絵本を読み聞かせることで想像力が豊かになると言われています。
これはその通りだと思います。
なぜならぼく自身、幼いころから祖母に絵本を読んでもらう習慣があったからです。
絵本の読み聞かせ効果のおかげで、僕はとても想像力が豊かな人間になれました。
その証拠にぼくは漫画や絵、ブログなど、創作活動をすることがライフワークとなっています。
漫画や絵を生み出すためには想像力が必要です。
この創作に必要な想像力は、幼いころの絵本の読み聞かせが養ってくれました。
一例ですが漫画家の手塚治虫氏や水木しげる氏は幼いころ、絵本を読み聞かせてもらって育ったといいます。
両者の創造力のすさまじさを見ると、絵本の読み聞かせによる想像力への効果は尋常ではないといえるでしょう。
ではなぜ子供に絵本の読み聞かせをすると、想像力が豊かになるのか?
漫画アート芸術家が絵本の読み聞かせの効果として、子供の想像力アップにフォーカスして解説していきます!
Contents
絵本の読み聞かせは子供の想像力を刺激する?
こどもに絵本を読み聞かせることで、いろいろな効果があるといわれています。
例えば言葉を多く覚えられるようになるとか、情操教育にい良いとか、親子の間で対話ができるとか、メリットはいっぱいです。
なかでも絵本の読み聞かせの効果として一番大きのが、想像力を豊かにすることだと感じてます。
なぜならぼく自身が絵本の読み聞かせによって、恐るべき想像力を得られたからです!
僕は今でも漫画や絵の創作をしており、創作アイデアが途絶えることがありません。
この理由は幼いころに絵本の読み聞かせを受けていて、想像力を磨いてこれたからだと思っています。
絵本の読み聞かせは子供の想像力を刺激します。
絵本にはわかりやすい物語があり、子供が好むような絵も登場します。
このため子供は絵本を読みきかせられているとき、物語を空想するようになるでしょう。
ぼくはまだ6歳から13歳くらいにかけて、祖母から絵本を読み聞かせてもらっていました。
このとき、絵本の物語を聞いていてとても空想力が磨かれたのを覚えています。
ぼくは絵本の読み聞かせをしてらうとき、空想の世界で物語を展開していたのです。
頭に入ってくる物語の情報をもとに、空想で遊んでいた感じです。
こどもが絵本の読み聞かせをしてもらうとき、少なからずこのような想像力の使い方をする子もいるかもしれません。
ぼくは絵本の読み聞かせ中に、空想を使って物語を作る習慣があったことで、漫画の物語制作ができるという特技が身につきました。
このように絵本を読みきかせることで子供の想像力は刺激されて、なんらかのメリットが生まれることもあるのです。
子供に絵本を読みきかせると感受性を磨く
絵本を読み聞かせることで子供の感受性が磨かれます。
絵本では子供の感情がうごくような事件が起こります。
すると子供は絵本の物語に合わせて、主人公に自分を重ね合わせて一喜一憂します。
これが感受性を磨くきっかけになるのです。
絵本の読み聞かせで良質な物語と触れることで、人としての感受性が刺激されて良い成長につながっていくでしょう。
絵本の読み聞かせをすればみんなが想像力豊かになるかはわかりません。
しかし少なくとも僕という実例があることを考えれば、絵本の読み聞かせが想像力を刺激する効果があることはうかがえます。
絵本の読み聞かせは子供が幼ければ幼いほど良いでしょう。
幼い子供のこころには、絵本の豊かな世界がしみ込みやすいからです。
以下よりぼくが絵本の読みきかせを受けるに至った経緯について書いていきます。
創意工夫は絵本の読み聞かせから生まれた
ぼくは6歳のころから祖父母の家で生活しており、何かを作ることが好きな子供でした。
7歳のころには自分で考えた漫画を描くようになりました。
実家がお店をしていたので、いらなくなったダンボールをもらってきては部屋のなかで組み立てて秘密基地を作ったりもしました。
ダンボールで作った秘密基地に紙をはりつけたり、絵を描いたりして遊んでいました。
当時からわりと創意工夫があった子供だと思います。
ではこのような特性はどうして身についたのか?
その理由が絵本の読み聞かせにありました!
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祖母が毎晩絵本の読み聞かせをしてくれた
ぼくは6歳から13歳くらいまで、毎晩寝るときに祖母から絵本を読み聞かせてもらっていました。
祖母の家には寝室に古い絵本が山のように積んであったのです。
この絵本に描かれている絵がとても幻想的で、子供心に深く印象に残っています。
子供に絵本を選ぶときは、子供の想像力を豊かにしてくれるような絵の入った絵本を購入すると良いでしょう。
ぼくは幼いころみた絵本の絵の幻想性に刺激されて、ものすごく想像力が磨かれました。
絵本に描かれている絵の質も、子供心に深く焼きつくものなのです。
読み聞かせてもらっていた絵本は、今ではどこにも置いていない小さいハードカバーの本でした。
そこには日本の昔話から、アンデルセン、イソップ物語、グリム童話など世界に名だたる名作童話がそろっていました。
幻想的な絵本を寝るまえのウトウトした状況で読んでもらっていたので、相当想像力を刺激されました。
なぜなら人間は夜眠る直前というのは、深層意識の奥底に情報が入りやすくなっているからです。
ウトウトしている状態のときに入ってくる絵本の物語は、子供心に永遠にぬぐいされない記憶として残ることになります。
そして大人になってから思い出したときに、幼いころ受けた絵本の読み聞かせの効果に気がつくのです。
「あの頃聞いた物語、今でも覚えてる!懐かしいなぁ」なんて!
祖母に読んでもらった絵本は日本昔話から海外の童話までもりだくさんでした。
例えば桃太郎、浦島太郎、金太郎、赤ずきん、白雪姫、ジャックと豆の木、ヘンゼルとグレーテル、狼と七匹の子ヤギ、マッチ売りの少女、北風と太陽、貧乏神と福の神、マッチ売りの少女、親指姫…なんでもありました。
子供に絵本の読み聞かせをするのであれば、出来るだけ多くの物語に触れさせてあげると良いでしょう。
たくさんの絵本を読んでもらうことで、子供の頭にはそれだけ多くのストーリーが入り、想像力を使う余地が生まれるからです。
一つの物語しか知らない人より、100の物語を知っている人のほうが、物語を作る能力が育ちやすいです。
物語を作る人でないとしても、たくさんの絵本の読み聞かせをすることで子供の情操教育的に良いといえるでしょう。
幼い子供は感性が純粋なので、スポンジにしみ込むように外部の情報を吸収していきます。
そんなとき、寝るまえのウトウト状態で入ってくる絵本が、子供の想像力を刺激しないわけがないのです。
絵本の読み聞かせは子供にイメージする力をつける
絵本を読み聞かせると子供は絵本の物語をイメージすることになります。
絵本は絵が描いてありますが、絵ではまかないきれない部分の物語を空想してしまうのです。
絵本の物語の展開に合わせて、イメージする力もついてきます。
僕は今でも漫画や絵の創作をするとき、イメージとして降りてくることがよくあります。
これは幼いころに、祖母から絵本の読み聞かせを受けていたことから磨かれた能力だと感じています。
絵本を読み聞かせることで、物語世界をイメージする想像力が子供に与えられるのです。
イメージ力のある人は創作活動をするときに役立つだけでなく、先々の事をイメージしてリスク対策を出来る能力につながっていくかもしれません。
またたくさんの絵本を読み聞かせることで、豊かな物語に親しみ、本が好きな子供になる可能性もあります。
豊かな物語は子供心に優しさを与えてくれることもあるでしょう。
子供には出来る限りの多くの絵本の物語を聞かせてあげて欲しいと思います。
絵本の読み聞かせで想像力が刺激され物語作りに役立った
子供に絵本の読み聞かせをする効果でぼく的に一番大きな魅力が、物語を創作するときに役立つことです。
絵本を読んでもらうことで物語にたいする免疫が出来て、物語を作りやすい性質が身につくようになります。
なぜなら物語を作るには出来る限り多くの物語を知っていた方が有利だからです。
物語には一定の型があり、パターン化している部分があります。
たくさんの物語のバリエーションを知ることで、いざ物語を作るときに応用することができ、結果的に物語を作りやすい性質ができます。
絵本に出てくる物語はシンプルなものが多いので、より物語の要素を分解吸収しやすいのです。
桃太郎などその典型ですね。
物語を書くような子供でなくても、絵本の読み聞かせをしてあげることで、本が好きな子供になってくれれば得るものは大きいでしょう。
学校での読書感想文が簡単に書ける子供になれたり、たくさん本を読んで賢い大人になれる可能性があるのです。
絵本の読み聞かせで空想的な人間になる?
僕は絵本の読み聞かせをうけたことで、とても空想的な人間になりました。
世界の童話に共通することがあります。
それは深い幻想性です。
例えば絵本には以下のような展開があります。
・動物や太陽や北風が話したり
・桃から人の子供が生まれたり
・竹の中にかわいい女の子の赤ちゃんがいたり
・豆の木を登ると巨人の国があったり
これら絵本のもつ不思議な世界観は幻想性以外の何ものでもありません。
絵本を通して幻想性を与えられた子供はどうなるのか?
想像力が豊かになり、クリエイティビティが身につき、好奇心が旺盛な創造的人物に成長する可能性があります。
実際ぼくは絵本の読み聞かせのおかげで、幻想的なものを愛する人間となりました。
現在僕が制作している漫画アートも、この幻想性抜きには語れません。
絵本の読み聞かせをすることで、子供に幻想性を愛する心が育ち、豊かな感性を持つ大人に育っていく可能性があるのです。
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怖かった絵本「耳なし芳一」
ときには子供に怖い絵本を読み聞かせてみるのも良いかもしれません。
怖い話というのは記憶に残りやすいので、物語自体を忘れにくくなります。
怖い話といっても、身の毛もよだつような怖い話だと子供がおびえてしまうので、適度に怖い絵本が良いでしょう。
たとえば耳なし芳一などです。
「耳なし芳一」は芳一という盲目の琵琶法師(びわほうし)が寺で体験した、亡霊との出来事を書いた物語です。
僕はおさないころ、耳なし芳一を読み聞かせてもらい、とても怖い物語だという印象を受けました。
しかし耳なし芳一は強力に記憶に残り、ぼくにホラーを愛する資質を与えてくれました。
僕はホラー系漫画を好んで描きますが、この原点は耳なし芳一を幼いころに読み聞かせられたことが原因だと感じています。
このようにおさないころに体験したことは、後年その人に大きな影響を与えることになります。
たまには怖い絵本の読み聞かせをして怖さにたいする耐性を作っておくと、強い子供の成長に役立つかもしれません。
絵本の読み聞かせが本好きな子供を作る?
絵本を読み聞かせることで子供は本に接するようになるため、本好きな大人に育つ可能性があります。
実際ぼくは18歳ころになって、とつぜんあふれ出たかのように本を読むようになりました。
18歳以前はぜんぜん本を読まなかったのに、突然読書欲求があふれ出たのは、幼いころの絵本の読み聞かせが大きかったと感じます。
いまは活字だけの本を読まない子供も増えてきています。
しかし絵本の読み聞かせをすることで、本に対する苦手意識が薄らいでいく可能性があるのです。
実際ぼくは幼いころ絵本に親しんでいたおけげで本に対する抵抗が弱まり、結果的にスムーズに読書の世界に入っていくことができました。
本好きに成長した子供は人生における困難を乗り越えるためのヒントを、本の中から見つけ出すでしょう。
本には人を成長させてくれる知識が詰まっているので、その人の人生を助け、豊かにしてくれます。
絵本の読み聞かせの効果として、一生涯続く本好きというメリットを受け取れたら、それに勝る強みはないと思います。
あのとき祖母が絵本を読み聞かせてくれなかったら、今の僕は大きく違った人間になっていたでしょう。
絵本の読み聞かせをうけた体験は、人生に大きな効果を与えてくれるのです!
絵本の読み聞かせが想像力を刺激するのまとめ
ここまで絵本の読み聞かせで生じる、子供の想像力への効果について見てきました。
実際おさないころに絵本の読み聞かせを受けたぼくは、想像力豊かになって漫画や絵の創作に生かされています。
絵本の読み聞かせをすることで以下のようなメリットがあります。
●想像力が養われる
●感受性が磨かれる
●絵本の幻想性により優しく空想力豊かな性質がみにつく
●物語が好きになり、クリエイティビティが見につきやすくなる
●本にたいする抵抗が減って、本好きになる可能性が高い
このようなことがぼくの実体験として強く感じられるのです。
何より漫画などの創作活動を活発化させる影響力の大きさは甚大です!
絵本の読み聞かせをしない理由はないと言えるでしょう。
子供には幼いうちに出来るだけたくさんの絵本を読み聞かせてあげて欲しいと思います。
「ヘンゼルとグレーテル」を基にした漫画
僕は幼いころに読み聞かせてもらった絵本体験が創作活動の原点であり、創作パワーの源となっています。
絵本を読み聞かせてもらったことで生まれた想像力のおかげで、7歳のころから漫画が作れるようになりました。
ここでは筆者が「ヘンゼルとグレーテル」に感銘を受けて描いた漫画へのリンクを張りつけておきます。
興味のある方はどうぞご覧ください!
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