漫画アート芸術家

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芸術とは

アートを生活空間に置くことで得られるメリットとは何か!

投稿日:2016年12月6日 更新日:

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アートを生活空間の中に置く。

 

これから生まれるメリットは色々ある。

 

・空間自体が華やかになる

・生活空間にアートを置くことにより、それ自体で自己表現となる

 

日本人は素晴らしいアーティストを生み出しているけど、アートを買うという習慣は根付いていないようだ。

あくまでアートは美術館で鑑賞するものであり、画廊やギャラリーに入るのもややハードルの高さを感じてしまうという人もいる。

 

確かにアートは値段が高い。

かつなぜその高さなのか説明力に乏しい。

 

でも何となく心を惹かれるもの、それがアートではないだろうか。

今日は生活空間の中にアートを置く価値について見ていこう。

 

 

アートを選ぶときの価値基準とは


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僕が絵を描く理由の一つに「自分だけのアートを生活空間の中に置きたい」というものがある。

 

なにせアート作品は高いから安易に手を出しづらい。

 

漫画本などは印刷され、大量生産できるからその分単価を低くできる。

 

しかしアートとなると世の中でたった一つ。

それが高価になる理由だろう。

 

しかしアートというのは単に美しかったり、分けのわからない物体ということだけではないと思う。

 

アートを作る人は自分をそこに投入する自己表現として作る。

しかしそれを買う側はどんな意図で欲しいと思うのだろう?

 

・良いと思ったから

・美しかったから

・部屋に飾りたいなと思った

など色々あると思う。

 

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何かを好きになる時、その理由を説明するのが難しい時がある。

好きという感覚は直感的なものかもしれない。

でも好きなのは確かなのだ。

 

それは自分のどこかに引っかかる魅力があるから。

アートを選ぶときあなたの感覚が良いと思うかどうかが目安となる。

 

アートの魅力とはあなたの感覚にひっかかるかどうか?ということ。

 

確かにアート作品の価値には歴史的な位置づけ、作品の意味という側面もある。

でも最終的にアートを買うかどうか判断する時、あなたの感覚を頼りにしないだろうか?

 

いくら歴史的に凄くても、意味が深淵でも、あなたが欲しいと思わなければ買わないだろう。

 

今後アートを見る時、この判断基準を大切にすると良いだろう。

 

あなたの感覚的に好きかどうか?

 

好きと判断できたアートは、周りがどう言おうとあなたにとって価値があるのだ。

 

 

アートは自分自身を発見する媒体にもなる


アクリル絵具によるドローイング

アクリル絵具によるドローイング

 

先に僕は自分だけのアートを生活空間の中に置いておきたい欲求があって、そのために絵を描くと書いた。

確かに大切な欲求の一つで、そこにアートが置いてあると心が華やぐ。

 

大量生産されたポスターやイラストなどではなく、世界でたった一つしか存在しないアートが置いてあるという状況が嬉しい。

 

今の世の中便利なものが出回っており、あらゆるものが存在する。

そんな中でアートは他に代用の効かないものである。

 

そのタッチをマネてそっくりに描いたとしても、やはり肉筆なため新作とコピーという違いは生まれる。

 

アートを買う人の欲求の一つに世界で唯一つの、自分が気に入ったアートという満足感はあると思う。

 

アートは見るものである。

と同時に考えるものでもある。

 

アートとは誰か個人(もしくはグループ)が制作した作品。

これを見るとはどういうことか?

 

世の中にある多種多様な人間の思想、考え方、感覚、好みなどがそれぞれのアートには反映される。

 

つまりアートには人の数だけ種類がある。

 

それを見るということは自分以外の他者の存在を認識すること。

っと同時に、他者を知ることで自分を知ることができる。

 

世界には何十億という人がいる。

その中であなたとはどんな存在なのか?

自分以外の感性に触れることにより、自分の内に目が行くようになる。

そして考える。

 

 

自分って何者なんだろう?

 

このアートを素晴らしいと思う自分の感覚とは?

 

人口の多さ、無限に存在する情報…ほっておくと流されそうになるこの社会。

 

そんな時自分は何が好きで、なぜ好きなのか?

 

アートをきっかけとして自分に深く切り込んでいく、個性を発見する、自分らしくなれる。

 

アートはあなたらしさを発見させるツールにもなり得るのだ。

 

 

 

アートはあなたの美意識・感性を磨いてくれる。


アクリル絵具によるドローング

アクリル絵具によるドローング

 

あなたが気に入ったアートがあったら、それのどこが好きなのかを考えて見ると良いだろう。

 

これを行うことであなたの美意識、感性が磨かれる。

 

美意識とは何を美しいと思うかということ。

 

例えば宝石やシャンデリア、高価なドレスを美しいと思う人がいる。

 

一方で地に生える草や日常の何気ない所で見つかる景色を美しいと感じる人もいる。

 

ファン・ゴッホという芸術家の美意識は一風変わっていた。

僕が描いたファン・ゴッホの自画像

僕が描いたファン・ゴッホの自画像

 

彼は貧しい農民や畑を耕して汚れたがっしりした手などを美しいと感じた。

彼が感じた美を、彼独特な手法で絵に表現していたのである。

 

何を美しいと思うかは人によって違う。

当然あなたにしか分からない美意識というものが必ずある。

それを発見できる媒体がアートなのである。

 

ラファエロを美しいと思う人がいれば、ミレーを美しいと感じたり、ピカソのメチャメチャな絵に極美を感じる人もいるだろう。

 

あなたが欲しいと感じるアートは、あなたの美意識を反映していると言える。

 

自分と似たものを人は好きになるから。

 

こんな視点で様々なアートを見ていくと、自分にとって良い悪いの基準が見えてくる。

このアートは良いと思うけど、このアートはイマイチみたいな。

この段階まで行くとあなたの感性は磨かれているということになる。

 

感性を磨く一番の方法はたくさんの価値観に触れる事。

つまりたくさんのアートを見る事。

 

これによりあなたにとっての良い悪いのみでなく、作品の質まで分かるようになってくる。

 

感性は、良い作品と悪い作品を両方見ることによって着実に磨かれていくのである。

 

 

まとめ


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連作「大地に生えたる者」シリーズ

 

アートは単に物体であるだけじゃなく、あなた自身が自分と向き合う媒体となるということを書いてきた。

 

アートを生活空間に置いておくことは空間を華やかにし、空間自体を自己表現する。

何しろアートは一点もので他に代用が効かないから、そのアートを置くことがあなたの感性の表現となる。

 

日本人はアートを買う人が少ない。

しかしアートの持つ多様な価値を知ることで、あなたやあなたの生活をより豊かにすることが出来る。

アートを買うということは、その時点で自分の生活をクリエイトするとも言えるだろう。

 

アートがもっと生活の身近な存在になり、持つ人に豊かさを与えるような日常が来ることを僕は願ってやまない。

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粕川裕康/漫画アート芸術家。漫画描きと油絵描きをしており、二つ合わせて漫画アート芸術家!/漫画とアートを組み合わせた創作活動をしています。

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