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絵の具は何で出来てる?水彩、アクリル、油彩絵具を分ける違いは何か

投稿日:2017年4月24日 更新日:

油彩道具

 

 

油絵で使う絵の具って水彩絵の具と違うのかな?

油絵、アクリル、水彩画…色々絵画はありますが、これらを分ける物は何か?

それは絵の具なのです!

絵の具と言えば絵画を描くために必須…だけど実際絵の具って何で出来てるの?

 

そんな疑問に漫画とアートを融合して絵を描く画家の粕川がお答えします。

 

それでは絵画を構成する絵の具の謎に迫っていきましょう~!

 

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絵の具って何で出来てるの?

絵の具とは絵画、工芸品等の着色に使う道具。

絵の具を構成するものは3つある。

 

 

①顕色剤→色の元である顔料など 

②展色材→顔料を画面に定着させる糊の役目を果たす。固着剤と溶剤から成る。

・固着剤→顔料を定着させる物質
・溶剤→物質を溶かして均一な溶液を作る

③助剤→顔料の乾燥を早めたり、腐らないようにする溶剤

 

 

僕たちが目にするチューブ入りの絵の具というのは上のものが混ざったものなんだ。

 

絵の具の色の元である顔料

顔料

色の元となるものを顔料という。

顔料とは着色に用いる色のついた粉のことで、水にも油にも溶けない。

着色に用いる色のついた粉で、水や油に溶けるものを染料という。

 

何で絵の具には色がついてるのかな~?

もともと色がついた物体なのかな~と思っていたあなた、

絵の具は目に見えないレベルで細かく粉砕された色の粉だったのです!

 

水彩、アクリル、油彩絵の具を分けるものは?

では絵具の中でも水彩、アクリル、油彩を分ける物は何か?

その答えが展色材に含まれる固着剤の種類にある。

固着剤は色の元である顔料を画面(キャンバス、紙、板、壁など)に貼り付ける糊みたいな役目を持っている。

もし固着剤がないと色を付けたはいいものの、触れたりすると取れちゃうね。

絵の具を定着させるうえで必要不可欠なものなんだ。

 

水彩絵の具

水彩絵の具の固着剤はアカシア樹脂(アラビアゴム)というのが使われている。

北アフリカのスーダンに生えているアカシア科の樹木の樹脂。

水彩は水が溶剤だから、水が乾燥すると紙に定着される。

ただ乾燥後も水に濡らすと溶けてしまうので注意。

 

アクリル絵の具

アクリル絵具

アクリル絵具は顔料とアクリル樹脂エマルションという固着剤で練られたもの。

水彩絵の具のように水で溶けるけど、乾燥すると耐水性になるんだ。

 

接着力も高いので紙やキャンバスだけでなく、金属、ガラス、コンクリートなどにも描ける優れもの。

またアクリル絵具は乾くのが早いので、油絵と違い制作もサクサク進められる。

透明水彩のようにも使えるし、油絵のようなこってりした画面を速乾性というメリット付きで描くことも出来ちゃう。

 

メディウムを別途で購入すれば厚塗りや光沢、粘度を調整したり様々な表現が可能となるんだ。

そんなことで使いやすさでは断トツな人気があるよ。

 

油絵の具

img_1645

油絵具は顔料に乾性油などを混ぜ合わせて作られた絵の具。

油絵の具というと盛り上がった画面、ごつごつした表面で描くことも出来る。

それは乾性油が酸化することで堅くなり定着するからなんだ。

 

水彩やアクリル絵具だと描いてすぐは水分を含んでいるため発色、表面の具合が乾燥後の状態と微妙にずれる。

それは水分が蒸発する事と顔料が支持体にはりつく事で見た目が変わるから。

 

油絵の具は油が酸化とともに固くなるので体積が変わらず、塗ったままの色つや状態が維持される。

 

ファン・ゴッホやジョルジュ・ルオーに見られる激しい表面状態は上の理由で生まれるのだ。

油彩絵の具は油を溶くのも筆を洗うのも石油などを使った溶剤を使用するので、匂いは強い。

最近では水で描ける次世代油絵の具も販売されており、水彩絵の具のような感覚で使えて便利だよ。

 

日本画の岩絵の具は?

日本画で使われる岩絵の具には展色材が含まれていないので、それだけだと画面に定着しない。

ここに膠という固着剤を用いて練ることにより絵の具として使えるんだ。

顔料は粉砕された時の細かさで分けられていて、番号で分別されている。

細かくなるほど粒子表面の乱反射の影響で白っぽい画面となり、粒子が荒くなる程暗くなる性質を持つよ。

 

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チューブ入りの絵具は割と最近登場?

絵の具

 

画材屋さんに行くとたくさんチューブ入りの絵の具がある。

さてこのチューブ入り絵の具はいつ頃から使われ出したのか?

 

現在のようなチューブ入りの絵の具は19世紀になって開発されました。

 

中世やルネサンスの時代、絵画は職人たちの手で共同作業の中で作られていた。

絵の具造りは弟子になりたての少年たちのお仕事だったようです。

18世紀も中盤になると絵だけでは生活できない画家たちが、絵の具造りを専門で始め出します。

その流れで19世紀ころチューブ入りの絵の具が発明されたんだ。

チューブ入りで持ち運びもしやすいので、それまで部屋内で描いていた画家たちは外へと繰り出し、カミーユ・コローやフランソワ・ミレーの流れを経て印象派に受け継がれるんだね。

 

漫画とアートを融合する画家のまとめ

赤絵具

 

絵の具は顔料+展色材+助成材で出来ている。

そして展色材の中に含まれる固着剤の違いが水彩、アクリル、油彩の違いを生むという事も分かった。

絵の具も使うものによって仕上がりは変わるので色々試してみるのが一番!

 

下に僕の描いた油彩、アクリル、水彩の絵を置いてみるよ。

僕は漫画と絵画を融合して絵を描く画家なんだけど、主に油絵を使って制作している。

それは色合いの美しさ、艶、表面のマチエール、色味の深さが飛びぬけて魅力的だからなんだ!

こちらは油彩で描いた「幻想の木」。

 

幻想の木

 

アクリルで描いた絵はこちら。

下描きをあえて残した絵

アクリル絵具は乾くのが早いからうかうかしてるとすぐ固まってしまう。

ちょっと食事で間を空けてる間も乾燥しちゃうので、使う時は必要量だけを出して使いきるようにすると良いね。

 

これは透明水彩絵の具で描いた絵。

img_1829

透明水彩はほんのり淡く、うっすらした空気感が描ける。

幻想的な感じが出したい時によく使う。

 

様々な色が取り揃えられている絵の具たち。

この作りが分かると絵の見方、描きかたも変わってくるかもしれない。

 

それでは素晴らしいお時間を!

すず
今日もブログをお読み頂きありがとうございました!

 

 

 

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