ここには漫画アート芸術家が2010年に描いた漫画「チッティ、ボートに乗る」が載ってます!
この漫画は、最初期に描かれた猫のチッティの漫画です。
みゃー!いまの俺とは外見がちょっと違うにゃ~
それでは、どうぞ!
猫のチッティ、ボートに乗る~2010年制作
お金ってなんだ?
お金のことも知らないでボートに乗るチッティの無謀さかげんに、かんぱい!
最初期のころの「猫のチッティ」!
今回の漫画「チッティボートに乗る」は、粕川が2010年頃に描いたもの。
この頃のチッティは今のチッティとは外見がだいぶ違うのです。
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チッティが初めて粕川の漫画の中に登場したのは四コマ漫画(2009~2010年頃)。
初めて登場したときのチッティの名前は「トッチィ」でした。
しかし僕がトッチィの漫画を描いているうちに、「トッチィ」を「チッティ」と覚え間違えてついた名前が「猫のチッティ」。
なぜチッティが出てきたのかというと、大好きなイタリアの映画監督ピエロ・パオロ・パゾリーニの映画に出てくる俳優「フランコ・チッティ」の印象が強かったことが原因でした。
フランコ・チッティの名前が頭から離れなくなり、トッチィをチッティと覚え間違えて「猫のチッティ」という名前になったのです。
作者と共に成長するキャラクター
漫画のキャラクターというのは作者の成長とともに外見も変化していくものです。
単純に画力が上がったというのみでなく、その時々の作者の感覚をキャラクターに反映させていくと外見のテイストも微妙に変わってくる。
漫画のキャラクターは作品を描くなかで、そのキャラクターらしさがじょじょに形成されていきます。
例えば長編連載漫画の主人公にしても、1巻目と最終巻ではキャラの絵のタッチが成熟してくるものです。
これは漫画を描くなかで、作者と共にキャラクターがそのキャラらしく成長している証なのです。
漫画のキャラクターは役者?
「チッティボートに乗る」に出てくるチッティは旅人(旅猫)として描かれています。
僕は漫画のキャラクターは映画でいう役者のような存在だと思ってます。
作者というプロダクションに所属する俳優が、漫画のキャラクター。
例えば僕を例にとると~
●「チッティボートに乗る」の脚本&監督が粕川裕康。
●「チッティボートに乗る」の物語を演じているのが「猫のチッティ」という俳優。
しかしチッティは出演する作品ごとに役柄が違ってくる。
役柄が旅人のこともあれば、道化師、仙人、通行人…のこともあるわけです。
どの作品に出演するにしてもそのキャラクターの基本的な性格だけは残しておきます。
そうすると粕川裕康という漫画制作プロダクションに所属する専属俳優の「猫のチッティ」という存在になるのです。
自分が作る作品の中に、チッティが必要なときはいつでも登場させることが出来るわけです。
「一つの作品の中に出てくるキャラクター」で終わってしまうのはもったいないです。
漫画を描くというのは、作者の世界をゼロから生み出すということ。
作者が生み出した世界で生きるキャラクターは、その世界の中で常に存在しているのです。
だから一つの作品にだけ登場させるのではなく、作品ごとに違った役柄として出演する。
こうする事により、作者のキャラクターや世界観をリンクさせることができます。
またキャラクターを俳優と考えることで、自分一人だけで生み出せる映画(漫画)制作をしているような感覚になり、とても面白い。
漫画描きは映画作りでいう脚本、監督、役者、照明や小道具などを一人でこなすことができる創造範囲の広い表現者です。
漫画を描くのは、作者の世界を新しく創造すること。
世界そのものを生み出すのが、漫画描きの表現です。
この漫画表現のスケールの大きさが漫画を描くことの面白さでもあります!
猫のチッティが登場する他の漫画は以下のリンクからどうぞ!
瞑想する猫キャラクターの読み切り漫画は、以下の記事に載っています。
猫のチッティが空飛ぶマントで空中飛行する漫画は、以下のリンクに載ってます。
猫キャラクターのチッティは、1ページ連載漫画の主人公でもあります。
以下のリンクには1ページ連載漫画「猫のチッティ」の、第1話が載っています♪
以下の記事には、猫のチッティを作った理由を書きました!
⇒猫キャラクターのチッティが登場する漫画一覧ページを見てみる
漫画アート芸術家が猫のチッティ以外に描いた漫画作品の一覧を見たい方は、以下のリンクをクリックしてください♪
にゃ~、ボートは楽しかったにゃ~♪