全く新しい人生を作り出しているちょっと前、僕は恐るべき感情に襲われました。
そいつの名前は「後悔」です。
僕は以前からことあるごとに後悔と戦ってきました。
後悔って苦しい感情ですよね。
もう過ぎ去ったことで今からじゃどうにもならない過去。
どうにもならないことをどうにかすることほど無駄なエネルギーの使い方はないと思います。
でも、ふっとよぎるんですよね…頭から離れない後悔が。
僕は頭から離れない後悔と真剣きって向き合いました。
そして後悔と格闘し、苦戦しつつも…
ついに乗り越えることが出来たのです!
今じゃ後悔なんて幸せに人生を生きるためのジャンプ台くらいに思っています!
あの後悔があったからこその人生なんだって思えたのです。
もし仮に頭から離れない後悔とは違う人生を歩んでいたら、今の僕とは全く違う人だったはず。
頭から離れない後悔と別の人生を歩んでいたら、芸術との出会い自体が全く別のものになっていたかもしれない。
あの後悔あっての人生なんです。
後悔は人生を最も自分らしくしてくれる貴重な体験だったのです!
頭から離れない後悔に苦しみ続けてきたと思ったけど、実はそれがあなたの人生最大の個性になっているという事。
ここでは頭から離れない後悔に悩まされ続けた僕が、後悔を幸せに転化した考え方や後悔の乗り越え方について書いていきます。
Contents
頭から離れない後悔に悩まされ続けた日々
僕は中学校2年生の時から運命が転落していき、高校時代はその流れで煮え切らない日々を送っていました。
高校生活終盤はもはや集団生活をすること自体に嫌気を感じ、進学も就職もせず自分の世界に引きこもるような生活に入っていきます。
この時期の僕は社会との関わりをほとんど持たず、囚人のような心境で過ごしていました。
10代20代という青春真っ盛りの時期なのに、まるで囚人のように人生を諦めきって生きていたのです。
そんな日々がそれこそ20代中盤くらいまで続きました。
この時期の僕は好んで囚人のような生活をしていたことから、「囚人牢獄」の時代と呼んでいます(笑)
ちなみに25歳の時に当時の僕を題材に「囚人牢獄」という漫画を描きました。
今振り返ると思うんですが、当時はそうするしかなかったんですよね。
でも、この囚人牢獄の時期は僕にとって人生の基礎となる超重要な時期だったのです。
・囚人牢獄の時代に僕は芸術と出会い、人生の希望の光を見出した
・本や映画やアニメや芸術作品などにとことんのめり込み、その豊かな世界を吸収することが出来た
・自分の世界にとことん向き合えたので、自分が表現したいものを明確につかむことが出来た
囚人牢獄の時代は人生を変えた一大転換期でした。
後悔だと思っていた時代は、まさに僕を僕たらしめることになった貴重な日々だったのです。
今の自分と囚人牢獄の時代の自分では、明らかに内面の在り方が違います。
そんな囚人牢獄の時代に対して、つい最近まで頭から離れない以下の後悔を抱いていました。
「もっと青春時代を楽しんでおけば良かった!」
これは当時の僕からしたらとんでもない発言なんですよ。
当時は青春時代なんてものをむしろ憎んでいたし、青春なんてごみ箱に捨てて早く老人になりたいくらいに思っていました。
そのような歪んだ考え方をしていた時期だったのです。
そんな当時の僕に対して「青春時代をもっと楽しんでおけばよかった」なんてありえない後悔なのです。
しかし内面に正常さが戻ってきた現在の僕から見ると、「なんであのとき青春時代を満喫しなかったのか?かたくなにそれを否定していたのはなぜか?」なんて後悔がわき上がってきたわけです。
心では、あの時はそういう人間だったから仕方がないと分かっている。
でも時折、どうしようもなく頭から離れない後悔の念が襲ってくる時がありました。
でも断言しますが僕にとって「青春時代とは人生全体」を指すのです!
決して10代20代だけが青春時代じゃないのです。
青春時代とは心の在り方です。
自分が青春時代だと感じている限り、70代だろうと90代だろうと、その人は青春時代を生きているのです。
この意味で、僕は今この瞬間も青春時代を生きています!
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頭から離れない後悔の乗り越え方:後悔の原因になったものを特定する
頭から離れない後悔を解消するために僕は、後悔の原因になった出来事をさかのぼって調べることにしました。
どうして当時の僕は囚人のような心境で、人生を諦めたように生きていたのか?真剣に考えてみました。
すると中学2年生の時に起こった、様々な嫌な出来事が尾を引きづっていたことが分かりました。
僕のなかで中学2年生は人生最悪の時期でして、次々に思い出したくない出来事がありました。
そんな嫌~な波動を引きづって残りの中学や高校生活を送り、その後の囚人牢獄状態に入ったわけです(笑)
今回、後悔の原因を調べて以下の事が分かりました。
「後悔の原因になった心の傷を癒してあげないままに、表面だけつくろって生活していたから、内面に歪んだ感覚が出来てしまった」
僕の場合心の傷に向き合うことなくそのままフタをして見ないようにしていたたため、内面で異常事態が発生して異端な人生を歩む原因となったのです。
大切なのは、頭から離れない後悔の原因を探り、後悔と真正面から向き合うことです。
僕は頭から離れない後悔と向き合うために、以下のようなワークを始めました。
・後悔の原因になった出来事を特定して、なぜ後悔するような行動をしてしまったのかを明確にする
・頭から離れない後悔を心の底から感じつくす
・後悔をした体験で得られたメリットとデメリットをひたすら紙に書きだす
・後悔した人生を受け入れて、ここからどう生きていきたいのかを紙に書き出す
・望む人生を叶えるためにイメージングやアファメーションを行い、行動に出る
一つ一つ見ていきましょう。
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頭から離れない後悔の乗り越え方:後悔の正体をつきとめる
頭から離れない後悔があったらその後悔がどんなもので、何が原因で生まれたのかを把握することが大切です。
何か分からないものに対して後悔を感じていると、永遠に悩み続けるという泥沼状態に陥ります。
後悔している事の正体をつかんで、次に打つべき手を見つけるのです。
頭から離れない後悔の乗り越え方:後悔を心の底から感じつくす
僕は後悔の念をとことん感じつくす事にしました。
後悔の感情が嫌だからって目を背けていると、いつまでたっても後悔の念は癒されません。
しっかり後悔している感情を感じきることで、次の未来を見据えることが出来ます。
例えば本を読んでいるときに突然後悔の念がわいてきたら、僕はすぐ横になって自分が何に対して後悔しているのかを問いました。
そして当時の自分を思い出して、そのような行動をしたのは仕方なかったということをいい聞かせたのです。
今は感じ方が違くても、少なくとも当時の自分はそういう人間だった。だから仕方なかったと。
これを丁寧に一つ一つの後悔に行っていくと、心が楽になります。
頭から離れない後悔の乗り越え方:後悔のメリットとデメリットを紙に書きだす
頭から離れない後悔の原因になった出来事の、メリットとデメリットを書き出すという作業をしました。
どんな出来事にも必ず良い面と悪い面があります。
あなたが感じる後悔にも嫌な出来事だけではなく、それを体験したことで良かった面がどこかにあるはず。
それを紙に書きだしていくのです。
僕の場合、メリットは表現者としての基礎を作った超重要な期間でした。
でも見方を変えれば、もっと青春らしい青春を生きてみたかったというデメリットにもつながります。
他にも細かいものを全部メリットデメリットとして書き出します。
こうすることで後悔も悪い面だけでないんだなと気づけます。
その後悔があったおかげで、自分らしい人生になっている。
その後悔があなたの人生をあなたらしいものにしているという面もあるのです。
後悔はあなたの人生を彩る個性でもあります。
このように考えると頭から離れない後悔に対して、もっと楽に付き合えるようになりました。
頭から離れない後悔の乗り越え方:後悔を受け入れて望む人生を書き出す
後悔の正体や原因を特定し、後悔の感情を感じつくし、後悔から見えるメリットとデメリットを明確にしたら次に何をするのか?
後悔をそのまんま受け入れるのです。
あの時にあの道を選択した。
それがあなたの人生であり、個性だったのです。
この事実をありのままに受け入れましょう。
僕が頭から離れない後悔を乗り越える最大のキッカケとなったのが以下の質問でした。
「それで、これからどう生きたいの?」
後悔をしたという事は、同時に今後どう人生を生きたいかが分かったはずです。
それならば本当に望む人生を実現していきましょう!
後悔したことで、本当の自分の望みが分かった⇒一番望む現実を作りに行く。
あれがしたかった、これがしたかったと思うなら、それら全部これから叶えていきましょう!
いまからではどうにもならない事は諦めるしかないでしょう。
しかし挑戦出来ることはあるはずです。
今からでもやれることがあるのなら、必ずそれを実現していきましょう!
これからあなたが人生で体験したいことを紙に全て書き出して下さい。
例えば僕の場合であれば
「青春らしい青春を体験したかった」⇒「これから体験したいことを全部体験してしまえばいい!」
となります。
後悔をした人生を生きたのは仕方なかったし、そこから学んで成長できたのだから良かった。
それならここから先はあなたが本当に体験したかった人生を作っていけばいいのです!
後悔して苦しんだんだから、二度と後悔しないように毎日を全身全霊で生きていく。
やりたいと思ったことには果敢に挑戦していく。
後悔したことによって、悔いのない人生を生きるチャンスをもらえたわけです。
僕たちが体験したい現実は、体験することが出来ます。
あなたが今何歳でも、どんな過酷な状況にあろうとも、自分で無理だと否定しない限り必ず望む未来を創ることが出来ます。
人間は自分の思いが人生を作っているのです。
あなたが思考を向けるものが現実に引き寄せられてきます。
あなたの思いや感情を、望む現実が達成された状態にいつも向けていて下さい。
望む現実をありありとイメージして、それが実現した時の感覚を感じるのです。
こうすることで望む現実を引き寄せ始めることが出来ます。
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頭から離れない後悔の乗り越え方:本当に望む人生を叶えに行く
望む人生を実現するためには、あらかじめこれから行うことが完璧にうまくいっているイメージを頭に持った上で、直観に従って行動を起こすとうまくいきやすくなります。
あなたの望むことが完璧に実現した状況をイメージして、望みが実現した時の感覚を感じるのです。
すでに望みが達成している自分なら今どう行動するか?この感覚でいることが大切です。
イメージングをする際僕は瞑想を行いますが、リラックスしてる状態ならどんなやり方でイメージしても大丈夫です。
さらに普段から自分に対して気分が前向きになるような言葉かけを行うことで、望む現実を引き寄せやすくなります。
例えばあなたがお金持ちになりたいのなら「私は大富豪です」と言い続けるのです。
「大富豪です」って言ってもそんな言葉信じられないよと思う場合は、「~になりつつあります」という言い方の方が良いでしょう。
「私は今あらゆる面で豊かになりつつあります」とか「私は大富豪になりつつあります」とか、望みが達成されつつあるという事を言葉に出して言うのです。
自分に対して言葉がけを行う時は「~になりませんように」という否定形の言い方は避けましょう。
例えば「病気になりませんように」ではなく「私は完璧に健康であることに感謝します」の言い方にします。
潜在意識は否定形の言葉を理解しません。
「病気になりませんように」だと「病気」という言葉を拾って、病気になるような現実を作りだします。
自分に対して言葉かけをする時は、望む状態をダイレクトに言うようにして下さい。
自分の望みが完璧に達成された状態をイメージしてその感覚を感じ、自分に対する言葉かけを行い続けることで、望む現実が引き寄せやすい状態になっています。
この上で直観に従って行動していくのです。
望む状態をイメージしない段階でむやみやたらに動いても、中々徒労に終わる可能性が高いです。
人の思いが現実を作り出しているからです。
望む状況があるのならまず初めにイメージして、それがすでに実現した感覚で行動していきましょう!
頭から離れない後悔の乗り越え方の最後に
頭から離れない後悔ってすごく苦しい感情ですよね。
でも後悔と正面切って向き合い、その感情を感じきることで次の未来に意識を向けることが出来ます。
頭から離れない後悔を感じたら僕は以下のような乗り越え方をしました。
1.後悔することになった原因や正体を把握して、後悔と向き合う。
2.頭から離れない後悔の感情をとことん感じきる
3.後悔をしたことによるメリット、デメリットを書き出して、後悔は悪い面だけじゃないことに気づく
4.あるがままに後悔の人生を受け入れたら、ここから本当に望む人生を紙に書きだす
5.イメージングや自分に対する言葉かけを行った上で、次の行動に出る
この5ステップを踏んだおかげで、僕の中で後悔は別の感情に変わりました。
後悔のおかげで自分の人生と向き合うことが出来、後悔から多くの学びを得て成長することが出来たのです。
後悔のおかげで自分の本当の望みに気づくことが出来、新しい人生を歩み始めるキッカケになりました。
同時に後悔は、人生に自分らしい最大の個性を与えてくれるものです。
その後悔があったからこそのあなたの人生なのです。
こう考えると頭から離れない後悔は、人を成長させてくれる貴重な人生体験だったという事が分かります。
頭から離れない後悔を辛いことと捉える意識から、少しでも良かったことだったという方向に変えて、そこから本当に望む人生を作っていきましょう!