こちらはアトランティスをネタに描いた漫画「偉大な男」(2015年制作)。
漫画の主人公はアトランティス大陸を発見して世界に名を残したいと考える青年、秘宝ゆうや。
秘宝ゆうやは自らを偉大な男と称し、単身アトランティス大陸を探しに旅に出ます。
ここではアトランティス大陸のネタで描いた漫画「偉大な男」の制作背景について書いていきます!
Contents
アトランティス漫画に繋がった超古代文明の魅力
僕は昔から超古代文明に大きな関心がありました。
超古代文明とは人類史上初の文明が誕生した紀元前4000年より前に、存在したとされる高度な文明のことをいいます。
今から1万2000年以上前、現代文明をはるかに凌ぐアトランティスという大陸が大西洋に存在したというのです。
アトランティスについて初めて書いた人が古代ギリシアの哲学者プラトンであり、「ティマイオス」と「クリティアス」という著書に書き残されています。
プラトンによるとアトランティス大陸はアジアとリビアを合わせたくらいの大きさだったようです。
アトランティスに住む民は徳高く、聡明でテレパシーまで使えたというのだから驚き!
またオリハルコンという超金属を自在に扱っていたといいます(ダイの大冒険のオリハルコンの剣を思い出した!)。
アトランティスではこのオリハルコンを使って飛行機、船、潜水艦なども作られていたようです。
他にもアトランティスではテレビ、ラジオ、電話、エレベーターまで使われており、レーザーを用いた遠隔操作でエネルギーが供給されていたとか!
それホントだったら凄いな!
アトランティス大陸は今から1万2000年以上前に大地震と大洪水が原因で、わずか一日の内に海底深く沈んだといいます。
僕はアトランティス伝説を知って最高に面白い!と思いました。
アトランティス大陸が実在した証拠がないので世間ではオカルトとして認識されているけど、僕は本当に存在したのだろうと思います。
いや、アトランティスがあると思うことで、漫画の創作意欲が強く刺激されるのです!
アトランティスが舞台の漫画は未知への憧れから生まれた
アトランティスの漫画は、超古代文明という未知に対する憧れから生まれました。
地球上にかつてない高度な文明が存在していて、ある時一夜にして海底深く沈んだなんて、夢があるじゃないですか!
アトランティスの話が嘘だろうと本当だろうと、そこにはロマンがあります。
そして未知へのロマンから空想が始まるのです。
・もしもアトランティスという大陸が存在しているなら、アトランティス人はどんな生活を送っていたのだろう?
・アトランティス大陸の歴史や宗教、経済はどうだったのか?
・アトランティス人は何を食べ、いかなる生活を営んでいたのか?<
・アトランティスにはどんな文化芸術が発展していたのか?
このように想像していくことで、漫画のアイデアに繋がっていく。
アトランティスという未知の存在に対して空想し、そこから生まれた好奇心で漫画を作るのです。
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アトランティスの漫画にはラブクラフトの物語が関係していた
アトランティスの漫画「偉大な男」を作るときに参考にしたのが、心から愛するアメリカのホラー作家H.Pラブクラフトです。
ラブクラフトには「名前のない街」(無名都市)という小説があり、この作品から「偉大な男」のヒントを得ました。
僕は夜寝るときアイポッドで物語の朗読音声を流しながら眠る習慣があります。
ラブクラフトの物語はアイポッドにたくさん入っており、当時毎晩流していたのです。
無名都市は主人公が砂漠の中にある廃墟の都市に迷い込み、恐ろしい体験をする物語。
僕は夜寝るときに何度も無名都市を聞いていて、この作品の不気味さが頭から離れなくなりました。
ラブクラフトの無名都市は、「アトランティスに迷い込んだ主人公が体験する恐怖物語」として漫画創作のヒントになっていたのです。
こうしてラブクラフトの無名都市に、超古代文明アトランティスの要素を組み合わせて漫画を描くことになりました。
異なるアイデアが同士が結びつくとき、漫画創作は生まれるのです。
アトランティス漫画の最後に
アトランティス漫画「偉大な男」の主人公、秘宝ゆうやは永遠な存在になることを夢見るキャラクターです。
秘宝ゆうやはかつてシュリーマンがトロイの木馬を発見したように、自らも偉大な発見を成し遂げて歴史に名前を残したい人物。
そんな秘宝ゆうやの野望をアトランティスネタと絡めて漫画に描きました。
秘宝ゆうやには僕の性質を与えています。
僕も秘宝ゆうやと同じで、歴史に残るような永遠な表現者になりたいのです。
偉くなりたいというのではなく、シェイクスピアやミケランジェロのようにどれだけ時代が経とうとも、永遠の感動を人々に与えられる表現者になりたい!
そんな思いを秘宝ゆうやという主人公に託しています。
漫画「偉大な男」では天童大というキャラクターもゲスト出演しています。
どうも、「偉大な男」の最後では俺もまさかの展開になっちゃったよ。とほほ。
超古代文明アトランティスに対する憧れと、ラブクラフトの「無名都市」からのヒントと、秘宝ゆうやの野望を絡めて描いた漫画「偉大な男」。
アトランティスを舞台にした漫画「偉大な男」は以下の画像をクリックすると読めます♪