棒人間で描かれた四コマ漫画に興味がある人、この指と~まれ!
ということでこのページでは、棒人間ネタで描いた四コマ漫画を掲載すると同時に、棒人間ネタの四コマ漫画を作るに至った発想を公開していきます。
僕という漫画描きは、このような感じで四コマ漫画の発想をしているという一つの例がお店出来れば幸いです。
それではまず棒人間ネタで描いた四コマ漫画をどうぞ!
棒人間ネタの四コマ漫画を描いた理由
今回の四コマ漫画で僕が描きたかったことは「棒人間を使えばどんな人でも漫画」が描ける!ということ。
とくに四コマ漫画は1つネタがあれば作品に出来るので、初心者でも手を出しやすい漫画表現。
ネタを「起承転結」という型に当てはめて作ればいいのです。
起⇒物事の始まり。事件の発端
承⇒「起」を受けて物語を進める部分。展開部
転⇒物語に変化が生じる場所
結⇒「転」を受けて物語が意外なオチを見せるところ
僕は意識してネタを「起承転結」に当てはめているわけではありません。
漫画の案を考えるとき、頭の中でパズルのように色々なアイデアを組み合わせます。
ある瞬間にパッとアイデアが四コマ漫画の形にはまるので、それを紙に描きだしているのです。
結果的に「起承転結」になっているのであって、「起承転結」ありきで漫画を描いているわけではないのです。
しかしまだあまり四コマ漫画を描いたことのない人は「起承転結」を意識すると作りやすくなるでしょう。
棒人間ネタの四コマ漫画を発想した経緯
今回の四コマ漫画をこう発想して作りました。
1.「棒人間を使えば絵が描けなくても漫画は描ける」というテーマで四コマ漫画を作ろうと思った。
2.「絵が描けない人」を主人公にしようと思い、万賀掛内夫(まんがかけないお)という、そのまんまのキャラクターを生み出した(笑)
漫画のキャラクターの名前って、そのキャラを象徴するような名前がつくことが多いです。
有名漫画を参考にキャラクター名とそのキャラの性質を見ると発見があるかもしれない。
3.漫画が描けないことに悩んでいる万賀掛内夫(まんがかけないお)の叫びを1コマ目(起)に持ってきました。
どんな一コマ目を描いたらいいか分からない時は、「とりあえずキャラクターに悩みを叫ばせる!」というのも一つの手です。
4.「承」の2コマ目では、どうして漫画が描けないのかを万賀掛内夫(まんがかけないお)に言わせています。
「絵が描けない」。
漫画を描くときに立ちはだかるこの悩みを象徴するキャラクターが万賀掛内夫(まんがかけないお)なのです。
5.「転」3コマ目で、主人公のバカオが「絵が描けなくても漫画は描ける」という提案を持ち出します。
「起」「承」と、漫画が描けずに悩む万賀掛内夫(まんがかけないお)が続いてきました。
しかし「転」にてバカオが割り込んで提案を持ちかけた。
この場合バカオは四コマ漫画の「流れを変える存在」です。
だからこのコマは「転」として機能しているのです。
6.「結」4コマ目にて粕川の描きたかった「棒人間を使えばだれでも漫画が描ける」というテーマを示しています。
漫画の中で言いたいこと(テーマ)を「結」にもってくることでまとめました。
しかし漫画のテーマは「結」に置かなければいけないということではないのです。
漫画のどの部分でテーマを出せば面白いかと考え、最適な場所で使えばいいのです。
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漫画を描くときに気をつけていること
僕は漫画というのは基本的に絵で状況を説明するものだと思っています。
たまにキャラクターの心情や行動をセリフで長々と説明している漫画を見ます。
僕の性質上、吹き出しに長々とセリフが詰まっていると読む気がしなくなるのです。
小説と漫画最大の違いは、漫画は絵という手段が使えるところ。
文字のみでなく絵を活用できるところが漫画の強み。
なのでセリフは出来る限り短くし、絵で説明できるところは絵で描くように意識しています。
文字の少ない漫画は一瞬で読者が読めるのであっさりし過ぎなのではないか?と思うでしょう。
しかし漫画描きは読者が読むその一瞬のために、全精力をかけて創作をするのです!
セリフの多い漫画は良くないというのではありません。
長い説明を必要とする漫画はそれを行うべきでしょう。
また長文が必要な場面というのもあります。
しかし絵で描くのが面倒くさいからセリフで説明しちゃえ的な発想はどうかなと思うのです。
読者としてもテンポよくさくさく読める漫画の方が無駄に時間がかからず、他の事に時間が使えるでしょう。
僕の中では漫画の状況説明をするとき「絵>セリフ」という公式がなりたつのです。
漫画の状況を説明する時には、セリフよりも絵をみれば分かるようにするということです。
絵で説明しつつ、セリフで補足する感じです。
もちろん漫画にはセリフで説明が必要な時もあるので、場面によって使い分けましょう。
棒人間を使えばだれでも四コマ漫画が描ける
日常生活の中でフッと面白いアイデアが浮かび、四コマ漫画にできるんじゃないか?と思うことがあるかもしれない。
四コマ漫画は4つのコマでネタが描けるので、初心者でも取り組みやすい表現です。
でも自分は絵が描けないからな~、と諦めてしまうのはもったいない。
マル描いてちょんの棒人間なら、だれでも描けるはず。
何か面白い発想が浮かんだら、是非とも棒人間を使って四コマ漫画を描いてみましょう!
以下の記事では棒人間で漫画を描く方法について書いています。
四コマ漫画の描き方やアイデアの出し方については、以下の記事に書いてあります♪
毎度ブログをお読みいただきありがとうございます!