ここは2010~2011年にかけて漫画アート芸術家が描いていた四コマ漫画を掲載している、四コマ漫画劇場vol.7のページです。
当時書いていたFC2 の無料ブログで不定期連載していたもの9本をまとめて掲載しています。
どうぞご覧ください!
四コマ漫画劇場vol.7
「今日、愛猫のモモが亡くなった」
「あまりに突然の出来事で俺は茫然自失(ぼうぜんじしつ)した」
少年「俺が知る中で最も可愛くて、人なつこい猫」
少年「君の顔を見てると心が癒される」
「ふいに空のかなたに消えてしまった。ひとひらの流れ星のように」
少年「生命はなぜ生まれやがて消えゆくのだろう」
少年「彼は広がる宇宙の星となったのだ」
少年「モモよ、ありがとう」
桃山君「これ君にプレゼント、明日開けてね」
バカオ「うわ、ありがとう」
バカオ「ごめんくださーい、桃山君いますか?」
桃山のお母さん「あの子昨晩から見当たらないのよ」
うさぎ「昨夜、宇宙人がやってきて桃山と一緒に彼方へ消えちゃったよ」
バカオ「ぬわにぃ~!」
バカオ「優しい香りがする」
バカオ「アイツこれを教えに来てくれたのかな」
「なんであの人あんな髪形してるんだろう?」
バカオ「俺の推理によると彼はアヒルが好きなんだ」
バカオ「少しでもアヒルに近づきたいんだよ
少年「いや、違うね。彼は宇宙人なのさ」
少年「頭が受信機になって仲間と連絡をとってるんだよ」
謎のおじさん「宅急便で~す!」
猫のチッティ「あれは何だ?」
少年「携帯電話だよ。今おサイフにもなるんだぜ」
少年「あ、チッティどこへ!」
お店の人「しめて3万円になります」
猫のチッティ「会計はこれで」
お店の人「は?」
2011年ころのおれが登場してるにゃあ!
バカオ「毎日同じことの繰り返し」
バカオ「こういうのマンネリっていうのかな」
バカオ「小島さん、何か気をまぎらす方法はないすかね?」
小島「天候がポカポカしてるから気が抜けちゃんでしょ」
小島「場所変えてみたら?」
バカオ「小島さん…体が動かないんですけど…」
小島「さすがにここはやめとけって」
「あの人なんであんなに額が狭いんだろう?」
「何でもないことでしょっちゅう怒ってるよ」
バカオ「そうか、額の広さは心の広さにつながってるんだ!」
バカオ「やーい、君は額せまいぞ」
豚鼻男「お前なんか顔全体額だろ!」
子供「空ってどうして青く見えるんだろう」
バカオ「それはね、太陽からの光が空気中の分子にぶつかって」
バカオ「青い光の波長が散乱するからだよ」
猫のチッティ「ちがわい、ちがわい!」
猫のチッティ「あの人のおかげなんだ!」
子供「ママ、いいないいな!」
ママ「しょうがないわね」
子供「やった!」
少年「何やってるの?」
女「プロの作家になりたいんですって」
少年「セミナーに通うなんて熱心なこと」
女「こんなに勉強してるんだから絶対なれるわよ」
少年「甘~い!」
少年「作家になりたければこうするしかないのだ!」
女「書けってことね」
初期手塚治虫作品の絵柄の影響を受けていたころ
四コマ漫画劇場vol.7の漫画群は2010~2011年にかけて描きました。
ここに掲載した漫画をあらためて見ていて、初期手塚治虫作品の絵柄の影響をかなり受けているなと感じます。
当時僕はメトロポロスやロストワールド、来るべき世界、鉄腕アトムなど初期手塚作品をよく読んでいました。
そして手塚氏やその他漫画創世記の作家たち(石ノ森章太郎氏や赤塚不二夫氏など)の絵柄をひたすら模写してました。
当時流行りの漫画の絵柄には全く興味も向かず。
僕は漫画創成期の時代の作風が好きだったのです。
そしてそれを自作にもどんどん取り入れていきました。
僕は小学校、中学校、高校時代に相当漫画にハマったんですが、それ以降はあまり漫画を読まなくなりました。
小、中、高校時代に読んでいた漫画は、当時流行っていた作品がほとんど。
「地獄先生ぬ~べ~」や「ダイの大冒険」や「ドラゴンボール」、「幽遊白書」などはかなり好きでしたね。
でもそれ以降は流行りの漫画からは離れて、本当に好きな漫画創成期の作品に注目するようになりました。
例えば「サイボーグ009」とか「W3 (ワンダースリー)」、「巨人の星」、「ベルサイユのばら」、「天才バカボン」、「ゲゲゲの鬼太郎」とか…あの時代の漫画が好きなんですね。
子供のように夢にあふれてて、漫画という表現が確立されていたころの作品群たち。
僕はこういう漫画のエキスを吸収して創作をしてきたのです。
今後も僕は作風を変化させていくでしょう。
しかしどれだけ新時代の漫画がでてこようと、僕の中での漫画というのは天才バカボンやゲゲゲの鬼太郎、鉄腕アトムのような漫画創成期の頃の空気感なのです。
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