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傑作紹介 特撮ヒーロー

胸を熱くする特撮ヒーロー、イナズマンの魅力と感想を書いた!

投稿日:2017年8月2日 更新日:

 

イナズマン

 

イナズマンという作品がある。

仮面ライダーや人造人間キカイダーを生み出した石ノ森章太郎氏原作の子供向け特撮テレビ番組だ。

 

僕はとある事からイナズマンを観る機会があり、見事にハマってしまった!

イナズマンはもう数十年前に放映されたテレビ番組なのに、少年の心を熱くさせる魅力は全然衰えていない。

 

ちなみに僕の心は永遠の少年である。

少年だからこそ尽きる事のない夢を漫画に描く事が出来るのだ。

少年の無邪気な心は、漫画を生み出す為に必要な無限大な空想力を与えてくれる。

 

大人になると多くの人は頭が固くなり、自由な想像力を羽ばたかせる事が難しくなる。
漫画を描くのに必要なのは頭の柔らかさだ。

そして頭の柔らかさは少年のような無邪気な心に立ち返る事によって生まれてくる。

 

だから僕は子供のときめきを思い出すために今でも特撮ヒーローやアニメを良く観ている。

 

今日はイナズマンの面白さ、魅力について語っていきたいと思う。
イナズマンが大好きな人、興味がある人は是非読んでいって欲しい!

 

 

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イナズマンとは?

イナズマン
イナズマンとは石ノ森章太郎原作の特撮ヒーローテレビ番組。
1973年10月2日から1974年3月26日にかけて火曜日の夜7:30~8:00に放送されていた。

 

1973年と言うと仮面ライダーではV3が大ヒットを飛ばしており、ウルトラマンは頭に二つツノの生えたウルトラマンタロウが放映されていた頃だ。

この1973年頃はオカルトブームが起こっており、イナズマンもその流れに乗って超能力という設定が取り入れられている。

主人公の渡五郎が超能力者だったり、主人公の仲間の少年同盟は超能力を持つミュータントの少年少女で構成されている。

 

イナズマンの新機軸

 

イナズマンを観ていると制作側の新しい挑戦が垣間見える。

例えば主人公の渡五郎は「チョウリキショウライ!(超力招来)」と変身の掛け声をかけるとまずは「サナギマン」に変身する。

いきなりイナズマンになるのではない。
まずはサナギマンというちょっと気持ち悪いデザインの昆虫のようなヒーローに変身する。

そして少し戦闘員のようなザコ敵と戦った後、二段目の変身でイナズマンになるのだ。

 

イナズマンの二段変身の由来はサナギから蝶々へ孵化するというイメージがあるようだ。

イナズマンは明るいスカイブルーにレモンイエローという派手な色合いで、やや仮面ライダーストロンガーに似た頭のデザインになっている。

このイナズマンのデザインがどこから来たかというと…

 

蝶々

「蝶々」

 

当時大ブームだった超能力と蝶を掛け合わせた言葉遊びからイナズマンのアイデアが生まれたと言われている。

 

イナズマンの魅力!

ここからイナズマンの面白さ、魅力について書いていく。

 

1.主人公の渡五郎が実は…

僕はイナズマンの第一話を始めて観た時、どうも主人公の顔に見覚えがあるなと思ったら、人造人間キカイダーで主役を務めていた伴大介氏ではないか!と驚いた。

そう、イナズマンの主役「渡五郎」は人造人間キカイダーの主役をしていた伴大介氏が務めている。

 

人造人間キカイダーと言えば突然ギターを弾きながら主人公が現れると、大ジャンプをかまして敵をやっつけるカッコいい人造人間ヒーローだ。

伴大介氏は髪の毛がもさもさして、眉毛は太くて、男らしい顔をしたカッコいい渡五郎を演じている。

 

さらにイナズマンでは仮面ライダー1号で少年仮面ライダー隊にいたミツル少年(山田芳一氏)がカツミという少年役で登場している。

僕はカツミ少年の顔を観るたびに、本郷猛の声で「ミツル!大丈夫か!」という声が聞こえる(笑)

 

2.坊主頭のひげ面学生?

イナズマンの面白い魅力の一つに丸目豪作というキャラクターがいる。

丸目豪作はつるっつるの禿げ頭で、あごひげを豊かに生やし、学ランを着て学校に通っている。

この外見を観ただけで面白さを感じるが、よく顔を見ると丸目豪作役の人はイケメンな事が分かる。

 

石ノ森章太郎原作の特撮ヒーロー物にはよく三枚目キャラクターが登場する。

三枚目キャラクターとは、面白い、滑稽な役柄を演じるギャグキャラクターのような存在。

 

人造人間キカイダーでも眼鏡をかけた探偵で面白いキャラがいたけど、イナズマンの三枚目は見た目の迫力が違う!
ハゲ!ひげ!学ラン!学校通ってる!
この四点セットは面白さの極みである!

そのキャラクターこそ丸目豪作なのだ。

 

さらにこの丸目豪作はことあるごとに出てきては、笑いを取るようなおバカな行為をする。

僕は丸目豪作を観ていて、漫画には必ず一人はボケを徹底的にかますキャラクターが必要なんだなと思った。

 

ちなみにこの丸目豪作は金に縁がないらしく、引越しの手伝いや港で肉体労働をして稼いでいるという設定に僕は妙な共感を感じた。

あなたもイナズマンを観る機会があったらこの丸目豪作は要チェックだぞ!

 

少年同盟の面白さ!

イナズマンには少年同盟という仲間達が存在する。
ウルトラマンで言う所の「科学特捜隊」、仮面ライダーで言う「少年仮面ライダー隊」に当たるものだ。
要するに主人公と共に敵と戦う同志に当たる仲間達がイナズマンだと「少年同盟」となる。

 

イナズマンで新機軸だったのは共に戦う同志の仲間が「子供」だという事!

仮面ライダーの少年仮面ライダー隊は確かに子供だが、実際にショッカーと戦うのは滝和也や立花のおやっさんだった。

 

しかしイナズマンでは子供達が少年同盟と称して、悪の組織と戦っている!
この設定は特撮ヒーローものでは新しい挑戦だった。

 

僕は初めてイナズマンを観た時、子供が基地にいて真面目に日本の平和の為に議論している姿がとても面白かった。

「なぜ子供なの?」というツッコミをよっぽど入れたかったけど我慢した。

 

ひょっとしたら敵と戦い命を失うかもしれない危険な任務に子供を当てている世界観に妙な興味を感じてしまったのだ。

 

そして愉快なのが、少年同盟の衣装デザインだ。

まるで初代ウルトラマンの科学特捜隊員を思わせるような明るいオレンジのスーツで、頭にかぶっている丸いヘルメットみたいのが僕からすると最高に面白い!
挙句の果てには主人公の渡五郎も少年同盟の一員となり、奇妙な黒いスーツとヘルメットをかぶり出す!
このヘルメットのデザインが異様に子供っぽくて、笑いのツボにはまるのだ!

 

僕はイナズマンのデザインにおける、わざとらしい子供っぽさがとても気に入った。

下手に大人っぽくカッコつけるより、観ていて笑えるほど無邪気な子供っぽさに感銘を受けたのだ!

もしも少年同盟のような子供たちが今外にいたら目立ちまくりだろう!

 

イナズマンのopがメチャカッコいい!

石ノ森章太郎原作の特撮ヒーローもののopはどれもカッコいい!
仮面ライダー、人造人間キカイダー、ゴレンジャー…中でもイナズマンのopはテンション全開で子供のハートを熱くさせる。

イナズマンのopを歌うのは仮面ライダーのopでもおなじみの子門正人氏。
イナズマンのopでは子門氏のおたけびのようなシャウトから入り、曲の合間に「イェー!」「レッツゴー!」「イナズマン!」の声が最高にカッコ良くて感動する!

 

opの冒頭で立っているイナズマンの目からビームが出てきてタイトルを作っていく映像にもしびれた。

僕はイナズマンのopを聞いているとムクムクと創作意欲が湧いてくる。

 

イナズマンのopで面白いシーンがある!

イナズマンのopでとても面白い部分がある。
巨大なビルにヒビが入り、倒れそうになるのだが、イナズマンの出したマフラーが長く伸びてビルに巻き付き、綱引きの様に引っ張るとビルが元に戻っていく。

僕の感覚からするとこのシーンはギャグで、とても面白い。
投げたマフラーで倒れそうになるビルを元に戻すなんて!

ファンタスティック!

 

僕はアニメや特撮のopを聴きながら自分の漫画だったらどのようにop映像を入れるかな?なんて事を考える。
これは漫画を描くために必要なイマジネーションを鍛えてくれるのでおすすめである。

 

とにかくイナズマンのopはカッコいい!
「イナーズマン!」(子門氏の声)

 

イナズマンが攻撃する時の掛け声は?

イナズマン003
イナズマンが敵を攻撃する時の掛け声がある。

 

仮面ライダーだと「とう!」

ではイナズマンは?…

 

「チェス!」というのだ!

 

チェス?どういう意味?と僕は思った。

チェス、チェス、チェスというイナズマンの声をよく聴いてみると語尾に「トッ」が聞こえる。

 

つまりイナズマンは攻撃する時に「チェスト!」と言っているのだ。

チェストとは何かな~と考えてたら思い当たる節があった。

 

それは
「チェスット―!」という武道家が使う掛け声だ。

 

餓狼伝説のテコンドー遣いキム・カッファンが「チェスットー」と言いながらかかと落としをするが、イナズマンの「チェスト」はこれの事を指しているのでは?と思った。

 

イナズマンの評価

イナズマンが放映されていた当時仮面ライダーV3が流行っていたという事は上で書いた。

しかしすでに初代仮面ライダーで火が付いた変身ブームは1973年頃にはだいぶ落ち目に来ていたのだ。

 

だからイナズマンは仮面ライダーV3程人気は出なかったし、視聴率は段々低迷していく。

 

そんな状況の中で1974年にはオイルショックの影響で物価が高騰し、イナズマンの製作会社も資金的な大打撃を受ける。

これが原因でイナズマンは第26話から番組がリニューアルする事になる。

 

タイトルから敵、出演キャストを全て変えて「イナズマンF」という新番組が始まる事になったのだ。

 

なのでイナズマンは第25話という短さで終了する事になった。
物語はイナズマンFに引き継がれて…

 

イナズマンが人気が出なかった理由

イナズマンは少年同盟という子供が敵と戦う組織やサナギマンからイナズマンへの二段変身といった点で新機軸を打ち出した特撮ヒーローだ。

しかし視聴率はそれほど伸びず、わずか25話という短さで終わりを迎えた。

 

僕はイナズマンが今一つ人気が出なかった要因の一つに二段変身の中途半端さがあるように感じた。

 

初めに変身するサナギマンの魅力がイマイチつかみづらく、デザイン的に気持ち悪いという弱点がある。

サナギマンはだいたい戦闘員的なザコ敵と戦い、本怪人に対してイナズマンになるという事が多かった。

 

サナギマンの存在意義をもっと押し出すか、もしくはサナギマンはやめていきなりイナズマンに変身した方が子供にとって分かりやすかったのでは?と僕は感じた。

 

また後年石ノ森章太郎氏がイナズマンの制作に対して「早すぎた」と発言している。

1973年当時の特撮技術では「超能力」を表現するにはまだ未熟だったという内容の事を語っている。

 

確かに僕もイナズマンを観ていて、別に超能力でも改造人間の怪力でもどっちでも良くね?というツッコミは感じた。

超能力という強みを生かしきれなかったという点もイナズマンに人気の爆発が起こらなかった原因の一つだろう。

 

しかし僕はこんな事を言っているがイナズマンが大好きだ!

何が良いのかというと「イナズマンの世界観に共通する無邪気な子供っぽさ」なのだ。

 

イナズマンの子供っぽさの象徴は少年同盟がかぶっているあのヘルメットである!(笑)

僕はあのヘルメットを観た瞬間この作品好き!と直感した!

そして案の定、最高に面白い作品だった!

 

僕はこれら仮面ライダーやウルトラマン、イナズマンのような作品に大きな影響を受け、その感動を漫画に描いている。

僕の作品の裏にはイナズマンや仮面ライダーの脱ぐいがたい影響が働いている。

 

イナズマンは少年の心を持った大人を魅了する。

どれだけ時がたっても変わらないものがある。

それは少年の純真な心だ。

 

大人になっても子供の心を忘れていない人にだけ僕はイナズマンをおススメする。
きっとイナズマンを観る事で懐かしい少年の日の思い出が蘇るだろう。

 

イナズマンを見る時は子供になった気持ちで観てほしい。
何の汚れもない純粋無垢な少年の心でイナズマンを見る時、イナズマンは偉大な作品に変化する!

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