ここでは、「猫のチッティ」ページ連載漫画の第6話「猫の惑星の王子はどんな布団で眠る?」の巻を掲載しています!
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漫画の後には、アニメ「元祖天才バカボン」を見て感じた漫画表現の学びも明かしています!
猫のチッティページ連載漫画第6話「猫の惑星の王子はどんな布団で眠る?」の巻
猫のチッティは「猫の惑星」の王子。
地球の猫にとってチッティは偉~い存在なのです。
だって猫の惑星は、地球の猫の故郷なのだから!
チッティは、猫の故郷の王子様なのです。
王子様のチッティを汚い場所で寝かせるわけにいきません。
だから地球の猫たちは、よろこんで布団のかわりになってくれるのです!
アニメ「元祖天才バカボン」を見て感じた背景処理の漫画表現について
アニメの背景をどう描くかで、その作品の方向性やジャンルが分かるということについて書きましょう。
いろいろアニメはありますが、背景の描き方に注目してください。
リアルな背景なのか、落書きのような背景なのか?
アニメの背景の描き方で、その作品の方向性が分かるなと感じたんですよ。
筆者は天才バカボンやおそ松くんなど、赤塚不二夫氏の作品全体が大好きです。
筆者が漫画を描きだしたきっかけは、赤塚不二夫氏の「まんが家入門」でした。
だから赤塚不二夫氏は、筆者にとって特別な存在なのです。
そんなことから最近、アニメ「元祖天才バカボン」(1975年~1977年)を観ました。
元祖天才バカボンのアニメでは、背景がまるで落描きのように描かれています。
普通アニメの背景って、キチンと描かれるじゃないですか。
でも元祖天才バカボンでは、フリーハンドで雑に描いたような背景が登場する。
これはなぜなのか?
理由は、元祖天才バカボンが「ナンセンスギャグ作品」だからだと筆者は思います。
ナンセンスとは、「意味がない」、「くだらない」、「バカバカしい」という意味の言葉。
元祖天才バカボンは、ナンセンスをとことん極めたアニメです。
ナンセンスの極致をいくような作風だからこそ、このアニメはヒットして2年も続いたのでしょう。
ナンセンスギャグ作品だけあって、元祖天才バカボンは内容が荒唐無稽で、ぶっ飛んでます!
でも、これが素晴らしいんですよ!
そんな元祖天才バカボンなので、背景がまともに描かれてたら作風とズレちゃいますよね。
だからわざと、落描きっぽく背景を描いているんだと思います。
背景の雑な描き方が、元祖天才バカボンの狂ったような世界観を表現しているのです。
逆に緻密な背景で描かれるアニメなら、シリアスでリアリティを大事にする作風である可能性が高いでしょう。
でも元祖天才バカボンは背景一つみても、非常識でナンセンスな世界観を感じさせてくれる。
ナンセンス系漫画アートを作る筆者にとって、これは大きな学びでした!
背景の描き方ひとつで、その作品を象徴させることが出来るのだと!
アニメ「コジコジ」の背景がファンタスティックなのも、まさにこの作品の世界観を表しています!
コジコジは、素晴らしいアニメですよ!
だから漫画を描くときは、その作風に合わせたタッチで背景を描くといいでしょう。
元祖天才バカボンの背景が雑な理由は、「ナンセンスギャグの極みである」世界観を象徴させていたのだと筆者はみます!
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