漫画家志望者が体験したあらゆる仕事は、漫画創作の役にたつ!
あなたは今何らかの仕事をしながら、漫画を描いているかもしれない。
本当は漫画を描いて生きていきたいと、考えているとしよう。
漫画と関係ない仕事をすることに、どんな意味があるのか?
漫画家志望者が経験したさまざまな仕事は、漫画創作に昇華できる。
だから今している仕事は、創作のネタとして使えるのだ。
漫画家志望者だったぼくは、これまで様々な仕事を体験してきた。
仕事でいろんな現場を体験し、感じた思いが漫画アート制作の原動力になっている。
漫画家志望者が仕事を体験することで、以下の効用が見込めるだろう。
●仕事を通して人間的に成長できる
●仕事を通して感じた思いをネタに、漫画制作ができる
●体験した仕事が、漫画を描く題材となる
この記事では漫画家志望者が体験した仕事が、漫画創作に生かせる4つの理由について解説していこう。
あなたが漫画と関係ない仕事をしてても、それを漫画創作に生かすヒントを書いている。
Contents
漫画家志望者が体験した仕事が漫画創作に生かせる4つの理由
漫画家志望者がいろいろな仕事を体験することで、得られる創作的なメリットは以下の通り。
●世の中を知ることができる
●いろいろな人間模様をみれる
●仕事を通して感じたことを漫画のテーマに使える
●体験したことをネタに漫画が描ける
これらは、漫画家志望者が漫画創作に活かせる部分である。
実際ぼくはこれまでたくさんの仕事を体験してきたが、それが漫画アート創作の糧になっている。
同じ業種を含めると、筆者は40個くらいの仕事は経験してきただろう。
飲食店、コンビニ、工場、引っ越し、流通業、電子地図の編集、掃除屋、デザイン会社、動画作品の編集、看板持ち、似顔絵描き、アフィリエイト、代行、ホスト、中古車の配送業、webライター、物販…
漫画を描く仕事とは関係のないものばかりだ。
しかしどんな仕事でも、漫画家志望者が体験したすべての職歴は、漫画創作に役立てることができる。
以下より、その理由を見ていこう。
漫画家志望者が体験した仕事から得られるもの1:世の中を知れる
漫画家志望者は、仕事をすることで世の中がどういう仕組みで動いているかを知れるだろう。
漫画は物語を描くので、自分が感じた世の中の現実観は、そのまま漫画の世界に反映させることができる。
それこそ、あなたからしか生まれない漫画となるだろう。
世の中の現実観は、仕事を通じて感じることが多い。
たとえば世の中はお金を中心に回っているとか、人は見た目で判断されるとか。
いろいろな仕事を体験することで、世の中のシステムやお金の流れが分かることもある。
これらの体験は漫画家志望者が、漫画作家として売り出すときの参考になるかもしれない。
僕も現在進行形で学んでいる「世の中を知る」ことは、様々な仕事を経験することでわかってきた。
本を読んだり人に話を聞くことでも、世の中を知ることはできる。
しかし一番てっとり早いのが、漫画家志望者が自ら仕事を体験することにあるのだ。
仕事を通して自分なりに世の中の実情がつかめたら、感じたことを漫画創作に投入しよう。
例えば僕は派遣会社に登録して、様々な現場で仕事をしていたときがある。
単発で出来る仕事も多いので、派遣会社経由でいろいろな仕事を経験していた。
現場は工場や荷物運び、公園の清掃、運送屋、キノコの栽培の手伝いなどいろいろあった。
行く現場によって、働く人や職場の雰囲気などが変わる。
仕事先によって、それぞれ個性があるのだ。
ぼくは、世の中には仕事の数だけ世界観があることを知った。
ここから僕は漫画を作るとき技術や知識を磨くだけでなく、自分にしか生み出せない世界観を作ることが大切だと感じた。
自分だけの感覚は、誰にもマネすることが出来ない。
自分だけの世界観を作ることでその他大勢と差別化できることを、仕事を通して感じた。
漫画家志望者が仕事を通して世の中を知ると、自分なりの社会に対する見方ができる。
この独特な自分の見解を、漫画創作で活かすのだ。
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漫画家志望者が体験した仕事から得られるもの2:人間模様が知れる
漫画家志望者が仕事を体験すると、いろいろな人間模様が見れる。
様々な個性を持つ人と出会い、話す機会があるかもしれない。
これらは漫画創作にとって、貴重な体験だ。
なぜならキャラクター創作に活かせるから。
漫画の魅力は、キャラクターの面白さにある。
漫画家志望者が仕事先の人間模様をみることで、いろいろな人間の個性を知れるだろう。
自分が見た面白い人や嫌な人たちの性格を元にして、漫画のキャラクターを作ることができる。
これは漫画家志望者が仕事で人間模様を見たから、キャラクター創作に転化できたのだ。
例えば仕事先で犬猿の仲と呼べるような、仲の悪い人がいたとしよう。
2人のやり取りが、まわりの雰囲気を気まずくすることがあったかもしれない。
しかし犬猿の仲の2人がどんなやり取りをするかを、漫画家志望者は直に体験できたのだ。
それなら、漫画で犬猿の仲のキャラクター同士を描きやすくなるだろう。
自分が体験したことをネタに、空想を加えて漫画創作に活用すればよいのだ。
ぼくが派遣会社へ行っていたころ、いろいろな人と出会った。
何人かのグループで仕事現場へ向かうとき、車内で話が交わされる。
すると様々な人の人生模様が分かった。
●どんな人生を歩んできた人なのか?
●どんなことを考えている人なのか?
●どんな生活を送っているのか?
会話の中から得られるこれらの情報は、世の中を知ることに役立つだけじゃない。
漫画創作に活かせるのだ。
いろんな人生模様を知ることで、それだけ描けるキャラクターの幅が広がる。
職場にいる人を、観察してみよう。
世の中にはいろんな人がいて、価値観はみんな違う。
自分にとっては驚きな考え方をする人に出会うと、とても面白い。
人と出会ったことで考えの幅が広がるだけでなく、その人の性質を取り入れて漫画キャラクターを作ることが出来る。
職場にいる人を観察し、面白そうな人の性格をキャラクターに反映させてみよう。
漫画を描くとき、人間の多様性を知ることは大きな力となる。
なぜなら、漫画はキャラクターの人生を描くものだから。
人間の多様性を知ることが、生み出せる漫画キャラクターのバリエーションにつながる。
人間を深く知ることで、キャラクターをより深く描けるようになるだろう。
ぼくはまだまだ勉強途上だから、これから精進していきたいと思う。
漫画家志望者が仕事で出会った人間関係は、そのエッセンスを自作の漫画に使うことで、創作に活かせるのだ。
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漫画家志望者が体験した仕事から得られるもの3:漫画のテーマのヒントになる
漫画創作をするとき、どんなテーマで作品を描くかは大切だ。
漫画に一貫したテーマがあることで、読者に何らかのメッセージを残すことができる。
でも、誰にでも描きたい漫画のテーマがあるわけではないだろう。
そんなとき、漫画家志望者は体験した仕事にヒントを探せる。
仕事を体験して感じた思いが、描く漫画のテーマになるかもしれないのだ。
例えば漫画家志望者が仕事を通じて、自分のビジネスを持つことの重要性に気付いたとしよう。
いつまでも雇われる立場にあったら自分が稼げるお金の上限は見えており、今後も働き続けることになると感じたとしよう。
そしたら「好きなことをビジネスにして生きていく」という漫画のテーマを発見したことになる。
長いことブラック企業でサラリーマン生活をした主人公が、雇われ人生活の辛さに行き詰まり、好きなことで生きていく挑戦をする話が描けるだろう。
自分が仕事体験を通じて感じたテーマで、いろいろな漫画を描くことができる。
このように漫画家志望者が仕事を通じて感じた思いは、漫画創作のテーマにつなげられるのだ。
僕は仕事を体験するなかで、様々な思いを感じた。
楽しいことや憤り、反省もふくめていろんな感情を味わった。
実際に体験して感じたことこそ、最高のネタになる。
漫画家志望者が仕事を通じて感じた「本気の思い」が、漫画のテーマになるのだ。
あなたは仕事を体験して、何かを感じた。
それなら「感じたこと」を表現するために、漫画を描こう。
それが漫画によって、自己を表現することにつながる。
身をもって感じたことには、リアリティがある。
それを漫画で描くから、オリジナリティになる。
あなたが生きて感じたことを、漫画作品に転化しよう。
こうすることで漫画家志望者の人生すべてを、漫画創作に活かせるだろう。
どんな体験もムダにはならないのだ。
漫画家志望者が体験した仕事から得られるもの4:体験を漫画で描ける
漫画家志望者が仕事で体験したことは、ネタとして漫画が描ける。
仕事で体験したことに空想を交えて、漫画作品に昇華するのだ。
例えばあなたがタクシーの運転手をしているとしよう。
仕事を通じてタクシー運転手の人間関係や、仕事の取り方、お客さんへの対応などが体験できる。
それらはみんな、漫画を描く素材になる。
タクシー運転手を主人公にした漫画を描けるということだ。
そこには自分が体験して感じた思いや、その仕事の現実などを、漫画のなかで表現できる。
あなたがアルバイトや就職をしてるなら、仕事をすると同時に、その業界の取材をしてると考えてみよう。
漫画を描くとき分からないことがあれば、取材をすることでリアリティのある作品になる。
仕事をしてるってことは、その業種の現場を生で見れる取材をしているようなもの。
これは仕事をしながら、漫画を描くための素材を得ているのと同じだ。
仕事を通して、その業界のことを知る特権を持っているのだ。
例えばあなたがコンビニ店員をしているなら、コンビニ店員にしか分からない世界や業界の真実などを漫画で描ける。
仕事をするというのは、その世界を描ける強みを持っているということ。
漫画家志望者が体験した仕事は、漫画で表現できるのだ。
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リゾートバイトの体験を漫画にした漫画家志望者
実際にぼくも、自分が体験した仕事をネタに漫画を描いたことがある。
それはリゾートバイトの仕事体験だった。
僕は20代後半ころ、山の高原ホテルで1か月間リゾートバイトを体験したことがある。
リゾートバイトとは一定期間、リゾート地に滞在してアルバイトをすること。
遊園地や温泉街、ホテルなどのリゾート施設で働くことで、食事や入浴、寝る場所などを与えてもらえる。
リゾートバイトは日本各地からいろいろな人が働きに来るので、出会いもある。
僕はリゾートバイトで働いていた時、ある恐ろしい体験をした。
ひょっとしたら死んでいたかもしない体験をしたのだ。
このためリゾートバイトは僕にとって良い思い出と同時に、怖い印象も残った。
これがきっかけでリゾートバイトが終わったあと、体験したことをネタに漫画を描いた。
それが以下のリゾートバイトの漫画である。
僕は人生で体験してきたことに空想を交えて、漫画アートを描くことがある。
こうすることで、生きてきた全人生を、創作に転化できる。
漫画家志望者にとって、あらゆる仕事体験は創作のネタになるのだ。
いましている仕事はその業種の取材をしていると捉え、漫画創作に活かしてみよう。
漫画家志望者が体験した仕事は漫画創作につながることのまとめ
漫画家志望者が体験した、あらゆる仕事は漫画創作のネタになる。
以下4つの創作的メリットを得られるのだ。
1:世の中を知ることができる
2:様々な人間模様を知れる
3:仕事を通して感じたことを漫画のテーマにできる
4:体験したことをネタに漫画が描ける
漫画家志望者が仕事を経験することで、人間的な成長にもつながる。
優れた小説家は、いろいろな人生体験を積んだうえで生まれるという話しがある。
アメリカの小説家アーネスト・ヘミングウェイも、新聞記者や戦争体験などを経た末に名作を生み出している。
酸いも甘いも経験して、その集大成として書くから、人の胸に刺さる作品が生まれるのかもしれない。
漫画もキャラクターのドラマを描く以上、作者の人生体験が大きな力になるのだ。
様々な仕事を体験すれば、それだけネタのストックがあるということ。
漫画家志望者が体験し、感じたことを漫画で描こう。
経験から生まれた思いは、誰とも違うあなたの感覚。
これに共感する人は、広い世の中に必ずいる。
仕事を通して感じた思いと体験は、漫画家志望者の個性になるのだ。