漫画アート芸術家

漫画とアートを組み合わせて創作を行う漫画アート芸術家が、漫画の描き方や芸術、創作活動について書いているブログです。

芸術とは

絵を描く時ジャンルを絞って特化させようと考える人の盲点

投稿日:2017年1月22日 更新日:

 

今日は僕の特異な絵に対する考え方を書いてみる。

世の中に十人十色、様々な表現に対する思いを知ることで創作における何らかのヒントになるかもしれない。

 

 

スポンサードリンク

絵を描く人には二つのタイプがある


30173913363_ee7b4dafc9_b

絵を描くうえで人物画、風景画、静物画などどれを描こうかという時、あるジャンルの絵だけを継続的に描こうとする人たちがいる。

 

確かにある一つのジャンルを極めてその大家になろうとするのはうまい戦略だと思う。

 

しかし僕はそれをしないことにしている。

 

絵を描くうえで自分のスタイルを持つというのはとても大切だ。

 

しかしジャンルを特定することで表現の幅を自ら狭くすることになる。

 

力を一点に集中させてそのジャンルの完成度を上げるというのは、絵が積み重ねの集積という捉え方なのかもしれない。

ジャンルにとらわれる人は絵という枠に自分を当てはめて作品が生まれる。

 

しかし僕はジャンルではなく自分を起点にして絵を考える。

自分というスタイルをまず作り、それを様々なジャンルに展開していくような形。

 

ジャンルに特化して絵を描く人が「絵>自分」なら

僕の場合「自分>絵」。

 

まず自分という表現体があってその表現物として作品がある。

そこにはジャンルの規制など一切存在しない。

 

僕が描いたファン・ゴッホの自画像

僕が描いたファン・ゴッホの自画像

 

例えば画家のゴッホがこのタイプ。

 

ゴッホという様式がまずあってそれを風景でも人物でも、静物でも自由に展開する。

 

彼はジャンルに縛られるのではなくて自分という表現を展開させることを選んだ。

セザンヌやゴーギャンなども自分独自の様式を特定のジャンルでくくることはなかった。

 

彼らはジャンルを絞って上手さを磨くという積み上げ式の考え方ではなく、自分というスタイルを基礎としてあらゆるものを描くことで表現した。

 

30347023991_b1fe0c1247_b

 

一方ジャンルにくくって絵を描いた人たちが風景画家のコンスタブルやターナー。

 

僕は風景画家ではイギリスのコンスタブルがとても好きである。

 

田園風景や自然を写実的に描く画家で絵から発される雰囲気が最高に素晴らしい!

ジャンルを絞った表現は特化した部分での絵の完成度が高められるというメリットもある。

 

 

絵を描くということをこんな風に考えている


 

29825179456_c7cc2e9d17_b

 

絵のジャンルという枠から自分を表現する人と、自らが主体で絵を展開させる人。

 

基準を絵に置くか、自分に置くかという違い。

 

どちらもそれぞれの素晴らしさがある。

 

しかし僕は間違いなく自分を起点として自由に展開させる表現者でありたい。

 

なぜなら僕が絵を描くというのは自分を強烈に主張する事であり、自己を起点として一切を描くことで表現する芸術家でいたいと思うから。

 

絵に支配されるのではない。

自分が絵を支配するのだ。

 

こういうことをブログで書くのも一つの発想の仕方をあなたにお伝えしたいからなのだ。

 

なぜなら人が絵を描くと聞くと、抽象画、具象画、風景、静物などとジャンルの区分けを始める。

 

しかしこの発想がそもそもからして表現を縛る枠なのだということを僕は叫びたかった。

 

絵を描くことは小手先の手技で終わるほど小さなものではない。

 

絵を描くという行為はもっと自分の内面の真実に根差した爆発力のあるモノである。

 

IMG_2510

 

芸術とは、絵を描くとは僕にとっては戦いだ。

自己との終わることのない強靭な戦いである。

 

宇宙にたたずむちっぽけな自己の魂との葛藤、その一部始終を表明する終わりなき戦い。

この全てのありさまが僕の絵であり漫画なのだ。

 

そこにあるのはただこれにのみ生きるしかない人間の魂の姿である。

 

だから僕は「芸術とは自己の魂の表現である」ということを胸に創作してきた。

 

 

命を懸けた表現の戦いはジャンルや手技という枠に到底おさまりはしない。

ましてや「あらまあ美しい絵ですね」なんて基準は蹴り飛ばしてやる。

そして揺るぎなき自己の表現を確立する。

 

絵は美しく、上手く、きれいであるために存在するのではない。

 

生死を賭けた自己との闘争。

ここから僕の芸術は生まれるのだ。

 

 

IMG_1521

 

絵を描くとは生きることそのものであり、自分という生命をかけた一大ドラマ。

 

だからこそジャンルなんてちっぽけな枠にとらわれはしない。

 

絵を描く基準は常に自分にあり、自己というフィルターを通して見える世界を表現する。

 

この基準に立って絵を描くことで人生を生きる事すべてが絵に生かされる。

 

あなたの持つあらゆる特性が絵に生かされる。

 

あなたのあらゆる思いが絵に生かされる。

 

 

まとめ


28811163233_044bc03472_b

 

僕は今回特異な自分の絵に対する考え方をご紹介した。

 

世の中にはこのように考えて絵を描く人間もいるという事を示したかったのだ。

 

あなたにはあなたなりの思いがあるだろう。

 

それでいいのだ。

 

その思いを最強度に先鋭化させることであなたのオリジナリティは生まれる。

間違っても安易な中途半端な立ち位置で安心してはいけない。

 

どこまでも深くあなたを突き詰めて欲しい。

 

 

 

 

 

スポンサードリンク

-芸術とは
-, , , , , ,

執筆者:

関連記事

海外の現代アーティストを見て感じた芸術家にとって大切な事

  アートというのはすごく面白い。   最近意識して、今を生きる芸術家の作品に目を通したり アートに関する本を読んでいる。   現代のアートと言えばやはり本場はアメリカな …

貝賀亜斗 イラスト

芸術とは何か?芸術家の魂から生まれる意外な意味

芸術とは   「芸術って何?」   芸術ってあいまいで分かりづらい言葉ですよね。 ここでは漫画とアート組み合わせて創作を行う漫画アート芸術家が、芸術とは何かについて書いていきます! …

no image

デザインとアートの違いは何か?二つを分けるものは意外とシンプルだった!

  あなたはデザインとアートの違いは何だと思うだろうか?   一見似ているようで全く違うこの二つについて今日は見ていこう。 なぜ僕がこのことを書けるかというと、どちらも体験してるか …

no image

フランスの象徴主義画家カリエールが教えてくれる自分の作風の見つけ方とは

僕は2016年11月19日土曜日 損保ジャパン興亜ビル42階にてカリエール展を見てきた。   今日はカリエール絵画を生で見て感じたことを書いていこう。   19世紀フランスを代表す …

no image

アートや漫画などジャンルの垣根を越えて自己表現するために大切な事

  僕はこれまでにない全く新しい表現を見つけようとしている。   それは粕川博康のアートと漫画を融合させることこと。   新しい表現を確立するために僕は実験を始めだした。 …

サイト内検索

プロフィール

プロフィール

プロフィール
粕川裕康/漫画アート芸術家。漫画描きと油絵描きをしており、二つ合わせて漫画アート芸術家!/漫画とアートを組み合わせた創作活動をしています。

RSS Feed RSS - 投稿

粕川も大きな影響を受けた心温まる名作海外ドラマ!
関連記事はこちら!
関連記事はこちら!
4コマ漫画ランキングに登録しています!毎度ご声援感謝いたします!