漫画アート芸術家

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絵の描き方

漫画を描く人に絶対必要な絵の練習は○○であった!

投稿日:2016年11月26日 更新日:

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僕は小学校一年生の頃からマンガを描きだし、現時点に至るまで自己表現の中核的位置にあるマンガ。

ストーリー物も四コマ漫画も描いている。

 

そんな僕が漫画を描こうとしている人へ向けて確実に言える大切なことがある。

それは人体の練習を集中的に行うこと。

 

僕自身いつも時間があるときはノートに人体のスケッチをたくさん描いている。

今日はマンガを描く人にとって絶対に欠かせない人体デッサンの重要性について見ていこう。

 

 

漫画の中核は人間ドラマ


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漫画を描くうえで絶対必要な技術、それが

「人間が描ける」こと。

 

何しろ漫画にはたくさんのキャラクターが登場し

彼らの一挙手一投足がドラマを作り読者に感銘を与える。

 

漫画で描かれるのはキャラクターのドラマ、人生である。

 

ひょっとしたらロボットやゾンビ、妖精や動物かもしれないけど、何が主人公であろうと読者の共感をつかむ要素は必要になる。

 

共感させるものは人の感情であり、ここを描かなければ

感情移入は始まらない。

 

読者は主人公キャラに感情移入することでその漫画を好きになり、先を読みたいと思う。

 

であればどんなキャラでもそこにあるのは心と心の関わり、つまり人間ドラマとなる。

 

漫画を構成するものは人間ドラマだとすれば中核的存在である人間をまずキチンと描けることが必要になってくる。

 

他生物を擬人化でキャラ化する際にも人体が描けていれば役に立つだろう。

 

 

漫画絵はイラストのような一枚絵ではない


 

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幼いころの僕と祖父をつけペンで描いたもの

 

中核にある人間ドラマを演出するためにも、まず人間が描けている必要がある。

なのでマンガを描こうとする人は、人体をたくさん描いて練習することから始めてみよう。

 

美術の人体デッサンのように陰影や質感を正確に描くというのとは違う。

 

これが出来るのなら練習しておいた方が良いのは確か。

 

しかし漫画において必要なのは

「動きのある人間が描けること」。

 

漫画の絵はアウトラインで捉え、線の強弱やタッチによって表現していく。

なぜなら漫画の絵は黒、白、中間色にトーンを使って表現されるから。

 

イラストのように一枚で完結する絵ではない。

 

漫画で描かれる人間は展開されるドラマの一カットであり、彼らはストーリーの中で常に動いている。

 

感情的にも肉体的にも物語の初めから終わりまで変化を続けている。

このような動きの中にある人間を描くのが漫画における絵。

 

ならばまず知っておくべきことは人体の構造だろう。

人の体は中心に骨格があり、それを覆う筋肉によって作られている。

この構造を頭の中に入れておくことで自然な人体が描けるようになる。

 

なので僕はこのような本を購入してひたすら描くという練習をしていた。

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まずは骨格を理解するために骨の部分だけを描く。

次に骨格を覆う筋肉の状態を描く。

この時、骨格や筋肉がどのような角度でつながっているかを意識して練習しよう。

実際に自分の体に触れながら、ここが上腕二頭筋なのか…と確認しながら進むと身につくと思う。

 

 

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僕は常日頃創作ノートを持ち歩き、暇があれば人や色々なものをスケッチする。

漫画を描く人が徹底して行う練習は

動きのある人間をどんどん描くこと。

 

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僕はクロッキーをおススメする。

クロッキーとは短時間で人体などの対象をラフに捉えて描くこと。

 

動きというのはとにかくたくさん描いて、骨格と筋肉の様々な状態を把握していくと上達する。

 

道行く人を一瞬の間にクロッキーで描く練習を重ねることで手が徐々に慣れてくる。

 

また様々な角度からの人体を描こう。

 

よく漫画を描く人で同じ角度からしか描かない人がいる。

これは良くない。

絵面が単調になり変化に乏しくなってしまう。

映画でもずっと同じ角度からだけ人物が撮られることはないだろう。

人間ドラマを魅力的に演出するためにも360度あらゆる角度から描けるようにする。

 

またあおり、俯瞰から見える状態も練習していこう。

あおりとはカメラで下側から捉える事であり、俯瞰とは上空から対象を捉えること。

 

漫画絵は常に動きが存在するので、人物の感情を表情だけでなく体全体を通して表現できるよう徹底した人体の練習を始めていこう。

 

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人体を描くときはまず骨格の状態からイメージしていく。

そこに筋肉がついて皮膚が覆う状態を描く。

いきなり服から描かない方が良い。

 骨格など人体の根幹となるものから描き始め、そこに服や靴を合わせていくように描くと不自然さがなくなっていく。

 

 

まとめ


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漫画を描くとき絶対に必要である人間を描けるようになること。

 

なぜなら漫画とは突き詰めると人間ドラマであり、ドラマを構成する人間を描けることがまず第一となる。

キャラの人生、成り立ち、人間関係、信念などを含めて人間の体を描き慣れていれば漫画を描くとき必ず役に立つ。

 

僕は漫画でもそうだが、ただ正確なだけの絵には冷たさを感じ魅力を感じない。

 

絵にも人間味が必要であり、それはあなたの感覚やタッチを生かすことで生まれる。

 

正確さというのは基準の一つでしかなく、本当に大切なものは圧倒的なあなたらしさである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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粕川裕康/漫画アート芸術家。漫画描きと油絵描きをしており、二つ合わせて漫画アート芸術家!/漫画とアートを組み合わせた創作活動をしています。

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