アートを生活空間に置くメリットは何だろう?
●生活空間が華やかになる
●アートによって、生活空間自体が表現となる
筆者は、こんな風に感じる。
日本人は素晴らしいアーティストを生み出しているけど、アートを買って生活空間におく習慣は少ない。
海外では、アートを生活空間に置く習慣が日本よりも浸透している。
しかし日本では、アートは美術館で鑑賞するものという価値観があるようだ。
日本では、生活空間におくほどアートが身近でないのかもしれない。
この記事では生活空間にアートを置くことの価値について、筆者なりの見解を書いていこう。
Contents
生活空間にアートを置くときの基準とは?
アートを生活空間に置くときの基準は、その作品が好きかどうかにある。
アート作品は高いから、そうそうたくさん買えるものではない。
アートは1点ものの作品なので、世の中に一つの希少性がある(例外もある)。
だからアートは価格が高いのだろう。
高いお金をだしてアートを買うなら、やっぱり好きと思える作品を飾りたい。
アートには美しい作品もあれば、意味の分からない作品もある。
アートを買う人は、なぜその作品を欲しいと思うのだろう?
●作品が良いと思ったから
●生活空間にアートを飾りたいと思ったから
などいろいろ理由はあると思う。
何かを好きになる時、その理由を説明するのが難しいことがある。
好きという感覚は、直感的なもの。
でも、好きなのは確かだ。
生活空間に飾るアートを選ぶときは、自分がその作品を好きかどうかで選びたい。
どんな内容のアートでも、好きと感じたら生活空間に置く価値がある。
歴史的な位置づけや、作品が持つ意味など、アートの価値をはかるものさしはいろいろある。
でも最終的にアートを買うかどうか判断する時、あなたの感覚を頼りにしたほうが良いだろう。
生活空間にアートを置けば、いつも視界に入ってくる。
生活空間で毎日顔を合わせるアートが嫌いなものだと、見るたびに気分が落ち込んでしまう。
しかし好きなアートが生活空間にあれば、見るだけで気持ちが明るくなる。
結果的に心地よい生活空間になるだろう。
いくら歴史的に凄いアートでも、あなたの感覚に合わなければ、生活空間に置くメリットはないといえる。
今後アートを見る時、この基準を大切にすると良いだろう。
そのアートが、好きかどうか?
好きだと感じるアートなら、周りがなにを言おうと生活空間に置く価値があるのだ。
生活空間にアートがあることのメリット
筆者の実家には昔から油絵が飾ってあるので、アートを生活空間におくことのメリットはわかる。
アートが生活空間にあると、豊かな気持ちになるのだ。
大量生産されたポスターではなく、世界で一つのアートが置いてあるという状況が嬉しい。
現代はモノがあふれる時代だからこそ、1点もののアートの希少性はより高い。
世界で一つの、自分が気に入ったアートを生活空間におくのは、満足感が得られる。
アートを置くメリットは美意識を感じることにもあり
アートを生活空間におくことで、自分の美意識について考えるきっかけになるだろう。
アートは見て楽しむと同時に、考えるものでもある。
アートには、クリエーターの思想や美的感覚が表現されている。
アートを生活空間におくことで、その作品の何に惹かれたのか?という自分の美意識に向き合うきっかけになるのだ。
アートを作る人の数だけ、作品が存在する。
それだけ美の多様性があるということ。
アートを見るのは、アーティストが作る美的感覚を観察するようなものだ。
そのアートのどこが良いかと考えることで、自分の美的感覚に向き合える。
アートは自分らしさを発見するツールにもなるのだ。
アートが生活空間にあると感性が磨かれる?
生活空間にアートがあると、感性が磨かれるメリットがある。
生活空間でアートを目にすると、優雅な気分になったり、アーティストの感性に刺激されることがあるのだ。
何を美しと思うかは、人によって違う。
宝石や高価なドレスを美しいと思う人がいる。
地に生える草や、何気ない景色を美しいと感じる人もいる。
当然あなたにしか分からない美意識がある。
それを発見できる媒体が、アートなのである。
ラファエロの絵を美しいと思う人がいれば、ピカソの絵に美を感じる人もいる。
これは美の価値基準が人によって違うからだ。
あなたが欲しいと感じるアートは、あなたの美意識を反映している作品といえる。
人は、自分と似たものを好きになるものだ。
こんな視点でアートを見ると、生活空間におくべきアートの基準が分かるかもしれない。
アートを生活空間に置くメリットの最後に
アートを生活空間に置くと、場に華やかさが加わるだろう。
好きなアートを目にするたびに、豊かな気持ちになり、生活空間が好ましいものに感じられてくる。
アートを生活空間におくと、その作品が好きな自分自身の感性を、表現していることにもなる。
アートを生活空間に置くということ自体が、購入者のアート表現といえるのだ。