大草原の小さな家で、お父さん役を演じたマイケルランドンの存在感はあまりに大きい!
「大草原の小さな家」は作者のローラ・インガルス・ワイルダーの自伝的小説を基にしたドラマです。
主人公はローラのはずなんだけど、お父さん役のマイケルランドンが主人公では?って思うくらい、重要なキャラクターです。
僕はドラマ「大草原の小さな家」と出会って最大の感動を受けて以来、何度もこの作品を観てきました。
それで思うのは~
「ローラと父さん役のマイケルランドンは、ダブル主人公?」
「大草原の小さな家の製作も含めて、実質的な主人公はお父さん役のマイケルランドンにある」
と感じています。
マイケルランドンは、波乱万丈な人生を歩んでいます。
その生涯で、3回も結婚をしていたマイケルランドン。
西部劇ボナンザに出演したマイケルランドンは、どのような経緯で大草原の小さな家に出演することになったのか?
「大草原の小さな家」でマイケルランドンが脚本&監督を務めるエピソードの魅力とは?
「大草原の小さな家」を心から愛する筆者がボナンザや結婚を含めて、マイケルランドンの人生や作品の魅力を詳しく解説していきます!
2021年10月14日追記
大草原の小さな家のマイケルランドンに関する4コマ漫画を描きましたので、まずはそちらをご覧ください♪
前後のエッセイ漫画は以下リンクに載ってます!
Contents
- 1 【大草原の小さな家のお父さん役】マイケルランドンとは?
- 2 マイケルランドンの人生1:お父さんとお母さん
- 3 マイケルランドンの人生2:少年時代の苦い思い出
- 4 マイケルランドンの人生3:まさかの挫折
- 5 マイケルランドンの人生4:映画デビュー
- 6 マイケルランドンの人生5:西部劇「ボナンザ」に出演
- 7 マイケルランドンの人生6:NBCに企画書を持っていく
- 8 マイケルランドンの人生7:大草原の小さな家に出演
- 9 マイケルランドンの人生8:実生活も子供好きだった?
- 10 マイケルランドンの人生9:三回結婚をする
- 11 マイケルランドンの人生10:早すぎる死
- 12 マイケルランドンのその他の出演作品
- 13 【大草原の小さな家】マイケルランドンの脚本&監督回の魅力
- 14 大草原の小さな家のお父さん役の魅力とは?
- 15 大草原の小さな家のマイケルランドンの最後に
【大草原の小さな家のお父さん役】マイケルランドンとは?
ドラマ「大草原の小さな家」のお父さん役(チャールズ・インガルス)を演じたマイケルランドン(1936年10月31日~1991年7月1日)は、映画監督、俳優、脚本家、プロデューサーをしていました。
マイケルランドン(Michael Landon)は、ニューヨーク市クイーンズ区フォレストヒルズ生まれで、本名を「ユージン・モーリス・オロウィッツ(Eugene Maurice Orowitz)」といいます。
マイケルランドンは「マイク(Mike)」というニックネームで呼ばれることもありました。
マイケルランドンの利き手は左手です。
マイケルランドンは1984年8月15日に、カリフォルニア州ハリウッドにある1500 North Vine Streetという場所で、ハリウッドウォークオブフェイムの星を受賞しています。
1990年にはその功績から、第42回エミー賞を受賞しました。
マイケルランドンは多趣味な人で、以下の趣味があったようです。
●釣り
●空手
●ゴルフ
●水泳
●家族と過ごすこと
●絵を描く
●料理
●重量あげ
マイケルランドンの身長
マイケルランドンの身長は約1m75㎝あります。
大草原の小さな家で大柄な体格をしていたので、身長は高そうに見えた人もいるのでは?
そんなマイケルランドンの身長は、日本人男性の平均身長より大きかったのですね。
マイケルランドンの人生1:お父さんとお母さん
マイケルランドンのお父さんはユダヤ人で、エリ・モーリス・オロウィッツといいます。
マイケルランドンのお父さんはスタジオの広報担当であると同時に、ユダヤ系列の劇場を運営していました。
マイケルランドンのお母さんはアイルランドのカトリック教徒の人です。
名前を、ペギー・キャスリーン・オニール・オロウィッツといいます。
マイケルランドンのお母さんは、ダンサーやモデル、歌手、舞台女優をしていました。
マイケルランドンは4歳のとき、ニュー・ジャージー州コリングズウッドに家族で移り住むと、その地で「バル・ミツワ―」を受けています。
「バル・ミツワ―」とは、ユダヤ教徒における成人式のことです。
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マイケルランドンの人生2:少年時代の苦い思い出
マイケルランドンには、少年時代の苦い思い出があります。
マイケルランドンの母親が、自殺未遂の常習犯だったからです。
マイケルランドン一家が海に遊びに行ったときに、お母さんが溺れて自殺しようとしたことがありました。
その時はマイケルランドンがお母さんを助けたんですが、子供心を察するに苦い思い出だったでしょう。
マイケルランドンはお母さんが自殺をくりかえす、厳しい環境の中で成長していきました。
「大草原の小さな家」のチャールズとして見ると意外ですが、マイケルランドンは少年時代ひ弱な子供だったようです。
マイケルランドンは、高校時代にスポーツを始めてから変わりました。
高校時代にマイケルランドンは、やり投げや陸上競技をやっていたようです。
マイケルランドンはとくにやり投げで才能を発揮し、いろんな大会に出場しています。
マイケルランドンは1954年にニュージャージー州コリングスウッド高校を卒業しました。
成績はクラスの最下位から3番目だったらしく、IQは159あったようです。
マイケルランドンは有望なやり投げ選手だったので、奨学金を獲得して南カルフォルニア大学に入学しました。
マイケルランドンの人生3:まさかの挫折
マイケルランドンの人生を見ていると、このままやり投げ選手として活躍していきそうですよね。
しかし運命の歯車は、変わります。
マイケルランドンはケガをしたことがキッカケで、アスリート活動をやめることになります。
マイケルランドンは肩の靭帯が切れてしまい、やり投げを続けることができなくなりました。
そして、南カルフォルニア大学も中退してしまうマイケルランドン。
途方に暮れたマイケルランドンは、いろいろな仕事をしながら将来の道を探ります。
マイケルランドンはこの当時、倉庫やガソリンスタンドで働いていたようです。
ほかにも、毛布を売る仕事をしたこともあったといいます。
マイケルランドンは俳優や監督として成功する以前は、歌手活動をしていたこともあったとのこと。
やがてマイケルランドンは演劇と出会い、役者の道を志します。
マイケルランドンの人生を見ていると、僕は以下の感じを受けます。
マイケルランドンが本当にすべきことは、やり投げではなく俳優の道にある。
「大草原の小さな家」を生み出す運命にあったのだと。
だからマイケルランドンはケガをし、演劇の道にたどり着いたのではないか?
そんな不思議な縁を感じてしまうのです。
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マイケルランドンの人生4:映画デビュー
マイケルランドンはワーナー演劇学校で学んだ後、1956年に映画デビューを果たします。
1957年からは、テレビの仕事も引き受けるようになったマイケルランドン。
俳優として駆け出しのころのマイケルランドンは、B級映画や安っぽいホラー映画に出演することが多かったようです。
マイケルランドンの人生5:西部劇「ボナンザ」に出演
マイケルランドンは1959年に始まった西部劇のテレビドラマ「ボナンザ」で、3男のジョー役にキャストされました。
「ボナンザ(原題:Bonanza)」は、1959年から1973年にかけてアメリカで放送された、ホームドラマタイプの西部劇です。
ボナンザに出演したことで、マイケルランドンのキャラクターがウケて、人気者になります。
またマイケルランドンは「ボナンザ」で、脚本や演出にも関わるようになりました。
役者だけでなく、ドラマの制作側でも活躍し始めたのね
これが後年「大草原の小さな家」の監督、制作、役者としての活躍に結びついていきます。
1959年に始まったボナンザは、14年間放送され、全430話が作られました。
マイケルランドンの人生6:NBCに企画書を持っていく
「ボナンザ」の製作が終わったころ、マイケルランドンは次の作品構想について、以下の興味深い言葉を残しています。
「人間関係にまつわる問題や、人が積み上げていく経験を描く作品を作りたい」~マイケルランドン
出典:ヨムミル
そんな頃マイケルランドンは、ある作品と運命的な出会いを果たします。
「大草原の小さな家」でした。
マイケルランドンが家に戻ると、娘がローラ・インガルス・ワイルダーの「小さな家」シリーズを読んでいました。
「小さな家」シリーズの小説は娘だけでなく、ランドン夫人も子供時代から愛読していたとのこと。
直感をうけたマイケルランドンは、NBCテレビ局に「大草原の小さな家」の企画書を作り、持っていきます。
これがきっかけで、ドラマ「大草原の小さな家」は作られることになりました。
大草原の小さな家のドラマ化のために、初めに動いたのがマイケルランドンだったのです!
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マイケルランドンの人生7:大草原の小さな家に出演
マイケルランドン一世一代の代表作といえる「大草原の小さな家」は、1974年に放送が始まります。
マイケルランドンが演じたのは、お父さん役のチャールズ・インガルス。
優しくたくましい、ローラたちのお父さんを演じたマイケルランドンは、最大の当たり役となりました。
原作の大草原の小さな家に登場するチャールズ・インガルスはひげを生やしています。
しかし、マイケルランドンが演じたお父さんはひげをつけませんでした。
「大草原の小さな家」でマイケルランドンは俳優や脚本、演出、監督や制作に関わっています。
マイケルランドンは、まさに大草原の小さな家の根源的存在でした。
マイケルランドンが監督業を始めたのは、32歳のころです。
「大草原の小さな家」は世界中で人気を集め、放送終了後もどこかの国で再放送されているドラマだといわれています。
大草原の小さな家でマイケルランドンが演じたチャールズインガルスは、テレビガイド「史上最高の50人のテレビパパ」(2004年6月20日号)のランキングで、第4位になっています。
マイケルランドンは「大草原の小さな家」の他にも出演作品があります。
しかしチャールズ・インガルスの印象は強烈で、大草原の小さな家を超える作品はなかったと言えるでしょう。
大草原の小さな家のチャールズインガルスの声優
ドラマ「大草原の小さな家」で、チャールズインガルス役の声優を担当したのは、柴田侊彦 さんです。
映像と声優が一新されて、2019年に放送が始まったNHK BS4K版でチャールズインガルスの声優を担当するのは森川智之さんです。
マイケルランドンの人生8:実生活も子供好きだった?
マイケルランドンは「大草原の小さな家」のお父さんのように、実生活でも子供好きだったようです。
マイケルランドンは3回の結婚をしており、計6人の子供がいました。
息子の一人、マイケルランドンJrは俳優になっています。
マイケルランドンJrは、「ボナンザ・リターンズ(原題:BONANZA: THE RETURN)」(1993年)に出演しています。
マイケルランドン初の当たり役となった「ボナンザ」の続編「ボナンザ・リターンズ」(1994年)に、息子のマイケルランドンJrが出演するというのは、運命を感じます。
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マイケルランドンの人生9:三回結婚をする
マイケルランドンは、生涯で3回結婚をしています。
3回の結婚というと、チャールズ・インガルスのイメージからはかけ離れますね。
マイケルランドンは、以下の女性と結婚しています。
1人目の妻⇒ドディ・レヴィー・フレイザー(結婚した期間/1956年3月1日~1962年12月1日):子供2人
2人目の妻⇒マージョリー・リン・ノエ(結婚した期間/1963年1月12日~1982年1月2日):子供4人
3人目の妻⇒シンディ・ランドン(結婚した期間/1983年2月14日~1991年7月1日):子供2人
1人目の妻ドディと結婚したとき、マイケルランドンの両親は結婚式に来なかったといいます。
マイケルランドンはボナンザに出演しているときに2番目の妻リンと出会い、1963年に結婚しました。
意外にもマイケルランドンは「大草原の小さな家」シーズン7を制作をしている頃、制作スタッフの女性と浮気をしています。
このためマイケルランドンは2番目の妻リンと別れることになり、出演予定だったCMも降板することになりました。
ええ!「大草原の小さな家」のお父さん役の人が
って思わず突っ込みたくなってしまう事実ですね。
マイケルランドンの浮気がきっかけで、メアリー役のメリッサ・スー・アンダーソンなど数名のキャストが、大草原の小さな家シーズン7の最終回で降板する話にも広がりました。
マイケルランドンが2番目の妻リンと別れるとき、2600万ドルのお金がかかったといわれています。
マイケルランドンは350万ドル相当で、35部屋あるビバリーヒルズの豪邸を、リンにあげています。
リンはマイケルランドンが亡くなったとき、葬式には来ませんでした。
リンにとってマイケルランドンとの離婚は、死んだように辛い体験だったからです。
マイケルランドンの最後の妻となるシンディ・クレリコとは、大草原の小さな家の終盤付近(1981年)で出会い、2年後に結婚しています。
シンディは、元メイクアップのアーティスト業をしていた女性です。
ちなみに「大草原の小さな家」でローラ役を担当したメリッサ・ギルバートは、作品外でもマイケルランドンを慕っています。
メリッサは自分の息子に「マイケル」と名前をつけました。
2021年11月12日追記
マイケルランドンが撮影セットで浮気をしていた?
なんとお母さん役のカレン・グラッスルが出版する回登録「Bright Lights, Prairie Dust: Life, Loss and Love from Little House’s Ma(原題)」に、マイケル・ランドンの驚きの行動が暴露されたそうです。
なんとマイケルランドンが撮影場所のセットで、10代のスタントウーマンと浮気をしていたとのこと!
インガルス一家の養子となったカサンドラ(ミッシー・フランシス)のスタンドパーソンを担当した18歳のシンディという女性が相手だったそうです。
マイケルランドンとシンディは周りが分かるくらいあからさまに、仲が良かったようです。
カレングラッスルは撮影のセットでマイケルランドンが一番会話する相手はシンディだったと証言しています。
2人が話に熱中し相手のことしか見えてない状態で、周りはとてもきまずく、見て見ぬふりをしていたそう。
やがてマイケルとシンディの関係が、妻リンにバレて離婚につながってしまいます。
さらにシンディはマイケルとリンの離婚がすむ前に、妊娠もしていたようです。
カレングラッスルによると、当時マイケルランドンは、「自分の性欲が復活した」とおおっぴらに言っていたようです。
またマイケルがメイク用のテーブルに来た時、中年男性に「ミツバチ花粉がどんな効果をもたらすか」について、楽しそうにしゃべっていたとカレンが打ち明けています。
マイケルランドンの行動に不快感を感じていた1人が、オルソン夫人役のキャサリン・マグレガーでした。
元々キャサリンはマイケルとの仲があまり良くなかったようです。
そのためか大草原の小さな家のプロデューサーでもあるマイケルランドンは、キャサリンのギャラを少なくするなどの嫌がらせをしたこともあるようです。
なんかキャサリンマグレガー、かわいそうですね…
マイケルランドンの不倫事件がきっかけで、キャサリンとの関係はより悪くなっていったとカレンは打ち明けています。
カレングラッスルはマイケルとキャサリンに対して「お互いに対する理解が十分でなかった。でもマイケルの女性に対する態度はいつもそんなものだった」と告白しています。
カレングラッスルはシンディが妊娠したことについて、皮肉たっぷりに「ミツバチ花粉に効果があったということだろう」と言っていることから、マイケルに対する非難めいた気持ちも少なからずあったことでしょう。
ぼくも今回マイケルランドンのこのような情報を目にして、驚きました。
でもぼくがいつも思うのは、「自分は大草原の小さな家に出てくるチャールズ・インガルスやキャラクター達、その世界が好きなのだ」ということです。
人は良いドラマを観た後、その作品に出演した役者がどんな人だったかと興味を持つものです。
でもぼくにとっては大草原の小さな家にでていたチャールズ・インガルスは、マイケルランドンではなくチャールズ・インガルスなのです!
母さんはカレン・グラッスルではなく、キャロライン・インガルスなのです!
そしてチャールズ・インガルスやその世界の人々は、今この瞬間、宇宙のどこかに存在している…
ぼくはそう思っているのです!
だからマイケルランドンがどんな人だったかについては、情報としてはいろいろ言われてるかもしれませんが、そんなことはどうでもよいのです!
だって大草原の小さな家にでてたお父さんは、チャールズ・インガルスであり、ローラ達の良きパパであり、チャールズその人達がきっと宇宙のどこかに存在しているのだから!
マイケルランドンの人生10:早すぎる死
マイケルランドンは1991年(54歳)に、早すぎる死を迎えます。
死因は、すい臓ガンでした。
マイケルランドンは大のタバコ好き、お酒好きなことで知られています。
マイケルランドンはタバコをたくさん吸うので、靴下までタバコ臭かったといいます。
そのためボナンザに出演した時のマイケルランドンは、「ソックス」と呼ばれたこともありました。
マイケルランドンは1961年あたりから、毎日フィルターのついてないメンソールタバコを4パック吸っていたようです。
このヘビースモーカー具合が、すい臓ガンの原因といわれています。
マイケルランドンとエドワーズ役のヴィクター・フレンチは、友達でした。
ヴィクター・フレンチが1989年に亡くなった時、マイケルランドンは妻にすすめられて夏にタバコをやめています。
1990年代に入って、急激に体の調子が悪くなったマイケルランドン。
病院で検査すると、体にすい臓ガンがあることを知らされます。
1991年にマイケルランドンは、抗がん剤は使わず自然療法でガンを直すことを、マスコミで告白しました。
しかし闘病中のマイケルランドンはガンの進みが早く、1991年7月に亡くなってしまいました。
54歳の生涯でした。
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マイケルランドンのその他の出演作品
マイケルランドンは「大草原の小さな家」終了後、エドワーズおじさん役で有名なヴィクター・フレンチと組んで「Highway to Heaven」というドラマに出演しました。
「Highway to Heaven」では、多くの物語でマイケルランドンが監督と脚本を担当しています。
「Highway to Heaven」で、マイケルランドンは地球にやってきた天使を演じます。
ヴィクター・フレンチ役の相方と天使は、セダンに乗って車旅を始めました。
そして、出会った悩める人間を助ける物語となっています。
5年に渡り、マイケルランドンは「Highway to Heaven」で演じました。
しかし「大草原の小さな家」のお父さん役のイメージが強すぎたため、日本ではそれほど知名度は高くないですね。
1976年には、マイケルランドンが監督&脚本&主演を担当した映画ドラマ「ある勇気の物語! 孤独のマラソンランナー(原題:The Loneliest Runner)」が作られます。
「孤独のマラソンランナー」は、おねしょが直らない中学生の少年が主人公の作品です。
「孤独のマラソンランナー」は実体験を描いているといわれており、マイケルランドンの半自伝的なドラマといえます。
他にもマイケルランドンが出演した作品には以下があります。
●「ボナンザ」テレビドラマ(1959年~1973年)
●「大草原の小さな家」テレビドラマ(1974年~1982年)
●「カムバック」(1983年)⇒(ちょっと変わったラブロマンス&アドベンチャーもの)マイケルランドン主演
●「Sam's Son」ドラマ(1984年)⇒(サムの息子事件を基にして作られた)マイケルランドン主演
●「Highway to Heaven」テレビドラマ(1984年~1989年)⇒ヴィクター・フレンチと共演
●「鳩が死ぬ時」ドラマ(1990年)⇒マイケルランドン主演
など、ドラマや映画の両面で活躍しました。
いずれもマイケルランドンが得意な、人間ドラマの内容となっています。
マイケルランドンの代表作は大草原の小さな家、ヴィクター・フレンチと共演した「Highway to Heaven」や西部劇「ボナンザ」です。
マイケルランドンが出演したテレビドラマの「ボナンザ」「大草原の小さな家」「Highway to Heaven」は、どれも放送期間が5年以上あります。
テレビドラマの代表作3つが5年以上放送された俳優は、前代未聞なようです。
【大草原の小さな家】マイケルランドンの脚本&監督回の魅力
「大草原の小さな家」でマイケルランドンが監督&脚本を務めるエピソードは、本当に傑作が多いです!
僕は「大草原の小さな家」のDVDを持っており、全エピソードを観ました。
マイケルランドンが監督&脚本を担当したエピソードは、決まって感動的な印象があります!
マイケルランドン以外の人が監督&脚本を担当する作品も、良いものはあります。
でもやっぱりマイケルランドンが監督&脚本を担当する物語には、特別な魅力があるのです。
その魅力とは「人情」!
「大草原の小さな家」には、親と子の愛・家族愛・隣人愛のテーマがあります。
物語の視点が親側と子供側2つ存在し、親と子がリンクして物語が進む展開が多い。
「大草原の小さな家」は、親と子が一緒に楽しめるように作られているのです。
「大草原の小さな家」は時に、悲しい現実にも目を向けさせます。
大草原の小さな家の時代には自然の驚異、動物の恐ろしさ、ならず者やインディアンとの事件など、現代とは違う生活環境がありました。
「大草原の小さな家」の舞台・西部開拓時代で生きることの困難さを、表現してるのだと思います。
複雑な物語も最終的に親と子供の愛情(家族愛)というテーマに着地させる「大草原の小さな家」。
大草原の小さな家は、大人と子供を物語でリンクさせているのです。
親子で楽しめる物語が、家族愛や隣人愛のテーマに着地するストーリー構成に、ぼくは毎回胸を打たれました。
マイケルランドンが監督&脚本を務めるエピソードは、人情要素がより強く表現されてる気がします。
大草原の小さな家は、濃厚な人間ドラマなんですね。
「ローラの祈り」は、マイケルランドンが監督&脚本を務めた大傑作です!
マイケルランドンが監督脚本を務めるエピソードは、シリーズ冒頭や最終回、中盤の盛り上げどころなど、重要部分で登場することが多いですね。
さりげなく胸にしみわたる、人情を描いた感動。
それがマイケルランドンの生み出す、物語の特徴です。
僕は「大草原の小さな家」を観なおしてますが、マイケルランドンの監督&脚本した作品は、特に感動的です。
漫画を描く人は「大草原の小さな家」を観ることをおすすめします。
人間関係を丁寧に描く「大草原の小さな家」のドラマは、物語作りに役立ちます。
漫画描きの僕は大草原の小さな家を見て、だいぶ物語作りの勉強になりましたから。
マイケル・ランドンが監督&脚本を担当した名作エピソードに「悲しいボクサー」があります。
資本主義の闇と家族愛を描く、感動的なエピソードについては、以下の記事に載ってます。
他にもマイケルランドンが脚本&監督を担当した名作エピソードに「ある少女」があります!
アルバートの恋愛が描かれる、衝撃的な物語をネタバレで書きました♪
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大草原の小さな家のお父さん役の魅力とは?
お父さんのヒーロー!
ぼくがチャールズ・インガルスに感じる思いは、これです。
チャールズ・インガルスといえば「強くて頼りになる、優しいお父さん」。
よくある現実的な、人間臭いお父さんではありません。
チャールズ・インガルスは「こんなお父さんがいたら良いよね」っていう、理想的なお父さん像です。
マイケルランドン演じるお父さんは、ローラ達から見れば正義のヒーローみたいな存在かもしれません。
ウォルナットグローブの街でもめごとがあると、インガルス一家が中に入って、問題解決に導く物語がよくあります。
インガルス一家は正義の味方として登場し、悪い連中を追放する展開も多いです。
そのとき正義の象徴になるのが、チャールズ・インガルスなんですよ。
例えば
●街で野球大会があれば活躍するお父さん
●街に悪者がやってきたとき、退治に行こうとするお父さん
●近所に嘘つきで人に迷惑をかける青年がやってくると、青年を良い道に戻すために説得しようとするお父さん
他者のもめごとに介入して、物事を正しい方向へ導こうとする姿が、お父さんに感じられます。
良くも悪くも、アメリカを象徴するようなインガルス一家のお父さんだと思います。
これは筆者の目線から見ると、「ヒーローお父さん」という魅力に映るのです!
大草原の小さな家のマイケルランドンの最後に
ここまで、大草原の小さな家のマイケルランドンの人生について見てきました。
マイケルランドンは、大草原の小さな家の実質的な主人公といえます。
原作「大草原の小さな家」の主人公は、ローラ・インガルス・ワイルダーです。
しかしドラマ版「大草原の小さな家」は、マイケルランドンの方が存在感が大きい気がします。
ドラマ放映時の新聞には主人公ローラ役の名前の前に、マイケルランドンの名前が載っていました。
つまり「大草原の小さな家」の核心を握っており、裏主人公といえるのが、マイケルランドンなのです。
監督から脚本、制作や俳優をこなし、「大草原の小さな家」の名作エピソードを生み出してきたマイケルランドン。
そんなマイケルランドンが書く物語の魅力は「人間のドラマを正面からとらえる、家族愛・隣人愛」にありました。
人情ドラマなのです!
若いマイケルランドンがやり投げ選手として成功しかけた矢先、ケガで選手生命を絶たれた運命に僕はこう感じます。
「マイケルランドンは大草原の小さな家をドラマにするべく生まれ、永遠の傑作としてこの世に残す使命があった」
極端な言葉に感じられますが、そのくらいドラマ「大草原の小さな家」は素晴らしい作品です!
父さん役のマイケル・ランドンは、エドワーズ役の人と仲が良かったそうです。
エドワーズおじさんの人生や、エドワーズ役の人、タッカーじいさんの元ネタなどについてを解説した記事は以下のリンクからどうぞ♪
大草原の小さな家に出演したキャストに関する記事は、以下のリンクに載っています♪
いつもブログをお読みいただきありがとうございます!