#ロボコン に出てくる赤ちゃんロボの #ロボちゃん がかわいい&面白い! いたずらばかりして、ヤバくなると赤ちゃんの立場を利用して周りを味方につけるこのキャラ。 実際にいたらDQNだけど、こういうキャラがいるから物語の起爆剤になり話が面白くなる。 ロボちゃん大好き!
石ノ森章太郎原作、特撮テレビ番組「がんばれ!!ロボコン(1974年10月4日~1977年3月25日)」に登場する赤ちゃんロボットにロボチャンがいます。
ぼくは「がんばれロボコン」のエピソードを観ていく中で、ロボチャンは最高に面白いキャラクターだと思いました!
ロボチャンは「がんばれロボコン」の中で、一番最後に登場するロボットなので、ただ一人超合金のおもちゃがでてないようです。
ロボチャンの声優を担当するのは、杉山佳寿子さん。
ぼくはロボチャンが気になったのでいろいろ調べてみました。
するとロボチャンは、本番組放送当時、視聴者から嫌われていたのだそうです!
ユーチューブで「がんばれロボコン」のロボチャンが登場する回のコメントをみても、ロボチャンに対する悪評が目立ちました。
これらロボチャンへの悪評をみて、ぼくは驚いてしまったのです!
「ロボチャンはこんなに面白いキャラクターなのに、どうして嫌われてしまうのか?」と。
ぼくが思うにロボチャンはまれにみる傑作キャラクターです!
ぼくはここで告白しますが、ロボチャンが登場してからの「がんばれロボコン」は生き返った!とも思っています。
今回はそんな「がんばれロボコン」のロボチャンの魅力に迫っていきますね!
Contents
ロボチャンは面白い!
がんばれ!ロボコンのロボチャンとは?
ロボチャンは赤ちゃんロボットで、小川家に居候をすることになります。
ロボチャンははじめロボットランドにいたのですが、勝手に脱走してガンツ先生達のいるロボット学校にやってきました。
ロボチャンはとにかくいたずら好きなロボットです。
ロボコン達にいろんないたずらをしかけて、困らせます。
ロボチャンはロボコンを驚かすためにゴキブリのおもちゃを携帯しており、いろいろと理不尽な悪さにでるのです。
それでロボコンが怒ると、ロボチャンは「ロボコンがいじめた~!」と泣き出します。
ロボチャンは赤ちゃんロボットなので、周りはロボチャンを甘やかして、いたずらも大目にみてしまうんですね。
ロボチャンは赤ちゃんの立場を利用して周りを味方につける悪賢さがあります。
いたずらばかりなロボチャンですが、ロビンちゃんに対してはとても素直。
ロボチャンはガンツ先生に怒られたり、0点をくらっても行動を変えません。
ロボチャンの存在意義は「いたずらをする」という所にあるのではと、筆者は思ってます。
いたずら放題なロボチャンですが、彼以上にいたずら好きな少年と出会い、いたずら負けしたこともあります。
この時はロボチャンもガンツ先生に評価され、50点をとりました。
がんばれロボコンのロボチャン初登場回が一番面白かった!
92話で初登場した赤ちゃんロボのロボちゃんがすごく好き☆ かわいさと面白さが融合したロボちゃんの顔や いたずら放題の性格が見ていて楽しい 次々に仲間ロボにいたずらして 怒られると周りを味方につける性格が面白い #ロボコン の中で一番面白い話だった キャラの魅力が面白さを作ってるエピソード
92話⇒赤ちゃんロボ登場 ロボちゃんは仲間ロボに次々いたずら 仲間の部品盗み感電させ悪さ放題 反抗すると赤ちゃんになって周りを味方に #ロボコン がお仕置き狙うが進達が止める ちゃんはロボランドを脱走してきた 先生も赤ちゃんだとちゃんを許す 反省したふりのちゃんはまたもロボコンにいたずら
ぼくは「がんばれロボコン」を1話目からずっとみてきました。
「がんばれロボコン」は全118話あるので、話のクオリティも時期によってまばらな印象があります。
序盤の話はとても面白いんですが、中ダルみするエピソードもあると思いました。
正直ぼくは中盤(由美子がでてきて、大山家が理容店を経営するあたり)の「がんばれロボコン」はあまり好きじゃないですね。
でも筆者の感想として、ロボチャンが登場する後半期は「がんばれロボコン」が生き返った!といえるような面白い内容でした!
筆者の中で「がんばれロボコン」で一番面白い!と思った話が、ロボチャンの初登場エピソード(92話)だったのです!
ロボチャンの初登場回は、ロボチャンがロボコンやその他ロボットにいたずらして迷惑をかけるという話です。
なんていうことのない普通の物語なんですが、ロボチャンというキャラクターの個性が強烈なので、みてるだけで面白いんですね!
ではロボチャンの魅力とはどんなものなのでしょうか?
がんばれ!ロボコンのロボチャンの魅力とは?
ぼくはロボチャンを一目みて、「最高にかわいい!&面白い!」と思いました。
ロボチャンはまず見た目がかわいらしいんですよ。
でっかいおしゃぶりをつけて、ひまわりみたいな頭巾をかぶり、ちっちゃな寄り眼のあの姿で、自分のことを「ぼくちゃん」と呼ぶ。
ロボチャンのこの外見としゃべり方からして、最高にかわいいじゃないですか!
赤ちゃんという純真無垢な印象を受けますが、内心はいたずらして相手をはめるための策を練るような性格のロボチャン。
この「赤ちゃんなのに、裏で策を練ってほくそ笑んでいる」ところが、キャラクターとして面白いんですよ!
赤ちゃんってよくいたずらをしますね。
例えばおもちゃを壊してみたり、大切なカード類をどこかに隠してしまったり。
大人は赤ちゃんにいたずらをされて、ドキッとするような場面もあります。
でも赤ちゃんは悪気があってやったわけではなく、ただの無邪気ないたずら行為なんですね。
ロボチャンはそんな「いたずらする」という赤ちゃんの要素をデフォルメして、わかりやすく全面にだしたキャラクターなんだと思います。
ロボチャンは「意図的にいたずらをする」ところに個性がありますね。
ロボコンに悪さをしておとしめるという、明確な意図のもとにいたずらをします。
これも面白いですよ!
ロボコンにいたずらしてどうにかなるわけではないのに、なぜかロボコンをみるといたずらを仕掛けるロボチャン。
この無目的ないたずらの発動意図が面白い!
ロボチャンのあのかわいい外見で、なぜかしょうもないいたずらを仕掛け続けるという、キャラクターの面白さ!
これがロボチャンの魅力なんです!
いたずらに対して怒られると泣きだし、赤ちゃんとしての立場を利用して周りを味方につけるロボチャン。
周りは赤ちゃんのやったことだから仕方ないかと、許してしまう。
ロボコンと長い付き合いのある警察やロビンちゃんでさえ、ロボコンよりもロボチャンの肩を持ってしまうことがあります。
これはキャラクター崩壊なのではなく、ギャグなんですよ!
このロボチャンに対する周りの反応が、明確に面白いんですよ!
赤ちゃんはどんないたずらをしてもしょうがないかと許されてしまう、そんな人間心をうまくデフォルメして、キャラクターに落とし込んでいるのです!
赤ちゃんから連想される要素を分かりやすく抽出したキャラクターがロボチャンなんだと思います。
さらにロボコンをおとしめるという意図のもとに、赤ちゃん的ないたずらを次々行う、キャラクターとしての個性。
これはロボチャンのまぎれもない魅力なのです!
ロボチャンは物語創作的にも重要な存在
ロボチャンは実際現実にいたら、嫌なやつですよね。
悪さばっかりして立場がヤバくなると泣きだし、赤ちゃんの立場を利用するのだから。
でもこれが創作の世界になると、ロボチャンの個性は物語を面白くする要素に変わるんです。
ロボチャンみたいなキャラクターがいるから、物語に起伏がうまれ、事件を展開させやすくなります。
以下のエピソードなんか、ロボチャンの個性がよく出てて、すごく面白かったですね。
93話⇒ロボちゃんが家来になれと命令 ロボコン拒否 家来にしたいちゃんは次々いたずら ロボコン大ピンチ 小川父母子供や警察から信用失う ちゃんにおしおきすると 赤ちゃんいじめで責められるロボコンは 小川家から追い出された ちゃんは100点得るためロボコンをかばうが 先生に悪さがバレてちゃん0点
ロボチャンは「ゲゲゲの鬼太郎」でいう、ねずみ男みたいな役といえるでしょう。
「ゲゲゲの鬼太郎」の話も悪賢いねずみ男が悪さをするから、そこに事件が生まれ、それを解決するために鬼太郎が動くという物語がよくあります。
「大草原の小さな家」でいえば、 ロボチャンは嫌われ者のオルソン夫人やネリーにあたるでしょう。
「 大草原の小さな家 」のドラマは、オルソン夫人たちのいじわるな行動がきっかけでドラマが発生するパターンがよくあります。
こういう悪い奴がいるおかげで物語を展開させやすくなり、面白い話につながっていくんです。
「がんばれロボコン」もロボチャンが無目的にいたずらを仕掛けることにより、それをきっかけとしたロボコンのドラマが作れるんです。
だからロボチャンは物語的にはとても重要な存在なんですよ!
どうしてロボチャンは嫌われキャラなのか?
「がんばれロボコン」の放映当時、ロボチャンは視聴者から蛇サソリのごとく嫌われてたといわれてます。
これはロボチャンが罪もないロボコンにいたずらばかりして、状況がまずくなると泣きだして、周りを味方につけるやり口が気に入らないという心理なのだと思います。
でもぼくはロボチャンの行動をみてて、嫌だなと思ったことがないんですね。
むしろ、ロボチャンのするいたずら行為が物語を面白くしてると感じました。
ロボチャンを嫌う人の内心は「罪もないロボコンに悪さばかりして周りから許されてしまうロボチャンが気に入らない」のだと思います。
でも僕からいわせていただくと、ロボコンも十分いけないことをしてるんですよ!
例えばロボコンはよく居候している人の家(物品)を壊しますね。
さらにゴキブリをみると暴れて、物を壊したりしますよね。
またロボコンは変な勘違いで周りに迷惑をかけることが多々あります。
ぼくはむしろロボチャンよりも、ロボコンの行動をみている時にイライラを感じたものです。
「いや、ロボコンはロボチャンのように悪気があってヘマをしてるのではない。ドジだからしょうがないんだ」と思われるかもしれません。
でもですよ、なにかあると家の中の物を壊し、いつゴキブリをみて暴れるかわからない危険な存在を、ドジだからですませられますか?という話です。
ロボコンは人情で物語の事件を解決しますが、何かあれば家の物を壊されてしまう…本当にそんなのがいたら、一番家に置いておきたくないと僕は思います。
ぼくは「がんばれロボコン」を観てて、主人公のロボコンに対して、イラっとすることがよくあったのです。
そんなロボコンに対して、制裁の役割も担ってるのがロボチャンなんだと思います!
悪気はないけど、居候している家を壊したりするロボコン。
そんなロボコンへ、無目的にいたずらをしかけるロボチャン。
ロボコンに対するロボチャンのいたずらがあるからこそ、ロボコンへのイライラが中和されて「面白い!」につながるんですよ!
物語ではあるキャラクターに対して視聴者の怒りをつのらせたら、それを解消させることによって満足感を感じさせる、という展開がよくあります。
「がんばれロボコン」では、悪気はないけど迷惑ばかりかけるロボコンに対して、ロボチャンが良い中和剤になっているのです。
だから僕にはロボチャンのいたずらが面白くみえてくるんですね。
これは「がんばれロボコン」のエピソードを部分的にしか観てないとわからないことです。
でも「がんばれロボコン」の話を通して観ている人にとっては、ロボコンも十分いけないことをしているので、ロボチャンの存在がむしろ救いにみえてくることもあるのです。
嫌われ者とされてきたロボチャンですが、実は「がんばれロボコン」の物語を救った存在ともいえるのです!
ロボチャンは稀にみる傑作キャラクターです!
可愛さと面白さが融合した、みてるだけで楽しい気持ちにさせてくれるキャラクター。
それが僕にとってのロボチャンだったのです!
前後のエッセイ漫画は以下リンクに♪
今日もブログをお読みくださりありがとうございました!