漫画アート芸術家

漫画とアートを組み合わせて創作を行う漫画アート芸術家が、漫画の描き方や芸術、創作活動について書いているブログです。

人生遍歴

文無し芸術家がアート系の学校へ行こうとした理由と川への誓い

投稿日:2017年5月10日 更新日:

専門学校 自分 イラスト

 

僕はベルサイユのばらのアニメを観ている時に「アート、デザイン系の学校へ行ってみよう」という考えが沸き起こった。

高校卒業後すぐ学校に行っておけばよかったという後悔の念を、絵や漫画の創作に打ち込むことによって乗り越えたエピソードはこちら→後悔に駆られたあなたが創作パワー全開にする4つの方法

 

自然を師として独学で絵を学んできたあの男が…

漫画とアートを融合する芸術家がアート、デザイン系の学校へ行きたいと思ったのは一体なぜなのか?

 

この天地を揺るがすミステリーにまずは切り込んでゆく!

 

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どうしてアート系の学校に行きたいと思ったのか?

19歳当時、僕は音楽演奏、歌、詩、絵画、漫画など手広く色々やっていた。

昔から好奇心旺盛で色々なことをやってみたいと思う子供だったのだ。

正直絵は学ぼうと思えば独学でも全然いける。

しかしこの時の僕はあえて学校へ行き、そこでどんなことが教えられているのか?をこの目で確認したかった。

 

絵やアートを教わるというのはどんな感じなのか?

そこにはどんな生徒がいて、どんな先生が教えているのか?

美術の事を学んだり絵のスキルアップなどは自分でやっていたので、学校は体験したい!という要素が強かった。

 

この時点では絵や漫画はやりつつも完全に絞り込めていたわけではない。

とにかく色んな表現をやってみて自分に向いたものを見つけようとしていたのだ。

その第一歩としてアート、デザイン系の学校を選んだわけだ。

 

当時していた創作活動は何か?

当時19歳ころも漫画や絵の創作は行っていた。

絵画

木炭で描いた石膏デッサン

絵画で言うとデッサンやスケッチ、ドローイングを集中的に行っていた。

僕のなかで絵を本格的にやるというのはデッサンなどの基礎を身につけるのが最優先だという認識があった。

というのも基本的な絵が描けない状態で、表現と称して奇妙な絵を描くのは自らの選択肢を狭めることにつながると感じたからだ。

 

僕は様々な手法で絵を描くだろう。

一つの様式にずっと固執するのは嫌な性格なのだ。

ものすごくリアルに描きたいと思ったらそうするし、子供の落書きのように描きたい時はそう描く。

どんな表現であれ、描きたいと思った時に描ける状態を作っておくにはやはりデッサンは大切だと思う。

油絵

油絵は18歳ころから描きだした。

当時の僕は油絵では静物、自画像、風景など基本的なモチーフを描くことを練習していた。

 

これは当時描いたもの。

初期油彩画静物

 

油絵をやりつつも水彩画、アクリル画などを使い描く中で自分に向いた画材を探していたのだ。

 

好きな画家の模写もしていた。

他には好きな画家の模写も行っていた。

 

模写をする中でその画家が色や形態をどう使っているのか?

対象をどう表現しているのか?

を見ることで絵の描き方が分かる。

では自分はどう描くのかを考えることで成長にも繋がる。

 

僕は今でもたまに模写をするけど、それは自分様式を生み出すために必要だから行っている。

にゃーん!にゃーん!にゃーん!

チッティ
 どうした~粕川!猫にでもなったか~?

 

例えばこれはピカソの青の時代の作品を油彩で描いたもの。

青の時代ピカソは若い頃青い絵の具だけで画面を塗りこめる「青の時代」という様式の絵画を制作している。

ピカソがパリに出てきてまだ貧しかったころ大切な友人が自殺してしまい、そのショックから画面全体を青で統一するようになった。

と同時に青の絵の具は安かったので金のなかったピカソは絵具を青に特定することで画材費を押さえていたとも言われている。

 

僕は「青の時代」という表現を知った時、素晴らしい!と感じた。

 

特定の色だけを使って絵を描くことにより自らの心境を表現する。

このスタイルを実は僕も取り入れている。

幻想の森

 

僕は幻想の森という油彩の連作を行っており

その中で画面のほとんどを緑で統一している。

これはピカソの青の時代から受けた影響を取り入れたものである。

 

ここに僕の頭の中に存在する森の映像を

僕だけの方法で描くことにより

「幻想の森」は誕生しているのだ。

 

漫画制作

高校の頃友人と漫画を持ち寄って作っていた雑誌「週刊少年JUST」が「真・週刊少年JUST」(全然週刊ではありません)と改名されて再制作が始まっていた。

真JUSTのために用意した漫画が「変身!ドクロイダー」だった。

大好きな変身ヒーローものからヒントを得て生み出した漫画で、記念すべき第一話目の登場シーンはこれ。

ドクロイド

 

当時は原稿用紙につけペンなんて使ってなかった。

A4のコピー用紙に鉛筆で書いていたのだ。

漫画を描くのが初心者の方は無理につけペンで描くのではなく鉛筆やボールペンなど描きやすいものから入っていくのが良いだろう。

まずは描くことに慣れ、描く中で道具を使いこなせるようになればいいのだ。

 

この変身!ドクロイダーは現在では「変身!ドクロイド」と改名して、不定期で描いたりしている。

 

真週刊少年JUSTは13号くらいまで出してその後自然消滅していったけど、この雑誌のおかげで生まれたドクロイドは今後も機会をみて復活させようと思っている。

ちなみに真JUSTの「変身!ドクロイダー」がどんな感じだったのか、エピソードを一つ分スキャンしておいたので興味のある方はどうぞ!→ 「変身!ドクロイダー」第9話「生きて帰ろう」の巻

 

栗なマロロンの誕生!

栗なマロロン君という重要な粕川漫画のキャラクーが生まれたのもこの時期。

 

僕はある日の夕方なんとなく甘栗を食べている時ふとこんな考えが浮かんだ。

「この栗をキャラクターにしてみよう!」

スカスカしたあの甘栗の触感を感じながら僕はすぐさま紙を用意して生み出したキャラクター!

それが彼。

マロロン 加工

栗なマロロン君の漫画を読み人はこちら!

栗なマロロンは侍である。

彼は自らを「史上最高の侍」だと信じ込んでいる。

しかし実際はというと…

 

 

全然強くないのだ!

 

え?

どういうこと?

と思うかもしれないが

 

栗なマロロンは思い込みの力が異常に強い!

 

ほとんど思い込みの力だけで本当に史上最高の侍になるという基本コンセプトのもとに栗なマロロンを描いている。

 

漫画作品とアートを一つの世界でリンクさせる

僕は漫画を描く時、出来る限り色々な作品を描きたいと思っている。

例えば漫画を描く人には二種類ある。

  • 一つの作品をひたすら描き続ける人
  • 様々なジャンルの作品を描いていく人

 

僕は明らかに後者に属している。

漫画を描く時、あらゆる世界を描きたいと思うのだ。

たくさんの漫画として描いていき、最終的に一つの世界でリンクさせたい。

 

例えばバカオが主人公の漫画がある。

バカオ

一方で別の主人公の漫画も存在しており、これらの作品を一つの世界の中で繋げるということ。

漫画と漫画を同一世界で繋げる他に、僕が制作するアート(絵画)も漫画の中でリンクさせる。

 

こうすることで漫画とアートの融合に繋がるのだ。

大草原の小さな家との出会い

僕は当時絵や漫画の創作活動を続けるかたわら、ある海外ドラマとの出会いも果たしている。

2002年とある土曜日の午後三時ころだった。

何気な~く回していたテレビの中でそれはやっていたのだ。

 

「大草原の小さな家」

大草原の小さな家

僕は初めてこの作品を見た時一発で素晴らしいと思った!

19世紀アメリカが舞台の広がる大自然の中、木造の小さな家で生活する一家の物語だ。

情報化社会の生活に慣れている僕達からすると電気も車もインターネットもない世界は考えられないかもしれない。

しかしそこには大自然の生命に囲まれて暮らす生活、人間、ドラマの温かさがある。

これが本当に素晴らしいのだ!

 

大草原の小さな家と出会った頃の話はこっちらで~す!

 

僕が初めて大草原の小さな家を見たのは第6シーズンの「メアリーの赤ちゃん」という回だった。

これがまた感動的な話だったので、そのまんま漫画にすることにした!

 

僕は感動したものを漫画にする癖がある。

漫画にすることで自分の中に感動を吸収し、永遠なものとするのだ。

感動と僕自身が一体化し、その時最大の満足感を得る。

だから漫画や絵を描くことは僕の人生で切っても切れない関係なのである。

 

大草原の小さな家「メアリーの赤ちゃん」の完全コピー漫画はこちら↓

大草原の小さな家

 

大草原の小さな家

 

僕はこれを描いていてとても幸せだった。

なぜなら僕が心底感動したドラマを自分の手で再構築できているからだ。

そしてこれらの感動を今度は自分の力で生み出したいという欲求が生まれてきた。

 

永遠なものだ、欲しいのは!

燃え盛るように創造する。

この手で人類史上の最高傑作を生み出すのだ!

それは漫画とアートの融合したものになるだろう。

 

僕はこんな事を考えながら大草原の小さな家を描いていた。

この後もう一つ大草原の小さな家に並ぶ、人生を変えた傑作ドラマと出会うのだが、それについては後でゆっくりお話していこうと思う。

 

文無し芸術家の川での誓い

 

夕日 川

僕はある日近くの川辺にやってきた。

これから人生をどう進めるかを考えに来たのである。

 

人生の重要な転機の時はたいがい山や川など一人で落ち着ける場所へ行く。

そして、考えるのだ。

 

僕はこれまでの人生の中で就職という言葉に一種の嫌悪感さえ抱いていた。

 

昔から親に口が酸っぱくなるほど就職しろと言われ続けてきた。

しかし僕と就職ほど不釣り合いなものはない。

 

というのは就職するということが僕の生き方と明確に合わないからだ。

 

どうして決まった時間に決まった場所へ毎日出むき、皆と一緒に同じような仕事をしなくてはならないのか?

どうして周りの顔色を伺って思ってもいないことを言わなければいけないのか?

どうして他の人でも出来るようなことを僕がしなくてはいけないのか?

 

僕にしかできないことがあるのだ。

 

確かに食っていくためにお金は必要だ。

しかしお金は誰かに雇われるのではなく、自らの力で生み出すした方がよっぽど良いと感じている。

 

自らの能力をお金に換える力を学ぶことで、表現者にとって時間や場所の自由、そして豊かな創造のインスピレーションが湧いてくる。

 

僕は昔から平均とか、普通とか、皆と一緒的な価値観に強烈な違和感を感じていた。

普通であるくらいなら、誰よりも飛び出たクギでいようと思う。

 

多くの人は皆と違うことを恐れるけど、実際は逆なのだ。

皆と同じだと安心しているその心境にこそ危機があると思って欲しい。

 

皆一緒で安心という心理は確かに存在しており、これに甘んじていると社会からの洗脳を受けることになるだろう。

つまり他の人と違うことをすることに恐怖を感じ、思い切った行動が出来なくなってしまうのだ。

周りがしているからという理由で何となく自分もという選択が出てきてしまう。

 

実はこの状態が一番危険である。

なぜなら人生は常に未知なるものへの挑戦だから。

勇気と覚悟が人生を切り開くのだ。

 

自らの個性が売り物である表現者にとって、皆一緒の発想はリスクでしかない。

皆が同じ事やってるなら俺は誰とも違うことをやる!

この思いが他と一線を画す発想や作品をもたらす。

 

僕みたいな人間にとって就職するという道はありえない。

四角いものが丸い所に収まるようなもので、違和感でしかない。

湖

僕は目の間に広がる川を前にしてこう誓ったのだ。

 

「僕は人類史上最高の芸術家の一人になる。

そのための第一歩としてまずはアート、デザイン系の学校に行ってみよう!」

 

目の前を流れる川を見ながら僕の心は高揚していた。

両耳にはイヤホンから流れるリヒャルト・ワーグナーの楽劇が力強く響き渡っていた。

 

⇒粕川博康の創造人生第7話はこちら

 

すず
今日もブログをお読み頂きありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

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粕川裕康/漫画アート芸術家。漫画描きと油絵描きをしており、二つ合わせて漫画アート芸術家!/漫画とアートを組み合わせた創作活動をしています。

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