漫画アート芸術家

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創作活動

安易な上手さなんてクソくらえ!アートは異端さの表明である

投稿日:2016年12月18日 更新日:

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「大地より生えたる者」シリーズ03

18cm×14cm

油彩


 

「幻想と自然」をテーマに始めている連作シリーズの第三弾。

この奇妙な生命体は大地から生えてきた生命体。

彼の目的は与えられた生を最大限生き、自らの使命を果たすこと。

なのでいつも前を向いて歩む姿をとっている。

彼は大自然の中に生まれてきたから、背後には広がる大自然がある。

そして全てはシンプルに描かれる。

 

僕は単純なものが好きで余計な複雑さを作品の中から排除したい。

だから雲も山も象徴として単純化される。

 

 

 

奇妙な生命体の形は何なのか?


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僕は絵を描くとき、自分を強く表現することを考える。

 

その時々の感覚を絵を通してあらわし、その中の一つを切り取ったものが一枚の絵となる。

 

その際絵のテーマを設けることにより方向性が明確になる。

そのテーマにより深く切り込むために、様々な手法で描いてみる。

 

僕は絵を描くとき強烈さというものを大切にする。

見た人が「何これ?」「どういう意味?」「ええ!」というような。

 

絵はただ壁に飾られて鑑賞されるためだけのものではない。

むしろ人の心に衝撃を与え、魂を揺さぶり、打ち砕くような強烈さが欲しい。

アートはそれによって人に新しい価値観を提示するという役割を持つ。

既存の価値観をぶち壊し、新たなる視点を提示するアート。

 

その絵が強烈なインパクトを持って永遠に人の心に刻み付けられるような体験。

僕はそういうものを目指したい。

 

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「あらまあ、この絵素敵ね」とか「綺麗に描けてますな」なんて言う絵は、自分の役目じゃない。

 

だから僕はまず第一に「うまく描くことをぶち壊してゆく」。

なぜかと言うと絵を描く人の大半は「絵をうまく描こう」と考えるから。

僕は天邪鬼な人間だから、多くの人がそちらに行くのならあえて逆路線を行く。

 

というよりも僕が絵を描く目的に「綺麗に、美しく」は存在しない。

それならば「強烈に、激しく、革命的に」を選ぶ。

 

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だからこの絵で僕は生命体を異様な形に描いた。

この絵を身内の人に見せたとき「頭おかしくなった?もっとちゃんと描きなよ」と言われたけど、これは成功の証である。

 

その人の心に異様さ、異端さを生み出すことに成功している。

ちゃんとした絵なんて僕でなくても描けるのだ。

僕の役目はアートの中で強烈に自己を表明することにあるから。

 

異端さを表現するためにデッサンをし続ける。


 

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上手さをぶち壊すと僕は言ったけど、デッサンをやらないというわけではない。

むしろデッサンは大切だし時間があれば常にやるようにしている。

 

デッサンが大切だけど、うまさをぶち壊すとはどういう意味か?

 

対象を正確にとらえるという訓練は絵の基本で、何かを描くときのベースとなる。

 

これがないと子供の落書きになってしまう。

対象を変形させて描くのでも、元となる対象がしっかり捉えられている必要がある。

その上で変形させることに意味があるから。

 

またデッサンは対象を観察する目を鍛えてくれる。

観察し、見えている通りに描くことがデッサン。

ということはよく観察することが絵の基本となる。

 

そして観察から変形は生まれる。

 

あなたが観察したものを誇張しよう。

どう誇張するかはあなたの感覚に従えばいい。

 

つまり僕は激しく絵を変形させるためにデッサンをしている。

変形し、歪ませる効果を引き立たせるためにデッサンをする。

 

僕は外にいる時いつもスケッチブックを携帯しており、時間があると何かを描いている。

 

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これをやる理由は、上にも述べた通り絵を激しくゆがませて自己表現するため。

僕はただ適当に絵を描いているのではない。

絵で自己表現するための大前提としてデッサンがあり、その重要性は大きい。

 

デッサンをして絵の基本を確認しながら、その上で自己表現として絵をゆがませている。

 

 

まとめ


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上手さや綺麗さ」のために絵を描いているのではない。

むしろ人の心に「何だこれは!」「異様だ!」「頭おかしい!」と思わせるくらい異端な、理解不能なアートを作りたいと思っている。

なぜならそれが僕という人間だし、僕の芸術だから。

 

人の心をわしづかみ、覚醒させるような体験をもたらすアート。

僕はこんなものを作りたいと思っている。

 

昔から誰とも違う人間でありたいと強く感じてきた。

アートを作るということは最も簡単にそれが行える。

だから僕はアートを作るのが大好きだ。

 

アートを作ることは癒しであり、新たな自分の扉を開く体験だから。

 

 

 

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