どうも、漫画アート芸術家の粕川です!
「2ページ漫画の発想の仕方ってあるの?」
そう思ったあなたへ、ここでは2ページ漫画の発想の仕方を紹介します!
筆者はこの記事を描くにあたり2ページ漫画を発想し、ペンタブレットで描きました!
2ページ漫画は短い漫画です。
短い漫画を作るときは、ふっと浮かんだアイデアを一発ネタみたいな感じで漫画にするとうまくいきます!
筆者がどのように2ページ漫画を発想したのか?その過程をご紹介するので、まずは2ページ漫画をご覧ください♪
Contents
2ページ漫画の発想法とは?
2ページ漫画のような短い漫画を発想するには、一発芸をやるつもりでアイデアを考えるとうまくいきます。
なぜなら2ページ漫画だとページ数が少ないので、そんなに多くのことを描けないからです。
感覚としては4コマ漫画を少し大きくした感じの漫画ですね。
2ページ漫画は4コマ漫画の内容を、少し水増しして描くのです。
一般的に4コマ漫画は「起承転結」の構成で、最後にオチをもってきますよね。
4コマ漫画は「起⇒承⇒転⇒結」で一つの漫画ができます。
2ページ漫画は4コマよりページの余裕があるので、「起⇒承⇒転⇒結」の⇒部分のシーンが描けるんですよ!
さらに2ページ漫画では、コマ割りを工夫していろいろな演出が試せます。
4コマ漫画のように「オチを見せる漫画」だとしても、オチに至るまでの過程で2ページ分の漫画の演出ができるのです!
なので、2ページ漫画は4コマ漫画よりも自由度の高い漫画創作になりますね。
2ページ漫画を発想するための4つの流れ
2ページ漫画のアイデアを発想するときの流れを見ていきましょう。
1.どんな漫画を描くかを決める(その漫画で描きたいテーマを決める)
2.オチ(最後のコマのシーン)を考える
3.1コマ目のシーンを考える
4.1コマ目からオチにいたる流れを考える
筆者は今回の2ページ漫画を上の流れで発想しました。
2ページ漫画の発想の仕方は人それぞれあるでしょう。
やり方に決まりはないので、自分が作りやすい方法で描くのが一番です。
しかしどうにも2ページ漫画の発想が出てこないようなら、上にあげた方法を試してみるといいかもしれません。
2ページ漫画の発想の具体例
筆者が描いた2ページ漫画「やばいものを飲みこんだ石田君」を発想した流れを以下に書いてみます。
1.どんな漫画を描くかを決める(その漫画で描きたいテーマを決める)
筆者は、2ページ漫画で石田君とPちゃんというキャラクターを使おうと考えました。
そして石田君が空飛ぶPちゃんに運ばれている発想が浮かびました。
これが、今回2ページ漫画の描きたいこと(テーマ)です!
「石田君が空飛ぶPちゃんに運ばれてる」(2ページ漫画のテーマ)
この2ページ漫画のテーマは、ふっと思いつきました。
漫画のアイデアは何気ないときに思いつくので、忘れないようにしたいものです。
2.オチ(最後のコマのシーン)を考える
それでは、石田君が空飛ぶPちゃんに運ばれて、どうなるのか?
ここでまず先に、オチを考えます。
オチを考えるときは突飛な発想をするとよいでしょう。
筆者は、「海上で大爆発が起こる」というオチが浮かびました。
「Pちゃんに運ばれる石田君」と「大爆発」の間に、アイデアの関連性はありません。
でも、それでいいのです。
意外性のあるオチを考え、後からオチへ向けて内容を整えればいいのだから。
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3.1コマ目のシーンを考える
次に1コマ目のシーンを考えました。
なぜ最後のコマで大爆発が起こるのか?
2ページ漫画のオチにいたる理由を考えると、1コマ目のヒントが浮かんできます。
筆者は大爆発が起こる理由を、「石田君がやばいものを飲みこんでしまったから」にしようと思いました。
だから1ページ目では石田君がやばいものを飲みこんだと叫ぶシーンをもってきました。
「どうしてその2ページ漫画のオチにいたるのか?」
オチにいたる理由を、「テーマ」をヒントに考えると、1コマ目のシーンが浮かびやすいです。
今回の2ページ漫画のテーマは「空飛ぶPちゃんに運ばれる石田君」でした。
オチは大爆発です。
それなら「石田君はなにかやばいものをのみこんだ」。
筆者はそう発想したのです。
4.1コマ目からオチに至る流れを考える
2ページ漫画の1コマ目が思いついたら、オチにいたる流れを考えます。
筆者は石田君が「核爆弾を飲み込んだ」ことにしようと思いました。
もっとページ数があれば、なぜ石田君が核爆弾を飲みこむに至ったのか、その過程を描けます。
あるいは2ページ以内で核爆弾を飲むにいたった回想シーンをはさむこともできます。
2ぺージのなかでどう漫画を見せるかは自由なので、いろいろな工夫が試せる場です。
今回は2ページ漫画と少ないので、すでに核爆弾を飲み込んでしまった石田君にしようと筆者は発想しています。
●Pちゃんは核爆弾を飲みこんだ石田君が重くて、海におとしてしまう。
●落下した石田君はキノコ雲が昇るように核爆発を起こした!
という流れの2ページ漫画となりました。
以上が今回の2ページ漫画を発想した過程です。
2ページといえどコマ割りは自由にできるので、漫画演出の幅は広いです。
思いついたアイデアを2ページという枠のなかで、思いっきり開放してみましょう!
2ページ漫画のアイデアを発想するコツは、「2ページで一発芸をやる!」です!
筆者が今回やった一発芸とは、「石田君が海上で大爆発を起こしてキノコ雲となった姿を描く」ことだったのです!
あなたの発想を、ぜひとも2ページ漫画で描いてみてください!
ちなみに空飛ぶPちゃんのネタで描いた漫画は以下のリンクにもあるので、興味のある方はどうぞ♪
以下の記事では4コマ漫画の創作法について書いています♪
前後の「もっとがんばれ!バカオ君」のエピソードは以下のリンクに載ってます♪
最後までお読みいただきありがとうございました!