漫画のネームを描きだしたけど、途中から展開に詰まって描けないんだよね~
このような悩みを持つ方には、今回の記事は役に立つかもしれない。
僕は以前漫画の制作をしているとき、話の展開に詰まってネームが描けない状態になったことがある。
しかし!
この記事に紹介している方法を行うことで、ネームをスムーズに完成することが出来た。
漫画のネームが描けないというあなたへ、筆者が体験を通して学んだ漫画ネームが描けるようになる3つの秘薬を紹介しよう!
Contents
漫画のネームが描けないときは
漫画のネームを描いていて、展開に悩んだときに意識することは以下。
●ネームを描く時間帯を見直す
●ネームは創作意欲の高いときに一気に仕上げる
●ネームに詰まったらプロット(テーマ、キャラクター、物語など)を見直す
順番に見ていこう。
1.ネームを描く時間帯を見直す
漫画に限らず創造的な作業をする時は、それに適した時間帯を選ぶと上手くいく。
頭がスッキリしている状況というのがあるのだ。
例えば難しい数学の勉強をした後よりは、寝起き直後のすっきりしたときの方がネームを描くには向いてる。
一般的に早朝~午前中の時間帯は、創造的な作業をするのに適しているので、そのタイミングを狙ってネーム制作をするといいだろう。
午後の時間帯は頭も疲れているので、作業的なことに時間を当てる。
漫画制作でいえば作画や仕上げなど、絵を描く作業を午後にあてるのだ。
人によっては、深夜に頭が働く人もいるだろう。
どの時間帯が一番ネームを描きやすい状態にあるのかを把握しよう。
最もあなたの頭がクリエイティブに使える間帯を知り、そこでネームを描くのだ。
これによって漫画のネームが描きやすくなるだろう。
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2.ネームは創作意欲の高いときに一気に仕上げる
僕の経験上ネームを描くときは創作意欲があるうちに、一気に仕上げると上手くいくと感じる。
漫画を描きたい意欲には、波があるものだ。
今すっごく漫画のネームが描きたい!
このようなやる気がある時に、一気に漫画ネームを仕上げるようにしよう。
勢いがある時に作ると、スムーズにネームを描けることが多い。
しかしコンディションの悪い時は、ネームもなかなか進まない。
何かをしたいと思っているときは、それを行うパワーが満ちている状態なのだ。
だからネームを描きたい意欲があるうちに、最後まで描き上げるようにしよう。
ネームはとぎれとぎれで描かない
ネームを描くときに今日は数ページ、次の日は数ページというように、細切れに制作することがあるかもしれない。
描くページ数が多くて、一気にネームを描けないときはしょうがない。
しかしネームを描くときは出来る限り、創作意欲の熱いうちに一気に仕上げることをおススメする。
なぜなら漫画のネームを描くときは「漫画世界に入り込む」必要があるからだ。
漫画のネームはプロットのアイデアを、漫画の形にする作業。
自分が描こうとしている漫画世界を想像し、その世界に入りこんで考えるから、セリフや物語などが浮かんでくる。
キャラクターの言葉にしても、そのキャラクターになりきって想像するから、セリフが見つかるのだ。
漫画ネームを描くという作業は、想像力を使って漫画世界に入りこむこと。
ネームを1日おきとかで描くと、そのたびに想像力を使って漫画世界に入るので、時間的なロスが生まれる。
想像力で漫画世界に入りこむのも、それなりに時間を要する。
日常生活を送ってて、いきなり自分の漫画世界に入りこめと言われたら難しいだろう。
想像力を使って自分の漫画世界に入るためには、集中力が必要だ。
だから、できればネームはやる気があるときに一気に仕上げたい。
創作のやる気がある時は、ない時に比べてネームを描きやすい状態にある。
創作意欲がマックスの内に、一気にネームを仕上げるのは効率の点でも優れているのだ。
ネームに詰まったらプロットを見直す
僕が今回ネームが描けない原因は何だったのか?
それは、プロットがあいまいなままネームを描き始めたことにあった。
プロットが不明瞭な状態でネームを描いたため、話の展開に迷い、描けない結果になった。
漫画のプロットは、漫画の物語やキャラクターなどを決める重要なステップだ。
プロットがあいまいなままネームを描くと、話をどう進めたらいいか分からなくなり、描けない事態になりえる。
少なくともプロットがハッキリしてれば、物語を進める方向はわかるだろう。
ネームが描けない原因は、漫画の目的地(プロット)が漠然としているために起こることが多い。
そんなときはプロットに戻り、何を描こうとしていたのかを考え直そう。
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ネームが描けない時にこれをして描けるようになった!
僕はネームが描けない状態になったときに、何をしたのか?
その時点で16ページほどネームを描いていたが、全て没にして再度プロットに戻った。
ネームが描けないときは、その漫画を描く目的が分からない状態で描きだしていることが多い。
そのまま進めるくらいならネームを没にして、改めてプロットからやり直した方が早いことがある。
話の展開があいまいなまま描きだしたネームは、修正する場所が多いことがあり、直すのに時間がかかる。
それくらいなら、プロットを明確にして、再度初めからネームを描くという選択肢があるのだ。
●漫画のテーマは何?
●どんなキャラクターが活躍する?
●物語の全体像は?
この辺を明確にする。
ぼくはプロットに戻り、あらためて何を描くかを考え直したことで、ネームが描けるようになった。
まず僕はプロットの内容を調整するのを、約10分で終わらせた。
すでに漫画全体の流れは分かっており、細部をいじるだけで良かったので早かったのだ。
プロットが明確になっている状態で一気にネームを仕上げたので、26ページのネームを2時間30分で仕上げることが出来た。
プロットをあいまいにした状態で描いた時は、2時間半たっても描けない状態だったのに。
しかしプロットを明確にすることで、どこに向かえばいいかが分かっているから、早くネームを仕上げることが出来たのだ。
漫画の展開に悩み、ネームが描けない状態になるかもしれない。
そんな時はそもそも自分はどんな漫画を描き、物語をどこに着地させたいかをはっきりさせよう。
必要なら、これまで描いたネームを全部没にする必要もあるだろう。
プロットに戻って漫画全体の流れをしっかり決める。
そのうえで再度ネームに取り組めば、制作はきっと進むだろう。
漫画のネームが描けないときのまとめ
漫画のネームが描けないときは、いくつか改善点があるということについて見てきた。
●頭が働きやすい時間帯でネームを描く
●ネームは創作意欲の高いときに一気に仕上げる
●ネームが描けないときはプロットを見直す
筆者はこれを行うことで、ネームが描けない状況を脱することができた。
漫画のネームが描けないときは、まずリラックスしよう。
気持ちがリラックスしているときに、漫画ネームのアイデアは降りてくる。
漫画のネームを描くときは、頭の回転が良い時間帯に取りくむとうまくいきやすい。
早朝や午前中などは多くの人にとって創造的な仕事をするのに向いている時間だ。
ネームを描くときは創作意欲が高いときに、一気に仕上げよう。
創作意欲には波があり、調子のよい時と悪い時では進み方にも違いが出る。
漫画のネームが描けないときはプロットがあいまいなことが多いので、再度プロットを構築してからネームに取りくむのだ。
●描こうとしている漫画のテーマは何か?
●どんなキャラクターが活躍するのか?
●物語の順序、エピソードを整理し、結末までの流れをはっきりさせる。
ここが分かると、次にどんなネームを描けばいいかが分かってくる。
漫画制作は、順序だって計画的に進めると上手くいく。
漫画ネームを描けない状態になる原因は、漠然とした状態で描き出していることにあるのだ。
ただ、行き当たりばったりで自由に漫画ネームを描くという方法もあるので、その時は思うままに展開させてみよう。