルトラマンと違うのは「キャプテンウルトラ」は宇宙が舞台なところ。
主人公達が宇宙ステーションで生活してるんですね。
だからディープなSF感が出てて、僕的に非常に好みでした。
SF作家アーサー・C・クラークの世界観を思わせます。
よく出てくる敵のバンデル星人は愉快な外見だったなぁ~。
キャプテンウルトラに登場する怪獣も、どことなく外見がユニークですね。
僕が大好きなH・Pラブクラフトを思わせる「SFホラー」的な話があったのもすばらしかった!
同じく大好きな映画監督アルフレッド・ヒッチコックの映画「裏窓」をSF化したような話もあり、良かったな~♪
SFと組み合わせると、物語がグンと魅力的に見えてしまうのは僕だけでしょうか。
キャプテンウルトラは予告なく最終回になるので、初めいつ終わったのかわかりませんでした。
「あれぇ~、キャプテンウルトラの続き出ないな~」と思って調べてみたら、24話が最終回だったんですね。
最終回っぽくない最終回なので、ちょっと残念感が残りました。
でも最終回がくるのが惜しいと思ってしまうほど、最後まで面白い作品だったのです!
キャプテンウルトラは「ウルトラマン」など他の有名作に比べてあまり知られているとは思えません。
だけど、作品としては僕の中で最高峰の特撮ヒーロー作品に位置します!
キャプテンウルトラを全話観れて本当に良かったです!
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