四コマ漫画を描こうと思ったけど、発想が浮かばない。
そんな時があるかと思います。
筆者はそんなとき、ある発想法を使って四コマ漫画のアイデアを考えます。
それは何か?
四コマ漫画の発想の源は、クスッという笑いにあったのです!
ここでは筆者が実際に行っている、四コマ漫画の発想の仕方を解説していきます。
日常生活の中で感じるクスっという笑いが四コマ漫画の発想につながる
四コマ漫画のネタを考える秘訣は「クスッ」という笑いにあります。
町中を歩いていて何か面白い出来事を見かけた時、クスッとなることがありませんか?
四コマ漫画のネタはクスっという笑いの感覚があれば、作れます。
クスっという笑いを見つけるには、毎日の中で意識して面白いことを探すことが大切です。
あらゆる体験のなかに、面白さは隠れています。
よ~く観察してみると、意外な面白さを発見することがあります。
あらゆる出来事のなかには、面白いことが隠れていると思って、現実を見てみましょう。
例えば営業マンが電話で取引先の人と話をしていたとします。
営業マンは電話で話しながら、取引先の人にぺこぺこしています。
この光景は一見普通なことかもしれませんが、よく観察すると四コマ漫画のネタに転化できます。
ペコペコしている営業マンを「誰もいないのに、誰かがいるような身振りをしている」というとらえ方をすることもできますね。
営業マンは電話で話をしているだけですが、クスっという笑いにつながる別のとらえ方を考えてみるのです。
以下からぺこぺこする営業マンをネタに、四コマ漫画の発想の例を書いていきます。
ペコペコする営業マンの四コマ漫画の発想の例
電話でペコペコする営業マンは取引先ではなく、「別の誰かと話をしていたら?」という過程で、四コマ漫画の発想を考えてみます。
●営業マンは電話で奥さんに怒られていた
●営業マンはエッチな電話対応をされてニヤニヤしていた
●営業マンは電話で落語家から話し方の訓練を受けていた
などのように、いろいろな状況が考えられます。
これは「ペコペコする営業マン」というアイデアに対して、空想で別の状況を組み合わせて発想を作りました。
「営業マンはエッチな電話対応をされてニヤニヤしていた」という発想を、四コマ漫画にした場合を考えてみましょう。
起⇒営業マンがペコペコしているところを主婦が発見する
承⇒営業マンが一生懸命電話対応しているところを見て、感心する主婦
転⇒主婦からアイコンタクトを受けて調子にのった営業マンは、胸をはって自分をかっこよく見せようとした。
しかし指がすべって電話の音声がスピーカーホンに変わってしまう
結⇒営業マンが聞いていたエッチな電話対応がつつぬけになり、恥ずかしい思いをする営業マン
上の四コマ漫画はペコペコする営業マンに対して、「別の誰かと話をしていたら?」という空想の部分をオチにした発想です。
「営業マンはエッチな電話対応をされてニヤニヤしていた」という空想で浮かんだ部分を、起承転結のオチに置くことで、四コマ漫画の発想につなげました。
他にも以下画像をもとに四コマ漫画の発想を考えてみます。
起⇒はげたおじいさんが、自分の頭のつるつるさ加減にコンプレックスを抱いている
承⇒外を見ると、こちらを向いた営業マンがニヤニヤしている
転⇒自分のことを笑ってると勘違いしたおじいさんは、激怒して営業マンに文句を言いに行く
結⇒営業マンは電話で取引先と話をしていたが、怒るおじいさんを見て逃げ出した
上のアイデアは「電話をする営業マン」と「つるつる頭のおじいさん」の要素を組み合わせた四コマ漫画の発想です。
僕は営業マンの行動を観察して感じた不思議に、面白そうなことを組み合わせることで、四コマ漫画の発想を考えました。
日常目にする何気ない出来事に、クスっと笑えるような空想を付けたしてみましょう。
クスっと笑える部分をオチに使えば、四コマ漫画になります。
目の前に起きた出来事に、意外なアイデアを組み合わせることで、クスっという笑いになることがあります。
ぼくはクスっときた面白さに、空想を加えて四コマ漫画の発想をよく考えます。
空想ならどんなアイデアにも広げられますからね。
毎日目にするあらゆる出来事に、何か面白いところはないか?と疑問をもつようにしてみましょう!
面白かったことに空想のアイデアを絡めてオチをつければ、四コマ漫画の発想になるのです。
以下の記事では四コマ漫画の発想の出し方や描き方について解説しています♪