四コマ漫画の枠線を手描きで描くにはどうしたらいいのか?
今でこそ筆者は漫画制作ソフトを使って四コマ漫画のコマを作りますが、昔はすべて手描きで枠線引きをしていました。
四コマ漫画専用の原稿用紙も市販されてますが、毎回購入していたらお金がかかってしまいますよね。
なので、四コマ漫画の枠線引きを手描きでマスターしておくと、経済的にも助かります。
この記事で紹介する方法を知れば、手描きの四コマ漫画の枠線を量産することができます!
筆者はこの記事で紹介した方法で四コマ漫画の枠線を作り、ブログで連載している四コマ漫画を描いていた時期もあるのです。
この記事では四コマ漫画の枠線引きを手描きで行い、量産する方法について解説していきます!
Contents
四コマ漫画の枠線を引くために必要な道具
四コマ漫画の枠線を手描きして、量産するために必要な道具は以下です。
●紙
●鉛筆
●消しゴム
●烏口
●インク/墨汁
●コンパス(針なら何でも大丈夫)
●マスキングテープ
●ホワイト
コンパスは針の部分を使うので、針であれば何でも大丈夫です。
マスキングテープは仮止め用に使います。
手描きで漫画を描くために必要な道具に関しては、以下の記事で解説しています♪
それでは四コマ漫画の枠線引きに使う道具で、説明が必要なものを取り上げていきます。
四コマ漫画の枠線を手描きするために必要な道具1:紙
四コマ漫画の枠線を引くために必要な紙は、理想をいうと漫画専用の原稿用紙が良いです。
漫画専用原稿用紙は漫画を描くことを想定して作られているので、描き心地が快適。
しかし漫画専用の原稿用紙を毎回買うのはお金が…という人は、別の紙でも代用がききます。
例えば画用紙やA4のコピー用紙で、枠線や四コマ漫画が描けます。
筆者は昔画材代を節約するため、100円ショップで買ったコピー用紙に四コマ漫画の枠線を描いてました。
ただし、お金に余裕のある人はコピー用紙はやめましょう。
コピー用紙だと、紙が薄いので描く途中で破けたり、紙が傷みやすかったりします。
せっかくあなたが描いた四コマ漫画なので、長く残しておきたいものです。
保存性を考えるとコピー用紙よりは、画用紙の方が良いですね。
画用紙に四コマ漫画の枠線を引くときは、表面がさらさらした紙を選んでください。
表面がざらざらした紙だと、つけペンで絵を描く時にペン先が引っかかりやすいです。
表面がつるつるした画用紙なら、つけペンでも描きやすいでしょう。
四コマ漫画の枠線を手描きするのが面倒な人は、四コマ漫画専用の原稿用紙が良いでしょう。
漫画原稿用紙の使い方は、以下の記事に書いてあります♪
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四コマ漫画の枠線を手描きするために必要な道具2:カラス口
四コマ漫画の枠線引きを手描きでマスターする時に役立つのが「カラス口」です。
カラス口は製図をするときに使うペンで、ペン先が鳥のくちばしのような形をしているのが特徴。
カラス口はペン先付近にあるネジを調節すると、線幅を太くしたり細くしたりできます。
カラス口を使えば、四コマ漫画の枠線の幅を自由に変えることができるのです。
四コマ漫画の枠線は、カラス口以外の画材でも描けます。
例えばピグメントライナーの太さ0.8などを使えば、そのまま四コマ漫画の枠線がひけます。
しかしピグメントライナーだと枠線の幅を変えたいときに、別の太さのピグメントライナーを購入する必要があります。
またピグメントライナーのインクが尽きたら、新しいものを買わねばなりません。
しかしカラス口のペン先は金属なので、長持ちします。
4コマ漫画の枠線を引く時に、長く使えるアイテムがカラス口なのです。
またカラス口は、四コマ漫画の枠線の幅を自由に調節できます。
カラス口があれば四コマ漫画だけでなく、ページ漫画のコマ枠線をひくときにも使えます。
そのため四コマ漫画の枠線引きを手描きでマスターするなら、持っておくと便利なアイテムです。
四コマ漫画の枠線を手描きするために必要な道具3:鉛筆(シャーペン)
鉛筆やシャーペンは、四コマ漫画の枠線引きの下描きなどをするときに使えます。
芯の濃さはB~2Bほどが良いでしょう。
硬い芯だと紙に線の跡が残り、消しゴムで消しづらくなることがあります。
四コマ漫画の枠線を手描きするために必要な道具4:墨汁かインク
カラス口で四コマ漫画の枠線を手描きするときは、インクか墨汁を使います。
筆者は上画像の開明墨汁か、パイロットの製図用インクを使うことが多いです。
⇒漫画を手描きするために必要な道具の詳しい詳細についてはこちらの記事に載ってます♪
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四コマ漫画の枠線を引く紙のサイズ
ここでは以下の画像にある四コマ漫画のサイズで、枠線引きをしていきます。
この画像サイズはあくまで例なので、あなたが描きたいサイズに都度合わせて四コマ漫画の枠線引きをしてください。
四コマ漫画の枠線引きを手描きでマスターして量産する方法
四コマ漫画の枠線引きを手描きでマスターして量産するためには、まず四コマ漫画のコマ割りの型を作っておきます。
四コマ漫画のコマの型とは、以下の画像です。
まずは、四コマ漫画の枠線型の作り方を説明します。
1:四コマ漫画のコマの枠線を描く
まずは上の四コマ漫画のサイズを参考に、定規と鉛筆を使って、枠線を描いてみましょう。
四コマ漫画の枠線が引けたら、カラス口かピグメントライナーなどを使って、枠線の清書をします。
カラス口で枠線のペン入れをするときは、以下画像のように定規の裏面を上にして使います。
以下画像のように定規の表面を上にしてペン入れをすると、インクが定規の下に入って原稿を汚してしまうのです。
カラス口を使うのであれば以下画像のような感じで、四コマ漫画の枠線を引きます。
四コマ漫画の枠線をペン入れするときは、袖をまくっておきましょう。
インクが乾いてないときにそでが触れると、原稿が汚れてしまいます。
漫画の原稿はいつも、キレイに扱いたいところです。
2:四コマ漫画の枠線はタテとヨコをまとめてペン入れする
四コマ漫画の枠線をペンで清書するときは、タテかヨコの線をまとめて描くのがコツです。
以下画像ではヨコの枠線をまとめて描きました。
ヨコの枠線を上から順にまとめて描くことで、生乾きのインクに手がこすらずにすみます。
タテとヨコの枠線を交互にペン入れすると、生乾きのインクに袖がこすって汚れてしまうことがあるのです。
そのためタテかヨコの線をまとめて清書するようにしてください。
ペン入れしたヨコの枠線が乾いたら、タテの枠線をまとめて引きます。
四コマ漫画の枠線をペン入れしたら、インクが乾くのを待ちます。
四コマ漫画の枠線のインクが乾いたら、消しゴムをかけて下描きの線を消しておきましょう。
消しゴムを使う時は、力を入れすぎて紙を傷めないようにしましょう。
力を込めてごしごし消すと、原稿が破れてしまうことがあります。
消しゴムをかける時は、同じ方向に向けて何度も消すようにすると紙をいためません。
はみ出した線などがあれば、ホワイトで修正します。
そうすると以下の画像のように、四コマ漫画の枠線が完成します。
ここで作った四コマ漫画の枠線は、量産するための型です。
この型を使って、四コマ漫画の枠線を量産していきます。
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3:四コマ漫画の枠線の型に紙を重ねる
先ほど作った四コマ漫画の枠線の型に、四コマ漫画を描く紙を重ねます。
以下画像のように、紙同士がずれないようにぴったり重ねてください。
四コマ漫画の枠線の型に紙を重ねたら、四隅をマスキングテープで止めます。
4:四コマ漫画の枠線のすべての角に針で穴をあける
四隅をテープでとめて固定したら、四コマ漫画の枠線のすべての角に、コンパスの針を使って小さな穴をあけていきます。
コンパスがなければキリで代用するなど、針であれば何でも大丈夫です。
以下画像のように、赤丸で囲ってあるすべての角に針を使って小さな穴を開けます。
一緒に重ねている紙にも穴をあけたいので、気持ち強めに針で穴をあけるようにしてください。
四コマ漫画の枠線のすべての角に針で穴をあけたら、固定してあるテープを外します。
下に重ねておいた紙には、四コマ漫画の枠線を描くための穴があいた状態になっています。
今度は、穴が開いている紙に四コマ漫画の枠線をペン入れしていきます。
この時も定規を使い、ヨコかタテの枠線をまとめてペン入れしてください。
以下画像では、ヨコの線をまとめてペン入れしました。
インクが乾くのを待ちます。
インクが乾いたら、タテの線もまとめてペン入れします。
これで四コマ漫画の枠線が完成しました。
四コマ漫画の枠線の型に使った紙はとっておきましょう。
枠線の型に紙を重ねて上の作業をすることで、四コマ漫画のコマ割りを量産することができます。
四コマ漫画の枠線を手描きして量産する方法のまとめ
四コマ漫画の枠線を手描きして、量産する方法をまとめると以下となります。
1.四コマ漫画の枠線の型を作る
2.四コマ漫画の枠線の型に、紙を重ねてマスキングテープで固定する
3.四コマ漫画の枠線のすべての角に、針で穴をあける
4.穴のあいた紙に、定規を使って四コマ漫画の枠線を清書する
四コマ漫画の枠線のペン入れをするときは、タテかヨコの線をまとめて描くと、生乾きのインクに袖をこすらずにすみます。
四コマ漫画の枠線を引くときは、原稿を汚さないようにしましょう。
さあ、四コマ漫画の枠線がひけたら、その中にあなたの漫画世界を描く番です!
四コマ漫画の描き方や、アイデアの発想法などは以下の記事に書いてあるので、興味のある方はどうぞ♪