この記事には童話「マッチ売りの少女」を元にした漫画「愛野すずのマッチ売りの少女」第3話が載っています!
マッチ売りの少女といえば、マッチが売れないことで有名ですね。
「愛野すずのマッチ売りの少女」2話でも、見事にマッチが売れませんでした!
⇒「愛野すずのマッチ売りの少女」1話から読んでみる
⇒「愛野すずのマッチ売りの少女」2話を読んでみる
では3話目ではどうなるのか?
「愛野すずのマッチ売りの少女」ブログ連載3話目、縦スクロール漫画「よく燃えるマッチ」の巻をどうぞ♪
漫画の後には
どうしてマッチ売りの少女はマッチが売れないのかについて、僕なりの見解を書きました♪
3話「よく燃えるマッチ」の巻
マッチが売れない、どうしよ~!
はやくお家に帰りたいのに~(涙)
マッチ売りの少女のマッチが売れない理由を考察
ここではマッチ売りの少女がどうしてマッチが売れないかを、筆者の空想で考えてみます。
マッチ売りの少女は、童話作家アンデルセンが19世紀に作った物語。
19世紀には、火をつけるときにマッチを使っていたことが今以上にあるでしょう。
それならきっと、マッチの需要は多かったかもしれません。
マッチ売りの少女は真冬の寒い時期に、道端で見知らぬ人に声をかけながらマッチを売っていました。
今でいえば、チラシ配りの人みたいなことをしてたということです。
しかもマッチ売りの少女は、有料でマッチを売っています。
ぼくも経験があるからわかるけど、道を歩いてて欲しくないものをすすめられるって結構うざい。
無料のティッシュでもいらないくらいなのに、それが有料のものだったらどうでしょうか?
欲しくもないマッチを有料で、いきなり声をかけてきた少女から買うでしょうか?
この状況を考えた時、マッチ売りの少女のマッチが売れない理由が分かります。
マッチ売りの少女は、需要のない人に向かってマッチを売りつけようとしていたのです。
これでは、さすがにマッチは売れないですよ。
せめてマッチ売りの少女は、マッチを欲しがる人が誰なのかを考える必要がありました。
マッチを必要としている人は、どこに住んでいるのか?
これが分かれば、マッチ売りの少女のマッチは売れるかもしれません。
例えばこれから料理をしようと思ってるのに、火をつけるためのマッチがない人がいたらどうでしょうか?
そんな人にマッチを訪問販売したら、喜んで買ってくれるはずです。
マッチ売りの少女がマッチを売るためには、マッチを必要としている人を見定め、その人に対して販売をすればよかったのです!
しかしマッチ売りの少女の時代、今みたいにインターネットなどありません。
誰がマッチを必要としているかが、分からないのです。
かといってマッチが欲しい人募集の広告を出せるほど、マッチ売りの少女に経済力があるとも思えません。
こうなるとマッチ売りの少女は、道端で人を選ばず声をかけるしかなかったのです。
しかし道行く人にマッチを売るのは、至難の業だと思います。
人がたくさんいても、マッチが欲しい人なんてほとんどいないでしょうから。
マッチ売りの少女にできる唯一の策は、情に訴えるくらいじゃないでしょうか。
こんな貧しい少女が、寒い場所でマッチを売ってるんです。
私のことをかわいそうだと思うなら、マッチを買ってください…
無策なマッチ売りの少女は、こんなみすぼらしい手にでなくてはならないでしょう。
運よくマッチが欲しい人に出会えても、そんなにたくさん売れるとは思えません。
マッチは一箱買えば十分持ちますからね。
マッチ売りの少女はとりあえず体力の続く限り、寒い場所でところかまわず人に声をかける販売手段しかなかったのです。
だから、マッチ売りの少女のマッチは売れないのです。
しかしマッチが欲しい人を見さだめ、その人に対してピンポイントで販売をかければ、どうでしょうか?
きっとマッチ売りの少女は、売れ線販売娘になれたでしょう!
マッチ売りの少女のマッチを売るためには、マーケティング的発想が必要だったのです!
では、愛野すずのマッチはこれからも売れないのか?
それは、続きの漫画をお楽しみに♪
「愛野すずのマッチ売りの少女」前後エピソードは以下リンクから~
マッチ売りの少女の父親が登場する漫画を公開!少女の父親の性格も解説【4話】
最後までお読みくださりありがとうございました♪