影響を受けてきた表現者をリスペクトしてるんだ。
リスとペクしてる?
粕川ってリスとペクってたのか!
リスペクトよ!ある存在に対して、敬意を表するってこと。
なんだよ、ペクるって 笑
ここでは、愛する表現者をリスペクトする大切さについて書いていこう。
リスペクトとは「敬意を表する」、「尊重する」という意味の言葉。
なぜ影響を受けた表現者をリスペクトするのか?
なぜ影響を受けた表現者をリスペクトするのか?
リスペクトすることで、表現者としての自分のバックボーンがわかるからだ。
どんな表現者も誰かの影響を受けて、今がある。
誰の影響も受けていない表現者など、存在しない。
自分がどんな表現者から影響を受けて今があるかがわかれば、今後の創作に対して力強く向かっていけると思う。
なぜなら表現者としてのバックボーンが明確なら、それをヒントに今後どう創作をしていくかというヒントが見えてくるから。
影響を受けてきた表現者をリスペクトすることで、自分という表現者の立ち位置や今後の展望が見えてくるだろう。
僕はこのブログで、愛する表現者をリスペクトすることがある。
例えばゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ミケランジェロ、カラヴァッジョやジョンレノン、モーツァルトやニーチェ…。
なぜリスペクトするかというと、彼ら表現者を敬愛してるからだ。
僕は彼ら表現者や作品が心から好きで、大きな影響を受けてきた。
様々な表現者の作品を研究し、そこに僕の個性を混ぜ合わせて、筆者の漫画アートは存在する。
人の影響を受けるのはカッコ悪いという価値観がある。
しかし誰の影響も受けずに創作することなど不可能だ。
もしできるとすれば、無人島で育ったような人ではないだろうか。
あなたは親の影響を全く受けていないと言い切れるだろうか?
親を反面教師として逆の個性を持つようになったとしても、そうなるに至った原因として親があるはずだ。
昔何かの画集を見てこんな絵を描けるようになったらいいなと思ったことがあるなら、その方向に向けた影響は受けているのだ。
全くの無から創作は生まれない。
あなたを築いた何かが存在する。
自分という表現者のバックボーンになった人がいるから、今がある。
リスペクトする表現者は、ぼくに創作をしたいと本気で思わせてくれた人たち。
だからリスペクトできる人物はありがたいのだ。
リスペクトできる表現者の影響があって今の自分があると、胸を張って言える。
あなたを創作に向かわせる原動力になった表現者は、重要なのだ。
リスペクトしたい表現者のバックボーンを調べる
僕は誰か新しい表現者と出会った時、その人を作るに至ったバックボーンを調べることがある。
その人の表現を構成している要素が何かを調べるのだ。
そうするとどんな人にも、その表現者を作るに至ったリスペクトすべき存在がいることがわかる。
例えばファンゴッホの個性を作った要素を調べてみよう。
まずミレーに代表される農民画の影響がある。
オランダの巨匠レンブラントの影響もあるだろう。
ゴッホはレンブラントを称賛する手紙を多く残し、模写も行ってる。
フランスで出会った印象派や点描主義の影響もある。
また日本の浮世絵の影響もある。
細かく書けばもっとあるだろう。
これらの影響の上に、ゴッホという個性が生まれた。
ゴッホの絵は、何もない状況から生み出されたスタイルではない。
その証拠にゴッホは様々な画家の模写をしたり、表現を試す時期を体験している。
ゴッホは自分の愛する表現者をリスペクトしてやまない人だった。
その手紙にはミレーからドラクロワ、ワーグナー、ゾラやゴーギャン、モーパッサンの事まで、影響を受けた人の事を大いに語っている。
歴史に残る表現者もリスペクトできる人物をもっていたのだ。
誰かの影響なくして表現者は存在しえない。
良き影響を与えてくれた表現者を、快くリスペクトしよう。
最後に
今の自分を作ったのは、リスペクトできるほど良い影響を与えてくれた表現者たちのおかげだ。
誰かの影響を受けることは、恥ずかしいことではない。
リスペクトできる表現者からの影響が積もり積もって、1人のクリエーターを作る。
リスペクトできる表現者は、自分のバックボーンを形作った重要な存在だったのだ。