この記事ではつけペンの線で漫画を描くことにこだわる漫画アート芸術家が、漫画を描く時に使うペン先の紹介をしています。
またつけペンで描く漫画の線には作家の人間味が宿るということも記事に書いています。
まずはつけペンの線で描いた以下の漫画(もっとがんばれ!バカオ君~第104話)をご覧ください!
前後の「もっとがんばれ!バカオ君」はこちらのリンクから☆彡
つけペンの線で漫画を描いている
僕は四コマ漫画も普通の漫画も、つけペンの線で描いています。
使っているつけペンはgペン、さじペン、丸ぺんのみ。
漫画制作がデジタル化しつつある今、漫画のペン入れはパソコンで描いた方が断然早いでしょう。
手描きの漫画はスキャンして、クリップスタジオで再度加工するという手間がかかるので、パソコンで描くのに比べると非効率。
さすがに僕も今は、漫画の仕上げをクリップスタジオでやっています。
漫画を手描きするのはペン入れまで。
ペン入れまではつけペンで線を引いています。
それ以降の漫画の仕上げはパソコンでやった方が明らかに効率が良いですね。
しかしペン入れまでは、つけペンの線で漫画を描きたいと思うんだなぁ。
これがいつまで続くかは分からないですが。
完全にデジタル漫画制作に入る可能性もあります。
でも、今の時点ではつけペンで漫画の線を引いているんですね。
やはり人間の手から直に生まれる線の味というものがあるのです。
僕はこの人間的な線を大事にしたいと思っています。
人間的な線を引くには、やはりつけペンで漫画を描くのが一番効果的だと感じます。
今回の四コマ漫画もペン入れまではつけペンで線を描き、それ以降をクリップスタジオで加工して作りました。
漫画の線を引くときに使用するつけペン達
僕はやっぱりつけペンでは、gペンの線が好きですね。
力の入れ具合で、線に抑揚をつけられるのがgペンなのです。
これはメインで使っているGペン。
今回の四コマ漫画もgペンの線でほとんど描いてます。
これは丸ペンというペン先で、背景などの細かい部分を描きます。
丸ペンは本当に細い線が引けるのです。
今回の四コマ漫画ではほとんど出番なかったけど。
こちらはさじペンというつけペン先。
さじペンはgペンや丸ペンに比べると使う機会は少ないけど、オールマイティに役立つペン先です。
今回の四コマ漫画では4コマ目の集中線を描くときにさじペンを使いました。
さじペンは線の抑揚があまりない、均一な線を引くのに向いたペン先です。
四コマ漫画を描くとき3つのつけペンを使う割合は
「gペン:丸ペン:さじペン」⇒「7:2:1」ですね。
ほとんどgペンで漫画の線を描いてます。
gペンは細い線も太い線もバランスよく描けるので便利なのです。
漫画描きにとってペンは刀と言える。
僕にとってつけペンは、侍における刀なのです!
つけペンのペン先はまとめて購入する
漫画のつけペンは消耗品なので、線が太くなってきたら新しいペン先に変えます。
なのでgペンはまとめて購入しています。
こちらは僕が使っているタチカワのgペン。
タチカワの硬質gペンは先が固めで、描き味はシャープ。
gペンは先が柔らかいものと硬いものがあります。
僕は固めのgペンが使いやすいですね。
たくさんgペンが入っているけど、寿命はまちまち。
すぐ線が太くなるものもあれば、長く使えるペン先もある。
線が太くなったり、線の切れが悪くなったら新しいペン先に取り替えます。
質の悪いペン先だと1日で線が太くなる。
中には質の良いペン先もあって、1週間以上使えるときもあります。
漫画のつけペンをあまり使ったことない人で、つけペンで漫画を描く練習法が知りたいという方は以下の記事をご覧ください。
他にはGペンや丸ペンの使い分けに関する記事も書いています。
スクールペンとカブラペンの使い方に関する記事もありま~す♪