これは漫画アート芸術家が2011年ころに描いた、月で結婚式を挙げるテーマで描いた漫画「ムーンブライダル」。
月で結婚式を挙げる漫画だけあって、ジャンルはSF。
漫画「ムーンブライダル」では、地球人の女性が宇宙人と月で結婚式を挙げるのです。
この記事では、月で結婚式を挙げるアイデアがどこから出てきたのかについてや、漫画「ムーンブライダル」の誕生秘話について書いていきます♪
ここでは月が舞台の漫画「ムーンブライダル」の制作背景について解説していきま~す!
「ムーンブライダル」の主人公はこの俺!よろしくね~!
Contents
なぜ月で結婚式をあげる漫画を描いたのか?
なぜ僕が月で結婚式をあげる漫画を描いたかというと、SF系ジャンルの作品が好きだからという理由があります。
これまでSF系映画や小説、漫画作品にたくさん触れてきました。
そのためいざ漫画を描こうとしたとき、SFいきたいな~!と思ったのです。
SFといえば宇宙とかタイムマシンとか人間の冷凍保存とか…考えるだけでワクワクしてくる!
さらに、月といえば色々な都市伝説がありますね。
月にはかつて文明があったとか、月に地底都市があるとか、アポロは本当は月に行ってなかったとか、かつて月には月面都市があったとか…
本当かどうかはさておき、もしも本当に上のようなことがあったとすれば壮大な夢を感じます!
僕にとって月は神秘的な存在なのです。
それなら自分の漫画で月を取り上げてみよう!
こうして月を舞台に漫画を描くことになったのです!
筆者が描く月が舞台の漫画はこちらの作品もあります♪⇒「変身!ドクロイド~月世界大戦争編」のエピソードページを見てみる♪
月が舞台の漫画はSF小説を読んで養ったイメージ力から生まれた
これまでたくさんのSF小説を読んできました。
SFの古典とされるジュール・ベルヌやH.Gウェルズ、コナン・ドイルの「ロストワールド」、アイザック・アシモフ、アーサー・C・クラークなども読みました!
僕は小説を読むとき、頭の中でそのシーンを明瞭にイメージします。
SFって普段体験しないようなことが書かれているから、空想してると楽しい。
例えば異次元世界の惑星に紛れこんだ人の小説を読んでいるとします。
彼らは物語で不思議な生物と出会い、ドラマを体験する。
これらを頭の中でイメージすると、ゾクゾク漫画創作意欲が湧いてきます!
イメージするってところが大切!
人の作った物語を読みながら頭のなかで物語を独自に展開させるのです。
自分ならこの物語のとき、キャラクターをどうやって動かすだろう?
もっと別の展開にした方が物語は面白くなるのでは?
なんて考えながら物語を読むと、漫画創作のヒントになったりします。
小説は文字情報だけなので、物語を自由にイメージしやすいというメリットがある。
僕の場合リアルな絵柄のSF漫画を読んでも、ワクワクした発想はあまり来ないですね。
漫画はすでに絵が描かれていて、イメージを入れる余地が少ない。
でも小説は完全に物語をイメージできるんです。
小説は余計な絵がないから(挿絵などは除く)、僕の世界観を物語のシーンに当てはめることができる。
漫画を読んで発想が浮かんでくるときもあります。
漫画を読んで発想を浮かばせようと思ったら、空想の入りこめる余地がある作品が良いですね。
リアルすぎる絵柄だと世界観が規定されてしまい、僕の場合発想が浮かびづらい。
初期の手塚治虫作品のような、デフォルメが効いた荒唐無稽な漫画だと、空想をいれる余地があるので発想が浮かびやすい。
人の作品に触れながら物語をイメージする力を養うのです。
漫画の発想は豊かなイマジネーションから生まれる。
物語をイメージする力が、漫画創作につながります。
そのため漫画描きは、好きなジャンルの小説を読むことをおススメします。
小説を読んで空想する練習を積むのです。
小説を読みながらその世界を空想し、自分のキャラクターを当てはめるなどして頭のなかで物語を作ってみる。
こういうことをしていると、いざ漫画を描こうと思ったときにアイデアが生まれやすくなるのです。
小説ではなく映像からアイデアを得る人もいるでしょう、そこはひとそれぞれ。
僕の場合、小説やアニメ、漫画、映画など好奇心をそそる作品に常に触れることで、漫画やアートの創作意欲が恐ろしく湧いてきます!
漫画やアートを生み出すモチベーションを維持するのなんて簡単!
自分を感動させてくれる作品や体験に接し続ける…ただこれだけなのです。
打ち震えるような感動を与えてくれる作品にいつもでも触れていること。
まあ、こんなふうにして出来たのが月を舞台にした漫画「ムーンブライダル」なのです。
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月で結婚式をあげる漫画の主人公はバカオ
へっへっへ~、おれがムーンブライダルの主人公なんだ。でも月で結婚式をあげるのは、おれじゃないんだな~♪[
月で結婚式をあげる漫画の主人公はバカオ。
バカオは僕が小学校4年生のときに生み出したキャラで、これまで粕川の描くいろんな漫画に登場してきました。
粕川のサインマークに使うほど、おなじみキャラクターです。
僕は漫画で「スターシステム」を使っています。
スターシステムは手塚治虫氏が漫画で使いだしたものであり、古くはフランスの小説家バルザックが小説で用いました。
スターシステムはキャラクターを作品によって使い分ける方法です。
キャラクターを自分のプロダクションに属する俳優としてとらえ、作品によって別な役柄を与える。
例えばドラえもんに出てくるしずかちゃんはのび太の同級生。
でも他の作品に登場するしずかちゃんは世界を支配する女王役だった…みたいなキャラクターの使い方です。
スターシステムは映画や芝居の感覚でキャラクターを使えるので面白いのです。
僕は小学校4年生のときにバカオというキャラクターを作って、「もっとがんばれ!バカオ君」という四コマ漫画を始めました。
長い時を経て「もっとがんばれ!バカオ君」はこのブログでも連載しています!
⇒最新の「もっとがんばれ!バカオ君」が読みたい人はこちらをクリック♪
コチラは四コマ漫画「もっとがんばれ!バカオ君」のユーチューブ動画です!
僕は漫画を描く面白さは「子供のおもちゃ遊びに近い」と思っています。
おもちゃを与えられた子供が創意工夫して楽しそうに遊んでいる。
漫画を描くというのは本来このくらい純粋で自由な行為。
この原点を押さえてるから、いつまでたっても漫画を描く喜びを感じ続けていられるのだと思います。
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月が舞台の漫画をどう発想したか?
月で結婚式をあげる漫画「ムーンブライダル」を作ったときの発想法を書いてみます。
なぜ筆者は、月で結婚式を挙げるという漫画を描いたのか?
その理由は以下の発想法にあります。
「異質なアイデア同士を組み合わせる」。
「ムーンブライダル」制作当時、SF小説を読みまくっていたのでSF系ジャンルで漫画を作りたいと思いました。
同時に僕の親戚が結婚式をあげることになり、ブライダルエステを受けにきたという話を聞いたのです。
月とブライダルエステ…この二つのアイデアが組み合わさった!
こうして生まれた発想が「月で結婚式を挙げる」というものでした。
「ムーンブライダル」は地球を侵略しようとする宇宙人がその記念として、人間の女性と月で結婚式を挙げるという話。
悪い宇宙人は人間の女性を好きになってしまいます。
僕は人間の女性を好きなった宇宙人に、自分を重ね合わせて漫画を作りました。
これはどういうことなのか?
月が舞台の漫画キャラはウルトラマンエースに登場するあの人がモデル
月で結婚式をあげる漫画「ムーンブライダル」は、ウルトラマンエースに登場したあの人が、モデルキャラクターとして登場してます!
僕は幼いころにウルトラマンエースのビデオを借りてもらい、たちまちこの作品に魅了されました。
ウルトラマンエースは1972年4月7日から1973年3月30日に放送されていたウルトラシリーズの一つ。
ウルトラマンエースは物語も面白いけど、とりわけ興味を惹かれるキャラクターがいました。
それが南夕子隊員!
南夕子は北斗星司と一緒にウルトラリングを使ってウルトラマンエースに変身します。
この南夕子隊員が幼い僕にとってあまりに魅力的でした!
南夕子隊員は僕の初恋の人となったのです。
そんなことから「ムーンブライダル」で悪い宇宙人に惚れられる女性の外見を南夕子をモデルにして描いたのです。
南夕子をモデルにした女性キャラクターに惚れた悪い宇宙人…この宇宙人に僕の幼いころの思いを重ねたのです。
悪い宇宙人と結婚をさせられそうになる女性隊員を、バカオが助けに来るという展開。
こんな風にアイデアが浮かんできて描いた漫画が「ムーンブライダル」なのです。
月で結婚式をあげる漫画の最後に
月で結婚式をあげる漫画「ムーンブライダル」は、SF好きが高じて生まれました。
偶然親戚がブライダルエステを受けたことがキッカケで、「月で結婚式を挙げる」という発想につながります。
主人公は粕川のおなじみキャラのバカオを使い、悪い宇宙人をやっつけるという話。
ここに昔から好きだったウルトラマンエースの南夕子隊員をモデルにキャラを作り、悪い宇宙人に求婚されるという展開を持ってきたのです。
こう見てくると、漫画というのは自分が好きなことの周辺から生まれてくるんだと思います。
好きなことに関するアイデアを寄せ集め、自分のアイデアと組み合わせ、パズルのように組み立てる。
こうして漫画は生まれます。
そんなSF大好き粕川が描いた、月が舞台の漫画「ムーンブライダル」(2011年頃制作)を読みたい方は以下の画像をクリックしてどうぞ!