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大草原の小さな家

大草原の小さな家のマイケルランドンは隠れ主人公?お父さん役の魅力

投稿日:2018年3月24日 更新日:

大草原の小さな家 マイケルランドン トップ画像 ワイオミング

大草原の小さな家と言えばお父さん役を演じたマイケルランドンの存在感はあまりに大きいですね!

「大草原の小さな家」は作者のローラ・インガルス・ワイルダーの半自伝的小説を基にしたドラマ。 

なので主人公は次女ローラのはずなんだけど、お父さん役であるマイケルランドンが主人公では?って思うくらい重要なキャラクターになってます。

 

僕はドラマ「大草原の小さな家」と出会い最大のを受けて以来、何度もこの作品を観てきました。

 

それで思うのは

「ローラと父さん役のマイケルランドンはダブル主人公?」

「大草原の小さな家の製作も含めて実質的な主人公はお父さん役のマイケルランドンにある」

と感じています。

 

そんなマイケルランドンはどんな人生を歩んだ人なのか?

「大草原の小さな家」でマイケルランドンが脚本&監督を務めるエピソードの魅力とは?

 

「大草原の小さな家」を死ぬほど愛する粕川が、マイケルランドンの表現者としての凄さや人生、作中でのお父さんの魅力などについて解説していくので是非最後までご覧になっていって下さい!

 

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【大草原の小さな家のお父さん役】マイケルランドンとは

 

海外ドラマ「大草原の小さな家」のお父さん役(チャールズ・インガルス)を演じたマイケルランドン(1936年10月31日~1991年7月1日)は、映画監督、俳優、テレビドラマ製作、脚本家を務めたアメリカのクリエーター。

 

マイケルランドンはニューヨーク市クイーンズ区生まれで、本名を「ユージン・モーリス・オロウィッツ」と言います。

 

1990年にはその功績からエミー賞を受賞しています。

 

【大草原の小さな家のマイケルランドン】お父さんとお母さん

 

マイケルランドンのお父さんはユダヤ系列の劇場オーナー、お母さんはダンサーやモデル、歌手、舞台女優をしていました。

マイケルランドンの両親はどちらも芸能に関わっていた人だったのです。

 

マイケルランドンは4歳のときニュージャージー州コリングズウッドに家族で移り住むと、その地で「バル・ミツワ―」を受けています。

「バル・ミツワ―」とはユダヤ教徒における成人式のことです。

 

【大草原の小さな家のマイケルランドン】少年時代の苦い思い出

大草原の小さな家 マイケルランドン 少年時代の苦い思い出

 

マイケルランドンには少年時代の苦い思い出があるようです。

それはランドンの母親が自殺未遂の常習犯だったこと。

 

マイケルランドン一家が海に遊びに行ったときに、お母さんが溺れて自殺しようとしたこともありました。

その時はマイケルランドンがお母さんを助けたんですが、子供心を察するに強烈に苦い思い出だと想像できます。

 

このようにマイケルランドンはお母さんが自殺をくりかえすという厳しい環境の中で成長していきました。

「大草原の小さな家」のお父さんチャールズ・インガルスから見ると意外ですが、マイケルランドンは少年時代ひ弱な子供だったといいます。

 

しかし高校生の頃にスポーツを始めるようになると、ランドンにはやり投げの才能があることが発覚。

マイケルランドンはやり投げ選手としてたくさんの大会に出場し、活躍するようになりました。

 

やり投げ選手として見込まれ、奨学金を獲得するとマイケルランドンは南カルフォルニア大学に入ります。

 

【大草原の小さな家のマイケルランドン】まさかの挫折

大草原の小さな家 マイケルランドン まさかの挫折

マイケルランドンの人生を見ていると、このままやり投げ選手として活躍していきそうですよね。
しかし運命の歯車はそれを許しませんでした。

 

マイケルランドンは大学にいる時にケガをしたことがキッカケでアスリート活動をやめざるを得なくなったのです。

 

そして大学も中退してしまうマイケルランドン。

途方に暮れたマイケルランドンは色んな仕事をしながら、将来の道を探ります。

 

そして見つけたのが演劇でした!

 

このマイケルランドンの人生を見ていると、僕は以下のような感じを受けます。

マイケルランドンが本当にすべきことはやり投げではなく俳優の道であり、「大草原の小さな家」を生み出す運命にあったのだと。

 

だからマイケルランドンはケガをし、演劇の道にたどり着いたのではないか?
そんな不思議な縁を感じてしまうのです。

 

【大草原の小さな家のマイケルランドン】映画デビュー

マイケルランドンはワーナー演劇学校で学んだ後、1956年に映画デビューを果たします。

やがてテレビにも出演するようになったマイケルランドン。

 

俳優として駆け出しのころのマイケルランドンはB級映画や安っぽいホラー映画に出演することが多かったようです。

 

マイケルランドンを一躍有名にした役が西部劇ドラマ「ボナンザ」(1959年)に登場した3男ジョー役でした。

 

ボナンザのジョー役を演じたランドンは一気にアイドルスターとして注目されるようになったのです。

 

またマイケルランドンは「ボナンザ」で脚本や演出にも関わるようになります。

これが後年「大草原の小さな家」の監督、脚本家としての活躍に結びついていくのです。

 

【大草原の小さな家のマイケルランドン】大草原の小さな家との出会い

「ボナンザ」の製作が終わったころにマイケルランドンは次の作品構想についてこんな興味深い言葉を残しています。

 

「人間関係にまつわる問題や、人が積み上げていく経験を描く作品を作りたい」~マイケルランドン
出典:ヨムミル

 

そんな頃マイケルランドンはある作品と運命的な出会いを果たします。

 

それが「大草原の小さな家」でした。
マイケルランドンが家に戻ると娘が夢中になって読んでいたのが、ローラ・インガルス・ワイルダーの「小さな家」の小説だったのです。

 

「小さな家」の小説は娘だけでなく、ランドン夫人も子供時代から愛読していたことを話してくれました。

 

これに直感を受けたマイケルランドンは、NBCテレビ局に「大草原の小さな家」の企画書を作って持っていきました。

 

大草原の小さな家のドラマ化のために初めに動いたのがマイケルランドンだったのです!

 

【大草原の小さな家のマイケルランドン】最大の当たり役チャールズ・インガルス

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まさにマイケルランドン一世一代の代表作と呼べる「大草原の小さな家」は1974年に放送が始まります。

マイケルランドンが演じたのはご存知お父さん役のチャールズ・インガルス。

 

「大草原の小さな家」でマイケルランドンは俳優だけでなく脚本、監督を兼ねることもありました。

まさに「大草原の小さな家」を生み出していた核となる人物がマイケルランドンなのです。

 

「大草原の小さな家」は人気を集め、放送終了後も世界中から多くのファンが生まれています。

 

漫画とアートを組み合わせて創作を行う粕川もその一人。
僕は「大草原の小さな家」と出会ったことで最大の感銘を受け、僕が作る作品も決定的な影響を受けています。

 

マイケルランドンは「大草原の小さな家」の他にも出演作品がありますが、やはりチャールズ・インガルスの印象は強烈であり、これを超える作品はなかったと言えるでしょう。

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【大草原の小さな家のマイケルランドン】実生活も子供好きだった?

大草原の小さな家 マイケルランドン 実生活も子供好き

マイケルランドンは「大草原の小さな家」のお父さんのように、実生活も子供好きだったといいます。

 

マイケルランドンは3回の結婚をしており、6人の子供がいました。
3回の結婚と言うとチャールズ・インガルスのイメージからは離れますが、息子の一人マイケルランドンJrは俳優になっています。

マイケルランドン初の当たり役となった「ボナンザ」の続編「ボナンザ・リターンズ」(1994年)に、息子のマイケルランドンJrが出演するというのは運命を感じますね。

 

また意外にもマイケルランドンは「大草原の小さな家」シーズン7を制作をしている頃、制作スタッフの女性と浮気関係に入ってしまったそうです。

このためマイケルランドンは妻のリンと別れることになり、出演予定だったCMからも降板されてしまいました。

ええ!「大草原の小さな家」のお父さん役の人が!

って思わず突っ込みたくなってしまう事実。

 

ちなみに「大草原の小さな家」でローラ役を担当したメリッサ・ギルバートは作品外でもマイケルランドンを慕っており、自分の息子に「マイケル」と名前をつけたといいます。

【大草原の小さな家のマイケルランドン】その他の出演作品

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マイケルランドンは「大草原の小さな家」終了後、エドワーズおじさん役で有名なヴィクター・フレンチと組んで「Highway to Heaven」というドラマに出演しています。

5年に渡り「Highway to Heaven」で演じたマイケルランドンですが「大草原の小さな家」のお父さん役のイメージが強すぎたためか、日本ではそれほど知名度は高くないですね。

 

1976年にはマイケルランドンが監督&脚本&主演で「孤独のマラソンランナー」という作品が作られます。

「孤独のマラソンランナー」ではマイケルランドンの人生と重ね合わせた主人公が成長し、オリンピック選手になる物語が描かれました。

 

ランドンが幼いころからおねしょをしていた体験も含まれた映画で、粕川的に言うと「マイケルランドンが映画を通して自己表現をした」とても興味深い作品だと思います。

 

他にも

 

・1983年「カムバック」(ちょっと変わったラブロマンスアドベンチャーもの)マイケルランドン主演
・1984年「Sam’s Son」(サムの息子事件を基にして作られた)マイケルランドン」主演

・1990年「鳩が死ぬ時」マイケルランドン主演

 

などがあります。

 

いずれもマイケルランドン得意な人間ドラマが魅力の内容となっています。

 

【大草原の小さな家のマイケルランドン】早すぎる死

 

マイケルランドンは1991年(54歳)に、早すぎる死を迎えます。

 

すい臓ガンが原因でした。

マイケルランドンは大のタバコ、お酒好きなことで知られています。

 

1990年代に入って急激に調子の悪が悪くなったマイケルランドン。
1991年にマイケルランドンはマスコミに対して抗がん剤は使わず、自然療法でガンを直すことを告白。

 

しかし闘病中のマイケルランドンはガンの進みが予想以上に早く、1991年7月に亡くなってしまいました。

 

【大草原の小さな家】マイケルランドンの脚本&監督回の魅力

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「大草原の小さな家」でマイケルランドンが監督&脚本を務めるエピソードは本当に素晴らしい!

 

僕は「大草原の小さな家」のDVDも持っており、全エピソードを観てますがマイケルランドンが監督&脚本を書いたエピソードは決まってすごく感動的で良い物語だという印象があります!

 

マイケルランドン以外の人が監督&脚本を書いてるのも素晴らしいけど、やっぱりランドンが担当するものには特別な魅力があります。

 

その魅力は「人情」!

 

「大草原の小さな家」には親と子の愛、家族愛、隣人愛といったテーマがあります。

「大草原の小さな家」は、親と子が一緒に楽しめるように作られているのです。

物語の視点が親側と子供側2つ存在し、親と子がリンクして物語が進む展開が多い。

だから子供も大人も楽しめるのが「大草原の小さな家」です。

 

「大草原の小さな家」は時に人生における辛く悲しい現実にも目を向けさせます。

それは「大草原の小さな家」の時代背景である西部開拓時代の自然の驚異、動物の恐ろしさ、ならず者や諸々の事件など、「生きることの大変さ」を表現しているからだと思われます。

 

複雑な物語も最終的に親と子供の愛情(家族愛)というテーマに着地させるのが「大草原の小さな家」の魅力でもあります(別なテーマもあるけど、基本形としてこれが多い)。

 

マイケルランドンが監督脚本を務めるエピソードは、上に挙げた要素が特に強く表現される事が多いのです!

 

人情物語、濃厚な人間ドラマと言えますね。

例えば「ローラの祈り」はマイケルランドンが監督&脚本を務めた大傑作です!
⇒【大草原の小さな家】「ローラの祈り」前後編をネタバレ徹底解説!

 

マイケルランドンが監督脚本を務めるエピソードは、シリーズの冒頭や最終回、中盤の盛り上げどころなど「大草原の小さな家」の重要部分で登場する事が多いです。

 

どこかの漫画の主人公のように「目をひんむいて大声で叫ぶ」なんていう、わざとらしい感動ではない。

 

さりげなくしかし胸にしみわたる、人情を描いた感動。
それがマイケルランドンの生み出す物語の特徴です。

 

僕は改めて「大草原の小さな家」を観なおしていますが、マイケルランドンの監督&脚本した作品は特に胸を打つなぁ!と感じます。

 

僕は漫画を描く人は「大草原の小さな家」を観ることをおススメしますね。

 

様々な人間関係をストレートに描いて魅せる「大草原の小さな家」のドラマ手法は、「物語作りに間違いなく役立つ」でしょう。

 

大草原の小さな家のお父さん役の魅力

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「お父さんのヒーロー!」

 

「大草原の小さな家」でマイケルランドンが演じたチャールズ・インガルスに感じる僕の思いはこれです。

お父さんチャールズ・インガルスといえば「強くて頼もしく優しいお父さん」。

 

よくある現実的な、人間臭いお父さんというより、「こんなお父さんがいたら素晴らしいよね」っていう理想的なお父さん象といえるでしょう。

 

マイケルランドン演じるお父さんは人間臭いところも作中であるけど、ローラ達から見れば正義のヒーローみたいな存在なのでは?っと思います。

 

例えば「大草原の小さな家」のウォルナットグローブで何かもめごとがあると、インガルス一家が中に入って、問題解決に導くという物語がよく出てきます。

インガルス一家は正義の味方として登場し、悪い連中を追放するという展開も多い。

 

そのとき正義の象徴となるのがお父さん役のチャールズ・インガルスだと言えるのです。

 

例えば

 

・街で野球大会があれば活躍するお父さん
・街に悪者がやってきたときに退治しに行こうとするお父さん
・近所に嘘つきで人に迷惑をかける青年がやってくると、青年を良い道に戻すために説得しようとする父さん

 

他者のもめごとに介入してきて、物事を正しい方向へ導こうとする姿がインガルス一家やお父さんに感じられます。

良くも悪くもアメリカを象徴するような要素を持つインガルス一家のお父さん。

 

これは粕川的な目線から見ると「ヒーローお父さん」という魅力に映るのです。

 

最後に

「大草原の小さな家」の実質的な主人公と言えるマイケルランドンが演じたチャールズ・インガルス。

 

作品放映時の新聞には主人公ローラ役の名前の前にマイケルランドンの名前が載っていました。

つまり「大草原の小さな家」の核心を握っており、裏主人公といえるのがマイケルランドンでした。

 

監督から脚本、俳優までこなし「大草原の小さな家」の名作エピソードを生み出してきたマイケルランドン。

 

そんなマイケルランドンが書く物語の魅力は「人間と人間のドラマを正面から捉える家族愛、隣人愛」にありました。

 

マイケルランドンが若いころ、やり投げの選手として成功しかえた矢先にケガで選手生命を絶たれた運命に僕はあらためてこう感じます。

 

「マイケルランドンは大草原の小さな家をドラマにするべく生まれ、永遠の傑作としてこの世に残す必要があった」

 

極端な言葉に感じられますが、そのくらいドラマ「大草原の小さな家」は素晴らしい作品です!

愛野すず
いつもブログをお読みいただきありがとうございます!
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粕川裕康/漫画アート芸術家。漫画描きと油絵描きをしており、二つ合わせて漫画アート芸術家!/漫画とアートを組み合わせた創作活動をしています。

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