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特撮ヒーロー

カルト的特撮テレビ番組・怪傑ズバットはマカロニウエスタンだった?

投稿日:2017年9月1日 更新日:

日本の特撮ヒーロー番組史上で、最大のカルト的作品は何か?

それは恐らく、この魅力的作品だと思う。

 

「怪傑ズバット」!

 

怪傑ズバットの全身画像

(c)石ノ森章太郎/東映・東京12チャンネル

 

僕はこれまで怪傑ズバットの存在は知っていたけど、まともに観たことはなかった。

しかし初めて怪傑ズバットのDVDを見て感じたことがある。

 

「こんな魅力的な特撮ヒーロー、見たことねえ!」と。

 

幼い頃からたくさん特撮ヒーロー作品を観てきた僕だから、ハッキリ言える。

怪傑ズバットは、特撮ヒーローの未知な領域に挑戦した作品だと!

 

今回はそんな革新的でカルトな特撮テレビ番組「怪傑ズバット」の魅力や、感想について書いていこう!

 

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怪傑ズバットとは?

「怪傑ズバット」は1977年2月2日から9月28日にかけて、毎週水曜日19:00~20:00に、東京12チャンネルで放送されていた。

解決ズバットは全32話あって、原作者は石ノ森章太郎氏。

 

解決ズバットの主演俳優は、仮面ライダーV3で主役を演じた宮内洋氏!

 

早川健の全身画像

(c)石ノ森章太郎/東映・東京12チャンネル

仮面ライダーV3は、仮面ライダーシリーズでも特に知名度が高い傑作だ。

それは主役を演じた宮内洋氏の個性と演技力の高さに、要因があると僕は思っている。

 

そんな宮内氏が怪傑ズバットの主役・早川健を演じることは知っていた。

それなりに期待はしてたけど、まさかあれほどの異端作だったとは!

 

まずは以下より、怪傑ズバットの魅力的な物語を書いてみよう。

 

怪傑ズバットのあらすじ概要

怪傑ズバットの敵は、悪の組織ダッカーだ。

 

ダッカーは日本中の暴力団やギャングの全てを掌握している、悪のなかの悪。

ダッカーは土地を占領するため、幼稚園がある場所を取り上げようとする

ぼくはダッカーほどの悪組織が、いきなり幼稚園を取り上げようとする映像に笑った!

 

幼稚園に務める女先生の兄で科学者の・飛鳥五郎は、幼稚園を救おうとする。

こうして飛鳥五郎はダッカー一味と対立して、命を狙われる。

 

飛鳥五郎達があと一歩で殺されそうになった時、妙な風来坊が現れダッカー一味を追っ払う。

それが主人公の、早川健(宮内洋)だった。

早川健と飛鳥五郎は無二の親友で、久しぶりの再開を果たす。

 

まもなく幼稚園バスに、時限爆弾が仕掛けられた。

早川健は子供たちを救うが、飛鳥五郎は大ケガを追って入院する。

 

ダッカーの魔の手は、飛鳥五郎が入院する病院にまで及んでいた。

早川健の目の前で、飛鳥五郎は銃で撃たれて死亡する。

 

無二の親友を殺された怒りに絶叫する早川健。

 

早川健は飛鳥五郎が残した制作途中の設計図を基に、宇宙探検用の強化服「ズバットスーツ」や車の「ズバッカー」を、自力で完成させる。

ズバットスーツやズバッカーが自力で作れる早川健は、ただものではないだろう。

 

早川健はズバットスーツを身にまとい、親友を殺された復讐の念に燃える。

こうして怪傑ズバットに変身できるようになった早川健は、ダッカー一味と戦ってゆくのである。

 

ズバットスーツについて

ズバットのフィギュアの画像

(c)石ノ森章太郎/東映・東京12チャンネル

 

ズバットスーツとは、ヘルメットと揃いになっている派手な赤い強化服のこと。

ズバットスーツは普段、早川健の持つ白いギターの中に入っている。

 

ズバットスーツを着ることで、早川健は怪傑ズバットに変身するのだ。

 

ズバットスーツは着た人の体力や防御力を高めるけど、5分間しか着ていられないというタイムリミットがある。

粕川
ウルトラマンのカラータイマーか!

 

ズバットスーツを着て5分が過ぎると、スーツが着用者もろとも爆発してしまうのだ!

役に立つけど、何と怖いスーツだろうか!

怪傑ズバットに変身する方も、まさに命がけの戦いである (笑)

 

5分経つ前にスーツのスイッチを切れば、爆発しない。

それでもスイッチを切ったズバットスーツは「鉛の様に重い、動きづらい服」になる。

 

ドラゴンボールの悟空やクリリンが着ていた、重くて青い服のような感じになってしまうのだろう。

 

上のようなズバットスーツのリスクを考える時、ズバットになって戦うことは危険をはらんでいることが分かる。

ズバットスーツを着ることにリスクがある点は、他の特撮作品と異なる怪傑ズバットの特徴的要素だ。

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怪傑ズバットの面白さや魅力とは?

ここから漫画アート芸術家の粕川が初めて「怪傑ズバット」を見た感想や魅力を、正直に書いていこう!

 

怪傑ズバットの魅力1:マカロニウエスタンじゃん!

早川健がバスに乗っている画像

(c)石ノ森章太郎/東映・東京12チャンネル

 

僕は怪傑ズバットを始めてみた時、一番最初に思ったのが「怪傑ズバットって日本版のマカロニウエスタンじゃん!」という衝撃だった!

 

マカロニウエスタンとは、イタリアで作られた西部劇のこと。

1964年にセルジオレオーネ監督の映画「荒野の用心棒」でマカロニウエスタンが流行り、その後たくさんイタリア製西部劇が作られた。

 

マカロニウエスタンはアクションや暴力描写が多く、悪者が主人公になることもある西部劇だ。

僕は西部劇を愛してるので、怪傑ズバットの原点がマカロニウエスタンなことに気づいた時、とても嬉しかった!

 

怪傑ズバットのどこら辺がマカロニウエスタンかと言うと~

●主人公の早川健がテンガロンハットをかぶった西部劇っぽい服装をしている

●早川健がホルスターに銃を携帯している

●早川健が馬に乗って移動する

●opで早川健が銃で敵と戦っている

 

怪傑ズバットの世界には電車や車などがあるのに、馬に乗って移動する点であからさまに西部劇である。

 

怪傑ズバットのOPで、早川健が拳銃で敵をやっつける映像がある。

これを見た時、怪傑ズバットは日本版西部劇なんだと感じた。

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マカロニウエスタンに共通する復讐劇

怪傑ズバットがいかにもマカロニウエスタンだと感じさせる要素に「復讐劇」という物語要素がある。

マカロニウエスタンの映画では、復讐劇が多いのだ。

 

その代表例が1965年に公開された「荒野の1ドル銀貨」である。

西部劇「荒野の1ドル銀貨」は最高のマカロニウエスタン!感動的なテーマ曲や物語を語る!

 

僕も死ぬほど好きなこの映画は、敵の策略にかかり弟を殺すことになった主人公の復讐劇が描かれる。

 

怪傑ズバットでは、早川健の親友が目の前で殺される。

飛鳥五郎はダッカーの銃撃によって、蜂の巣のように撃たれてしまうのだ。

早川健は親友を殺されて怒りに絶叫し、復讐を誓う。

 

怪傑ズバット本編で早川健は、親友を殺された悔しさや、恨みを果たすことをよく口にする。

これはいかにもマカロニウエスタンを感じさせる、魅力的な要素だ。

 

怪傑ズバットの魅力2:なぜそこまでして復讐をするのか?

早川健が飛鳥と一緒にいる画像

(c)石ノ森章太郎/東映・東京12チャンネル

 

僕が怪傑ズバット1話を初めてみたとき、以下の思いを感じた。

粕川
早川健が命をかけて親友の復讐をするための、説得力に欠けるのでは?

 

親友が殺されたことが悔しくて、復讐したくなる気持ちは分かる。

でも命をかけて悪の組織ダッカーと戦い続けるまでの、エピソード的な説得力が弱いと思ったのだ。

 

第1話で早川健と飛鳥五郎は、再開を果たして親しそうに握手をする。

しかし命をかけて復讐するほどの、親友との関係性が描かれていなかった。

どうしてそこまでして飛鳥の復讐をしようとする?という疑問が残る。

 

僕はまだ怪傑ズバットの前半の方しか見ていないので分からないが。

「なぜ命をかけてまで親友の復讐を行うのか?」の2人の関係性を描くと、もっとすんなり理解出来るのでは?と感じたのだ。

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怪傑ズバットの魅力3:マカロニウエスタンらしいバイオレンス描写

早川健が銃を撃つ画像

(c)石ノ森章太郎/東映・東京12チャンネル

 

マカロニウエスタンに共通する要素に、バイオレンス(暴力)描写がある。

本家本元のアメリカ西部劇では、正義のヒーローが悪をやっつけるという勧善懲悪が根底にあった。

しかしマカロニウエスタンは、アメリカ製西部劇とは反対の方向性で人気を博す。

 

マカロニウエスタンではアクションシーンが多く、殴る蹴るなどバイオレンスシーンも取り入れるようになった。

マカロニウエスタンでは、主人公が悪の立場にいることもある

マカロニウエスタンは、善と悪の境界があやふやになっているのだ。

 

そのせいか怪傑ズバットでは、暴力シーンが頻繁に登場する。

早川健が敵につかまり、手足を縛られた状態で攻撃を受けるシーンなどだ。

キカイダー01などでも、拘束された状態で罰を受けるシーンはある。

しかし怪傑ズバットでは、バイオレンス描写の表現が強いのだ。

 

マカロニウエスタンの名作「夕日のガンマン」や「続夕日のガンマン」で、クリントイーストウッドが敵につかまりリンチされる映像を僕は思い出した。

このような展開が怪傑ズバットではよく出るので、マカロニウエスタンだな~と感じてしまう。

マカロニウエスタン的なバイオレンス描写は、怪傑ズバットの独特な魅力である。

 

怪傑ズバットの魅力4:世界観が日本版の西部劇?

怪傑ズバットの素晴らしいと思う点に「中途半端な幻想性」がある。

 

1970年代後半の日本を舞台にしながら、時々いかにも西部劇的な世界が登場する。

日本が舞台なのに、西部劇要素もある中途半端な幻想性が、大きな魅力だと思った!

 

放送当時の現代性を残しつつ、時おり見せる西部劇の世界観が、すごく良い!

怪傑ズバットのように、現代性を残しながらも幻想を加えるのは「リアリティを残しつつ夢の世界を描ける」ので、僕は好きな手法だ。

 

現代性と西部劇を微妙にブレンドした怪傑ズバットの世界観に、僕は漫画っぽい創作性を感じたのだ。

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怪傑ズバットの魅力5:キザな早川健

早川健の画像

(c)石ノ森章太郎/東映・東京12チャンネル

 

宮内洋氏は仮面ライダーV3で見せた俳優としての個性を、怪傑ズバットで最大限発揮している。

宮内洋氏の個性は、怪傑ズバットの大きな魅力だ。

 

風見四郎と早川健はキャラクターが違うけど、どちらも宮内洋氏でなければ演じられない個性がある。

私立探偵の主人公・早川健は、ものすごくキザだ。

怪傑ズバットOPの冒頭からして、キザだった。

 

怪傑ズバットのOPは小型飛行機が飛んでいる意味不明なシーンから始まる(あの飛行機のシーンはどんな意図があるのだろう?)。

 

小型飛行機から降りてきた早川健が、キザな仕草でテンガロンハットを上に向けて笑うところからOPが始まる。

OP冒頭の笑顔は、早川健のキザさを象徴しているのだ。

 

早川健はいつも白いギターを携帯しており、登場する時は引き語りであらわれたりする。

人造人間キカイダーのジローが登場シーンにギターを弾く、あの感じなのだ!

 

 

ズバットスーツを着用した時、ゴーグルをつけていない状態(早川健の目の部分だけ見えている)の姿が妙に面白い!

 

怪傑ズバットの魅力6:スーパーマン?のような早川健

僕は早川健に、親密さを感じられない。

その原因は早川健の「何でも出来るスーパーマン的な設定」にある。

 

怪傑ズバットはエピソードの中で、敵キャラクターと技比べをするシーンがある。

その道の達人である敵キャラクターが技を披露すると、早川健は必ずそれ以上の技を見せて「何でも日本一」であることを主張する。

 

僕はこの設定を見たとき、早川健に対する親密さが失せてしまった。

 

なぜなら何でも日本一なんてことは、ありえないからである。

剣の達人になるのさえ難しいのに、その他いろいろな分野で能力が一番なんてのは、嘘っぽく感じてしまう。

 

キャラクターとしてのリアリティがなく、なぜそれほどあらゆる分野で優れているかの説明もない。

子供なら、早川健のようなキャラクターはありだろうが、ぼくは現実味がなさすぎるように感じた。

 

これは早川健が、何でもできるスーパーマンなことをあらわしてるのだと思う。

早川健には人間として現実感は必要なく、超人的で人間離れした存在であることを描きたいのだろう。

 

怪傑ズバットに変身するまでもなく、早川健はヒーローなのだ。

怪傑ズバットに変身するのは全体の内ラストのわずかであり、大半を早川健が活躍している所を見ても、それが分かる。

 

怪傑ズバットよりも、変身する前の人間の方が存在感が強いという点も、革新的な特撮番組だった。

宮内洋氏の個性を活かすため、ズバットに変身した後の尺は少なめにしてるのかもしれない。

 

早川健のずば抜けた個性は、宮内洋氏にしか出せないと思う。

 

怪傑ズバットの魅力7:敵キャラに怪人、怪獣が出てこない!

ズバットが戦っている画像

(c)石ノ森章太郎/東映・東京12チャンネル

 

怪傑ズバットでは、敵として怪人や怪獣が出てこない。

特撮変身ヒーロー作品でこれは、かなり変わった展開だ。

 

仮面ライダーのショッカーみたいに、怪人組織が存在しないのだ。

ヤクザや暴力団を支配するダッカーは怪人を使わず、生身の人間を敵として差し向ける。

 

仮面ライダーなら溶解液を吹いたりする怪人が現れるものだ。

しかし怪傑ズバットの敵は拳銃やトマホーク、マシンガンなどの現実的な武器を使う。

 

特撮ヒーローが戦う相手が、生身の人間という設定はとても斬新だ。

 

ヤクザのような敵キャラが登場したり、麻薬や銃撃戦が展開されるので、ズバットが出てこなければマフィア映画を見てるような感覚になる。

 

僕はよくこんな冒険的な番組を、子供相手に作れたなと感心した。

事実怪傑ズバットは子供向けに作られたにも関わらず、主要視聴者層は大学生だったという。

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怪傑ズバットの魅力8:敵の悪行をあげつらうズバット

ズバットの顔画像

(c)石ノ森章太郎/東映・東京12チャンネル

 

怪傑ズバットは敵が人間なので、ズバットに変身して戦うと一方的に有利になる。

 

ズバットが人間の敵を簡単にやっつけたら、子供の目には「弱いものいじめ」のように見られる危険がある。

なので怪傑ズバットの敵キャラは、徹底して悪いことをする。

 

そして怪傑ズバットは、敵と戦う前に、相手が行った悪行をあげつらうのだ。

早川健がズバットに変身して戦う前に、敵が行った悪行を言うことで、子供にズバットが戦う正当性を示しているのだろう。

 

ズバットは敵に勝利した時に、相手を組み伏せ「飛鳥五郎を殺したのは貴様か?」と問いかける。

相手が親友の殺害犯でないことが分かると、ズバットは「ズバットアタック」(股間から敵に突っ込む技 笑)を食らわせて気絶させる。

 

ズバットが敵を殺すことはなく、相手の行った罪状を紙に書いて置いておくのだ。

その後に警察が来るので、敵はつかまってしまう。

 

なんという現実的な特撮変身ヒーローだろうか?

そんな現実的なところも、怪傑ズバットの魅力なのだ!

 

怪傑ズバットの魅力9:ズバットの決めセリフ!

悪の組織であるダッカーは、怪傑ズバットの存在を知らされていないようだ。

毎エピソードでズバットが登場すると、敵が「何だ貴様は?」という発言をする。

 

この時ズバットが演じるセリフは、特撮ヒーロー番組史上屈指の名シーンである!

ズバット「ズバッと参上!ズバッと解決!人呼んでさすらいのヒーロー!怪傑ズッバァァァット!」

このセリフと演出は、毎回用意されている。

 

怪傑ズバットの決めセリフは、赤塚不二夫氏のキャラクターいやみが発する「シェ~!」に匹敵するくらいインパクトがあると思う。

 

怪傑ズバットの魅力10:OPの渋さ

僕は怪傑ズバットのOPが、人造人間キカイダーやバロム1程にカッコいいとは思わない。

しかし、何度も聴いてると、味のある名曲だと思った。

 

怪傑ズバットのOPで印象的なのは、飛鳥五郎が殺された早川健が「あすかぁあああ!」と絶叫するシーンだ!

OPの途中で早川健が叫ぶ姿が、迫真的で面白い。

笑ってしまうような魅力があるのだ。

 

EDではズバットが登場せず、早川健が馬に乗って日本の西部劇を思わせるカントリー調の曲が流れる。

 

ヒーローものの番組なのにEDでヒーローではなく早川健が出続けるのも、怪傑ズバットの掟やぶりな革新性だろう。

それくらい、宮内洋氏の魅力を押し出したかった作品だといえるかもしれない。

 

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怪傑ズバットの視聴率

これほど革新性に満ちた特撮番組「怪傑ズバット」は、なんと高視聴率をたたき出している!

 

第6話の放送では、最高視聴率の15.5%に達した!

 

これを見ると怪傑ズバットは長く続いただろうと思うかもしれない。

しかし怪傑ズバットは、32話という短命に終わっている。

 

番組が32話で打ち切られた理由は、怪傑ズバットの関連玩具の売れ行きが悪く、スポンサーが降板したからだった。

番組の人気は制作側が期待していた子供層ではなく、大学生が多かった。

そのため怪傑ズバットの関連商品が、あまり売れなかったのだ。

 

怪傑ズバットの脚本は主に長坂秀佳氏が担当しており、エピソードの構成は毎回似ている。

まるで水戸黄門のような、お約束の展開が魅力の作品だ。

ときには子供や女性が爆死する展開もある怪傑ズバット。

 

子供向けの作品としては、型破りな挑戦をした作品だ。

視聴率は高かったけど、長くは続かなかった特撮ヒーローといえる。

 

怪傑ズバットの魅力の最後に

怪傑ズバットを初めて見た時、僕は制作側の大きな挑戦を感じた。

 

●子供向け番組なのに、残酷な描写やバイオレンス描写が多い

●特撮作品の常識だった怪人・怪獣との戦いではなく、悪の人間に対してヒーローが戦う構図

●マカロニウエスタンを取り入れた復讐劇

●ズバットの魅力以上に、宮内洋氏の個性を全面に出した展開

 

エピソードの所々に西部劇の要素がひそんでる怪傑ズバットを、僕はひそかに「特撮ヒーロー西部劇」だと感じている。

 

1977年は本場の西部劇はおろか、マカロニウエスタンでさえ勢いを失っていたころだ。

そんな時代に怪傑ズバットはマカロニウエスタンの要素を取り入れ、挑戦的な作品となった!

 

今時の特撮ヒーローで、怪傑ズバットくらい冒険的な挑戦をした作品があるだろうか?

僕は新しい表現の地平を切り開こうとした、怪傑ズバット制作者の勇気に感銘を受けた!

 

怪傑ズバットは異端とも呼べる魅力と展開を持つから、観る人を選ぶだろう。

 

しかし僕の様に怪傑ズバットがツボにはまる人間にとっては、不滅の作品になるに違いない。

特撮ヒーローものが好きな方は、怪傑ズバットだけは見逃してはいけない。

 

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漫画とアートが融合した「漫画アート」の創作をする、自称「天才漫画アート芸術家」!物心ついた頃には絵を描いており、7歳のときに漫画を描き始め、18歳のときに絵画と出会う。その後、漫画とアートは自分の中で一つとなり「漫画アート」となりました。2009年~2013年ころにFC2やSeesaa(無料ブログ)でブログを書いていました。2016年9月にワードプレスにてブログ「天才漫画アート芸術家」を立ち上げ、今に至る。漫画描き、絵描き、ブロガー、漫画アートYouTuber、Webライターなどをしています。僕にとって漫画も絵も文章も映像制作も、生きること全体が「漫画アート」なのです!漫画アートは僕にとって表現をこえた宇宙であり、生きることそのもの。漫画アートで世界を変える(change the world with manga art)!これが筆者が向かうところです。1000年に一人の天才クリエーターと確信する漫画アート芸術家は、「漫画アートで人類史上の最高傑作を生みだす!」という目的へ向けて、今日も容赦なく爆進していきます!
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