2011年頃、西部劇のキャラクターを使って描いた漫画があります。
それが「サファイア湖の精」。
この漫画の主人公は西部劇のキャラクター「西部のガンマン」。
僕は昔から西部劇映画が好きで、たくさんの西部劇の名作を観てきました。
そんな西部劇好きが高じて生まれたのが西部のガンマンです。
西部のガンマンには名前がありません。
というより、西部のガンマンというのが名前なのです。
ここでは西部劇映画好きが高じて生まれたキャラクター「西部のガンマン」の誕生秘話と漫画「サファイア湖」の制作背景について書いていきます!
Contents
西部劇漫画のキャラクターが活躍する場所は幻想の森
まずは西部劇漫画のキャラクター西部のガンマンが、今回の漫画で活躍する舞台について書いていきます。
「サファイア湖の精」はとある森の中にあるサファイア湖が舞台となっています。
サファイア湖のある森とは「幻想の森」。
幻想の森とは何か?
僕は漫画と絵画を組み合わせて創作活動を行っています。
漫画を描きつつ、油絵を描く活動もしているのです。
「幻想の森」とは、僕が描く油絵のシリーズ作品です。
こちらは2016年頃に描いた最初期の「幻想の森」。
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幻想の森は僕の漫画作品にも登場します。
その代表例が今回ご紹介する漫画「サファイア湖の精」なのです。
幻想の森は絵画や漫画を描くときのテーマとしてだけあるのではありません。
幻想の森は僕の創作活動全体に現れ、アートと漫画を統一する要素でもあります。
「幻想の森」は重要な創作テーマなんだな!
そんな幻想の森を舞台に西部のガンマンが活躍する漫画が「サファイア湖の精」なのです。
以下の記事では「幻想の森」をテーマに描いた漫画を電子書籍として出した際のことを書いています。
⇒電子書籍の漫画「幻想の森」~「幻想の森三大企画」の第一弾!
西部劇史上最も感動した映画ベスト3
昔から西部劇映画が好きでした。
そんなことから僕は20代前半のころ、西部のガンマンというキャラクターを作ったのです。
西部劇映画を観ていたら、どうしてもウエスタン物のキャラクターを作りたいと思い、一気呵成に生み出したのが西部のガンマンなのです。
西部劇には大きく分けてアメリカ製西部劇とイタリア製の「マカロニウエスタン」があります。
どちらも素晴らしいですね。
広大なアメリカの荒野、欲望渦巻く金や女、土地をめぐっての争い、さすらいの賞金稼ぎ、友情と裏切り、胸を打つ西部劇音楽の感動…
西部劇には語りつくせない魅力があります。
ここで西部劇好きな人におすすめする、粕川が考える史上最高の西部劇映画ベスト3を書いてみます!
1.「SHANE」(ジョージ・スティーブンス監督)
2.「続・夕日のガンマン」(セルジオ・レオーネ監督)
3.「荒野の決闘」(ジョン・フォード監督)
ここに挙げた3本は何度見ても胸を打つ、ぼくのなかで最高の映画です!
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【西部劇漫画のキャラクターが生まれた背景】西部劇の何が素晴らしいのか?
ここでは西部劇が好きすぎて漫画のキャラクターを作った僕が、西部劇の何が素晴らしいのかについて書いていきます!
西部劇の素晴らしさ1:西部劇音楽のかっこよさ!
有名な西部劇映画で使われるテーマ曲は渋くて、とてもカッコいいですね!
西部劇映画で流れる音楽の、あの胸に響く感じは何だろう!
男のロマン、寂莫とした胸の空白、心の郷愁…
音楽のような抽象的な作品は言葉で感動を表わすのが難しい。
とにかく胸を打つ、心をつかまれるような、迫りくる感動が…西部劇の曲にはあるのです!
僕は漫画や絵画の制作しているときに西部劇の音楽を流すことも多いです。
西部劇の音楽を聴いていると、ものすごくやる気が湧くのです!
西部劇の曲を聴きながら絵を描くことで映画を観たときの感動がよみがえります。
すると幸せな気分になり、絵や漫画の制作もはかどる。
心から好きな音楽を流しながら創作活動をするというのはおすすめです!
西部劇の素晴らしさ2:人間ドラマ
西部劇の魅力は何といっても濃い人間ドラマにあります!
西部劇は19世紀アメリカでフロンティアと呼ばれた未開地を、西部へ向けて開拓していった人々の時代。
広がる荒野を舞台に荒くれ者が、インディアンや保安官を相手に銃を撃ち合う西部劇の世界。
そこには胸をうつ人間ドラマがあります!
男と男の友情、ウソと裏切りと真実、女や金をめぐった闘争など、人間の欲望…
これらは漫画を描く上で、とても大切な要素です!
西部劇絵映画を観た経験は、漫画制作するうえで大きな学びとなっています。
名作映画には漫画作りのヒントがたくさん隠されているのです。
西部劇の素晴らしさ3:アメリカの荒野の雄大さ
西部劇といえば広大なアメリカの荒野、街並み、風景の雄大な美しさが魅力!
風景の美しさは映画を観るときに大切なポイントだと思います。
例えば自然豊かな背景とか、雄大な荒野が広がる舞台だと、映画を観ているだけで楽しくなる。
僕たちは2000年代という現代を生きていて、ビルや現代の建物は日常的にみている。
しかし西部劇映画を観ればそこには、アメリカの雄大な自然が存在します。
映画を観るというのは、非日常的な体験になるのです。
例えば「西部劇「SHANE」を思い出してみましょう。
映画の冒頭からワイオミングの広大な自然にシカが現れる。
馬に乗ってやってくる流れ者のガンマン。
そして印象深いテーマ曲が流れる…
映像を見ているだけで、何という感動でしょう!
アメリカの雄大な荒野が好きな人にとっては、西部劇映画は観ているだけで良い気分になれるかもしれないのです。
筆者は西部劇「SHANE」に感動して、ラストの名場面「シェーン!カムバーック」の部分をアクリル画で描きました。
「SHANE」の名場面を描いた絵は、以下の記事に載っています。
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西部劇漫画のキャラクターはさすらいの流れ者
西部劇漫画のキャラクター「西部のガンマン」はさすらいの流れ者。
両親とは生き別れ、天涯孤独の身です。
まさに一匹狼、それが西部のガンマンなのです。
西部のガンマンは生きるために旅をし、賞金稼ぎをしながら生計を立てています。
西部のガンマンみたいなキャラクターは読みきり漫画に使いやすい。
定住場所がなく放浪者という設定なのでどんな漫画にも登場させやすいのです。
だからこれまで西部のガンマンは色々な読み切り漫画で使ってきました。
大草原の小さな家の「メアリーの赤ちゃん」という話をもとに描いた漫画でも、西部のガンマンは主人公として登場しています。
西部劇漫画のキャラクターが登場する「サファイア湖の精」制作裏
漫画「サファイア湖」を描くときに考えたテーマは「自然を大切に」ということです。
僕は西部劇の雄大な荒野のように、自然物が好きです。
例えば海、山、樹木、空、荒野のような、大地から生まれてきたような自然物に愛着を感じるのです。
そのため「自然」をテーマに創作を行います。
油絵でも自然を描いたものが多くあります。
こちらは2017年頃に油絵で描いた荒野の絵。
自然を愛することから漫画の中でも「自然」をテーマに扱うことがあり、その代表が「サファイア湖の精」でした。
西部劇漫画「サファイア湖の精」を描いたとき、もう一つ考えたことは幻想性です。
童話のような幻想性を漫画に持たせたいと思ったのです。
そのため西部のガンマンを二人の子供と絡ませることで物語を作りました。
「幻想と自然」これは僕が漫画やアートを作るとき、とても大切にする要素です。
今後も西部のガンマンを使って色々な西部劇漫画を描いていきたいと思います。
西部劇漫画のキャラクター西部のガンマンの最後に
西部劇漫画のキャラクター「西部のガンマン」。
西部劇漫画のキャラクターを生んだ人間は、こんな要素を持っていました。
●西部劇映画がメチャメチャ好き!
●漫画と絵画を組み合わせた創作活動をしている
●「幻想と自然」を創作のテーマにしている
たくさんの名作西部劇映画に感動してきた人間が生み出した西部劇漫画のキャラなのです。
西部のガンマンが幻想の森の中で出会う不思議な事件。
そんな世界を描いた「サファイア湖の精」は以下の画像をクリックすると漫画閲覧画面に移ります。
興味のある方は是非ご覧ください!
下の画像をクリックすると漫画閲覧画面に移ります
⇒西部劇キャラクターが主人公の漫画「サファイア湖の精」を読んでみる♪