ここでは漫画アート芸術家が2010年ころに描いた、漫画アート「無人列車」を掲載しています。
漫画の後には「無人列車」を描いた理由や、当時の粕川の状況についても書いています。
それではどうぞ♪
「無人列車」(2010年作)
「無人列車」の漫画アートを作った理由と制作当時の状況
今回から漫画アート芸術家粕川の、「押入れに眠ってた漫画アート作品シリーズ」の公開に入ります!
⇒押入れに入っていた漫画アート作品シリーズとは?
まず第1発目は、2010年ころに描いた漫画アート「無人列車」です!
無人列車を描いたきっかけは、自分の部屋から見える景色にありました!
当時の粕川は実家に住んでおり、自分の仕事机の前には窓があったのです。
机の前の窓からは、見なれた外の景色が広がっています。
筆者は窓から見える景色がとても好きだったので、以下のように油絵で描いたこともありました。
筆者は上の絵の元になった景色をみるたびに、幻想を感じていたのです。
窓から見える景色のずっと先には海があり、その先には未知の大陸が広がっていると空想していたのです。
自分が住んでる場所には海などないけど、空想のなかではそう感じていたのです。
ある夜のことです。
ぼくはいつものように、自室の窓から景色を眺めました。
すると、幻想が浮かんだのです!
「もしこの景色の先に線路があって、そこに謎の列車が走っていたら…」
ぼくはこの空想にとらわれました。
目の前にある夜の景色は、いつもと何ら変わりありません。
しかし粕川の空想の中では、外には森に囲まれた線路があるのです。
この空想をした時に発想が浮かんだのが、「無人列車」でした。
ぼくは「無人列車」で、幻想的なムードを描きたかったのです。
自室の部屋から景色を見たときに、筆者が空想した幻想的なムードを描きたかったのです。
無人列車を描いていた当時、粕川は新しい人生の切り替え地点にありました。
それまで長いこと、地元群馬にいたのです。
しかし2010年当時の粕川は、東京に出ようとしていました。
生まれも育ちも群馬県前橋市だった粕川が、上京しようと企てていたのです。
そのため気分的に「新しい人生に旅立つ」という意識状態にあったのです。
だからこの時期に粕川が描いた漫画アートには、「長く住んでいた場所を離れて、新しい旅立ちを始める」というテーマの作品がたくさんあります。
今回掲載した「無人列車」も、その一つ。
ぼくは夜、窓の景色を見たときに幻想を感じました。
森に囲まれたなかに、線路があるという幻想です。
これがきっかけで漫画アートを描き始め、物語を当時の自分のテーマにつなげたのです。
「新しい地へ旅立つ」というテーマに。
「無人列車」では、淡い幻想的なムードを描きたかった。
そこに当時の粕川が感じていたことや、テーマをつなげて作った漫画アートが「無人列車」だったのです。