漫画アート芸術家の筆者は、10代後半にして引きこもりになった。
なぜ10代後半という人生の早い時期に、引きこもりになったのか?
この記事では漫画アートで自己表現を行う筆者が、10代後半で引きこもりになった理由を解説する。
そしてあるものとの出会いで、引きこもり人の人生が一変したことについて激白しよう!
Contents
なぜ10代後半にして引きこもりになったのか?
ぼくは高校時代にはすでに、学校が嫌いになっていた。
理由は、自分の創作世界に意識が向くようになり、周りの人と同じように学生生活を送ることに興味が持てなくなっていたからだ。
小学校時代は一番楽しく、かなりやんちゃな遊びをした。
僕は小中高校時代を通してろくに勉強をせず、ゲームをしたり友達と遊んだり、漫画制作や音楽に夢中になって過ごした。
小中高校時代の筆者は、ほとんど何も考えていなかった。
ただその日が楽しく過ごせればいい。
そんな刹那的な毎日を送っていた。
しかし中学、高校と、筆者はだんだん自分の創作世界に意識が向くようになる。
そのため、周りの人と関心事があわず、引きこもりがちになっていったのだ。
自分を見失った高校時代
ぼくは高校時代、自分を見失っていた。
筆者の本質は、好きなものにのめりこみ、創作世界に没頭することにある。
しかし学校やアルバイトに追われ、周りの人と自分を比較し、心には焦りが満ちていた。
そんな状況だったから、本来の自分を完全に見失っていたのだ。
僕は高校在学中、すでにこう考えていた。
「はやく学校が終わってほしい」。
その先のことなど、何も考えていなかった。
10代後半のぼくはロックに夢中になっていたので、バンドで成功したいなんて考えていたのだ。
先生から進路はどうするのかと聞かれた時、僕はこう答えた。
「音楽をやって生きていく」
この言葉は、その場しのぎだった。
具体的にどうやって生きていくのかは決めておらず、何となく上の言葉でやり過ごしていた。
幼い頃から始まった学校のエスカレーター制度に乗ることに、完全に嫌気がさしていたのである。
僕は、引きこもりになり自分の世界に没入する必要があった。
10代後半にして引きこもりになることで、本来の自分の世界を取り戻すのだ。
引きこもりは、マイナスな事象ばかりではない。
本来の自分自身を取り戻すという、有益な役目もあったのだ!
ぼくは10代後半で殻に引きこもり、自分が一体何者なのかをつきとめる必要があった。
無意識のうちに、引きこもりの状況を欲していた。
僕は、高校生活が早く終わってくれることだけを考えていた。
もう周りの人と足並みをそろえて、学校生活を送るのは限界に来ていたのだ。
進学や就職をするなんて選択肢は、ありえなかった。
そんなことより、自分の世界に引きこもる方が重要だった。
そして高校生活は、終わりを迎える。
僕は高校卒業を境に、社会との接点をほとんど絶った。
10代後半にして、実家で引きこもり生活に入ったのだ。
10代後半で引きこもりになるのは、周りからすると大変そうに思われるだろう。
しかし筆者としては、とてもうれしい状況だった。
小学校から続いた学校へ行かねばならない期間が終わったことで、ほっとしていた。
ぼくが10代後半にして引きこもりになったのは、学校やアルバイトのあわただしい毎日に疲れたからだ。
自分の世界に浸りきる時間が取れなかったから、10代後半にして引きこもりになったのだ。
筆者は自分の世界に入り、漫画や絵を描くことで心の安らぎを見出すタイプ。
それなのに、学校やアルバイトに追われて、自分の世界を長いこと持てなかった。
魚が陸で生活を強要されるようなもので、学校生活は自分には合わなかった。
社会のレールの上で学校生活を送っていたために、心が限界にきていたのだ。
だから高校卒業後は、10代後半にして引きこもりになるしかなかった。
しかし引きこもりになることで、好きなだけ自分の世界に浸ることができた。
たとえば好きなアニメや映画を観たり、図書館で好きなだけ本を読んだり、絵や漫画を描いたり、ギターを弾いたり…好きなことに夢中になって取り組めた。
10代後半にして引きこもりになったが、僕の内部は光に満ちていたのだ。
好きなことにのめりこみ、創作ができる喜びに満ちていたのだ。
そして高校を卒業した後、人生を変える重要なものと出会うことになる。
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10代後半の引きこもり人間が芸術と出会う
完全に自分を見失った人間に、光が訪れる。
それは最高の光だ。
僕は、芸術と出会ったのである。
芸術とはアートのことで、芸術家という生き方を発見したのだ。
それまで漠然と音楽や、漫画を作って生きていこうと考えていた筆者に、明確な人生の道が見えてきた。
漫画や絵を描くことが表現だということを知り、創作にやる気が湧いてきた。
10代後半の引きこもり人は、芸術という目的を持つことで、強く生きる意志が生まれた。
人は目的を持つと、パワーが湧いてくるものである。
芸術は僕に歩むべき道を示し、尽きることのない創造性を与えてくれたのだ。
10代後半の引きこもり人が芸術と出会って感じたこととは?
筆者は芸術によって、自分が生きてきた人生のすべてを表現しようと思った。
ぼくにとって芸術は、自らの魂を強烈に表現することだった。
自らが体験した人生は、格好の創作テーマになる。
僕は中学高校と通じて、人生の最底辺まで落ちた。
普通高校から大学あたりは青春真っ盛りで、一番楽しい時期の人が多いだろう。
僕は真逆だった。
青春らしいことをしていればという後悔は、少しある。
しかし今考えると、10代後半の引きこもり時代は人生最大の変革期だった。
後悔や、無気力感にとらわれていた日々が、実は最大の収穫期であることに気づいたのだ。
その当時最悪だったことも振り返ると、より良くなるために必要な過程だったとわかる。
人生が激変した高校卒業後の引きこもり時代は、僕にとって重要な時期だった。
筆者が描く漫画アートのテーマは、10代後半の引きこもり人のときに感じたことを基礎にしている。
10代後半で引きこもり人になった激動の精神世界を、ムダにしたくない。
10代後半で引きこもり人になった、僕にしか描けないものを描こう。
これまで生きてきた人生を作品に昇華させよう!
漫画アートという形で!
10代後半にして引きこもり人になった筆者は、このように感じたのである。
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10代後半の引きこもり体験が創作テーマに結びつく!
高校卒業後に引きこもりになり、人生が変革した時期をぼくは「囚人牢獄」時代と呼んでいる。
囚人牢獄は、僕の生涯の創作テーマだ。
囚人牢獄とは、人生をあきらめた人間が入る収容所のこと。
囚人牢獄は、幻想の森の奥深くにある。
囚人牢獄に入る人は、人生に何の希望も目的もなく、あてもなく生活している。
10代後半にして引きこもりになったことで、囚人牢獄の創作的概念を得ることができた。
以下の記事には、筆者が体験した囚人牢獄時代をネタにした漫画が載っている。
芸術と出会う以前の僕は、囚人牢獄の人間だった。
10代後半にして引きこもりとなり、人生をあきらめていたのだ。
しかし芸術との出会いが、筆者に生きる希望を与えた。
筆者は、芸術との出会いにより、復活したのである。
あの当時生まれた囚人牢獄というモチーフは、僕の創作の原点となった。
囚人牢獄のモチーフとは以下のこと。
「人生をあきらめた者が囚人牢獄で生活を送るが、やがて希望を見出し、新たなる人生に挑戦していく」
囚人牢獄のモチーフは、絶望から希望への過程を描くことにある。
人生で最底辺だと思っていた、10代後半にして引きこもりになった日々。
しかし引きこもり生活のおかげで、芸術と出会い、人生の希望を見出した。
筆者にとって10代後半の引きこもり生活は、囚人牢獄の生活だったのだ!
そして、囚人牢獄という創作テーマと出会うことになった。
思い出したくない体験が、人生最大の収穫期になっていたということ。
人生なにが幸いするか、分からない。
10代後半にして引きこもりになった人生体験の最後に
僕のなかで本当の人生は、高校を卒業してから始まった。
10代後半にして引きこもり、本当の自分を発見した時から。
高校卒業以前と以後で、全く違う人生を歩みだしたと言える。
人生を変えるような体験は、最大の創作テーマになる。
どんな体験も、創作に生かせるのだ。
冷静にその体験と向き合い、自らの内で昇華した時に。
高校卒業後、僕は大きく変革していく。
変革させた張本人が「芸術」であった。
筆者の創造人生は以下の記事に続く♪