今回は漫画ブログをやる上で僕が大切だと思う点を描いてみました。
漫画ブログ運営をどうやるかは人それぞれなので、答えはないですよ。
どんなやり方もありでしょう。
けど僕ならここを特に意識するなということを投げてみますね。
漫画ブログは漫画だけを投稿してればいいわけじゃない。真の目的はここにあるのだ!
僕も以前はブログに漫画を載せるだけだったんです。
「ブログは漫画を投稿して、それら作品をまとめて見る場所」という位置づけだったんですね。
僕は2009年ころから無料ブログに漫画を投稿する活動を始めたので、2023年現在で約13年ほど漫画ブログをやってきたと言えます。
でも2016年にワードプレスでこのブログを始めたあたりから、漫画ブログに対するとらえ方が変わったのです。
漫画ブログは漫画を載せるだけではなく「自分という作家をプロデュースする場所」というふうに変わったんですね。
つまり漫画ブログで「本人の歩んできた人生や考え方、趣味を含めて、作家の人生ドラマも見せていく」感じです。
漫画作品だけを載せてもいいんですが、それではブログでやる意味があまりない。
作品だけを投稿し続けるならSNSでもいいですよね。
ツイッターやインスタグラムだけでもことたりますよ。
そうなるとブログは作品集というポートフォリオの位置づけになってしまう。
いや、漫画ブログはもっと広大なことができるんです!
というか僕は漫画ブログ自体がアートになりえると思ってますね。
それは作品をのせるだけではなく「作家自体がすでに作品」という考え方です。
「作家をみて興味がわいたから作品にも興味がでる」と「作品をみて興味がわいたから作家本人にも興味がでる」はどちらも大切です。
どちらもブログの中でやってしまうのです。
漫画ブログで描きたい漫画は描きつつも、自分を紹介するコンテンツを記事や漫画、画像や動画を使って知ってもらう。
そうすることで作品と作家両面に興味をもってもらうことができるでしょう。
僕もいろんな絵日記&漫画ブログを拝見して、作家の人生ドラマを含めたコンテンツがあると、すごく興味がわきます。
人の人生や考え方はみんなそれぞれ独特だから、面白いと思ってしまう。
作家に興味がわくと「どんなものを描いてるのかな?」と作品にも関心がわいてくるんです。
画家のヴァン・ゴッホが人気があるのは、彼が身内や友人に書き続けてきた「手紙」の影響も大きいと思います。
ゴッホは孤独な人だったから家族や友人に大量の手紙を書き、自分の思いを打ち明けてるんです。
絵のことや、画家になった理由、今描いてる絵の題材、尊敬する画家のこと、この色を使って何を表現したいのか?みたいなことを詳細に書いてたんですね。
人生の悩みや今後の展望、絵の練習をしたことや読んだ本のこと、いろんな土地で感じた感動をなどを、手紙に書いてたのです。
ゴッホの手紙が世間に公開されたことで、彼の劇的な人生やその裏にある葛藤、想いが人々に知られました。
手紙から読み取れるゴッホの人生ドラマが背景にあることで、作品の感動がより大きくなってるんですよ。
ゴッホは絵だけでなく彼の考え方や生き様、人生ドラマも含めてアートになってるんですね。
人生ドラマが絵と連動して、より人々にアピールするものになっている。
この作家の人生ドラマをアピールできる場所が、現代では「ブログ」なんですよ。
ゴッホは自分をプロデュースしようとして手紙を書いたわけではありません。
でも結果的に手紙がゴッホ作品を補完する重要なものとなっている。
僕はゴッホの事例をみて「作品とは作家本人を含めたものである」と思うようになりました。
ということから、ただ作品をのせるだけでは漫画ブログとは言えない。
漫画ブログの真の目的は「作品発表とともに作家自身を世間にプロデュースすることにある」と思うようになりました。
漫画、記事、画像、イラスト、動画などブログで使えるあらゆる素材を使って、作家自体を表現していくのです!
具体的には歩んできた人生や、考え方、影響を受けたもの、趣味など自分に関するいろんなことをコンテンツ化していくということです。
その上で自分が描きたい作品も並行して描いていく感じですね。
文章が苦手な人は、漫画で自分に関することを描くのも良いですよね。
漫画ブログはそれ自体がアートになるくらい奥が深いし、面白いメディアだと僕は思うのです!
今回紹介した僕が心底愛するクリエーターのヴァン・ゴッホについては以下記事に載ってます。
前後のエッセイ漫画は以下リンクに~
自分に関することを漫画ブログで見せていく運営法については、以下記事にも書いてあるので興味のある方はご覧ください。