あらゆる時代、国、ジャンルのコンテンツの中から、最も好きな作品や表現者を明かすシリーズです。
その作品やアーティストについて感じるものを、マンガアートで描きます。
さあ、今回の「マイフェイバリットマンガアート」は、ミケランジェロの「最後の審判」です!
最も好きな絵画作品はミケランジェロの「最後の審判」!
最も好きな絵画はミケランジェロの「最後の審判」!
人間の歴史上、あらゆる時代、国を合わせた中で、僕が最も好きな絵が、ミケランジェロの壁画「最後の審判」(1541年に完成)です。
ゴッホでもピカソでもありません。
ミケランジェロの「最後の審判」です!
システィーナ礼拝堂の祭壇壁画にフレスコで描かれた、巨大な「最後の審判」です。
なぜこの絵が好きかというと「比類なく崇高な絵」だからです。
特に絵の中央、光を背に聖母マリアと現れるイエス・キリストの崇高さが本当に素晴らしい!!
僕はアマデウス・モーツァルトの音楽に最高の「崇高さ」を感じますが、同じような崇高さを「最後の審判」のキリスト像に感じます!
もはや、理屈ではないのです。
観た瞬間に伝わってくる「言葉にならない崇高ななにか」…これがミケランジェロの「最後の審判」にあるんです。
すべての人物を筋肉ムキムキに描くこのスタイルに、僕は心から感銘を受けたのです!
「極端に誇張するスタイル」に、最大の感銘を受けたのです!
ミケランジェロの「最後の審判」を観る時、なにか神聖な気持ちに包まれます。
そしてこの「言葉にならない何か」こそ、芸術の本質なのです!
僕は18歳の時ミケランジェロにならって、あらゆるものを誇張しようと誓いました!
なにに誇張するのか?
カスカワに誇張するのです!
あらゆるものを、カスカワに誇張するのです!!!
これがわたしの、宇宙一と賞賛されることになる創作なのです!!!
あらゆるものをカスカワに誇張すると、どうなるか気になりますか?
僕の今後の足跡をご覧ください。
すべてが明らかになることでしょう。
僕はミケランジェロの「最後の審判」に感銘をうけました。
とりわけ「最後の審判」に描かれた崇高極まりない、あのイエスキリストの姿に、感銘を受けたのです!
すべての対象を筋肉質に誇張して描く、あの感動的なスタイルに感銘を受けたのです!!
ミケランジェロ…なんとすばらしい表現者でしょうか!
僕は感動なくして、ミケランジェロの作品を観れないでしょう。
ミケランジェロ(1475年~1564年)はイタリアルネサンスの時代に活躍した芸術家。
もともと彫刻家が本業です。
ミケランジェロは偉い人に頼まれて、壁画を描かされることになりました。
ミケランジェロ的には自分は彫刻家だから、あまり絵を描きたくなかったそうです。
しかも「最後の審判」を、一人で描いてます。
ミケランジェロが60才中頃に完成したのが「最後の審判」です。
ミケランジェロは「最後の審判」も素晴らしいですが、彫刻作品も並ぶくらい良いですよ。
例えばミケランジェロが24才くらいの時に作った「ピエタ」像がすばらしい!
「ピエタ」は聖母マリアが、息絶えたキリストを抱く、神聖な香りのする彫刻作品です。
ミケランジェロが人生の最後に制作していた、未完成の彫刻「ロンダニーニのピエタ」も大好き!
僕は同時代を生きたレオナルドダビンチには、それほど心が動かないんです。
その理由はレオナルドダビンチは芸術家というより、どちらかというと発明家やいろんな才能を駆使して生きた人という認識があるからです。
作品にしても静謐なレオナルドのものより、パッション(情熱)あふれるミケランジェロの作品の方が、僕は心を動かされます。
自身の情熱的な魂を創作にぶつけて、アウトローな生き方を最後まで貫いたミケランジェロの姿勢に、僕は最も「芸術家的な、表現者的な」ものを感じるんです。
太宰治やジョンレノン、ベートーベンのような「自身の魂を強烈に創作に昇華した表現者」という言葉が似あうのが、ミケランジェロなんです。
そんなミケランジェロの「芸術家っぽい、表現者っぽい」気質も大好きな点ですね。
表現者と作品は一つであり、その人の足跡全体が作品です。
この意味で、ミケランジェロは最も僕の心を魅了する最高の表現者の一人!
いつかイタリアへ行き本物の、ミケランジェロの「最後の審判」を観てみたいですね。
今日も最後までご覧いただきありがとうございました!